お風呂えっちでしこたま射精して、ベッドでぐっすり眠って迎えた翌日。
ついにラード、マリア夫妻との模擬戦が近づいてきた。
流石に寝起きに軽い朝食を取ってからここまで、先にスザク演舞場に来て付け焼き刃の鍛錬をしていたマックとマレーネにはえっちなことをする余裕など無い。
一方で対戦相手はどうだろう。
彼らの一日は日の出とともに始まっていた。
「おはようのキスで目を覚まさないのはおしおきが必要だね」
昨夜も深夜までベッドの上でマリアを犯し続けたラードの睡眠時間は3時間強。
一般的には寝不足の部類だが、初夜のあとしばらく寝ていなくても不屈の竿で交尾していたマックの例でも分かる通り、シヴァの加護で体力を回復させれば必要最低限の睡眠時間であるといえる。
いかに加護の力とはいえ術法の類で寝不足を補うのは不健康としか言えないが、幼い頃から父アレハンドロによって仕込まれていたラードにとってはコレが当たり前となっていた。
そんな彼が寝起きにするおはようのキスは口ではなく性器。
いわゆる彼女のおまんこにキスをしつつ、彼女の顔に生臭い先走りで潤うおちんちんを押し当てていた。
「フフフ……コレは僕が寝ている隙にというよりかは、眠っていても身体に染み付いた所作として清めたのかな? 昨夜あれだけ溢れさせていた僕の精液が肌に欠片も残っていない。流石は身だしなみにも厳しい大貴族のお嬢様だね」
少し被っていた陰核の皮を指で剝いてからのキス。
眠っているマリアも艶やかな小声を漏らしたのは気持ちが良かったのだろう。
そんなマリアの身体には陰唇どころか太ももにさえ昨夜のセックスの残り香はない。
ヨガり狂って気を失うまで……気絶してもラードが満足をするまで抱かれ続けて、それから今なお目覚めて居ないはずでありながら。
その仕組みを貴族の間で流行している身を清める術法だと見破ったのは流石は純藍専属術師の息子であろう。
汚れたら風呂にでも入って清めれば良かろうと考えて、この術法に価値を感じていなかったラードもコレには関心である。
「ベッドの上であれだけ汚したのに、休んでいる間にその場で綺麗に出来るのは便利そうだ。特にこれからはダンジョンの探索で長期間戻れないこともあるだろうし、僕も身につけておいたほうが良さそうだな」
ただし自分には彼女が汚れていようともお構いなしだという一言を湧き添えてラードはクンニリングスを続けて、溢れ出れいた先走り汁を頬に刷り込まれたマリアの顔はすっかり汚れてしまっていた。
なのでようやく目覚めたマリアが寝ぼけ眼で受けていた愛撫の快楽よりも生臭いメイクに気を取られてしまうのも無理はない。
「ん……これは……なんですの!」
頬についた液体に指が触れると、糸を引いて匂いが立ち込めてきた。
この匂いは彼女にとっては忘れ得ないモノ。
何度嫌と口にしても身体が求めてしまうラードの先走った青臭い匂い。
嫌悪と発情に困惑するマリアだが、ラードはそれに対して開き直る。
「ようやく起きたね。おはようのキスですぐに目覚めないなんてお寝坊さんだなあ」
「き、キス⁉」
キスと言われてマリアが驚いたのは目の前にあるラードのそそり勃つモノが理由ではない。
頬に先走り汁をが付着して匂いもしている時点で肉棒で頬擦りされたことなど気づいている。
なので驚きのポイントは巴の形──いわゆる69でおまんこをキスされていたほうだった。
寝ていて意識していなかった刺激が一気に溢れてきて、無理矢理に犯された嫌悪感を吹き飛ばしていく。
時計を見ていないので正午までどのくらい時間があるのかわからないが、こんな事をしている時間が無いはずなのにしたくなってしまう雌の本能。
眼の前にある先濡れたスティックは美味しそうに見えてくる。
可憐な乳房の下にある心臓もドキドキと鼓動が激しくなり肉欲に身を任せてしまうしかない。
一度スイッチが入るとマリアの行動は早かった。
「よく出来ました」
手でラードの脈打つ肉を掴んで口に誘導したマリアはそのままお返しのキスで先走り汁を舐め取った。
思えば自分からコレを口に咥えたのは今回が初めて。
なのにまるで当たり前のようにしゃぶるマリアの舌は不自然に思われるほど熟れていた。
(昨日までとは違って自分から僕を求めてきて、嬉しくて暴発しそうだよ。それに積極的に這わせてくる舌の動きが僕の弱いところを上手く刺激してきてとても良い。いつの間にこんなに上手になったのさ)
(くっさ……口の中なまぐさ……だけど舐めるのが何故か辞められないわ)
(しまった。ちょっと射精ちゃったかな? これじゃ僕も負けていられない)
(いま少し射精たわね。唾液に混じって舌の上に苦味が走ったわ。それにラードの口がわたしの気持ちが良くなる部分をキスしてきてイかされそう。おちんちんを好き好んでしゃぶっているだけで恥ずかしいのに、口でイかされたら恥ずかしすぎてお嫁に行けませんわ)
(コレはマズい。いや、気持ちが良いのだからマズくはないけど我慢できない)
「おふっ♥」
ラードが悶えたのは舌先を回転するように先端を舐める動きだった。
亀頭攻めに込み上げてくるモノを感じてマズいと思ったときには既に手遅れ。
マリアの口淫によりラードは初めて彼女にされるがままの絶頂を迎えた。
(ラードの精液が口の中に入りきれませんわ)
(僕の意志に反しての暴発だから量と勢いの加減がつかない。搾り取られすぎて予定外だ)
(らめ……こんなに口の中が生臭いと頭がおかしくなる)
搾り取られたのと寝起きの一番搾りというのもあり、滝壺の飛沫のように飛び散った白濁液がマリアの口からこぼれ落ちる。
あくまでこれから寝起きのマリアを抱くための準備運動のつもりであったラードは不本意ながら腰が砕かれたことで竿が衰え、一方マリアは口に広がって抜けた鼻からも溢れそうな精液の奔流をその身に受けて果ててしまった。
失禁し潮を吹き出したことでベッドやラードの頭は濡れてしまう。
人前での粗相にマリアは顔を赤らめてしなうわけだが、逆にラードは歪な愛情を注ぐ妻の新たな一面に胸を躍らせる。
「あ……」
「僕をイかせたのがそんなに良かったのかい?」
「そんなつもりでは」
「ではどうして失禁したのかな。恥ずかしがらなくてもいいよ。僕はマリアの意外な一面が見れてむしろ嬉しいよ」
身体の向きを変えたラードの頭から自分の潮がポツリと顔に滴った。
その雫は自分が犯した恥ずかしい失禁の証拠なのに、それを頭から垂らす夫に「嬉しい」と言われたマリアの思考回路は毎度のことながら狂ってしまう。
今までならば積み上げたものが崩れてしまうような粗相を好み、自分を褒めてくる夫を名乗る眼の前にいる優男。
純藍の隊員として仕方がなく部屋の外では夫婦として振る舞っていただけのつもりが、彼との夫婦関係を彼女自身が最も臨んでいる。
マリアはそれを口には出さないが、シヴァの加護によって繋がっているラードにはそれが筒抜けていた。
だから彼も余計に興奮しつつ、時間ギリギリまで彼女を抱き続けた。
寝起きには清潔になっていた彼女の身体が白く濁る度に興奮で魔羅をそそり勃たせながら。