封印されてたビッチ妖狐が呪われた少年に負けるだけの話 作:社畜怪人
其の女は、街を歩くだけで男の視線を集める魔性の存在であった。
3桁の大台を容易に突破しているであろう乳房は、歩く度に揺れ。
下着を着けていないことは、その装束から覗く肌色の面積で明らか。
巫女か、陰陽師かと人々が小声で語る声を気にもせず、女は一路山へと歩む。
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「く、この臭い──────」
魔の気配を察して訪れた山では、途中から桁外れの精臭が漂っていた。
精臭と、獣の臭いと、魔の気配の入り混じったものが、鼻孔を犯す。
どれほど濃密な凌辱が行われたのか──それを思うだけで、股座が疼く。
「陰陽師の末裔…………なんたる力を持つのか」
頬が緩む。
「お姉様─────」
「陰陽師に敗れるは我が身のみで構いませぬ」
「これよりお姉様を陰陽師の魔手よりお救いいたします」
「いましばらく、お待ちくださいませ───」
破廉恥極まる姿から、大凡男であるならば魅了してしまうであろうフェロモンが放たれて。
「それはそうと、千年ぶりの精の臭いは我が身には毒。毒に侵された我が身は昂ぶっておりまする。ひとたびは発散させねばなりませぬ」
山の上に、くぐもったような甘い声が奏でられるようになるまで、然程の時間は必要ではなかった。
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ところ変わってこちらは民家。
二階建ての一軒家にて。
『良人よ、我が妹も覚醒めたようだ』
【ソレ】と呼ばれていた女が、孕み腹を慈しみながら呟いた。
授かったのは、無論ではあるが彼女が【童】と呼んでいた少年の子である。
「妹さん、いらっしゃったんですね?」
『アレは妾と違って被虐的なコトを好むタチでな。夜な夜な出歩いては破落戸やらに痛めつけられておった』
「えぇ…………」
『嗜好など十人十色、他者が咎めることなどは能わん。……が』
「が?」
『妾もな、変わってしもうた。良人殿の子を孕み、腹が膨らみ、命の脈動を感じるたびに喜んでしまうのよ。子に影響が非ぬようにと、不浄の穴にて良人殿の子種を注がれては、女狐が、妻となる女狐が、母となる女狐が、娼婦の如き蕩け顔にて媚びておる』
不慣れだった頃は痛いだけだったアナルセックスも、今や日常の一環。
一度など、二人で風呂に入ってそのまま凌辱を乞い願い、風呂場でアナルセックスに興じたのだ。
尾も耳も愛でられ、幾ばくかの呪いは抜けたといえ類稀なる巨根を不浄の穴に押し込まれる。否、それを求めたのは【ソレ】だが。
辛い、苦しい、優しゅうして賜れ…………そう呻いていた【ソレ】は、目の前の姿見に映る己の顔に羞恥した。
大悪の化身と渾名された面影はなく、ただ愛するものからの快楽に蕩けきった小娘のような姿がそこにはあって。
己の無様を見るでない、女狐の無様を笑わんでくれ、呻くような願いごと良人は【ソレ】を愛でてくれて。
その優しさに依存するかの如く──────【ソレ】は、堕ちた。
それは兎も角として。
「でも、僕と結婚してくれる人ですから。そんな人のことを、僕は悪いことだとは思いませんよ?」
『たわけ、然様に妾を喜ばせるでない。────良人よ、万一にも妹が此処に訪れたときには、全力で躾よ。妾も助力は惜しまぬ。アレは怪物ぞ、妾とて及ばぬ性愛の怪物。先に上位下位の区別を心身に刻まねばならぬゆえな?』
「そんな人なんですか?」
『…………………………最も、数日は猶予があろう。街にヤツの被害者が現れぬことを望むばかりぞ────』
とはいえである。
【ソレ】は、己の良人が妹に屈するなど考えてもいない。
性欲の化身たる妹が己の良人に屈服するさまを見られるに違いない。
それを口にせぬまま、良人の頬に口づけをひとつ。
合図が送られたことで少年は苦笑しながらも、【ソレ】に抱き寄せられて。
今宵も、夫婦の慈しみの時間が始まるのだった────
【童】:
【ソレ】と二人暮らしの少年。
アホのように爛れた生活をしていたら【ソレ】が自分の子を妊娠したと知り、少しずつでも強くなろうと決意。
【ソレ】との爛れた生活のお陰で人知を超えたサイズだったイチモツは巨根程度のサイズに落ち着き、病気であんなサイズになっていたと誤魔化せたし、イジメもなくなった。
【ソレ】:
完全に屈服した大悪の化身。童に飼われる程度の扱いでも構わなかったが、普通に家族として生活をしていたし、求めれば愛される程度には相互に依存しているような時期もあった。
元より並のものが彼女を孕ませるなど不可能だったため、妊娠が発覚したときも困惑しきりだった。
妖狐としての力は健在どころか強化されており、役所の人間に催眠と誘惑をかけて自身の戸籍をも作り出している。
芽生えた母性に戸惑いながらも、アナルセックスの良さに覚醒めた。
夫婦仲は円満。
【妹】:
【ソレ】の妹。
姉をも凌ぐ爆乳と巨尻の持ち主であり、またその身を露わにして街を歩いては男の劣情を誘い、襲わせることを趣味とする妖狐の一人。
姉同様に封印されていたが、【ソレ】とは違い封じられる際の痛みの心地良さに身を委ねていたのが実際のところだったという。
姉の気配を追って少年の家を訪れ、身重の姉とその良人たる少年に遭遇。
その遭遇に対処すべく、数日性処理をしていなかった少年に凌辱され、赦しを乞うても終わらぬ交合に屈服することになる。
【開閉顔(あへいがお)】:
快楽のあまり、目も鼻も口も開きっぱなしになり、体液を垂れ流しながらも閉めることが出来なくなった顔のこと。
古代中国には他者の感覚を利用する拳法が数多存在し、快楽を操るものも当然あったという。
その拳法にかかったものは開閉顔を晒し、こと女拳士がかかってしまった時には生涯の恥とし、かけた拳士に身を捧げることも当然のことだった。
しかし快楽の度合いが強すぎて命を落とす拳士も多く、その時は【開閉逝(あへいいき)】と呼ばれる。
余談ではあるが、生意気だったり立場を弁えぬなどの無礼を働いたものには苦痛を操る拳法を使われることもあった。
その際は、食らった際の苦悶の声をして【応報声(おうほうごえ)】と呼ばれ、命を落としたときは【応報逝(おうほういき )】と言われる。