長らく待たせてすみません。18禁にしてた意味を今こそ!
ってことで、ラブラブちゅっちゅ回です。
またお暇な時にでもお付き合いください。
このちょっぴりさみしい光景も、この数年で随分と見慣れてしまった。薄暗い部屋に向かい合った椅子とサイドテーブル。そして、愛らしい笑顔のエリス様……
「……すみません。まさか俺はダクネスのゲロで死んだんですか?こんなにもエグすぎる死に方あります?!と言うか恩を仇で返すにもここまで酷いケースありますか?!」
自分の置かれた状況を理解した俺は、もはや恥も臆面もなくエリス様に詰め寄った。あれだけの苦労と困難を乗り越え、その結果がゲロによる溺死では流石に納得など出来ない。いや、別に大した苦労はしてないか……
「だ、大丈夫です!これは失神したカズマさんの意識をこちらに持ってきているだけなので、決して吐瀉物で死んだとかではありません!だからちょっと離れてください。なんか酸っぱいので離れてください!」
「そ、それならまぁ多少はマシですけど……あと、酸っぱいのは俺のせいじゃないですからね」
ゲロまみれにされたのは不満しか無いが、だとしてもダクネスがゲロによる殺人犯になるのは望んでいない。本当ならかっこいい終わり方をしたかった所ではあるが、取り敢えず今回は及第点としておこう。ダクネスがちゃんと無事だったのだから、この世界にしちゃ良い結末だ。
「取り敢えずダクネスが無事だったのは喜ばしいですが、私がしたお願いはどうしたんですか?先生よりダクネスを優先して欲しいってお伝えしたのに、危うくダクネスの唇が奪われるところだったんですからね?」
「あれってお金の話だったんですね……前日は寝坊しないように先生との時間も我慢したから、十分にダクネスを優先したかなと思ってたんですが……」
「そ、それは元の優先度がそもそも低過ぎる気が……」
そんな事を言われても、あの変態に何をそこまで構えと言うのだろう。構えば変に調子に乗るし、これくらいが程よいと思うのだが……
「まったく……今回は可愛らしい盗賊が助けてくれましたが、危うく乙女に一生の傷を負わせる所だったと分かっているんですか?パーティーのリーダーなのですから、仲間のことをもっと考えてあげてください」
「そ、それに関してはすみません……本当にクリスには感謝しかないです。今度お礼に奢るつもりで…」
「あっ、それは良い心がけですね!あくまで女神的な予知をしますと、西通りの甘味屋が喜ばれると思いますよ!」
「そうなんですか?参考にします」
これまた随分と具体的な予知だが、エリス様が言うのなら間違いないだろう。結婚式でキスがあると失念していたのは俺なのだし、それくらいはご馳走しても良い。
「さて、余り待たせては彼女に文句を言われてしまいそうですし、そろそろ目を覚まして貰いましょう。カズマさん、どうか導いてあげてください。彼女には、間違いなく貴方が必要ですから……」
「えっ、彼女って一体誰の……」
眩い光に包まれてしまい、そこから先は声にはならなかった。エリス様が言う彼女とはいったい誰なのか、まさに勇者に投げかけられる感じの問い掛けなので、取り敢えずちょっと考えてみよう。どうせまた近いうち死ぬだろうし、答え合わせはその時でも良い。
…………………
「おかえり、カズマ」
「ただいま。先生」
そんな意味深な問いかけの直後、俺を待っていたのは先生の笑顔だった。ありがとうございますエリス様。女神の後の女神とか最高です。あ、でもアクアはノーカンでお願いします。需要ないんで。
「あれ?なんか身体がスッキリしてて、何となくスースーするような気が……」
「あんな吐瀉物まみれで居られないでしょ?身体は洗って、服は洗濯して干してるわ。悪いけど、服が乾くまではベッドで大人しくしてなさい」
「あぁ〜、成程それで………全部洗ってから着るものが無いって気が付いたんですね?」
「………うん」
先生がベッドの外でそれを言うのなら、まだ普通の状況と言えるだろう。しかし、そのセリフを同じベットで、しかも物干しに先生の服まで掛かっている状況で言われては、この人が何をやらかしたのか分かる。どうせ俺を脱がそうとして吐瀉物に触れ、自分の服も洗ってから着替えがないと気付いたのだ。着替えの忘れ物はこれで本当に何回目だったか、流石にもう数えてない。
「でも、その服を魔法で乾かしてないってことは、先生も期待してるって事ですよね?」
「そ、そういう事は敢えて言わないでよ……私だっていっぱい頑張ったんだから、少しくらい褒めてくれても良いじゃない……」
そう言って目を逸らす先生の横顔は、まるで拗ねてしまった子供のようだ。先生は結構な甘えたがりなのだが、優秀なクールビューティを気取っているので素直に甘えては来ない。こうして面倒くさい方法で甘えられる状況を作り、あくまで偶発的に俺に甘えようとする。こんな色気の詰まった身体に可愛さまで兼ね備えるなんて、うちの先生はやはり女神に違いない。そう、間違いなくアクアよりは上位のな!
「そうですね。先生のお陰でうちの仲間が救われました。やっぱり、先生は最高の魔法使いです」
「んふふ〜、そうでしょ?」
労いの意味を込めて頭を撫でると、先生は俺の胸に顔を埋めて目を細める。まるで子猫のような反応だが、これが先生の素なのだ。いや本当に可愛いなこの人、身体はとんでもなくエッチなのに……
「あっ……もうカズマったら……」
「す、すみません!ちょっと視界に胸が入って……」
今のは完全に油断していた。この人はとても可愛い性格をしているが、顔以外はどこを見てもR-18の存在だ。可愛さに油断して毛布の中を覗き込もうものなら、嫌でもたわわな実りが視界に入ってきてしまう。別に嫌な要素は何1つないんだが、流石に同衾している時に固くしたらバレるに決まっている。どうしよう。なんか凄く気不味い。
「これって、やっぱり苦しかったりするの?」
「そ、そりゃ興奮する相手がそこに居るわけですから、張り詰めて苦しいですけど……」
普段なら見なかった事にしてくれる先生ではあるが、流石にこの距離ではフォローのしようもないのだろう。必死に何かを考えているみたいだが、ここで変に気遣われるのも気不味さが増すだけだ。さて、この状況はどうしたら………
「よ、よし……ねぇカズマ?」
「はいカズマです」
「私がスッキリさせてあげるから、そのまま大人しくしててよ?」
「あっ、お願いしま……………へっ?!」
いやちょっと待て!今先生は何て言った?まさか俺の息子をスッキリさせるって言ったのか?!あの奥手な先生が?!
「うん、大丈夫……私だって……んっ…」
ちゅっ
「あっ……まさか……本当に……」
先端に触れる柔らかな唇の感触に、これが夢や妄想でない事を思い知る。普段なら膨張した息子を直視することさえ恥ずかしがる先生が、まさかこんなにも大胆な行動に出るなんて、これはきっとただ事ではない。
「んっ……洗ったのに先端は少し塩っぱいかも……裏側が気持ち良いんだっけ……」
「あっ…そんなじっくり舐められたら……うぅ」
ただ事ではないのだろうが、だからってこのチャンスを活用しない手はない。これが呪いや不安に駆られた行動だとしても、別に解決するのは事後だって良い筈だ。何故なら俺達は恋人同士。そう、むしろセックスする方が自然な関係なのだから!
「んふふ……気持ち良さそうな顔しちゃって……こんなに喜んでくれるなら、もっと早くしてあげれば良かったわね……」
「先生にこんなのされたら、誰が何時されても喜んじゃいますって……あっ…」
先生の初めてのご奉仕は、ただ裏側を繰り返し舐めるだけの単調なもの。しかし、実際に人に性器を舐めてもらうと言うのは想像以上に気持ちが良く、しかも相手は憧れの人。サキュバス店での予行練習など、もはや何の役にも立ちそうにない程に気持ちが良い。
「うふふ……私にこんなことして貰えるのはカズマだけよ?ほら、我慢しなくて良いからね……んっ…」
ちゅぷっ
「あっ……そんな優しく咥えられたら……うぅ…」
硬く張り詰めた先端を包む、暖かくて柔らかな唇の感触。あの厚みのあるセクシーな唇が、一心不乱に俺のモノをしゃぶって射精を促している。防壁魔法による回避を練習していたが、この快楽を魔法で遮断するなんて、そんな勿体ないことしたくない。
「んっ……凄いビクビクしてる…初めてだから自信無かったけど、結構才能あるのかも……ほら、こことか……ちゅぷっ…」
「そ、そんな吸いながら舐め回されたら……んんっ!」
いやらしく這い回る舌の感触と、優しく包み込む口内の熱。徐々に積極性を増していく先生の奉仕は、少しずつ俺の気持ち良い所を捉え始めた。このままだと先生の口を穢してしまうし、下手をすれば早漏だと思われてしまうというのに、俺はこの快楽を手放せない。と言うか、きっと手放せる男なんていない。
「先生……俺もう限界で……このまま口に出しても……」
「んっ……良いよカズマ……私の口で受け止めてあげる……ほら、だしちゃえ……じゅぷっ」
「あっ!それ凄い!」
我慢する理由がなくなってしまえば、後はもう流されるしかない。俺はただ与えられる快楽に酔い痴れ、この幸せな時間を受け入れることにした。何せ愛する人の奉仕を受けているのだ。むしろ我慢するほうが失礼な気さえする。
「も、もう本当に……逝きます!」
どくっ
「んっ!……んくっ……ごくっ」
促されるままに行う射精は、そのまま腰が抜けそうな程に気持ちが良い。脈動する度に精液に吸い出され、壊れた蛇口のように次々と精液が溢れ出てくる。それを先生が飲み下してくれるのだから、これほど最高のご奉仕はない。こんなにも気持ち良くしてくれるなら、俺はもう早漏だって構わない。
「はぁはぁ……先生のご奉仕最高でした……こんなの知ったらもう引き返せないですよ……」
「うふふ……感じてるカズマが可愛いから……私もつい頑張っちゃった……」
「先生……」
あぁ、本当にありがとうございますエリス様!この人は間違いなく女神様です。俺に天国と愛を授けてくれる、アクアより上位の女神様です!!
※女神です
「それじゃ、今度は俺の番ですね。俺だけ気持ち良くなって終わりなんて、流石に申し訳ないですからね」
「か、カズマが満足してくれたらそれで良いの!ほら、私はそんなに……性欲とか…ないし……」
クールビューティを自称する先生にとって、性欲を露わにするのは相当恥ずかしいのだろう。さっきまであんなにエロい顔でフェラして口内射精までさせてくれたと言うのに、何故か頑なに自分がエロいことを認めようとしない。それなら少し強引にいこう。この人は押せば流される人だし、これで終わりなんてお互いに生殺しだ。
「それじゃ言い方を変えましょう。こんなにエッチな彼女相手に、1回や2回じゃ足りません……」
「そ、その言い方はズルいわよ……そんな風に言われたら、嫌だなんて……あぁん!」
ぬるっ
右手で先生の太ももに触れると、とろみのある液体が指に絡みついてきた。これだけ露骨に濡らしているのなら、もはや拒む理由など何処にもない筈だ。つまりこれは実質合意。今からするのは、あくまで愛しあう者同士の営みである。
「おや?性欲がないのにこんなに濡らすなんて、先生はお漏らしでもしちゃったんですか?」
「こ、これはその……うぅ……カズマってこういう時いじわるなんだから……」
こうして恥ずかしい所を突かれた訳だが、それでも先生は嘘を付くなんて事はしない。この人は根が正直なので、咄嗟に上手い嘘が付けない。だからこうして可愛くイジケてしまうのだが、今の俺にはガソリンも同じだ。もっといじめたくなってしまう。
「本気で嫌なら辞めますよ。ほら、ちゃんて手を跳ね除けてください……」
「あっ……だめ……そこ、なでなでしないでぇ……」
先生の割れ目を優しく撫でれば、返ってくるのは甘く切ない喘ぎ声。嫌悪感など微塵も感じさせないその声は、先生の本音を分かりやすく代弁している。さっきたっぷり愛して貰ったのだから、今度は俺が奉仕する番だ。
「愛してます先生。俺が先生としたいので、このまま受け入れてくださいね?」
「……そ、その言い方は……ズルい……はぁん!」
先生がシーツを掴んだのを合意と捉え、俺は先生の耳へキスをした。このピコピコ動くエルフ耳は感度も高く、恐らくは先生の性感帯の1つなのだ。といっても、今の目的地はここじゃない。俺は目的の場所を目指し、そのまま唇を下へとすべらせた。
「あっ…だめ……そんな全身にキスされたら……変な…気分に……」
「何も変じゃないですよ……男女の関係なら普通です……ほら、ここも……ちゅっ」
首筋、鎖骨、谷間、へそ。全身へ触れるだけのキスを繰り返しながら、俺はゆっくりと先生の下半身へ移動する。本当なら直ぐにでも泉の蜜を飲み干したい所ではあるが、こういう時こそ流れが大事だ。俺は緊張で閉じた両足を開かせるべく、俺はそのまま爪先を目指した。
「脚もキレイですよね。足の裏さえこんなにいい匂いがするなんて、一体どんな手品なんですか?」
「そ、それは体質が人と違うからで……ひゃうん!あ、足の指をしゃぶらないでぇ……」
汗や蒸れた匂いのしない先生の身体は、どこを味わっても花のような甘い香りが楽しめる。エルフでも汗の匂いくらいしそうなものだが、この人は何処まで神がかった体をしているのだろう。今は目的地が露わになったのでそちらに行くが、次は全身を味わうのもありだな。
「さて、そろそろさっきのお返しをしますね。とても気持ち良かったので、先生もいっぱい感じてください」
「ま、待って!そこは駄目よカズマ!そこは流石に汚っ……んんっ!」
脱力させた両足の間に潜り込み、今度は舌で割目をなぞる。俺だって口でして貰ったのだから、お礼をするならこれが相応しい。先生は舌の感触を味わえて、俺は先生の味を楽しめるのだ。こんなに最高のウィン・ウィンはない。
「先生はここもキレイなんですね。割目は綺麗なピンク色で、溢れる蜜も甘くていい匂いがします……これならいくらでも飲めちゃいますよ……ちゅるっ」
「あぁん!どういうことなの……だめなのに……恥ずかしいのに……どうしてこんなに気持ちいいの……」
愛撫に合わせて溢れ出てくる、甘い蜜と甘い声。先生の身体から放たれるそれらの甘味は、視覚と味覚を通じて今なお俺を楽しませてくれる。ありがとうございます先生。あなたは舐めても最高の女性です。体液が甘くて美味しいのは、どういう仕組みかわかりませんが……
「先生は遅漏って聞いてましたけど、こんなに美味しいなら何時間でも味わっていられます。だから、満足するまで感じてくださいね……」
「はぁはぁ……こんなの……何時間もされたら……あっ……だめ……だめぇ!」
ビクン!
舌を這わせ始めて2分ほど経っただろうか。遅漏と聞いていた先生の身体が、突然小刻みに震えて跳ね上がった。溢れる蜜もその量を増し、この反応はまるで絶頂したようにしか見えない。ロリーサから「遅漏なら30分は愛撫を続ける覚悟で!」とか言われていた気がするのだが、まさか本当は早漏なのだろうか………
「ひょっとして……今ので逝きました?」
「はぁはぁ……分かんないわよ……こんなの初めてなんだもん…でも、何か頭がふわふわするわ……」
自信無さげな返事ではあるが、これは逝ったとみて間違いなさそうだ。自分で逝ったことが無かったから遅漏だと言っていたのなら、俺が上手かったみたいでちょっと嬉しくもある。といっても、ただ軽く舐め上げただけなのだが……
「それなら、このままこっちの初めても俺にください。俺の初めても先生にあげますから……」
「そ、そこは……まだ心の準備が……あっ…」
脱力した脚を開かせても、先生は抵抗などみせない。自分の入口にあてがわれた感触に、ただ小さく声を発しただけだった。それにしてもエロい顔で見つめてくれる。これは数分と保つ自信がない。
「やさしく…だからね……痛いのはやだし……あと、最初の瞬間はキスしながら……」
「わかりました。出来るだけ善処します……んっ」
「うん……んっ!はぁん!!」
トロトロに解けた肉を掻き分け、遂に俺は童貞を捨てた。今はっきりと断言できるのは、先生は内側まで最高だという幸せな現実と、俺以上の童貞卒業をしたやつは居ないという自負、そして………
「しちゃったわね……カズマ……」
「そうですね先生……くぅ……」
あと2ミリ動いたら出ると言う危機感である。いやなにこれ最高過ぎる!狭いのに柔らかくて熱くてトロトロじゃん!いや今はそれでピンチなんだけどさ!!数分とかのレベルじゃないんだけどさ!
「思ったより痛くなかったから、もう動いて良いわよ。そっちの方が気持ちいいんでしょ?」
「べ、別に無理はしなくても、俺は少しくらい待てますから……」
先生のいじらしくて可愛い反応を前に、何故か追い詰められていく俺の尊厳。まさか最高の身体に苦しめられる事になるとは、流石の俺も予想していない。と言うか、お願いだから待ってください!こんな気持ち良さの中で魔力練れないんです!どんだけ神がかった身体してんの?!
「我慢しないでカズマ。ほら、折角だから私で気持ち良くなっ……んっ!」
「あうっ……」
どぷっ
先生が姿勢を変えた刺激に、俺は一往復もせず果ててしまった。さっき1度出したと言うのに、まさかこれ程までに自分が早かったとは……流石にちょっと自信なくす……
「あれ?これ、中で出ちゃったの?」
「す、すみません……挿れただけで出ちゃいました……」
さっきまで完璧にリード出来ていた筈なのに、ここに来てまさかの早漏宣言……なんだこれ死にたい。悪魔と契約してでもやり直したい!
「そうなんだ……私の身体がそんなに良かったんだ……それなら、なんか嬉しいかも……」
「……先生」
な、なんて慈愛に満ちた女神なんだ!先生は俺の早漏を笑うどころか、こんなにも優しい笑顔で包みこんでくれている!自分の満足より俺が気持ち良かったかどうかを優先してくれるなんて、この人は本物の女神に違いない!
※女神です
「俺、まだこんなんじゃ満足できません!もっともっと先生と愛し合いたいです!子供が出来たら責任も取ります!将来的には結婚して家も買います!だから……」
「うん、良いよカズマ。満足するまで何度でも愛して……私はもう、身も心もカズマのモノだもの……」
「先生!」
「こらっ……そんながっついちゃ……はぁん!」
先生の言葉にやる気と硬さを取り戻した俺は、再び先生の中を蹂躙し始めた。その熱と快楽は衰える事など無いのだが、それでも一度出せば少しは保つ。だから、せめて先生にも気持ち良くなって欲しい。愛する人との初体験を、独り善がりで終わりたくない。
「先生の身体は最高です。でも、俺は先生にも感じて欲しいんです。まだまだ下手くそだと思うけど、少しずつ勉強しますから……」
「あっ……んっ……待っ……もう……んんっ!」
徐々に高まっていく先生の声を頼りに、俺はただひたすらに先生を抱き続けた。このまま少しでも気持ち良くなって欲しい。初体験を良い思い出として残して欲しい。そんな青臭い望みを叶えるなら、俺に出来ることはこれしかない。さっきまで童貞だった不器用な俺は、夢中で腰を振り続けた。
「ま、待ってカズマ……私……もう……」
「俺も限界です……だから……最後は一緒に!」
身体を強張らせた先生を抱き締め、俺は最後の力を振り絞った。先生が感じてくれているのなら、最後の瞬間は一緒がいい。そんな俺の気持ちを汲み取ってくれたのか、俺の背中にも先生の腕が回された。
「あっ、逝く!ウォルバクの中で逝くから!あぁっ!」
「わ、私もカズマので逝っちゃう!もう……だめぇ!」
どくんっ
熱く絡み付く先生の中で、俺は3度目の絶頂を迎えた。先生の体も小さく震えているので、きっと一緒に達してくれたのだろう。それだけで俺の心は満たされて、身体の方も心地よい熱に包まれて………
「あの、なんか温かい液体が爆発的に増えてる気がするんですけど……ひょっとして色々と漏れてたり……」
「……すぅ……すぅ」
「まさかの寝落ち?!やっぱり色々と垂れ流しになってるじゃないですか?!ちょっと先生起きてください!いや起きなくても良いからそれを止めてください!!」
……………………………
「最初からやり直したい……」
後始末を終えて服が乾いた頃。寝落ちした先生が目を覚ました。そして、干されたシーツを確認した先生の放った1言がこれである。まぁ、その気持ちは分からなくもない。
「うぅ……全部カズマが悪いんだからね……口で逝っちゃった時には止めてくれたのに……えっちの時には止まってくれないからあんな事に……」
「すみません……まさか先生が3回も逝ってたなんて気が付かなくて……」
先生はいじけながら文句を言っているが、さっきまで童貞だった俺が先生が逝ったかどうかなんて分かるはずがない。そりゃ続け様に3回も逝ってくれたのは嬉しくて誇らしいことではあるのだが、先生は高感度過ぎて逝ってるのか感じてるのかさえ全然読めない。何より俺にも余裕は無かったし、それで察するのは流石に厳しい。
「それで、私とのエッチはちゃんと気持ち良かったのよね?恥を晒して終わりじゃなかったのよね?」
「それはもう最高でした。今日が人生で一番幸せな時間だったと言っても良いです」
「そっか……それなら今日の所は納得してあげる。私も気持ち良かったし……」
耳まで真っ赤に染まった先生は、その言葉と同時に俺の身体に擦り寄った。そりゃお互いに納得出来ないことはあったと思うが、それでもこの人と結ばれたと言う事実の前に、多少の失敗など些末な問題だ。
「じゃ、取り敢えずカズマは先に部屋を出てくれる?私は後始末をしていくから……」
「あの先生?なんか魔力量が凄い増幅されているのですが……ちょっと?!後始末ってまさか?!」
先生の視線の先にあったのは、洗うことの出来ない濡れた厚手のマットレス。そして、先生の聖水を吸って変色してしまったベッドフレームと、ベッドの真下にある床板だった。確かにそこは拭く以上のことは出来ないが、だからといってその魔法は……
「おい店主!今すぐに全員を避難させろ!宿屋に爆裂魔法が……」
「これは我が負の遺産……消し飛べ!『エクスプロージョン』!!」
カッ!
範囲を狭めた爆裂魔法は、その使用者の腕もあり被害者を出すことは無かった。しかし、この街で爆裂魔法で何かあるとどうなるのか、俺は経験から知っている。
……………………
「半壊家屋12件、全壊家屋4件……占めて2億エリスの賠償命令が出ています。挙式の時同様、気前よく払ってくれますよね?」
「………はい」
回収されていく札束を眺めながら、俺はほんの少しだけ疑いを持つようになった。ひょっとして、先生もそれなりに欠陥品なのでは無いだろうか。この世界には最初から、完璧な女神なんていないのではないか。賢者モードが答えを出す前に、俺は考えることを辞めた。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
お待たせして申し訳ございません。ちょっとオチとセックスの流れをどれにするか悩みました。不採用になったセックスは物語の間に挟みます。
また不定期ではありますが、お暇なときにでもお付き合いください。