※この作品はR-18です。

TENZIマジカル珍宝帖 ~私の嫁はラスボスでした~   作:ポチ&タマ

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 当初の設定では無理があるとご指摘を受け、前世のケンイチ時代の設定をやや変えました。
 勝手な都合で申し訳ないですが、ご容赦ください。


12ページ目

×月〇日 晴れ

 

 この世界にやって来て、大分時が過ぎたように感じますが、まだ九年。いえ、もう九年ですね。

 現時刻での【旅団】を取り巻く状況、および今後のイベントの確認をここに記すとします。なおイベントは私が関わるもののみに限定しています。 

 

【旅団】は発足後、丁度四年が経過。

 団員は一七六名。予備軍、三五〇名の計五二六。

 本拠地は空中都市。

 各忍び里およびその周辺に派遣している団員は三十名となります。

 

 現在のハーレム要員は六名。

 小南は満十一歳。

 パクラは満二十三歳。

 雨由利は満二十二歳。

 アジサイは満八歳。

 スイレン、フヨウは満九歳。

 マキは満九歳。

 

 次に原作において発生するイベントです。

 まず、ガイさん、アスマさん、紅さん、オビトさん、リンさん、シズネさん、アンコさんがアカデミーを卒業しました。現在は下忍として活動しています。

 次にカカシさんの上忍昇格が決まりました。さすが天才、末恐ろしいものを感じます。

 それと昨年、イタチさんが生まれたようです。つまり同い年であるカブトさんも、生まれたということですね。

 次いでミナトさんとクシナさんはすでに交際をしており、そろそろ結婚との話が出ているようです。

 クシナさんも欲しい女性ではありますが、彼女には原作通りナルトくんを生んで頂かないと困りますので、今回は諦めました。ただ、原作のようには進めないつもりですけど。

 木ノ葉の事情はこんなところでしょうか。

 他里ですと、再不斬さんがアカデミーに入学しました。原作通りなら候補生を全滅させるイベントが発生しますが、水影さんが交代し五代目水影さんの政策が始まったので、なんとも言えません。ちなみに五代目水影さんは私の知らない男性でした。人柱力でもないので、無視で良いでしょう。

 他ですと雷影候補のエーさんが、そろそろ就任されるみたいですね。

 

 さて、次に直近で攻略する予定のハーレムメンバーは六人。

 木の葉隠れの里から「綱手」さん、「シズネ」さん、「アンコ」さん、「紅」さん、「ノノウ」さんの五人。

 霧隠れの里から「美瑠」さん、という予定です。木の葉が圧倒的に多いですね。

 特に注意すべきは三忍の一人である綱手さんでしょう。

 チャクラで肉体活性を図ったあの剛力には、目を見張るものがありますから。

 

 

 

×月□日 雨

 

 パクラさんからとある進言がありました。

 なんでも忍の里を作ってみてはどうか、という話でその真意を訪ねました。

 我々【旅団】は武力に頼らない平和な世の中を最終目標に頑張っていますが、その道のりは長いです。

 今は強大な武力である尾獣の回収に勤しんだり、他里の情報を抜き取って争いに巻き込まれる民草の避難誘導を行ったりと色々と手をつくしていますが、このままではいずれ限界となる。

 であれば忍び里を作り、他国と同盟を組むことで【旅団】を抑止力として働かせるのはどうか、という意見でした。

 

 尾獣の方々と接触しているのは、ただその扱いに我慢ならないだけでしたが、確かに戦力の低下には繋がりますね。

 それに他里との同盟ですか。これは、忍び里をわざわざ作らないと成立しないのでしょうか。

 そう尋ねるとパクラは「旅団は忍術も扱うしほとんどが中忍以上の実力者だけど、忍びとそうでないとでは全然違うよ。忍びであることに意味があり、だからこそ信用されるのさ」とのことです。

 一理あると思った私は、一旦この件を保留にしました。

 他の皆さんの意見も聞いてみないと、ですからね。

 しかし、私たちが忍びですか……。

 里を開いたとして、手続きはどうすればいいのでしょうか。

 

 

 

×月×日 雨

 

 昨日、水の国に派遣している分体が、とある女性を保護しました。

 女性は大体十八歳ほど。雨の中、傘も刺さずにずぶ濡れの状態で、まるで幽鬼のように歩いており今にも倒れそうな様子でした。

 行き交う人々も怪訝な目を向けますが、触らぬ神になんとやらと申しますか。避けていたので、私の方から声を掛けました。

 突然声を掛けられて驚いた様子の彼女を、拠点として使っていた木造家屋へ案内した私は、お茶を用意しました。その時、他の団員は依頼で家を空けていたので部屋には私と彼女だけです。

 女性は暖かなお茶を一口飲むと、いきなり泣き出しました。どうしたのかと尋ねると「家族以外でこんなに親切にされたのは、初めてで」とのことで、声を引き攣らせて事情を聴かせてくれたのです。

 そして彼女もまた、行き場を失った人の一人でした。雪と名乗った彼女は血継限界の一族らしく、世間から疎まれる存在。

 そんなある日、家に帰ると家族と親族が全員殺されていたそうです。

 すべてを失った女性は呆然としたまま歩き続け、気が付けばあの場に居たとのことでした。

 本人には申し訳ないですが、よく聞く話です。特に我々【旅団】はそういった行き場を失った方を中心に構成されていますので。

 腰まで届く長い黒髪もぼさぼさで、服もボロボロの状態でした。何より、心の疲弊が著しい様子でしたので、まずはお風呂に入って心を回復させるように言いました。

 

 そして一カ月ほど彼女の滞在を許可し、一緒に暮らしたのですが、お風呂で汚れを落とし、綺麗な服を着た彼女は見間違えるほどの美女に変貌を遂げたのです。本人には申し訳ないですが、雪という女性の名に聞き覚えがない以上彼女はモブキャラ。

 そんな彼女が主要キャラに勝るほどの美貌の持ち主であったと知り、私は即、彼女をハーレムに加えることを決めました。元々行き場がないとのことでしたので【旅団】に入れる予定ではありましたが、これは嬉しい誤算です。

 この一カ月ですっかり私に気を許してくれたようで、笑顔もよく見せるように。私の勘違いでなければ、異性に向けるそれを抱いているようでした。

 そしてある日、告白をしてきたのです。私から告白をすることはあれど、逆告白は何気に初めての経験でした。

 もちろん即座に受け入れた私ですが、【旅団】とハーレムについては説明しなければなりません。

 ハーレムの一人であり彼女だけ特別扱いできない、その旨を伝えると「何番でも構いません。テンジ様のお側にいられることが出来ればそれで……」とのことでしたので、喜んでこれを承諾。その日の夜は、盛大に盛り上がりましたね。

 

 このような経緯もあり本日、雪さんが本拠地である【空中都市】へ招き入れた次第です。

 私が【旅団】のトップであり、この【空中都市】の主だと知った雪さんは、心なしか私を現人神と称える信者と同じ目をしていた気がします。

 





【各キャラの年齢、出身国】

・テンジ 外見23歳(ソの国)
・小南 11歳(雨隠れ)
・パクラ 23歳(砂隠れ)
・林檎雨由利 22歳(霧隠れ)
・アジサイ 8歳(雨隠れ)
・スイレン 9歳(雨隠れ)
・フヨウ 9歳(雨隠れ)
・マキ 9歳(砂隠れ)
・影山ナツキ 11歳(木の葉 オリキャラ)
・雪 18歳(水の国 オリキャラ)

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