浮浪者の浮浪記録 作:えっどコンロ鎮火
この宇宙で最大規模を誇る会社『スターピースカンパニー』。多様な部門が存在し、手広く商売をしている会社だが、その中でもとりわけ大きな事業がある。
それは星の再興に関する仕事だ。
その星の力だけでは手に負えない事案を、スターピースカンパニーは持ち前の技術力で解決に努める。確たる保証はないが、成功率は6割を超す。しかし対価として、その星の財産は取り押さえられる。国民を含めて。
「はぁ」
その事業に携わる社員の1人、トパーズはため息と共に帰宅した。仕事柄、必ずしも現地の人間から熱烈に歓迎されるわけではない。時には心のない発言も受ける。それは今に始まったことではなく、今さらそれで左右される彼女ではないが、疲れという形では残る。
カブと名付けた次元プーマンの相棒はベッドの横で休み、彼女はそれを横目に荷物を下ろす。
仕事は持ち帰らない。帰宅すれば完全にそこからはプライベートの時間だ。
「……」
汗を流すために洋服は脱ぎ去り、温度を調節したシャワーを頭からかぶった。
トパーズの疲れは、体力だけでなく気疲れも含まれる。彼女の容姿は男からの視線を集めやすく、気づきながらも指摘せずに見逃すのが現状だ。一瞬見られるくらいならまだいい。男はそういうものだと彼女は考えるようになった。
しかし、見逃しているものを、気づいていないと勘違いしている連中には呆れすら通り越して虚無だ。自分より上の立場の人間にそうされると、彼女でも募る不満がある。
(さっさと隠居でもしてくれたらな〜。……っ!)
そんなことを考えていた彼女は、背後にいる存在に気づくも振り返ることはできなかった。左手首は掴まれ、
(油断した……)
彼女はその男の存在を一種の現象だと考えている。どう宇宙を渡っているのかは知らない。相棒のカブを素通りできてしまうことも未だに謎。それでも対策くらいはできる。そのはずだった。
「随分と久しぶりだから忘れてたよ」
シャワーに体を濡らしながらトパーズは口を開いた。少し強張った口調から、緊張していることも相手に伝わる。
それは無理もないことだ。トパーズはその存在に自分の体が変えられたことを覚えている。
連日の休暇の間、幾度となく体を重ね続けた。毎日、目を覚ましてから眠るまで。いや、眠りについていたとしても。その日々は部屋から逃れることもできず、匂いが充満していたことも忘れられない。体が常に疼くようになり、それ以降の仕事にも支障をきたす程だった。
それを抑え込むために、トパーズは自分に暗示をかけていた。そうすることでしか平常心を保てなくなったから。
──とんとん
「ぁっ」
男はその暗示を解くことを瞬時に決めた。トパーズの言動から察し、再度開発する手間を省きにかかる。
それは男にとって、何も難しいことではない。トパーズの下腹部へと指を滑らせ、子宮の位置を指で軽くノックする。
ピクリと彼女の体が反応を示す。彼女は空いている右手でそれをやめさせようとするも、男は意に返さない。一定のリズムで何度もそこをノックしていく。
「やめて……止めてってば……!」
明らかな焦りを見せるも男は止まらず、彼女の体も次第に反応が顕著なものへと変わっていく。緩やかに頬が紅潮し、感覚が敏感なものへと塗り替えられる。いや、思い出さされている。
「んっ……、ふ……ぅ」
男が刻んでいるリズムは、彼女が絶頂し続けた時に刻まれたリズムと全く同じである。いくら暗示で鎮めていようとも、肉体が覚えている記憶は消えない。その暗示は内側から解かれていく。
──とんとん
「っ、はぁッ! はぁ……」
数分かけて続けられている解錠により、彼女の呼吸が乱れ、吐息は熱を帯びるようになった。彼女の女陰からは愛液が漏れ出し、豊満な太ももを擦り合わせる。
「あっ。あ゙ぁ……っ」
思い起こされる記憶。肉体はあたかもそれが本来の姿と言わんばかりにあっさりと戻っていく。彼女自身はそれを否定しようとするも、肉体はそれを肯定する。敏感な体へと変わっていく。
「いや……っく、はぁん」
逃れようと身を捩り、頭を左右に振る。しかし男は逃さない。彼女のその抵抗を意にも返さない。
そうして続けられていると、トパーズは脳が焼き切られるような錯覚を感じた。いや、あるいはそれは回路が繋がったものだったのかもしれない。
「お゙っ……や、らぁ」
彼女の中の最後の壁が崩れ始めた。下腹部の疼き、そこから広がる身体の熱。彼女の大きな胸に咲く乳首は完全に固まり、浴びるシャワーの弱い刺激にさえ反応する。
「まっ……あんっ! だめっ、これへんにイって……!」
男の腕と中で身体を小さく跳ねさせながら、彼女は訴えかけた。男はその反応を見るだけに留まり、シャワーで感じる彼女の拘束を続けた。
なにも弱点を刺激されたわけではない。男の手が触れているのは、今も変わらず彼女の手首と下腹部だけだ。
しかし彼女の体はフラッシュバックを起こし、はては絶頂までしてしまっている。そしてそれが錯覚によるものであるからこそ、妙な疼きが消えずに彼女の中で残ってしまっていた。
「お゙ぉっ……ひぅ! ぁっく、……ああぁっ!」
男の腕の中で彼女はひとりでにもがき、体を震わし、膝を大きく笑わせている。
トパーズの行動をもう抑制する必要はない。そう察した男は左手を離し、ようやくシャワーを止めた。
「はぁはぁはぁっ」
支えを失った彼女は床に崩れ落ち、ビクビクと体を震わせながらなんとか呼吸を整えようとしていた。
「あっ……」
しかし彼女の体は従順だった。無意識に動き、男を求めていた。
振り返り、男根を見つけると両手で柔らかく包み込み、自分の口へと誘導する。
「あむ、ん。ふっ……れろっ」
大きく口を開けて咥えこみ、舌を絡めながら頭を前後に動かす。
「ちゅっ、ん、ふっ。んっんっ……」
夢中になって男根を口で慰めているも、トパーズの体は疼き続けている。左手を離し、自身の秘所へと伸ばそうとすると、男の手が彼女の頭に置かれた。彼女はビクッと体を震わせ、左手を止めてねだるように上目遣いで男を見つめる。疼く秘所を触りたいと。
「れろ……んっ、ちゅ。はぁっはぁ」
顔を蒸気させ、愛液が垂れている太ももを擦り合わせながら彼女は舌を這わせ続けた。
疼く下腹部にも意識を割かれながら、蕩けた目で男を見つめ続ける。それが今の彼女にとっての仇となった。
彼女の口の動きが中途半端なものとなり、男根が口から離れると立ち上がらされる。両手を頭上で一纏めにされ、彼女は浴室の壁へと背中を預けさせられる。
「んんっ!」
男の右手が彼女の左胸を強く掴んだ。大人の手でもとても覆いきれないほどの大きな胸が、男の思うがままに形を変えられる。力加減も適時変えられ、強弱のついた刺激の波が押し寄せる。
「んっ……ぁぁっ」
撫でる程度の刺激には歯が浮きかけ。
「あんっ!」
力強く握られれば頭が仰け反る。
もはや何をされようと過剰なまでに反応するようになったトパーズではあるが、それでも今の刺激では満たされることはない。
固くなった乳首も、愛液を溢れさせる秘所も、まだ触れられていないのだ。小さく中途半端な絶頂だけはしたものの、それはかえって彼女の身体を燻らせただけに過ぎない。
「ああぁっく……はぁぅ!」
乳首の周囲、乳輪にそって男の指が這っても、その中心には触れられない。
そのもどかしさは彼女の蕩けきった瞳に表れていた。熱の篭った視線が男に向けられ、その目尻には涙が溜まっている。
「はぁはぁはぁ……」
それでも明確に言葉にしないのは、彼女の中に残る理性のおかげだ。それはある意味、落ちると戻れないという恐怖の裏返しでもあった。
熱い吐息を漏らすトパーズの耳元に男の顔が近づけられ、そっと何かしらを呟かれた。彼女は正常な判断を下せる状態ではなく、言われたことを理解するのにまず数秒を要した。
「……わかった、わ」
それを承諾した彼女は
「あぁん!」
甲高い声を浴室に響かせた。
男の指がトパーズの乳首を摘み上げたからだ。待っていた刺激への歓喜。しかしそれは彼女を追い込む刺激でもある。
「ああっ! あっ! はぅっ、や……ああ!」
擦られ、弾かれ、引っ張られる。
乳首をイジられる度に顔を横に振り、遠のきかける意識を必死に留めた。彼女の秘所からは愛液が次々と溢れ、ももを伝う。
「あ゙あ゙ぁ! ぐっ……ん、はぁぁ!」
体の内側から火照っている彼女の秘所に、男の指が挿しこまれる。欲していた刺激に体が悦ぶも、トパーズは歯をがちがち鳴らしながら首を横に振る。
「やっ……ああっ! かっ、ぁぁ……!」
(や、ばい。これ……!)
たった1本の指が動くだけ。彼女の膣内を嬲るように、緩やかに動いている。弱くも電流が走るような刺激にトパーズは悶えた。その魅惑的な大きな太ももを反射的に閉じ、男の手を抑制しようとする。
(こんなの耐えれな……!)
男から出された条件は1分間。耐えれば男はトパーズから手を引くと言う。しかしトパーズが耐えられなければ、今後も男に手を出される。かつ抵抗を見せる暗示は許されない。男が新たな暗示を上書きすることになる。
それをトパーズは耐えられると思っていた。1分ならばと。
そもそも彼女は挑むしかなかった。暗示がなければ常に疼く身体にされ、こうして不意に現れ犯される。これから抜け出せるチャンスがあるのなら、挑む他なかった。
「ふぅー! ふぅー!」
息が荒れ、身体が暴れる。
彼女の秘所からぐちゅぐちゅと水音が鳴り、彼女の脳内に反響している。
「あ゙あ゙っ!」
彼女の弱点に指を軽く押し込むだけで、魅惑的な腰が跳ね上がり秘所からプシュッと愛液が飛び出した。
「ぃ……イッて、ない……」
身体を小さくびくびくと何度も跳ねさせるも、トパーズは男の確認を否定する。その返答1つで男が態度を変えることもなく、彼女への責めを継続していく。
「んっ! あっ! あん! ふ、ぁ……ああっ!」
指を根元まで挿しこみ、膣の内側をなぞりながら引く。柔らかく熱い中への愉しみは繰り返され、その往復1つ1つに彼女は震えた。
(あ、あとなんびょう、なの)
自分で数える余裕はなかった。耐えることに必死で、それ以外のことに意識を割くことができない。
「あ゙あっ!!」
秘所を責められる一方で、胸への刺激も忘れられない。ぐにぐにと形を変えるように揉まれ、頂点を指の腹で遊ばれる。
上下同時の責めは彼女を確実に追い詰め、その身体はガクガクと大きく震えていた。
崩れそうになる膝に力を入れる。それは絶頂故のものだと見なされかねないからだ。しかし腰は彼女の意思では制御できずにいる。指を出し入れされる度、跳ねるように反射的に前後に動いていた。
「あっ、〜〜っ、と……なんびょっ!」
絶頂を耐えようと思えば思うほど、彼女の頭は送られてくる快楽信号を強く認識した。男の手が、指が、トパーズの身体を侵食する。その指の長さや硬さ、手の大きさなど。これまで気にしなかった詳細にまで彼女の意識は割かれ、それによって狂わされる自身の性感への認識が強調される。
男の指によって捏ねられる乳首。ゆっくりと味わうように撫でられるGスポット。ひとつひとつに身体が反応を示す。
「んんんっはぁっ……! なん、びょう……なの……!」
我慢したい気持ちに反発するように身体が震える。受け入れろと、素直になれと訴えかけてくる。
そこから解放されるまでの時間を問うも、男はそれに答えずにトパーズの腰を掴んだ。そのまま彼女を半回転させ、とっくに準備を整えている彼女の秘所に男根をあてがった。
「ま、まって……。それはちがっ! ぁっ! 〜〜ーっ!!」
とろとろに熱くなった彼女の膣が男根を締め付ける。迎え入れた瞬間にトパーズの堰は決壊し、びくんと体を大きく跳ねさせた。浴室の壁を引っ掻くように指が立てられ、数秒体を硬直させた後、彼女の頭はがっくりと項垂れる。
「はぁはぁ。っはぁ、やめ……ん゙あっ!」
ゆっくりと男根が引かれたことでトパーズは察したものの、静止の声は何の意味もなさない。浅い部分から奥深くまで一気に突かれ、その衝撃に肢体をよがらせた。耐えようと気丈だった瞳はすっかりと潤み、口の端から唾液が垂れている。
「ああっ! あん! やっ、ああ! イッた! イッたから!」
絶頂を認め、ガクガクと崩れかけの肢体を動かして背後にいる男から逃れようとするも、十分なスペースなどなければ完全に逃れる余力もない。結果的にトパーズは浴室の壁に身体を沿わせる形になり、その彼女の身体に男が覆い被さる。彼女は壁と男に完全に挟まれていた。
その彼女に男根が再度押し込まれ、立ちバックとなっていた。男はトパーズの声に耳を傾けず、腰を彼女の尻に何度も打ち付ける。
「ああっ、あん! あっ! ひうっ! あ゙っ!!」
肌のぶつかり合う音と彼女の嬌声が浴室に反響する。男根の形を覚えている彼女の膣は完全にそれ用となっており、この上ない快楽が押し付けられ続けている。絶頂を迎えようとも止まることはなく、彼女の理性を溶かしにかかる。
「あ゙あ゙っ! はっ、ぁっっ! イ゙っ〜〜っ!」
男の体と壁に挟まれていることで、身じろぎしかできない彼女は快楽を一身に受けるしかない。
「ひあ! ああっ! ぁぁあああっ!!」
熱く蕩けている彼女の膣が男根に絡みつきうねる。絶頂し、膣内が痙攣し、それでも責められてまた絶頂する。男根から噴き出される精液。その様すら感じ取り、子宮に注がれたことに震える。
「ふぁっ! あっ、や、らぁ……」
男は一度出そうともそれでは止まらない。満足しない。
今度は緩急をつけられ、じっくりとも責められる。連続して達していても、こうして余暇を作られることでトパーズは簡単には堕ちることが許されない。ギリギリのところに立たされ、精神の懐柔を図られた。
壁に爪を立てていた手に男の手が重ねられ、首筋を男の舌が伝う。それですら彼女は腰をくねらせ、膣の締め付けが強まる。
「んあ……あぁ……」
男の舌が首筋から頬へと移り、さらに耳へ。
「ひあっ! ぁぁ……!」
耳すら嬲られ、わざと立てられる音が直接脳内に響く。それすら性へと変換され、身体が勝手に反応を示した。身体を抑えられながらも腰が動き、柔らかな尻が背後にいる男に押し付けられる。
「んああっ! ああ! ひゃめ……おかしくなるっ……!」
耳を責められることで脳も揺さぶられ、身じろぎして動く腰に男の腰がじっくりと押し付けられた。壁に押し付けられている豊満な胸は潰れ、その息苦しさがまた彼女の思考力を奪っていた。
「あ……んん。ちゅっ、ぁ。んあっ!」
顔を横に向ければ男に唇を奪われ、軽く重ね合う。何度か口づけを行うと、ぐりぐりと押し付けられていた男根が引き抜かれた。その際に、堰き止められていた彼女の愛液も飛び散り、秘所から脚へと垂れていく。
「はぁはぁ……っ!」
浴室の床に崩れ落ちたトパーズだったが、男は彼女を休ませるために男根を引き抜いたわけではない。小さく震えながら呼吸を整えている彼女の腕を掴むと、向かい合うように立ち上がらせ、片膝の裏に腕を通した。
「あ、あぁぁっ……!」
愛液を垂らしながらひくついている秘所に男根を当てると、ゆっくりと味わうように再び挿れた。彼女もよく知っている、常人よりも大きく逞しい男根だ。完全に思い出した彼女の身体がそれを優しく受け入れる。
「あひっ!」
こつんと最奥に当たった。それだけで彼女はびくびくと全身を震わし、体を支えていた片足が今にも崩れそうになる。
男はそちらの膝裏にも腕を通すと、トパーズの大きな尻を両手で掴みながら彼女を持ち上げた。
「ふああっ! あっ! あっ、は、あ、んんっ!」
自重によりいっそう最奥への圧が増す。男根が彼女の中を余すことなく味わい、その強過ぎる刺激にトパーズは男の首に腕を回しながら目を白黒させた。
「んんっ! ふっ、ぁ……はぁはぁ、ちゅ、れろ……ん、んあっっ!」
口が重なり、舌が絡まり合う。求めるように弱々しくも彼女は舌を動かし、それに合わせるように男もゆっくりと舌を動かしていた。その緩やかなまぐわいと、激しく重なり合う秘部の差。それはトパーズの芯を残しながらも、確実に彼女を男のものへと塗り替えていた。
「んんん……! っ、ぷはっ! ぁあん! やっ! っく、〜〜っ!」
彼女の手に力がこめられ、足先が伸ばされる。男根に絡みつくヒダがより絡まり、聞かずとも絶頂していることは手に取るように伝わっていた。
「あ゙あ゙っ! やっ、あん! はぁはぁ! やすっ、はぅん! やすませ、て……! イッた、からぁ……! ああっ!」
そして言葉で伝えられようとも、男は止まるどころかさらに責めを強めていく。
「も゙、うむり゙ぃ……! イッてる……ずっとイッ……くはぁっん!!」
絶頂の波は引くことなく、身体が痙攣を続けながら膣内を男根に蹂躙される。弱点を擦られ、突かれトパーズは天井を仰いだ。浴室内には彼女の嬌声が反響し、男は自身が達するためにラストスパートをかけた。
「んはぁ! あっ、あん! ひあっ! ぁ、ああっ! ん、イクッ! またイッ……んあああぁぁ!」
トパーズは意識が飛びかけるほどの大きな絶頂を迎え、そんな彼女に男の大量の精液が注ぎ込まれていく。2度目だろうと勢いも量も変わらない。収まりきらない白濁液が、結合部から溢れ床に落ちていく。
「はぁっ……はぁっ……」
身体にうまく力が入らず、ぐったりするも身体の反応は正直だ。男が僅かに動くだけでもピクリと跳ねている。
男は彼女をゆっくりと床に寝かせると、手に収まりきらない彼女の胸に指沈めていく。
「はぁぅっ! ぁっ、は……ぁっ!」
まだまだ男が止まる様子はない。
少なくとも、トパーズの休日の予定が塗り替えられることは確定した。