※この作品はR-18です。

この怠惰な女神に信奉を   作:熱心なエリス教

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いつも私の妄想にお付き合い頂きありがとうございます。

ウォルバクの覚悟は決まりました。決まりましたが、ここから先はカズマさんが頑張らないと進みません。ということで、カズマが酷い理由で急成長を遂げます。あっはい下ネタです。すみません。

またお暇な時にでもお付き合いください。


この欲深き弟子に急成長を

我が轟は全てを包み、その真意を秘匿する。我が水害は全てを飲み込み、その存在を秘匿する。我は汝と共にあり、その旅に連れ従う眷属なり……

 

「なんて、携帯トイレの魔法陣じゃなんの参考にもならないか……なんか無駄なカッコよさに腹が立つし……」

 

先生から最後の課題を出されて数日。俺は遂にあのアホ魔道具にまでヒントを求め始めていた。まさか20m先に水を届かせるだけでこんなに悩むなんて、この課題は本当に俺に向けた難易度なのだろうか……

 

「でも、アレは間違いなく泣いてたよな……」

 

普段の俺なら、既にこの課題を投げ出していただろう。だが、今回の課題には先生の涙の訳がかかっているのだ。あの涙の真相を知る為に、やれることは何でもやろうと思う。

 

「よし!そうと決まれば行動開始だな!」

 

取り敢えず、出来ることから1つずつやるか!

 

……………………

 

「いや、そう言うのは自分の努力を何でもやるべきであって、涙の理由を独自調査するって発想にはならんと思うのだが……」

 

「結果に結びつくか分からない努力より、俺は確実な方を取る。だから金払って協力を頼んだんじゃないか」

 

バニルの不満も分からなくもないが、正直課題をクリアするより、直接調査したほうが涙の理由は判明しそうだ。試験の合格と先生の水着も捨て難いが、今は何より涙の理由が重要である。金払ってバニルまで連れてきたんだ。今日は手ぶらじゃ帰れない。

 

「しかし、まさか吾輩でも見通せない程の師が居るとは思わなかったぞ小僧。てっきり魔道具職人の師だと思っていたのだが、姿さえ見えんとは相当な手練れのようだ」

 

「俺はちゃんと魔法の先生って言ったろ?といっても、俺も先生の実力なんて知らないんだけどさ。ただ、ヤバいって事が俺でも分かる程だから、紅魔族とか、下手したらウィズとかに近いんじゃないか?」

 

「ふむ、確かに並の上級冒険者ではこうはならん。小僧の予想は良い線かも知れんぞ?」

 

本当はバニルに聞けばサクッと終わる予定だったのだが、どうやらそうもいかないらしい。まさかバニルに姿さえ見通せない程の実力者とは、うちの先生は本当に何者なのだろう。胸と可愛さより先に、そこら辺を気にすべきだっただろうか……

 

「駄目だな。この路地裏で泣いていたそうだが、この場所に泣くような要因は一切見当たらない。となると、やはり泣いていた要因は不甲斐ない弟子、またはセクハラばかりする弟子である可能性が高いと思うが……」

 

「おいやめろ。俺はそんなに露骨なセクハラはしていないし、授業態度も至って真面目だ。間違いなく俺が原因じゃない」

 

「やかましいわ!露骨であろうとなかろうと、セクハラする奴に真面目を語る資格などない!まったく、何故こんな弟子を取ったのだ。そのアークウィザードは……」

 

そりゃ俺だって自分の不甲斐なさが原因かと疑ったりもした。でも、もし俺の不甲斐なさが理由だとしたら、今のテストが終わったらなんて話にはならない筈だ。潜在魔力が並み以下で、しかも魔力コントロールの課題さえクリア出来ない2流ウィザードだぞ?下手したらずっと付き合うハメになるじゃないか……

 

「ところで、どうしてロリーサがこの調査に参加してるんだ?ちょっと探偵っぽい服まで着てるし、まさかバニルが呼んだのか?」

 

「あぁ、もし痴情のもつれだった時の為に専門家としてな。だが、どうやら無駄脚を踏ませたようだ。残念だが、ここには失恋の証拠も無いようだしな?おっと!その不安の入り混じる悪感情、大変美味であるぞ!」

 

「くっ……こいつ本当にイヤな所を…」

 

先生の涙の理由を探り始めた時、俺も恋愛にまつわる理由を考えなかった訳じゃない。あれだけの美人がフリーである筈がないし、仕事は順調だと言う話をした記憶もある。だから、やはりそこは人間関係、特に男女関係が怪しいとは考えていた。あえて口には出さなかったのに、バニルのやつは本当に……

 

「いえ、どうやら無駄骨ではないようですよ。カズマさん、こちらに来てください」

 

「えっ、まさか何か痕跡が?!」

 

そんな俺達のやり取りを尻目に、地面を調べていたロリーサが何かに気付いたようだ。と言ってもあるのは汚い石畳だけで、俺には痕跡らしきものは見当たらないが……

 

「ただの汚い石畳にしか見えないけど、ここになんの痕跡があるんだ?」

 

「そうですね。お二人には判別が難しいと思いますが、ここにある石畳のシミ。これは男性の精液です」

 

「………はっ?」

 

せ、先生の泣いてた場所に、男の精液だと?!

 

ぽんっ

「本日の調査付き添いだが、吾輩はその寝取られの悪感情だけで充分である。仕事仲間が死ぬのは見過ごせんので伝えておくが、小僧とそこの淫魔の身体の相性は最高であることを保証しよう。後でゆっくり慰めて貰うがよい……」

 

「いやちょっと待ってくれ!まだそういう話って決まってないよな?!路地裏に精液付いてるだけとか普通にあるよな?!」

 

「ふ、普通には無いと思いますが……確かにこれだけでカズマさんの先生が抱かれていた証拠にはならないと思います。ただ、この乾燥具合からして、おおよその時間が一致しているので、覚悟はすべきかと思いまして……」

 

あ、なにこれ吐きそう。たとえ違ったとしても、そんなの想像するだけで凄いキツイ。先生が誰かに抱かれている姿なんて、出来ることなら考えたくも無かった。

 

「今ならまだ確信にはなってません……辛い思いをするくらいなら、ここで手を引いても良いと思います。それでその、私今日は予定とか無くてですね?一晩中フリーだったりするのですが……」

 

「……いや、たとえ辛いことになっても最後まで向き合うよ。それで先生の泣いてる理由が分かるかも知れないなら、途中で辞めるなんてしたくないからさ」

 

正直真実を知るのは凄く怖い。でも、あの涙の理由がその男にあるなら、知らない振りなんて出来るはずがない。短い時間だけど、俺が本気で好きになった相手なんだ。手を引くにしても、涙を拭いてあげてからが良い。

 

「……分かりました。その覚悟があるなら、もう少し詳細を確認します」

 

「頼む。でも、先にこれを渡しておくよ。万が一の時は使ってくれ……」

 

スッ

『先生との出会いはサキュバスの夢だったと言う設定の注文書』

 

「………えっ、まさか夢オチで無かったことにしようとしてます?!なんですかこの革新的な逃げ方!さっきの覚悟は何だったんですか?!」

 

「だって耐えられそうにないもん!NTRは魂が死ぬ!童貞の繊細な心には、間違いなく耐えられないから!」

 

格好つけたい気持ちはあるが、初恋が終わって引き籠もった俺である。正直な所、マジでNTRされてたら精神が耐えられるとは思えない。そんなことになったら記憶を抹消し、日本に再転生を依頼しかねない。そんなことになるくらいなら、無かったことにしたほうがまだマシだ。

 

「取り敢えず遺伝子情報を読み解きましたが、この精液の男性は身長175cmくらいですね」

 

「……ぐふっ!」

※佐藤和真、身長165cm

 

「そして筋肉質でたくましく、なにやらイケメンの遺伝子も感じます」

 

「………ごふっ!!」

※貧弱な身体で、甘く見積もって普通顔

 

なにこれ辛い!先生の相手が高スペックかも知れないってだけでメンタルに凄いダメージ来る!と言うかサキュバスすごいな!そんなことまで分かるのかよ!

 

「まだ関係に到達してないんですが……本当に覚悟はあるんですよね?」

 

「覚悟があっても辛いものは辛いんだよ!と言うか何だよそのイケメン野郎は!もっとマイナス要素とか無いのかよ?!」

 

これマジでNTRだったら勝ち目ないし!むしろ俺のほうが惨めになるやつじゃんか!

 

「そこまでマイナス要素かは分かりませんが、この方は早漏みたいです」

 

「おや、それはそれは可哀想に……」

 

なにこれ凄い!途端に心が軽くなった!

 

「なんて露骨なマウント顔を……カズマさんも人のこと言えないでしょうに……」

 

「そ、そんなことねぇし!俺はもう普通だし!」

 

以前そんな疑惑もあったが、あれは溜まってた故の事故みたいなものであり、決して早漏とかじゃない。最近はおっぱい硬めにしなくても我慢できるし、それだけは断じて違うと言える筈だ。

 

「小僧の悪感情が食し放題なのは有り難いが、そこから相手の情報まで辿ることは可能なのか?先程から地面のシミを追って、小僧を虐めているだけのように見えるが……」

 

「ご安心くださいバニル様。この精液の飛び方は相当なテクニシャンによる射精で間違いありません。なので、この精液を辿った先には、恐らく相手女性の液体も落ちている筈……その体液を調べれば、自然と相手に辿り着くんです!」

 

「そ、そうであるか……それをそんな大声で言われても困るが、一応目的は果たせるのだな……」

 

なんというドスケベ名探偵!と言うか精液だけで早漏まで分かるとは、流石にその男に同情したくなってきた。あと、ロリーサの口から精液って連呼されると、少しだけ興奮するのは何故だろう。やっぱり見た目がエロ可愛いからだろうか?

 

「み、見つけました!これは間違いなく膣内射精から逆流した精液です!」

 

「なんだって!遂に確信に迫る証拠が?!ロリーサ、もしこれが先生のものだったら、その時は俺の記憶を頼んだぜ……」

 

「……はい」

 

「いやそんな空気を出す状況ではなかろう?!汝もそんなものを見つけて叫ぶな!一緒にいる吾輩まで変態と思われる!」

 

「す、すみません……ついカズマさんの雰囲気に流されて……」

 

なんだよバニルのやつ。俺にとっては超重要な事なのに、やっぱり悪魔とは分かり合えないな。

 

「そ、それでロリーサ……その体液の持ち主は何者なんだ……」

 

「この体液の持ち主は長身で巨乳、かなりスタイルが良いようです……」

 

……ごめんなアクア。俺はもうお前との約束を果たせそうにないよ。最初から果たす気なかったけど、後はミツルギにでも頼ってくれ。俺はもう、全てを捨てて次の人生にかけるからさ。取り敢えず先ずは軽く嘔吐を……

 

「あ、でも肌は褐色です!カズマさんの先生は色白でしたよね?!これは白ってことなのでは?!」

 

「あ、当たり前だろロリーサ!先生はそんなビッチじゃないって、俺はちゃんと信じていたぜ?ゴフッ」

ビチャッ

 

「無理をするな小僧。胃酸が逆流しているではないか……しかし、これで泣いていた理由は分からなくなったな。小僧の師とその淫行の痕跡が無関係であるなら、状況はまた振り出しであろう?」

 

「あぁ、確かにそう言われるとそうだな。一安心して忘れてたけど、これじゃ涙の理由もわからないのか……」

 

しかし、そうなるともう八方塞がりだ。バニルでも見通せないとなれば、もうこの場所以上の情報はない。共通の知り合いも居ない訳だし、この先はどうやって調査をすべきか……

 

「待ってくださいカズマさん。この一連の淫行の痕跡。まだ無関係とは決まっていませんよ?」

 

「なっ?!何を言うんだロリーサ!まさか先生も参加していたって言うのか?!そんなハイレベルな裏切り方は想定してないぞ?!」

 

流石にそのパターンは反応に困る。えっちなお姉さんは大好きだが、そこにビッチ要素はマジで要らない。理想を言えば耳年増、早い話が処女ビッチが理想なのだ。

 

「いえ、混ざりあった体液は2人分でしたので、そこに参加していたという可能性は限りなく0でしょう。しかし、参加せずとも無関係とは言えないのです!男女の営みが野外で行われていたら、気にならない人など居ないのですから!!」

 

「そ、そう言われると確かに!!」

 

「いや、本当に何を言っているのだお前達は……」

 

先生は直接淫行に関わっていないのに、何故か淫行の行われた路地裏に居た。その状況から推測すれば、そんなの覗き以外有り得ないじゃないか!なんで俺はこんな簡単な事に気付かなかったんだ!それなら路地裏に居た理由も分かるし、俺に言えないのも納得できる!

 

「いや待てロリーサ!確かに覗きなら路地裏に居た動機は説明がつくが、だとしても涙の理由は説明がつかないんじゃないか?覗くだけで泣くことなんてあるか?」

 

「ふふふ、これは簡単な推理ですよカズマさん……眼の前でテクニシャンがセックスしてるのを見て、ただ見ているなんてことがありますか?」

 

「そ、そうかオ◯ニーだ!確かにそれなら涙が出る状況も納得できる!快楽で涙目になることあるもんな!」

 

「そうです!遂に辿り着きましたねカズマさん!」

 

なんてこった!辛い現実かと思ったら、まさかの一発大逆転の大サービスじゃんか!路地裏で覗きしちゃうムッツリ先生とか、そんなの嫌いな男の子は居ないぞ!

 

「いや本当にいい加減にしろお前達!さっきからなにをドヤ顔で語っている!お前ら完全に変質者だからな?!」

 

「おい煩いぞバニル。遂に俺達は隠された真実にたどり着いたんだ。関係ない事で騒ぐのは後にしてくれ!」

 

「やかましいわ!さっきから淫魔と思春期特有のノリで会話しよって!吾輩はもう付き合ってられん!先に帰らせて貰うぞ!」

 

その捨て台詞を吐くと、バニルは本当に路地裏から去ってしまった。まぁ、今回ばかりはバニルは役に立ってなかったし、居なくなってもそんなに痛手ではない。最後の疑問に関しては、もう何となく予想がついている。そう、名探偵となった俺達の前に、解けない謎なんて存在しないのだから。

 

「となると、先生が課題をクリアしたら話すと言った理由も明らかだな」

 

「そうですね。古来より試験に受かった生徒と美人教師との間には、1つの答えしか存在しません。そう……」

 

「「試験合格後の筆下ろし!」」

 

そうだよな!やっぱりそれしか有り得ないよな!!

※とっくにお気付きかと思いますが、ここにいるのは淫魔と拗らせた童貞です。普通に考えたらそんな訳ないので、参考にする際はご注意ください。

 

……………………………

 

「と無駄に盛り上がってみた所で、その理由を確かめる術は試験に受かるしか無いと……気持ち良いほどの無駄足であるな?」

 

「くっ!それを言われるとぐぅの音もでねぇ!」

 

謎の盛り上がりを見せた思春期探偵から我に返った俺は、再びバニルの元へ戻ってきていた。その理由はバニルの話した通り、結局真相を知るには課題をクリアするしか無いからである。勝手に傷ついて勝手に勝ち誇って、正直ここまで見事な無駄足を俺は知らない。本当に何をしていたんだろう。

 

「本件の報酬は先に貰っている手前、真っ当な努力をするなら手を貸してやろう。それで、どうすべきかは分かっているのか精子探偵?」

 

「いや、残念ながらなにも……って何だその誰も憧れない称号は?!俺はそんな斬新過ぎる職業に転職した覚えはないぞ?!」

 

「あれだけ騒いでいれば嫌でも噂になるに決まっているだろう。淫魔のやつは顔を見られていなかったゆえ、その称号は小僧が譲り受けたようだな」

 

「くっ!また不名誉なあだ名が増えるのかよ……」

 

こんなの全く嬉しくないんだけど?と言うかこの街って悪い噂広まるの早くない?悪意もって広めてるやつ居ない?!主に眼の前にいる悪魔とかさ!

 

「だが、意外にもそのあだ名にヒントが隠されていたりするのだ。良かったな精子探偵?」

 

「おいおい!流石にそんな馬鹿な話が……」

 

あれ?でも悪魔は嘘吐かないって設定だった気が……

 

……………………………

 

「予見はしていたが、よもや本当にこれが上手くいくとは……言い出した吾輩もちょっと引く……」

 

「マジのトーンは辞めてくれ……これは俺だって想定外だよ……」

 

この世界の魔法スキルというのは、覚えても発動までしか保証してくれない。その内容は込める魔力や魔力コントロール、更には魔法に込めたイメージにも左右され、全員が同じ結果を生むとは限らない。先生はそこに着目し、俺に魔力コントロールを教えてくれていたのだが……

 

「右手を男性器の前に持ってくると射程が伸びるって、やっぱり射精のイメージなのでしょうか……」

 

「普通なら排尿の方が一般的である筈だが、汝を狙うと射程が伸びる辺り、そっちのイメージの方が強いのであろうな……」

 

「そこは詳細に言わなくて良くない?!」

 

指先をホースに見立てた所で、俺のクリエイトウォーターの射程は精々12mが良いところだった。しかし、股間の前に手を構えて発動すると、これが18mまで射程が伸びたと言うわけだ。ターゲット役がサキュバスコスチュームのロリーサである為に、男の本能が勝手に弾道を補正している影響もあるのだろう。まぁ、それでも3mも飛ぶわけないので、童貞の妄想が魔法に影響しているってことなんだろうけど……

 

「でも、このまま頑張ったら普通に発射しても射程が伸ばせるんじゃないですか?ほら、こういうのはコツを掴むことが重要って言いますし!」

 

「いやだとしても普通に嫌なんだけど?!なんか3発くらいにばらけるのもあれっぽいし!もっと他のトレーニング方法ないのかよ?!」

 

確かにこのトレーニング方法は今までに無い効果を生んでいる気がするが、それにしたって絵面が酷い。バニルのお墨付きだから、恐らくこの方法が最高効率なんだろうけど、それでも最低限常識の範疇に収まる方法でお願いしたい。

 

「そんなことを言われても、これ以外の方法では一流になるのに数年かかるぞ?吾輩は小僧が自分の不甲斐なさを呪う悪感情を日々の糧にするので構わんが、流石にそれは望んでおらんだろう?」

 

「どんだけ効率良いんだよこの方法は?!でも、流石にロリーサをターゲットにするのも申し訳ないし、もし金とかアイテムで解決できるならそういう方法も視野に入れてくれないか?」

 

追加の出費は痛いところではあるが、流石に無関係のロリーサを巻き込むのは違うと思う。バニルの役に立ちたいとか、俺への恩返しがしたいとか考えているのだろうが、流石にこの方法はどうかと思う。恩を感じている相手に性的なイタズラをしようだなんて、そこまで性根は腐ってない。

 

「でも、かけられているのはあくまで水ですよ?別に犯罪じゃないですよね?」

 

「そ、そりゃそうだけど……そんなの憲兵が聞いてくれるとは思えないし……」

 

これは流石に絵面がヤバ過ぎる。通行人に通報されたら、問答無用で豚箱行きになるレベルだし。

 

「私はカズマさんのお役に立ちたいんです。だから、憲兵が来たら「好きでかけられてました」って言いますよ?」

 

「さ、流石にそれは信じてもらえないんじゃないかな……ほら、俺って信用ないし……」

 

と言うか濡れ濡れでそんなこと言わないで!なけなしの理性が砕けそう!

 

「言葉で信じて貰えなかったら……直接ごっくんしてあげます。ほら、こんなふうに……」

ちゅぷっ…

※咥えたのは指です

 

「………そういうことなら、最後まで付き合って貰おうかな!!」

 

「はい!任せてください!!」

 

一応お忘れなきように言っておくが、これはあくまで特訓である。なので行き着く先とは水魔法の熟練度アップであり、決していかがわしいことではない。でも、あえて何でかは言わないけれど、今ならめっちゃ遠くまで飛びそうだし!

 

…………………………………………

 

「おいバニル、お前この結末を分かっててやらせたな?」

 

例の特訓は素晴らしい効果を生み、俺の魔力コントロールは劇的な成長を遂げた。そしてロリーサの弁明もあり、たまたま近くを通りかかった憲兵にも捕まることは無かった。そう、捕まることは無かったのだ。捕まることは……

 

「今度はロリっ娘に擬似おしゃぶりさせてたらしいわよ……」「ロリコンでクズってマジで最低じゃない……」「しかも擬似ぶっかけで魔法の訓練をしてたらしいわよ……」

 

「「「マジないわぁ……」」」

 

いやそりゃ普通そうなるわ!本人公認でも屋外で変態プレイをしてたことにかわりはない訳だし!見られた時点で色々アウトだわ!くそぅ!何で流されてしまったんだ俺は!

 

「良かったではないか。探偵という良くわからんあだ名が消え、狙撃手と言う上級職のあだ名が付いたのだ。むしろ小僧にはプラスであろう?」

 

「その前に精子付いてたら何も嬉しくねぇよ!金返せこの悪徳悪魔!」

 

「ははは!いまや小僧の魔力コントロールは紅魔族並みである!無事契約は果たされた故、この報酬は間違いなく吾輩のもの!今後も凄腕狙撃手として励むが良い!」

 

畜生!なんでこの世界は得るものより失うものが多いんだよ!!責任者出てこい!鼻の穴に大量に水入れてやる!!




最後までお付き合い頂きありがとうございます。
主人公の成長は物語の基本要素ですが、やはりカズマを無条件に成長させるのは違う気がしたので、色々と失って貰いました。
最近下ネタ多いなと思っている方が居ると思いますが、後々この下ネタの世界にウォルバクを巻き込むためです。穢す気満々です。

また不定期ではありますが、今後もお暇な時にでもお付き合いください。
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