「僕は呪われし者ってやつだったらしい、どうもそれが人狼達に知られたから攫われちゃってさ。もう嫌になるよね。しかも何の因果か兄さん、よりによってあんな銃(おもちゃ)手に入れちゃうし。兄さんが悪いんだよ、全部。」ヘラヘラと何処か他人事のように話しながら、大の男でも払えない強い力で押さえつけ、器用にショーンのパジャマの下をずり下げる。
「兄さんが悪いんだ。」
教え込むように繰り返す。
「フランク……やめてくれ」
懇願する兄の言葉には耳を貸さず、フランクはショーンの雄を器用に握り、扱き始めた。
信じられないような表情で頭を頭を振り抵抗を試みるが無駄だった。舌でべろりと舐められ、咥えられると、先程から妙に身体が熱く感じていた事に気づく。息が荒くなり、ショーン自身が意に反して強く主張しだした。
「あ、やっと効いてきたんだ。それとも僕上手?」
フランクは上機嫌になり、奉仕を続ける。
「ぅ…やめ…………ふらんく」
消え入りそうな声で訴える声も虚しく、いつの間にかフランクはズボンを脱ぎ去っていて、顕になった下半身をショーンの雄の中心に押し付け、ぐぐ、と腰を沈めた。
「く、ぅう、あ、やめ、あ…あ」
ゆっくりと呑み込み、緩りと前後に腰を動かす。最初こそ少しぎこちない動きだったが、やがて慣れてきたのか上下にも動かす。
やはり薬を盛られたのか、とショーンが察したところでフランクは興に乗ったのか激しく上下に腰を跳ねさせ水音を立てて追い詰める。フランクの自身も動きに合わせて上下し、目の前で扇情的な姿を見せつける。
「ぁ、んんぅ…ふら…んく、、もう、出…」
堪らずショーンの腰も上下に動いてしまっている。
「ん、いいよ、出して」
ばちゅん、と強く腰を奥まで打ち付け、ぎゅう、と肉の輪に力を込め締めつけるとショーンはあっさりと欲を解放してしまった。フランクは白濁を全て呑み込むとぷる、と震えた。
「ふぅ…じゃ、もういいかな」
口をショーンの首筋に当てると、軽く口付けし、ガブリと噛み付いた。傷口から血がぷっくりと浮かぶ。
何かを期待しているような顔で落ち着かない顔をしていたフランクだが、みるみると不機嫌になっていく。やがて苛立ったように舌打ちし、おっと、いけないいけない、と咳払いした。
「兄さんには心底がっかりしたよ、これじゃ僕なんの為に……」
「ああ、私は人狼にはならない体質らしいな。」
ショーンも人狼について多少は知識があり、弟が自分を仲間にするつもりだったと察していた。人狼にならなくてほっとしたのが半分、弟と決定的に違うというのを実感してショックを受けたのが半分の複雑な気持ちだった。
それが一層フランクの癪に触った。
「何、その可哀想なものを見る目は?」
フランクはショーン自身から白濁を拭い、それをショーンの窪みに塗りつけ、乱雑に指を押し込んだ、苦しげに腰を引くのを押さえつけ、くぐもった呻き声を流し聞きしながら無理にうつ伏せにさせる。
「フランク、苦し…」
「うるさいよ兄さん」
指を2本に増やし、雑に広げるようにバラバラに動かす。
「はあ、呆れたな、これ初めてでもないでしょ?なにやってんの兄さんってば」
ショーンは既に真っ赤になってる顔を覆い、見ないでくれ…と呟く。拒絶する仕草とは裏腹に身体はすっかり上気し、雄を受け入れるようにひくひくと痙攣してしまう。フランクはショーンの腰を持ち上げ体制を整えると一気に奥まで貫いた。
「や、あぁああ゛っっ♡」
「は?今の声どうしたの?おもしろ」
フランクは腰を掴んだまま強く奥を重点的に攻める。小刻みにぐっぐっと押し付けると、その度にショーンが嬌声を漏らす。ひとしきりあられもない声を堪能すると、ぱちゅんぱちゅんと音を立てフランクが激しく腰を振る。フランクは欲望のままに首筋に齧り付き、興奮した様子で孕ませんばかりに抱き潰す。
だすよ、とフランクが短く告げるとフランクの雄自身が脈打ち、勢いよく精が吐き出された。ショーンはもはや反応する元気もなくひくりと自身が震えると、鈴口からトロリと精を吐き小さな水溜まりを作った。
フランクは余韻に浸ることもない様子で
「じゃあ、今度こそ終わりだよ、おやすみ兄さん」
と思い切り口を開け、首筋に噛み付こうとした瞬間、一瞬だけ躊躇った。
(え?僕がヘマするとでも?)
脳裏に自分の声が響く。ショーンはその一瞬を逃さず、ベッドから跳ね起き、銃を取り構える。この時のために何度も何度も血の滲むような努力をした。
セーフティレバーを外し、トリガーを引く…弾丸はフランクを貫いた……だが、明らかに急所を外していた。
フランクは体勢を崩したが、その声は喜びに満ちていた。
「あははは、やっぱり兄さんは僕を殺せないよ。兄さんには無理なんだって!でしょ?今度会ったら覚えててよ!」
愉快さに身を捩りながら闇に消える弟を、ショーンは呆然と立ち尽くして見過ごすしか無かった。