TENZIマジカル珍宝帖 ~私の嫁はラスボスでした~ 作:ポチ&タマ
予想以上に小南ちゃんが人気で樹海降誕でした。
〇月〇日 曇り
久しぶりに筆を取ります。前回の記録を遡ると約七年ぶりです。
あれから色々とありました。本当に色々と。
怒涛の日々と言っても過言ではなく、記録を取る余裕がありませんでした。
ビッグイベントの連続でしたので、何から記載すればいいのか迷いますが。
まず一番大きなニュースと言いますと、ついに私の記憶が戻りました。
切っ掛けは黒ゼツからの接触です。神隠れの里へやってきた彼は私を「父さん」と呼び大喜びをしていました。
そう、あれだけ探しても見つからなかった暁のゼツさんです。
暁はすでにペインを筆頭にS級ビンゴブックに乗っている犯罪者で結成されたテロリスト集団として活動していました。もうこの時期から動き始めたのですね。
カグヤの一部である彼にとって私は父に該当するようで、私との邂逅に感極まった様子で喜んでいました。
コ〇ンの犯人役のような全身真っ黒の人が、涙を流して喜ぶその姿に強い違和感を覚えましたが、私の生存に息子がここまで喜んでくれたのです。嬉しくないわけがありません。
私が息子と呼んだことでさらに彼は嬉し泣き。どうやらハゴロモやハムロたちには認知されなかったみたいですね……。
この段階ではまだ記憶が戻っていなかったのですが、彼がサプライズゲストとして連れて来た人物を見て、ビビッと脳裏に電気が走り、走馬灯のようにかつての記憶を思い出したのです。
それがかつて私の妻であったアイノとアイナ。双子の姉妹にして、私の側室であり、側近兼侍女でもあった彼女たちです。いえ、今でも私の妻ですね。
暁を象徴する黒い外套を羽織った二人は私の姿を目にすると、一目散に掛けてきて抱き着いてきました。そして、声を上げて泣き出したのです。
二十歳後半の女性が声を大にして泣きながら強く抱きしめるその姿に、小南を始めとした皆さんは何事かと目を丸くしていました。彼女たちの顔を見て電撃的に記憶を取り戻した私も、思わずもらい泣きしてしまったのは内緒です。
アイノたち曰く数千年振りの再会らしいですが、何故今も生きているのでしょうか。それも当時の姿そのままで。
私の疑問にアイノたちは「カグヤ様のおかげです」と口を揃えて言います。どうやら私たちが食べたチャクラの実。あれは正しく不老長寿の効果があったらしく、果実を食べた日から歳を取らなくなったと言います。また、私のマジカルチ〇ポによる祈願機能で健康も維持されていたため、病にも掛からなかったとか。
私が消えてからの経緯を説明してくれるアイノたちですが、概ねは磯撫さんから聴いた内容と大差ないものでした。
付け加えるなら、カグヤは最後の最期まで私たちを愛していてくれたこと。
神樹の力を取り込み暴走を起こそうとも、アイノや私たちの血を引く子供たち家族には一切攻撃をしなかったそうです。
ハゴロモとハムラによって封じられる際も抵抗を見せることなく、むしろ自分から進んで封じられようとしたらしいですね……。
彼女たちが私の最初の妻であり、かつ神話として知られていた六道仙人ことハゴロモの異母であること。そして私がハゴロモの父であり、チャクラの祖の一人であると知った小南たちは、背後に宇宙を背負ったなんとも言えない味のある表情を浮かべていました。
ですが一部では納得していたようです。私の転生眼や人知を超えた神術の数々。この時代へやって来て十年以上経とうとも一向に老いない体。前々から私の正体に疑問を抱いていた皆さんも話を聞いて納得したようでした。六道仙人の父なら不思議ではない、と。
私の正体を知って心が離れるのではないかと、少し不安がありましたが、皆さんむしろ逆で。私たちの夫はこんなにすごい人なんだ、と誇りに思っているようです。雪に至っては本物の神だと分かって何故か失神していましたが。
私もよき妻たちを持ったものです。アイノたちも含めて。
そんなアイノたちですが暁に所属しながら黒ゼツとともに私の行方を探していたそうです。
そして【旅団】の噂を聞き、さらにはそのリーダーである私の名前と写真から確信に至ったとのこと。数千年も掛けて生存しているかも分からない私の身を案じ探すなど、並大抵のことではないでしょう。
その想いを聞き、思わず私は尋ねました。
「死んでいるとは思わなかったのですか? もう二度と逢えないとは考えなかったのですか?」
その言葉に二人は。
「テンジ様が死ぬなんてあり得ません。あなた様ほどの女人好きですから、何が何でも生き残り、逢いに来てくれると信じていました」
朗らかな笑顔とともに返されてしまい、気が付けば二人を抱きしめていました。
そんな感動の再会を果たした私たちですが、その後は少し雲行きが怪しくなることに。
それまで黙って成り行きを見守っていた小南たち、ハーレムメンバーの皆さんを紹介しました。紅さんたちは任務でこれなかったのですが、後ほど紹介するつもりです。
お互いに笑顔で握手を交わすのはいいのですが、何故ことあるごとに。
「私はアイノ。こっちが妹のアイナ。テンジ様の
「兄さんと
「パクラだ。テンジには殺されそうだったところを助けてくれた。今じゃこの人の
「林檎雨由利よ。テンジとは、そうねぇ。戦友で婚約者ってところ。アタシを惚れさせたイイ男だし、当然よね」
「マキです! パクラさんの弟子をしています! テンジさんとはその……き、清いお付き合いを……!」
「雪と申します。テンジ様はこの世に降り立った唯一神であり、わたくしのすべてと言っても過言ではありません。同じ神を崇める同士としてよろしくお願い致します」
「綱手だ。木ノ葉で上忍をやっている。が、コヤツに手籠めにされてな。責任をとって娶ってもらうつもりだ。あなた方は同じ女として敬意を表する」
「私はアジサイ。戦災孤児だった私をテンジ様に救われたの。テンジ様には返しきれない恩があるから、一生を掛けて返すつもりよ。将来の妻として」
「スイレンです。私もアジサイと同じくテンジ様に拾っていただきました。アジサイとフヨウともども、どこまでもテンジ様についていく所存です」
「フヨウだ。アジサイとスイレンは幼馴染で、行き倒れていたところをテンジ様に救ってもらったんだ。想いは二人と同じだ」
と一部マウントを取るような言い方で牽制していました。見えない火花が散っていたような気がします。
肩身を狭くしていた黒ゼツに今後の暁の行動予定を尋ねたところ、やはり原作と同じ道を辿ろうとしているのが分かりました。
すなわち「うちはマダラ」さんと「うちはオビト」さんを背後から操って尾獣を集めさせ、十尾を召喚して母を復活させる。
しかし、困りました。効率的であるのは分かりますが、私には素直に賛同することが出来ません。
協力してくれると思っていたのでしょう、慌てて理由を尋ねるゼツに私も本心を語りました。
私の目的は、武力による争いのない世の中を作ることです。
記憶を失っていた時に立てた目標ですが、今なら分かります。これは、かつて望んだカグヤの夢。『争いのない平和な世の中』を実現させるため、心の奥底では覚えていたのでしょう。
そして現在、私は各地に散らばった尾獣集めています。
これは先に申した武力を取り上げるのと同時に尾獣たちを保護することでもあるからです。この子たちはハゴロモにとっては我が子に等しい存在だったはず。
であるなら、私にとっても孫に等しい存在です。孫を兵器として利用されて黙っていられるような爺ではないですから。
この言葉にアイノとアイナは理解を示してくれました。
ゼツも「パパがそう言うなら……」と頷いてくれて、計画の見直しを図ることになったのです。
しかし、カグヤと逢いたいのは私も同じ。そのためには十尾を復活させなければならないのも分かっています。
孫を犠牲にしてでも妻との再会を望むのか、今の私には重すぎる難題です。
話し合った結果、代案が見つかるまで、暁は引き続き人柱力の確保を続ける方向で話が纏まりました。オビトやペインに不信感を抱かれないための処置ですから、仕方ありません。
ただし、私もこれまで通り尾獣の保護を続けていきます。ゼツも暁を派遣したらその旨を知らせてくれるとのことですので、今後接敵する機会が必ず出てくるでしょう。
その夜はアイノとアイナの二人と熱い夜をともにしました。皆さん気を使ってくれたのでしょう、一切の邪魔が入ることなく三日三晩部屋から出ずに愛し合ったのです。
別れ際にアイノたちにも空中都市に繋がる鍵を渡しました。
彼女たちには上手く暁をコントロールして頂く必要がありますし、妻を拒む扉はありませんから。
次に大きなニュースですと、なんと子供が生まれました。
それも四人――小南、パクラ、雨由利、雪との子です。
まあ、さもありなんといった感じでしょうか。なにせほぼ毎日誰かしらとセックスしていましたから。
これまでバンバン中に出しておきながら一度も妊娠しなかったのは、単に私が避妊スイッチをオンにしていたからです。
小南とパクラ、雨由利の三人は私のマジカルチ〇ポの機能についてある程度知っていたので、これまで何も口を挟んで来ませんでしたが、雪は違います。
彼女は何度も体を重ねながらも全然子供が出来ないことに悩んでいたようでした。なので彼女にもマジカルチ〇ポの避妊機能について説明すると、すぐに妊娠させてほしいと歎願。
本人が望むならと、これを承諾したのですが「雪だけズルいわ」という小南の意見にパクラたちも賛同の意を示したので、なら全員孕ませましょうと、本格小作りックスを行ったという訳です。
しかし、この話を聞いた綱手たちを宥めるのが大変でした。
綱手はすでに交際していた男性と縁を切っていたので、望むのなら妊娠させても良かったのですが、彼女は木の葉の上忍トップスリー。過酷な任務に追われる彼女を妊娠させてしまえば任務に弊害が生じる、というのを本人も分かっていたのでしょう。紅たちも同様です。
悔しそうに私の襟首をガクガクさせた綱手に「これまで以上の愛を示せ!」と命じられてしまいました。それに便乗して紅たちも大きく頷いています。
もちろん、任務は完璧に遂行済みです。翌日足腰が立たなくなるほど、全員に丸一日愛を注ぎ込みましたとも。
さて、小南たちとの子供ですが、生まれてきたのは全員可愛らしい女の子でした。
小南は黎明、パクラはサーシャ、雨由利は榛名、雪は白と名付けました。
白については原作知識くんが「んん?」と首を傾げていましたが、そんなのは我が子の可愛さの前ではどうでもよろしい。
マジカルチ〇ポの祈願能力によるものか、嫁たちの産後の肥立ちも良好で母子ともに健康とのこと。
やはりいくつになろうと何度見ようと、我が子は良いものですね。
この時期でしか味わえないボテ腹ックスも最高でした。
さて、次に大きなイベントと言いますと、神隠れの里についてでしょうか。
里が出来上がってから僅か七年。
我が里は小国ながら大国に負けないほどの力を手にしました。
一つは軍事力です。
現在、我が里の忍びは五五〇名。その半数以上が上忍レベルであり、その中でも上位十名は影の名を持つに相応しい実力者で構成されています。
更に言えば、尾獣も仲間として里を守ってくれています。これは意外でした。
もちろん私から要請したものではありません。尾獣の皆さんが自発的に申し出てくれたのです。
私の里に住む人々には尾獣たちについて偏見を持って欲しくなかったので、尾獣たちの育ての親であるハゴロモの思いや彼らに託された願いなどを話しています。
また、各々の姿をデフォルメしたぬいぐるみなどに時折憑依させて、里の皆と触れ合いの場を設けたりしました。
その結果、尾獣たちを受け入れてくれて、今ではすっかり里の人気者です。
尾獣たちもこれまでの人間たちと違って自分たちを受け入れてくれたためか、里の皆には気を許している様子です。だからでしょうか、自分から「皆を守るための力になりたい」と申し出てくれたのは。
そして、現在保護した尾獣は四匹。その内の三匹は私の中で仲良く暮しており、いざという時に外界へ解放すれば里を守ってくれます。
最後の一人は人柱力です。元は人柱力ではありませんでしたが、私の力になりたいという本人の希望と、尾獣から候補を募ったところ彼女なら構いませんと、双方の合意があったので人柱力として活動して頂いております。
我が里には抜け忍も多く所属しており、他里の追い忍も頻繁に侵入や襲撃を掛けてきますが、すべて撃退済み。里の情報は何一つ外部に漏れ出ていません。
このことから、我ら神隠れの里はかなり注目を浴びています。
次に大国とのパイプ作りです。
これは信頼関係があってこそ強固なパイプになりますが、それまで時間が掛かりますし何より面倒なのがネックでした。
なので、手っ取り早くかつ確実な手段を取らせて貰いました。
過去の記録に書いたと思いますが、私の転生眼の能力にチャクラを介して相手を洗脳するものがあります。一時的な幻術などと違い、その身に埋め込んだチャクラ球を抜かない限り解けない特別製です。
これを火の国と、波の国の大臣方に埋め込んできました。
なぜこの二つの国かと言いますと、神隠れの里が地理的にこの二国の丁度堺に位置するからです。
これにより大臣直々の任務を引き受けることになり、資金源の確保と知名度の上昇に大きく繋がりました。
里を守護する、神が遣わした聖なる獣――『四聖獣』と、そのリーダーである神の遣いの人柱力『小南』。
各々が影の実力を有する十人の強者、特性の仕掛け武器の使い手である『狩人』たち。
そして、天から降臨された唯一人の神――里長の『唯一神テンガ』。
これが、里の方々から向けられる認識と言いますか、異名です。
唯一神は止めてほしいのですが、皆さん頑ななんですよね……。
それと、神隠れの里が軌道に乗ったので、これを機に【旅団】を完全に解体しました。
空中都市こそ残っていますが【旅団】の団員は皆、神隠れの里の住民として登録しており、うち半数は忍びとして配属済みです。
空中都市は私たちの隠れ家的な扱いですね。他里から連れて来たハーレムメンバーはここで本体の私によるマジカルチ〇ポ教育を行い、嫁としての自覚を促すのです。
さて、木ノ葉に派遣した分体からの情報ですと、いよいよナルトの母であるクシナさんの出産が近いようです。ゼツから聞かされた話でもナルトが出産して封印が弱まったところを狙い、うちはマダラさんが九尾と接触する流れとのこと。
出産予定日は十月十日。あと一週間後。
これは、私でないと処理できない案件です。
念には念を入れて、各地に分散させた分体を集結させましょう。
【各キャラの年齢、出身国】
・テンジ 外見23歳(ソの国)
・小南 18歳(雨隠れ)
・パクラ 29歳(砂隠れ)
・林檎雨由利 28歳(霧隠れ)
・アジサイ 15歳(雨隠れ)
・スイレン 16歳(雨隠れ)
・フヨウ 16歳(雨隠れ)
・マキ 16歳(砂隠れ)
・影山ナツキ 18歳(木の葉 オリキャラ)
・雪 25歳(水の国)
・綱手 33歳(木の葉)
・シズネ 18歳(木の葉)
・紅 18歳(木の葉)
・アンコ 18歳(木の葉)
・ノノウ 25歳(木の葉)
・アイナ&アイノ 外見23歳(ソの国)
本編と勝手に書かれたシリーズ、どっちを優先してほしい?
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本編
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勝手に書かれたページ裏