浮浪者の浮浪記録 作:えっどコンロ鎮火
アスターは若き身でありながら、宇宙ステーション「ヘルタ」の所長を務める少女だ。お嬢様でもあり、その立場に驕ることなく職務を全うしている。それも一癖や二癖もある宇宙ステーションのスタッフたちを管理してだ。
完璧な人間関係なんて存在しない。あらぬ噂を立てられたり、不平不満を抱えられることもある。しかし内部分裂を起こすような事態に発展したことはない。どれも使える手を使って対処している。
本人曰く「家業を継ぐより簡単」とのこと。
とはいえ、働けば疲れだって出てくる。その日の仕事を終えて部屋に戻れば、スキを見せない彼女だって気を抜く。食事は済ませており、あとはシャワーを浴びて、ふかふかのベッドに見を投げ出すだけ。
「〜♪」
心地よくシャワーを浴びれば、タオルを体に巻いて浴室から出る。髪を拭いていると、彼女はあることに気づいた。
(来てたんだ)
髪を拭き終えると、タオルはそのままに脱衣所から出た。
お気に入りのふかふかのベッドに腰掛けている男性が1人。どうやって部屋に入ったのか。それは合鍵を持つ男にとっては造作もないこと。「列車」に乗る彼らとは別口だが、その男もまた宇宙を動き回っている。星核ハンターと面識はあるらしいが、仲間ではないとアスターは聞いていた。
「ん」
無言で立ち上がった男にアスターは目を閉じるだけで何もしない。顎を軽く持ち上げられ、抵抗することなく唇を重ねた。
「ちゅ、ん。ふっ……んっ」
舌を入れられるとそのままそれを受け入れ、彼女の方からも絡めていく。
男の右手はアスターの後ろ髪へと伸び、舌を絡め合いながら慈しむようにその髪を撫でた。顎を持ち上げていた左手は離れ、今度は尻へと回される。下から持ち上げるように掴まれ、彼女はビクッと体を震わせる。
「はぁ、んちゅ。んっ……ぁふぁ、ん」
舌が溶け合うほどに絡め合い、アスターはぼんやりと目を開いた。いつもの穏やかなタレ目は蕩けており、男は彼女の腰に手を回すとベッドへと誘導する。
仰向けに寝転んだ彼女を男は改めて視認する。
タオルで隠れてはいるが、逆に言えばボディラインを如実に表している。白い肌にふくよかな胸。腰回りは細いが尻は小さくない。事務仕事でありながら健康的な太もも。程よく肉付きのいい体だ。
「んっ」
タオルの上から胸に触れると、彼女の口から息が溢れた。全体をこねるように数回大きく胸を揉むと、タオルが解けてきてその奥に隠されていた素肌が現れた。
彼女はこの瞬間に慣れないようで、朱に染まりだす顔を両手で覆った。その仕草は可愛らしいものだが、男はそれには特に反応しない。解けたタオルを完全に横へと広げ、形のいい彼女の胸に指を沈める。
「はぁ、ん……んん……ぁ、やっ! そこ……!」
胸の頂点。ぷっくりと膨れた色素の薄い乳首を指で撫でる。アスターはこの刺激に敏感であり、触れられる度に高い声が飛び出ている。撫でてやれば耐えようと悶え、弾いてやればビクリと体が跳ねる。摘んで引っ張ると腰が浮いた。
「はぁはぁ……あんっ! ゃっ、ああぁぁ!」
声が抑えられなくなり、顔を庇っていた手はシーツを強く掴んでいる。胸を口で責められるという弱点を突かれたからだ。乳首を舌先で転がし、口に含んで赤子のように、それでいて確実に赤子よりも強く吸う。
男のそれはアスターによく効き、吸われている間思わず腰が浮き上がっていたほどだ。
「はぁ、っぁ……はぁはぁっ、や! んあっっ〜〜!」
乳首の甘噛み。それによりアスターは絶頂を迎え、ビクビクと小さな痙攣を繰り返す。
「ぁ……っ。……ひゃっ!? ぁ、あん! よわいとこ、ばっかり……ぃ!」
余韻に浸っている暇もなく、愛液が垂れていた秘所へと男の指が挿しこまれた。男は指を迷うことなく奥へと進め、彼女のGスポットへとピンポイントに刺激を送る。
その刺激によがりつつも、膣内は指を強く締め付けている。指を挟み込むヒダを感じつつ、男は緩やかに指を前後に動かし、圧をかけて責め立てる。
「はぁ、ぁっ! こんなのっ、すぐイッちゃ……! …………ふぇ?」
再度訪れようとしていた絶頂に備えるも、その瞬間は訪れなかった。あと少しというところで、男が指を引き抜いたからだ。
先程まで指を入れられていた膣からはどろりと粘液性のある愛液が溢れ、それを男は自分の男根を宛てがって濡らす。
「はぁはぁ……ぅぁ」
膣の入り口で止められている男根。指よりも数段太いそれをアスターは見えないながらも意識し、ごくりと喉を鳴らす。
これが初めてというわけではないが、それで鳴かされた記憶が蘇るのだ。またそうなるのだなと。
それを思い出しつつも、彼女の手は自然と己の秘所へと伸ばされていた。脚を広げ、両手で自らそこを左右に開く。経験を感じさせない綺麗な色を保った秘所を。
「ふあっ……ん」
その入り口に沿って男根が擦られる。皮に被われている豆にも当たり、その度に彼女の口から嬌声が飛び出た。
しかし求めているものはこれではない。甘い絶頂に彼女の瞳は潤み、熱い吐息を漏らしながら男の目に訴えかけた。
「ぅぅ……〜〜っ! ぁっっ、くっ、んんんっ!」
その要求に応えて男は己のブツを挿しこみ、狭いアスターの膣中を推し進める。
一般的な男性よりも明らかに大きなモノだ。彼女の体は欲求とは裏腹に逃れようと動き、逃すまいと男は彼女の腰を掴んで引き寄せた。丁寧ながらも暴力的な挿入だ。男根が奥に進んでいる間、彼女は小さな痙攣を引き起こし。奥をごつんと小突かれると大きく背中を弦のように曲げた。
「ああっ、あああ……。かはっ……、ん……はぁはぁ。んっちゅる……ちゅ、ふぅっん」
挿入してもすぐには動かない。再度口を重ね合わせ、舌を絡める深いキスを始める。これは初夜から変わらず行われていることだ。
「んふっ……ふぅ、ちゅ……えひゃっ……!」
繋がったまま。濃厚なキスをしたまま男の手は彼女の胸に触れた。ぎりぎり当たる程度の触り方で彼女の胸に触れ、しばらく滑らしてから向かう先は当然固くなった乳首だ。
こちらもまた触れ方は同じ。当たるか当たらないか。乳首をすれすれで撫でられる。
「あ、ぅぅぅっ、ぅん……へぁ。あう……んん、へひゃっ」
弱点である乳首をイジられ、彼女の舌の動きが完全に止まった。
そこからはされるがまま。咥内を蹂躙され、乳首への刺激は閉じた目を震わせて堪える。男のモノが入っている膣はぎゅうぎゅうとそれを締め上げた。
「ああっぐっ……! はあん! んんああっ! 奥、ぐりぐりだめぇ」
たっぷりと彼女の反応を堪能し終え、男は口を離して腰を動かし始めた。まずはアスターの最奥へと男根を押し込む。これに彼女は大いに乱れ、腕を暴れさせた後両手で枕を強く握る。
そんな彼女を見てはいるものの、男の動きが止まることはない。一度僅かに引き、再度奥へと押し付ける。彼女の乱れた声は鼓舞にしかならなかった。
男がこうするのも無理はない。なにせ奥に届いてはいるが、男根はまだ完全には入りきっていないのである。
これはいわば調教だ。男の形を覚えさせるだけでなく、男根を完全に咥えられるようにするために。
「ああぁ! やだ、ぐりぐりされたらまたイッちゃうっっっ!! っはぁはぁ……ぅぐ」
3度目の絶頂。今度は男は動きを止めなかった。彼女の肉体改造はすぐにはできない。それを理解しており、男は奥に押し付ける動きから変えた。
「ぅ……ひゃっ! あ! んっ! ああっ! あっ! んあっ!」
入り口付近まで引き、奥へと差し戻す。基本的なストロークだ。
ぱちゅっぱちゅっと突くたびに結合部では愛液が弾く音が鳴り、アスターの嬌声と共に部屋の中で奏でられる。
「はぁっ! っか、あん! あっ! やっ! あぁん!」
本能により男根を逃さないとうねる膣内が、彼女にさらなる快楽を与えていた。嬌声は抑えられることがなく、流れる汗がより彼女を艶なかに見せる。弾力のある胸は弾み、男の目を愉しませていた。
「……はぁはぁ……」
男は腰を止めると、彼女の両足を掴んで上げさせた。開かれていたハリのある健やかな脚を上げさせると、それらを一纏めに閉じさせて男の肩へと乗せさせた。
脚が閉じられたことで自ずと膣は締まりやすくなり、より擦られる刺激が与えられる。
さらに男は自分の態勢を軽く上向きにした。
「ん……はぁ、う……ひゃっ!? まって……まっ! あん!」
先程との違いに彼女は困惑するも、それを快楽の波によって上書きされていく。
「あぅ! あっ! これ、やっ! さっきと、はぁん! ちがう、とこぉ! だめだめだめだめ、ぇぇ……っ!」
男が態勢を上向きにしたことで、ストロークによって擦られる箇所が変わった。膣の上側。腹の表面側がより刺激されるようになったのである。
そして男は彼女の弱い部分を把握している。膣内にある弱点。即ちGスポット。そこを的確に刺激することで、彼女はより乱されていく。
「はぁぅん! ひゃ! あっ! すぐ、んんっ! すぐイッちゃ、うからぁ! ああっ! またイッちゃぅ、イッちゃう……! 〜〜っっ!!」
男の腕の中で脚が暴れるも、この状態から逃れることはできない。キツイほど締められようとも、男は止まらずに動き続けるのだ。
「あひゃぅ! ぃったから……イッたからぁ! んぁっ! イッたからまっ……! あぐっ!」
アスターの声は聞き届けられない。男は動きをさらに速くし、彼女に休む暇を与えさせない。
「ああっ! やっ、またイク……! いまびんかっ! あん! ああ! ぅあっ! イッく……ぅぅ! あああっ! はぁん! やらっ! イッてるのにぃ! あんっ! とま、とまってぇ!」
彼女の体がガクガクと震えている中、男は己の欲望のために緩めなかった。
泣いていると言えるほどに響き続ける嬌声。脚を拘束されていることで僅かながらも逃れられない態勢。力強くなった突きによってさらに激しく揺れる胸。そしてこれ以上なく強く締まる膣。
それらすべてを堪能した男のモノが膣中で暴れ、ようやくその時を迎えようとしていた。
それは無意識にもアスターにも分かっていたようで、果てる瞬間を合わせようと耐えていた。唇を噛むことで声も抑えようともがき、耐えきれない快楽に必死に耐える。
そんな彼女に男は追い打ちという名のラストスパートをかけた。
「んんんっ! んんっ! んふっぁ! だめ! おっきいのくる! おっきいのが……!」
これ以上は堪えられないと潤んだ瞳で叫ぶ。
男も己の昂ぶりを悟り、彼女の脚は纏めたまま自分の体を前のめりにさせて突き上げる。
「へぁっ!?」
最後の最後でまた突かれ方が変わったことで、彼女の枷が取り払われた。
「あああぁぁぁっ!!」
ぷしゃぁっ! と、男根に堰き止められているはずの秘所から愛液が吹き溢れる。体は数秒固まった後、緩やかに弛緩して陸に上がった魚のように跳ねていた。
そんな彼女の最奥に、男の精液が大量に吹き出ていた。数秒に及ぶ長い射精は彼女の中を満たし、引き抜くとこぽりと溢れ出てきた。
「あんっ。ぁっ……はぁ。あ」
未だ余韻が残る彼女にとって、引き抜かれるだけでも追い打ちをかける刺激だ。
「ああっん! はあぅ、っかは……はぁはぁ」
その彼女の秘所。そこに隠れていた豆を男はねっとりと撫で上げる。それを数度繰り返すとその豆はぷっくらと存在を主張した。男はそこで手を止めると、小さなその豆に顔を近づけていく。
「んひゃっ!? あぅっ! ああ! そこだめっ、なめ、ちゃぁぁっ!」
男が巧みに舌でなぶると、彼女の嬌声と共に愛液が勢い良く吹き出た。顔にかかったそれを男は拭き取り、口にかかったものは舐め取る。
「はぁはぁはぁ、あふっ。ん……」
仰向けだったアスターはうつ伏せへと変えさせられた。普段の服でも露出している背中は今はより扇情的に。そして胸に見劣りしない柔らかな尻は男の情欲を掻き立てる。
「ぅぅぅっ、ふぁっ……ん、ふぅ……!」
背中に指を滑らせる。ただそれだけの行為であっても、全身が敏感となっている今の彼女には刺激だ。
背中から腰へ。腰から尻へ。素直に進んだ先で、男はその尻を撫で回し、揉みしだく。
「んんっ、ぅぇ……。あぇ……?」
あれだけの激しい射精をしたのに、男のそれはまだ衰えていない。うつ伏せに寝かせたまま、男は後ろからもう一度彼女の中へと挿し込んでだ。
「うっ、んんんっ! あっぐぅ……! ああっ! やっ! あっ! はげしっ、ぃい!」
挿れられただけでぴくぴくと痙攣を始めた彼女に、男は容赦することなく獣のように腰を振るう。
このまぐわいは体位を変えながら明け方まで続いたのだった。当然、アスターが身を包んでいたタオルは使い物にならなくなるほど濡れていた。
明け方まで続いたが、仕事に支障が出ることはない。元々翌日が休みだったからだ。男もそこを狙ったのかもしれない。
アスターも男も一糸まとわぬ姿でベッドの中におり、アスターは男に腕枕を要求していた。
「今度はどれくらいいるの?」
この男は浮浪者だ。ふらりと現れてはいつの間にかまたふらりと消える。初めて会った時は3日だけの滞在。その次は1週間。その次は1泊のみ。こんな感じでバラバラなのである。
疲れ果てたアスターは瞼を重そうにするも、教えてもらうまでは寝ないぞという気概だけで起きている。
そんな彼女に根負けしたように男は滞在期間を伝え、それを聞いて少女は満足げに眠りにつくのだった。