ラードのモノをはさみながら、もじもじと太ももを動かすマリアはついに口に出して彼を求める。
「ら、らして……」
「良いのですか?」
求めたのはラードによる射精。
だがマリアの本心は挿入した先にある腟内への射精であり、ラードもそれを見抜いているからこそ彼女の懇願を擦り始める。
「せっかくの一番搾りを身体の外に射精してしまって。僕のモノはキミのナカに注ぎたいと主張していますのに」
この日まだラードは一回も果てていない。
キスと愛撫で先走り汁はダラダラと垂らしているし、それをマリアの身体に刷り込んでいるのだが、まだ白濁液を吐き出すには至っていなかった。
隣の部屋では既に何度も互いを求めあってお腹の中まで白いモノでドロドロになっているくらいの時間が経過しているのにも関わらず。
これも全てマリアを自分のモノにするためにラードが取った、真綿で締め付けるような計算されたスローセックスである。
ラードにとってマリアは生涯のパートナーになる相手であるし、顔や身体付きの好みも性癖にマッチしていて、お世辞抜きに素晴らしい女性だと思っている。
だがそれはあくまでラード個人の感想。
アレハンドロが根回しをしなければ純藍に選ばれなかったであろうラードにとって、この部隊で嫁とつがいになってシヴァの加護を得ることは親子の悲願を叶えるための手段でしかない。
だから彼は最初わざとマリアに嫌われるような接し方をして、段階を踏んだスローセックスで身体から彼女の心を開いて屈服させようとしていた。
彼はお気に入りの少女を本質としては道具として扱っている。
むしろ道具としての愛が人間への愛と同価値になっているのがラードという人物。
これも全て一介の専属術師を超えた、純藍の統率権限を持つワグナリア卿の地位に上り詰めようとしていたアレハンドロの教育が原因である。
端的に言えばラードは感性がおかしかった。
(そう言われても……わたしの股から生えたこれから白いのが出たら絶対気持ちいいのに。だけど彼の言う通りお腹の中に注がれたらもっと気持ちがいいかも)
「ただでさえマリアが愛おしいせいで僕も我慢をするのが大変だったのに、そんなふうにされたら射精してしまいますよ。僕はどちらでも良いですから……どちらに射精すかはキミが決めてください」
耳元で囁きながらラードは後ろ手でマリアの乳房を揉む。
揉むと言ってもボールのように大きい訳ではないので撫でるに近いが、指先はコリコリと乳首を刺激するので、さながら赤ちゃんにしゃぶられるのを待ち望んでいるかのようにそこが隆起していた。
ビンビンの乳首を虐めながら揉まれるのが気持ちよくて、マリアはもはやラードに感じていた嫌悪感などどこ吹く風に喘いでいる。
甘い絶頂を繰り返していたことでマリアの腟内は無理矢理に挿入しても問題がないほどに濡れていた。
「こ、こっち……」
濡れ絵巻の知識で知っていても自分がするのは初めてなので辿々しい動きで太ももを開いたマリアは、そのままラードの先端を自分の入り口にあてがった。
濡れに濡れたその狭い入り口は軽く押し当てるだけで太い頭を吸い込んでいる。
ぐちゅりと先端が刺さっているので少し力を入れればそのまま奥に進むだろう。
マリアにはもはやラードへの嫌悪感はない。
今の彼女には自分を背中から抱きしめて甘くささやきかける巨根の男と繋がることしか頭になかった。
「素直で結構。初めてだから痛いかもしれませんが、だからこそ一気に行きますよ」
そのままラードは強く腰を突き上げてマリアの純潔を貫いた。
彼女の純潔を守護していたモノは彼女の性格を反映しているのか他人よりも頑丈である。
そのため室内にかけられた破瓜の傷を軽減する術法を持ってしても強い痛みが彼女に襲いかかった。
むしろ強く行かなければ破れなかったかもしれないほどの膜。
裂けた痛みと出血が一瞬だけ彼女を正気に戻すのだが、嫌だと叫ぶ間もなくラードの唇によって口が塞がれたことで再び涅槃に落ちてしまった。
痛みはあるがそれ以上の多幸感。
自分と繋がって自分を抱きしめる相手こそが運命の人。
そうとしか考えられないマリアは処女を捧げたばかりには思えない腰の動きでラードの子種を求めた。
鍛え上げられて引き締まった腰を上下に動かしてラードのモノが腟内で暴れ始める。
それは純血を捧げたばかりで傷を負ったばかりでありながら、異物を食いちぎるほどに締め付けるマリアの膣にも負けない彼の豪槍が可能にしていた。
華奢とはいえ40キロ弱になるマリアの体重の大半を竿だけでラードは支えていた。
腰を動かすための反動を得るときに太ももがラードに絡まるくらいで、それ以外では肉槍による器用な串刺しを支点にして抱きしめられたマリアはラードと一つになった感覚に包まれる。
ラードが愛撫する手の位置を変えるたびにマリアは果てている。
特に彼女は乳首とうなじが弱いようで、ラードも反応を見て弱点を念入りに刺激していた。
「間違いなく先程まで純潔を保っていたのに、この乱れっぷり……僕好みだ」
「本当? 嬉しい」
「僕も喜んでもらえて嬉しいよ。だけどそろそろ僕らの初夜にも一区切りだ」
「やめらいで」
「やめはしないさ。だけど僕にだって我慢の限界というのがある。だからそろそろ……」
(そろそろ射精るんだ)
ラードがこぼした泣き言と、お腹の中で動く彼の動きが変化したことで、マリアもラードが言わんとしていることを察する。
もうすぐ彼は射精を迎える。
おそらく普通ならば何度も果てていたはずのモノを先延ばしにした末に迸る濃さと量を兼ね備えた子種を注がれれば、初めてなのに妊娠してしまいそうだ。
ならばマリアにとってそれはとてもとても喜ばしい。
運命の人との間の子供は出来るだけ早く授かりたいのが雌の本能なのだから。
「らして♥」
これまでのマリアを知る人ならば誰もが驚くほどに猫撫での甘い声。
それを彼女が囀ったのにあわせて、ラードは特大の一搾りをマリアのお腹に注ぎ込んだ。