僕(空)と匠さんが出会ったのは、島に来てから3日目のことだった。
そのとき僕は、大空家に保護されていたのだが、匠さんとはそこで初めて会ったのだ。
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島一番の漁師で全員の世話役みたいな人。
そんな印象を初めは持っていた。
性格は穏やかで、誰にでも優しく接してくれるし、困った事があれば助けてくれる。まさに理想の男性像といった印象だ。
奥さんの由美子さんとは、19歳の時に結婚して浩太っていう一人息子がいて。
仕事もバリバリこなす、自慢の息子なんだってさ。
由美子さんは凄く美人さんでね、常に笑顔を絶やさない、優しげな表情がとても魅力的な女性だよ。
初めは、慣れない暮らしに慣れさせようと努力してくれてとても助かったよ、匠さんには本当に感謝してもし切れない恩がある。
島の人たちにも紹介してくれたし、色々と面倒を見てくれたしね。
奥さんの由美子さんとは凄く中が良くて島一番のおしどり夫婦と言われている。
そんな家族思いの匠さんを好いている人は沢山いる、だから僕も匠さんに好意を持っていたんだと思う。
だからなのか、僕はこの家族の一員になりたかった。
ずっと一緒にいたいと思えた。
そんな人がそばに居たら幸福だろうなぁなんて思ったんだ。
匠さんを好意を抱けば、抱くほど、僕の心にモヤモヤとした感情が生まれたんだ。
それは、ジェラシーという醜い気持ち。
それが何か分からなかった。
でもわかった時は、遅かった。
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匠さんへ告白した。
当然OKを貰う事はできなかった。
まあ当然といえばそうなんだけど。
断られたときはとても衝撃だった。
そして同時に悲しかった。
胸の奥がきゅっと締め付けられる感覚。
これが恋心だという事を知ったんだ。
だけど、諦められなかった。
こんなに好きになったのは匠さんが初めてだったから。
どうしても振り向かせたくて何度も告白を繰り返した。
すると匠さんはついに折れて承諾してくれて。
嬉しくて飛び跳ねたい気分になったよ。
それからというもの、毎日が楽しくなった。
匠さんと一緒に過ごし、一緒に食事したり遊んでくれるだけで、とても満たされていたんだ。
でもね、時間が経つにつれて、それだけじゃ物足りなくなったんだ。
もっと親密になりたい。
愛されたい。
匠さんを自分のモノにしたいと独占欲が生まれていったんだよね。
どんどんと匠さんの事しか考えられなくなっていったんだ。
匠さんは、そんな事を感じたのか、僕ら兄弟専用のマンションに引っ越しす事になった。
その頃旬と再会してたっけ。
匠さんは、その頃からあまり構ってくれなくなった、もちろん身体の関係はないプラトニックなもの。
それでも不満を感じてしまったのは、きっと僕の我ままだった。
匠さんが、家にいる時はなるべく一緒に過ごすようにしていたけど、段々疎遠になって行った。
その頃に旬のマンションに入り浸っていて、ほぼ帰って来なくなっていた頃。
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旬は、その当時18歳で、まだ高校生だった。
匠に構ってもらえない寂しさも重なってか僕に言い寄って来た。最初は断ったんだけど、毎日のようにせがんで来て、結局僕が折れて旬を受け入れた。
旬と肌を重ねていく度に心の穴が埋まって行くような気がした。
それからいつしか、旬の事を本気で愛するようになっていた。
匠さんの代わりではない、一人の男性として旬を見るようになった。
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そんな暮らしを続けて1年が経ったある日のことだ。
匠さんの漁師の教え子が辞めたらしい。
なんでも借金を作って逃げたらしく、匠さんが取り立てに行って捕まえようとしたが返り討ちにあったらしい。
怪我をして帰って来た。
浩太に匠さんが怪我しているから仕事を助けるようお願いされて、仕方なく手伝ってあげる事にした。
僕は匠さんを慕っていたし、恩返しをしたかったんだ。匠さんに頼られてとても嬉しかった。
その日の晩、旬のマンションに行く。
部屋に入るなりいきなりくちづけしてきた旬。旬と濃厚なくちづけをする。
「なんや、空。お前もう興奮してんのか?」
そう言うと服を脱がし始める旬。僕はされるがまま脱がされ全裸になっていた。
「俺も興奮しとるで。ほら見てみ」
勃起しているソレを見せつけて来る旬。
「舐めてえぇよ」と言われ旬のモノをフェラする。
次第に口の中に多量の精子を流し込まれる。
苦味を覚えるが、飲み込む。
「美味しい? 空ちゃん」
頭を撫でられる。
「うん。凄く濃かったからちょっぴり飲めなかったけど、凄くおいしかったよ」
正直な感想を言うと、今度は僕をベッドに押し倒し挿入。
「んあっ……あぅ……気持ちいい」
喘ぎ声を出しながら快感に身を委ねていると、急に僕の腰を掴み激しく突いてきた。
「はぁ……激しいよ……」
「はぁはぁはぁ。やべー気持ちよすぎ。」
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1時間後。
運動した後の激しい呼吸音が聞こえた。
どうやら終わったようだ。
僕はぐったりとしている。
そのまま眠ってしまいそうになるが、旬が起き上がり、水を持って来てくれた。
それを飲むとだいぶ楽になる。
旬も水を飲んでいると、不意に声をかけられた。
「なあ空」
旬の声に顔を向けると真剣な眼差しで見つめられていた。
「なに?」
「良かったわー。」
「何がよかったの?」
「そらの体。まじで最高やった。またシたいわ」
僕はつい吹き出した。
まさか、旬の口からそんな言葉が出て来るとは思わなかったからだ。
優しい言葉をかけられるのかと思っていた。
「ははっ。旬ってほんっとエロいよね。」
「当たり前やん。男なんて皆、エロいんやからな」
旬と話していて、匠の仕事の手伝いをする話になった。
「それでさ、匠さんの怪我が癒えるまでの一週間だけ、代わりに手伝うことになったんだけど、匠さんの代わりになるかな?」
すると、ニヤリとした旬。
「あぁ大丈夫やろ。あんま怪我とかせん人やったからなぁ。あの人、昔っから身体頑丈だったから。まあ、空は、若いし体力もあるから問題なしやろ。まぁ気張れよ。匠の代役頑張りや」
そう言って旬は部屋を出て行き、タバコを吸いに行く。
「旬、怒った?」
「怒ってへんよ。」
少し怒っているようだ。
「今は何にもないし……」
「いや、別にええんや。ただ俺も匠さんの役に立ちたいからちょっと焦っただけで」
すると旬は、優しく抱きしめてくれた。
「ありがとう、旬が一番好きだから」
「分かってるから、そんな心配すんなや、浮気せんとってな。」
「しないよ、絶対旬だけだから安心して。旬こそ浮気しないでね。」
「するか! せやかて、匠の事好きなんやろ?」
「元々プラトニックだったし、キスすらしてない関係だよ!」
「そうなんか、てっきり俺は身体の関係持ってると思とったわ。」
「ないない。」
「ふーん、じゃあさ、もう1回しよ!」
「また?」
「ええやろ。ほら、脱げ」
旬と再びベットへ戻る。
空の女性器を触る。
「あれ? 濡れてるよ。空ちゃん、期待したんでしょ? 素直になりなよ」
「うるさい」
指を入れられ動かされる。
「あぅ……そこはダメだって……あっ」
だんだん指の動きが激しくなり、ついに達してしまった。
その後、アナル旬のが入って来た。
空が旬を止める。
「ねぇ、前に入れてほしいんだけど」
「何? 前がいいの?」
「そっちじゃない、こっち。」
旬は、一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑みを浮かべていた。
「せやけど、コンドームきれてるし。」
「いつもしないし、何言ってるの?」
「いつもではないで、たまに、ピル飲んでるやろ。」
「そうだっけ?」
「空ちゃん?」
「早く。」
旬のを掴んで自分の女性器に入れる。
そして騎乗位の体制で腰を動かす。
その光景を見て興奮する。
「ほんま、空ちゃん快楽優先よな。」
「そうだけど? だって気持ちいし。それに旬もだろ。」
激しく腰を振る空。
「はぁ……はぁ……」
息遣いが荒くなる。
「空ちゃんが自分で動いて気持ち良くなってるとことか、まじで可愛くて最高なんやけど」
「うる……さい……黙って……」
「ひどいわ、空ちゃん」
「気持ちいいんだもん……んぅ……あぁ……イク……」
そのまま絶頂を迎えた。
すると今度は僕から動いた。すると「まだ、イキたくない」と言うので僕は動きを止めようとすると、「違う」と止めさせられた。
そのまま僕の上に座るように挿入してくる空。「ちょっとこれ恥ずかしいよ」と言い
「動くよ」と言って、上下運動を始める。
最初はゆっくりだったのが徐々に激しくなっていく。空の胸が上下に揺れているのを見ると興奮してしまう。
「どう? 気持ちいい?」と聞かれたので正直に答えると、「僕だけ楽しんでたらダメでしょ?」と言われ、僕の乳首を舐めて来た。
「あぅ……」
「可愛い反応してくれるね空」
と嬉しそうな表情を見せる。すると、空が僕のを手で握って来た。
そのまま腰を振られ空は果てた。
「んあああ。」
声を上げる空。
「気持ちいいかぁ?」
「うう、ん」
「まだ、俺イッテないからさ。」
体位を変えてバックになった。
そのまま激しく突かれる。旬のモノが入って来るたびにお腹が圧迫され苦しい。それでも快感が勝り、喘ぎまくってしまう。
「あ! ダメ! 旬! ダメ! そんなにしたらいっちゃう!」
空は2度目の絶頂を迎えてしまった。
すると、旬のスピードがさらに早まる。
パンッパンッと肌同士ぶつかる音が激しく鳴り響く。
「あ! だめ! そんなにっ……したら……また……また……いっちゃう!」
空は三度目を迎える。
「はぁ……はぁ……」
空が呼吸を整えている間も、空の身体を求めて来る旬は止まらない。
「空ちゃん。ごめん、もうちょい頑張ってや」
旬はラストスパートをかけるように激しいピストンを繰り返す。
「旬……だめ……そこ……あ、そこ凄い……あ、あ、あ……はぁ……いっちゃう!」
4回目、旬のがドクンドクンと脈打つ感覚を感じる。
お互い裸のままベットに寝転がり余韻に浸っていた。
「4回もしてもた。」
「1回って言ってなかったけ?」
「そうやったかな? でも、今日空めちゃくちゃ激しかったやん。」
確かに空は今までで一番乱れていた。
「そんな事ない」
「ちょい休憩しよ。」
ベッドで横になっている空の隣に旬が横になって来た。
腕枕されるような形で密着する。
キスをする。
女性器から旬の精液が出て来る。
「めちゃ出てくるやん。」
「ん゛っ……」
「指でちょっと掻き出そう」
旬の長い指が入って来る。
そして指を動かして膣内を擦られる。指を動かす度に空のお尻がピクピクと動く。
それを見た旬がニヤリとした。
指を抜いた後、今度はアナルに手を伸ばしてくる。アナルの周りを優しく触られながら空が言う。
「休憩って言った!」
「ええやん。ちょっとぐらい。」
「嫌だってば」
「ほら、リラックス。」
耳元で囁かれビクっとしてしまう。
空の後ろの穴は少しづつ緩くなり始めていた。
その瞬間を狙って旬が舌を入れてくる。ヌルっとして柔らかいものが入ってきたと思ったときには既に遅く、どんどん奥へ入って行く感覚に頭が真っ白になる。
その後すぐ指を入れられ、Gスポットを執拗に攻められた後に激しく抜き差しを繰り返されてしまう。
空は我慢できずに潮を吹き出し、旬の顔はびしょ濡れになってしまう。
「もう、何がリラックスだよ、中途半端にするな!」
「空ちゃんだって気持ち良かったでしょ? 次はちゃんとするから」と言い再びセックスを始める。
今度は空も素直に応じてくれる。
「どの体勢がええ?」
「顔見られるのがいい」
正常位で挿入した後は、足を持ち上げ、屈曲位の体制をとる。
そしてそのまま上から体重をかけてピストン運動を繰り返し、同時にクリトリスを攻める。
空はこの姿勢が一番感じるらしく、いつもよりも大きな声で感じているのがわかるほどだ。
「あっ、はぁんっ! んあっ! あっ、んああっ!」
「ここが気持ちいいんやろ? 空の好きなところなんて知ってねんで。」
空は激しく腰を振り、快楽を求めている。その動きに合わせ、揺れている。
「はぁっ、あぁっ、んはぁっ……、あぁ……! んぁあ……! はぁっ、はぁっ……、はっ、あぁ……あっ!」
空はシーツと枕を握りしめる。
旬が腰を振る。
すると、旬が突然足を上げてお腹側に当ててきた。
空の一番いいところにジャストフィットする形になり、腰が浮いてしまうほどの衝撃に襲われる。
そのまま激しく責め立てられる空。
「きゃぁ! そこ! ダメ……イク! もうイク! ふぁああああ!」
絶頂を迎えた。
だが、旬はお構い無しにピストンを続ける。
旬の動きに合わせて、身体を揺らす空の姿は淫乱そのものでとてもエロかった。
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そのとき、旬の仕事用の携帯が鳴った。
旬は携帯を無視して、腰を振り続ける。
「おい、いい加減にしろ! 早く抜け!」
旬は空の言葉を聞き、電話に出る。
しかし、入れっぱしになっている。
「たく、なんや、我がどうにかせいや」
電話中ずっと入れっぱなしの状態で、少し動かされる空。
「あぁ……やめ……て……お願い……抜いて……」
すると旬が空に携帯を渡してきた。
どうやら会話はスピーカーにしてしているようだ。
声がでないように空は口を抑える。
話はまだ続いている。
電話相手はかなり旬に助けを求めてきている。
旬は、空のお腹に手を置き、空を上下させる。
手を動かす度に空のお腹の中の物が動くのがわかった。
そんな状態が続きながらの電話でまともに話す事は出来ずに空の口からは吐息しか漏れなかった。
「……んっ……んんっ……ん」
ようやく電話が終わったかと思うと、また違う男からの着信が入る。
それを旬は、空に取らせる。
「空ちゃんがちゃんと答えな」
そう言うとまたピストンを始めた。空は口を手で抑え、耐え忍ぶしかなかった。
「ふ……んっ・・・」
男は何度も旬に電話をかけてくるが、空に取らせる。
「もし……もしもし……」
必死に我慢する空。
そして電話を変わる。
電話相手の男は、かなり動揺した様子だった。その後、男は旬に何かを訴えかけているようだったが、旬はそれを気にせずに行為を続けているので、話は途切れてしまった。
そしてやっと電話が終わる。
終わったと思った瞬間旬が一気に攻めてくる。
空が絶頂を迎える寸前を見計らって、ピストンを止めてくる。
そして、絶頂を迎えてから再開。
今度は激しく突かれる。
先程とは打って変わって激しくなる腰使い。空はその動きに耐え切れず喘ぎ狂うように乱れていく。
また、電話中ずっと犯されていた為、空の性感帯は完全に出来上がっており、いつもより感度が増していたのだ。
その分快楽は凄まじく、空は再び達してしまう。そのあとも激しい突き上げは続くが、空はもう限界だった。
しかし、ここで終わりではなかった。
今度は騎乗位へと体位を変えられる。
そして腰振り開始だ。
旬の上に跨り自ら腰を降り始める空。
すると空の中で旬が膨張するのが分かる。
空が自分で気持ち良くさせていることが嬉しいようで、さらにピストンが激しくなり奥深くまで入ってくる。
そして遂にそのときがきた。
今までで一番深い所にまで入ってきたと感じた瞬間に大量の精液が流れ込んできた。
同時に果てた空はそのまま後ろに倒れ込む。
また、旬の電話が鳴る。
「はい、なんやて!」
旬の返事を聞く前に切ってしまった。
そして空の方を向きこう告げる。
「今日、泊まっていきぃや。」
そう言って、急いでスーツに着替えている旬。
「どうしたの?」
「親父が撃たれた。」
「え!?」
「ちょっと騒がしいなるかもしれん。」
「大丈夫?」
「わからん、まぁ、俺は死なへんよ。それより、風呂入ってきいや、ベタベタやで、後飲み忘れなや薬。」
「うん」
「ほなな。」
と言って空額に、キスをして部屋を出て行った。
このキスが空にとっては何よりも元気が出る魔法の呪文だ。
このとき僕は、匠さんへの気持ちも関係も解消しようと思っていた。
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3日後。
空は匠の仕事を手伝う為、船の上にいた。
そして匠さんの浮気も終わらせようと考えていた。
だが、この仕事を手伝うことで匠と旬との関係も崩れようとしていたことに気づかない空であった。
そして船は進み続ける。