TENZIマジカル珍宝帖 ~私の嫁はラスボスでした~ 作:ポチ&タマ
ラストストックです。
また溜まったら投稿を開始しますので、それまでお待ちください。
〇月×日 晴れ
第二試験の試験管はアンコです。
私の姿に気づいた彼女は目ざとくウィンクを飛ばしてきましたので、こちらも口パクで『後でお邪魔しますね』と微笑み返しました。
試験内容はやはり、死の森でのサバイバルテスト。天と地の巻物を集めるアレです。ここから大蛇丸さんか動き始めるのでしたね。
ところでアンコさん、何故わざわざクナイを投げてナルトくんを傷つける必要が?
頬の血を舐め取るのも原作で見ましたが、もしかして雨由利のように『血が昂る=性欲』という図式でしょうか。
巻物を受け取る際にこの質問をすると、何故かアンコは必死な顔で弁明してきました。曰くナルトくんの血を舐め取ったことに他意はない、浮気なんてしていないと。
突然浮気というワードが出てきて戸惑いを覚えた私ですが、特に意味のない行為であったと分かりスッキリです。
ついでに大蛇丸さんがこの試験場に潜り込んでいることを伝えると、彼と因縁があるアンコは顔色を変えました。
ですが、然るべき時まで待つように告げると、唇を噛んだアンコは渋々頷きます。
お詫びではありませんが、試験が終わったらもう一人子供を作ることを約束すると、瞬く間に機嫌を直してくれました。アンコだけだと間違いなく綱手たちが乗り込んでくるので、彼女たちとも子を設ける必要がありますね。
我が里のチーム分けは以下の通りです。
【
【黎明、サーシャ、榛名】、担当上忍は雪。
【多由也、君麻呂、ヨタ】、担当上忍はアジサイ。
私たちグループもそれぞれ指定された場所に別れるのですが、その際、多由也たちと黎明たちで何やら勝負事をしていました。どうやらどちらが先に塔に着くかで勝負するようです。
彼女たちの実力ならこの試験も問題ないでしょう。このくらいの娯楽を用意した方がモチベーションが上がるのかもしれません。
私たちはのんびり試験を受けることにしました。私たち、というより私ですが。白もヒナタも従順で私の意思を尊重して下さるので、のんびりと楽しむことにしたのです。
ですので、襲い掛かる忍びたちを撃退しながらピクニック気分で森の中を散策しました。
死の森と言われていますが森は森。獰猛な動物や危険な植物なども生息していますが、その辺の知識はあるので、自然の恵みを頂きながら穏やかな気分でピクニックを満喫しつつ、塔へ向かっていました。
その道中、色々な出来事に遭遇したのです。原作イベントですね。
始めは大蛇丸さんに襲われるナルトくんたちを見つけました。
流石に注目ルーキーといえど、経験値の差はそう簡単に覆らないようで、影分身と飛雷神の術のコンボも見切られてしまっていました。
主人公を殺させるわけにはいきませんので、白とヒナタには待機を命じ私が乱入。
色々と面白い手品を見せてくれた大蛇丸さんには、感謝の気持ちを込めて拳をプレゼントです。
撤退した大蛇丸さんですが、私が乱入する前にサスケくんに呪印を刻んでいたのでしょう。肩には見覚えのある印が浮かんでいましたね。
以前、アンコに刻まれていた呪印を処理したことがあります。もう彼女が呪印に苦しむことはなく、この時は彼女が私の妻であるため呪印を剥がしました。
ですが、サスケくんに至っては私が働きかける理由がありません。むしろ呪印を剥がすと私的にも不都合ですので、このまま見送りました。
次に遭遇したのは香燐さんです。
丁度昼食の調達で川辺に向かっていたところ、巨大蛇に食われそうになっていた香燐さんがいたので救出しました。結構ギリギリでの救出になってしまい、申し訳なく思います。
怖い思いをさせてしまったため、珍しくマジカルチ〇ポでの味見と言う気分になれなかった私は、白とヒナタを待たせていたので断腸の思いでその場を離れました。
いずれまた逢えるだろうと思い気分を切り替えたところ、今度遭遇したイベントは我愛羅くんたちです。丁度雨隠れの里の忍びを瞬殺していたところに出会ってしまった形ですの。近くにはキバくんたちが隠れているのも分かりました。
私を強者と見抜いた我愛羅くんは、戦闘狂特有の笑みを浮かべて勝負を挑んできました。ですが、私的に彼とはちゃんとした場所で戦いたかったので、その場は断ったのですが、我愛羅くんは意外とやんちゃな子に育ったようです。
我慢できないと言わんばかりに攻撃してきたのですが、これを白が迎撃。氷の壁で砂の攻撃を見事防いで見せました。その隙に気当たりで我愛羅くんの戦意を削いだ私たちは素早く離脱した、という次第です。
そして、最後に遭遇したイベントは、サスケくんたちが音隠れの忍びたちからリンチを受けるシーンです。
丁度リーくんが割り込んで音隠れのドスくんたちと戦っていたので、私たちはこれを観戦していたのですが、珍しくヒナタが介入したいと言い出しました。
視線の先には様子見していたネジくんがいたので、嘗ての自分と違う所をここで見せたいのでしょう。そう考えた私は快く送り出し、彼女の活躍を見守りました。
私の期待通り、音隠れの忍びを撃退したヒナタ。ドスくんたちが得意とする音を介した技も、先の先を読むことで悉く攻撃を潰し、純粋な体術のみで圧倒したのです。
離れたところでヒナタの戦いを見ていたネジは酷く驚いた様子でした。
さもありなん。今のヒナタの体術はネジはもちろん、リーくんすら上回るでしょう。
ですが「本当に、ヒナタ様なのか……?」というセリフは正直失礼だと思います。ヒナタがここまで強くなったのは、偏に彼女の努力の結晶なのですから。
さて、そんなこんなしているとあっという間に時間が過ぎ、六時間も経ってしまいました。いい加減塔に向かわないと多由也たちに文句を言われてしまいます。
必要な巻物はすでに回収したので塔に向かおうとしたのですが、いい加減跡をつけられるのもアレなので隠れていた香燐さんを呼び出しました。
追跡を見破られるとは思っていなかったのか、おずおずと出てきた香燐さんですが、私が何の用かと問うと突然の逆告白をかましてきたのです。
ここでそう来るとは思わず、呆けてしまう私を余所に白とヒナタが警戒した様子を見せました。
告白して下さるのは嬉しいですし、彼女の目は本気の女性のそれだったので私は受け入れる気満々です。
しかし、そのためには草隠れを抜けてもらわないといけません。草隠れの優先度は低いため、現地妻にするメリットがないので。
里を抜けることになっても良いなら受け入れると言うと、香燐さんは即座に里抜けを承諾しました。そこまでの覚悟があるなら、と白たちも渋々矛を収めたので、試験が終わったら迎えに行くと伝え、改めて塔に向かったのです。
中忍試験で新たにハーレムメンバーが加わるとは、いささか予想外でした。
こうして塔に辿り着いた私たちですが、待っていたのは多由也たちの文句の嵐。
ニチームとも同着二十分で塔に辿り着いたので、勝敗を私に委ねることで同意したそうですが、肝心の私の到着が六時間後だったので怒られてしまいました。
私なら一分も掛からず白たちを連れて突破出来たはず、という指摘には素直に頭を下げざるを得ません。
第三試験が始まるまでの間、娘や多由也たちの頭をずっと撫で続けた私でした。
ちゃっかり白とヒナタも列に並んでいましたが、見なかったことにしましょう。
〇月×日 晴れ
第三試験が開催されました。
やはり二十分で突破した黎明と多由也チームは衆目を集めるには十分な結果だったようで、木の葉の上忍たちやミナトさんから関心を向けられている模様。もちろん同じ里の私たちも、ですね。
特にヒナタの存在は木の葉の皆さんを大いにざわめかせ、ミナトさんも厳しい視線を担当上忍の小南に向けていました。
後ほど正式な抗議として私の元に届くことでしょう。
まあそれはともかく、肝心の予選結果ですが、本戦出場が決まったのは以下の十四名です。
木の葉:ナルト、サスケ、サイ、シカマル、シノ。
砂隠れ:我愛羅、カンクロウ。
神隠れ:
予選では興味深い戦いや組み合わせのみ記載することにします。
まずはナルトくんですね。相手は原作通りキバくんでした。
注目ルーキーの一人と当たったキバくんはげんなりした様子でしたが、ナルトくんは逆にやる気満々。恐らく御父上のミナトさんが観戦していらしたからでしょう。
戦いは終始ナルトくんのペースで煙玉と影分身、そして飛雷神の術を使ったスピード戦法を披露。
大蛇丸さんの時は不覚を取ったナルトくんでしたが、名誉挽回と言わんばかりの影分身と飛雷神の術の合わせ技は中々に見ものでした。流石は注目ルーキーです。
次はリーくんと榛名の戦いですね。榛名は薙刀を得意とする雷遁使いです。もちろん体術も十分に扱えます。
戦闘になるとスイッチが入りがちな彼女ですが、それは手強い相手と対峙した時の話。
リーくんは榛名の目に掛からなかったようで、涼し気な微笑みを浮かべながら攻撃をいなしてカウンターを放っていましたが、ガイさんのゴーサインを受けた彼を相手にした時、ついにスイッチが入りました。
淑やかな微笑みを浮かべながら凍てつく殺気を帯びた彼女は制空圏を発動させると、猛スピードで動き回るリーくんへ的確にカウンターを入れていったのです。
制空圏は五感を研ぎ澄ませて、すべての感覚器官を総動員させて迎え撃つカウンター技。極めれば自身の領域に入った途端、無意識レベルで打ち落とすことが可能となります。
まだその域には達していない榛名ですが、リーくん程度のスピードなら対処可能です。
返り血を浴びる度に恍惚とした表情を浮かべる彼女を見て、下忍の皆さんはドン引きしていましたね。
八門遁甲の体内門を開放して裏蓮華まで披露したリーくんに、榛名もヒートアップしてしまったのでしょう。
すべての攻撃を柄でガードしながらも力負けして吹き飛ぶ榛名ですが、裏蓮華を食らう間際に彼の手足を薙刀で一閃。
そして、右手足を失い苦しむ彼に止めを刺そうとしたのです。
幸い、担当上忍のガイと雪が割り込むことで事なきを得ましたが、彼女の恍惚癖もそろそろ矯正しないといけませんね。雨由利はしっかりと制御した上で楽しんでいますが、今の榛名は本能に振り回されていますので。
リーくんの怪我ですが、裏蓮華を使用した反動による全身の複雑骨折と四肢の筋肉断裂。
そして何よりも、右手足の切断面が雷遁のチャクラにより焼かれており、接合は不可能とのことで、奇しくも原作同様に医療忍者から忍びとして再起不可能と診断されました。
彼の怪我は『木の葉の医神』と謳われる綱手を以てしても、どうしようもないとの話。
真剣に戦った結果ですので同情はしません。
ですが、もしかしたら、私の出番が来るかもしれませんね。
次の戦いは、ヒナタとネジくんです。
ある意味因縁の戦いと言えるでしょう。
ネジくんは「引き摺ってでも宗主様の元に連れて行く」と豪語し、得意の柔拳で猛攻を仕掛けてきましたが、ヒナタはそれを冷静に捌きます。
柔拳は白眼がないと効力を発揮しないと言われていますが、そんなことはありません。
確かに点穴は針の穴より小さいので見抜くのは大変ですが、老若男女問わず同じ箇所に存在します。後は体で覚えるまで何度も稽古稽古稽古です。自分の点穴の場所が分かれば、他者の場所にも触れることが出来るようになりますので。
さらに言うと経絡系や秘孔は点穴に比べると難易度が低いのですぐに覚えることが出来ます。
ヒナタは【テンジ流戦闘術】の体捌きで柳の如く攻撃を躱しながら、隙を見つけては服や腕を掴み、櫛灘流柔術で地面に叩きつけるように何度も投げ飛ばしました。
そして地面に激突した衝撃で硬直する一瞬の隙を逃さず、点血や経絡経、秘孔を突き、チャクラの流れや動きを阻害していったのです。
止めとして放ったのは、中国拳法の八極拳による“寸勁”。
これは流派により独自の技へと発展していますが、私が教えた八極拳の“寸勁”は師から教わったものを更にアレンジしたものです。
重力や自重、脱力・脱骨から生じるエネルギーを乗せた浸透系の技に、一撃目はなんとか耐えたネジくんですが、続けて放たれた二撃目は流石にダウンしてしまいました。内功がまだまだ練られていない証拠ですね。
寸頸はあらゆる攻撃で発揮出来るのが特徴の一つ。一撃一撃が必殺となる拳撃や蹴撃を、息もつかぬ速度で浴びせるのが理想と私は考えています。
そこまでの功夫を積むにはまだまだ時間が掛かりますが、ヒナタならいずれ至ることが出来るでしょう。何せ、私の弟子なのですから。
日向の落ちこぼれと言われていたヒナタが、日向の天才を打ち破った。それも圧倒的な実力差で。これには木の葉の皆さんとしたら寝耳に水だったらしく、下忍はもちろん上忍の方々も驚いていました。
私としては胸がすく思いで、年甲斐もなくヒナタを自慢したい気持ちに駆られましたが、ぐっと我慢です。
次は私の試合ですね。相手はチョウジくんです。
チョウジくんの十八番である肉弾戦車ですが、これほど分かりやすく、そして殺りやすい技はありません。此度は私も娘たちに倣い、体術オンリーで挑もうと思っていたので尚更でした。
肉弾戦車の勢いを利用し片手で投げ飛ばすと同時に、とある秘孔を撫でるように押します。
すると、不思議なことに三半規管が揺さぶられたような症状に見舞われ、立つのもやっとな状態となってしまうのです。
起き上がったチョウジくんですが体はフラフラで尻もちをついてしまいました。
その隙を見逃さず喉元を掴み、降参を促したところ、首を何度も振って快諾してくれたのです。正直者は好きですよ。
テンテンさんはサイくんと対決。暗部で培ったスキルに彼が得意とする鳥獣戯画で翻弄。残念ながらテンテンさんは負けてしまいました。
我愛羅くんはドスくんとバトルです。
やはり原作ほど操れる砂の量は少ないですが、それでも素の力はドスくんを上回っていますね。
音波による攻撃は砂の耳栓をした上で耳当てのように耳を砂で覆うことで遮断。砂漠柩からの砂漠葬送コンボで決着がつきました。
原作より戦闘狂の気がある我愛羅くんですが「何か何でも殺す」という意志は感じられません。狂気度はそこまでではないようです。
ヨタはテマリさんとの対戦です。
感受性が豊かで陽気な性格のヨタは純粋無垢な性格のまま育ち、立派な男の娘へと成長しました。
童顔な顔立ちに眠たそうな半目。マイナスイオンを発していそうな緩い空気を纏っており、よく野生動物たちと一緒に日向ぼっこをしているところを見掛けます。
身長は残念ながら、同年代の子どもたちの中では一番低いですね。
そんなヨタは感情によって気候を操る能力をもっており、今では自在に感情を操ったり、意図的に能力をオフにすることも出来ます。
『喜びは雪となって積り、怒りは雷となって敵を射抜く。悲しみは雨となって大地を濡らし、楽しみは風となって吹きすさぶ』
これはヨタの能力を目の当たりにした小南が呟いた言葉で、今では彼を表すセリフとして里の皆が口すさんでいます。
この能力の恐ろしいところは屋内でも有効な点です。詳しい原理は分かりませんが、ヨタが泣くと室内であるにも関わらす雨雲が作られ大雨を降らしたことがありました。
なのでヨタにとって屋内はハンデになりません。もちろん、屋外の時が一番効果を発揮しますが。
ずっと我慢していたのでしょう。試合が始まった途端、嵐規模の暴風が吹きすさび、テマリさんを含めた会場の皆さんを吹き飛ばしてしまったのです。
私たちはヨタの顔から「あ、これはやらかしますね」と察していたので対処できましたが、他の方々は散々な目に。少々申し訳なく思います。
幸い担当上忍の方々の尽力により下忍の皆さんに大きな怪我はなかった様子でしたが、対戦相手のテマリさんは運悪く壁に打ち付けられてしまい、KOです。
抑圧していた感情の暴走は中々収まらず、キャッキャッと楽しげに飛び跳ねるヨタを捕まえ、諭すアジサイ。苦労を掛けます。
次の試合は黎明とサーシャの対戦です。
互いにライバル意識を持っている二人は許される限りの実力を発揮し、手汗握る熾烈なバトルを繰り広げました。
母に倣い体術と紙忍術を駆使する黎明ですが、サーシャは母親譲りの灼遁があります。どんな紙でも容赦なく燃やす灼熱の炎に力をセーブしている黎明では勝てず、敗北。
他里の目を欺くために全力を出さないように指示を出したのは私です。ですが本気になった黎明の紙忍術はただの灼遁では防ぎきれない力を有しています。
それはサーシャも知るところなので、互いに健闘を称えて握手を交わしていました。
まあ、それを言うとサーシャも同じなのですが、だからこそ良きライバルとして切磋琢磨出来るのでしょう。
しかし、砂隠れの上忍の皆さんは動揺を隠せていませんね。灼遁に母親ゆずりの顔、一目でパクラの子だと分かったでしょう。
ですが、それを指摘することは出来ません。この場にパクラはいないですし、指摘をしたところで砂隠れは何もできませんから。なにせ、戦争になったらほぼ確実に我々が勝ってしまいますからね。
それが分かっているからこそ、砂隠れの上忍たちは苦虫を嚙み潰したような顔でこちらを見ていたのです。
続いての試合は多由也と君麻呂です。
相性が悪いのか、何かとぶつかり合うこの二人ですが、まさかこの舞台でも戦うことになるとは思いませんでした。
試合は君麻呂の勝利で幕を閉じます。
多由也も持ち前の横笛を使った幻術や体術を駆使したのですが、まだ里を訪れて一年の彼女では君麻呂の相手として力不足。
本来ならこの中忍試験も受けさせるつもりはなかったのですが、本人からの強い希望と小南たちの後押しもあり、渋々承諾したのです。
ですが、現在の彼女とナルトくんたちの実力を比較できたのは良かったですね。おかげで今の多由也のレベルでも十分周りに引けを取らないことが分かりました。
不満気な顔で戻ってきた多由也さんは「おいテン――キサラギ。ウチが負けたんだぞ。慰めろよ」と命じられたので頭を撫でたのですが、その際の勝ち誇った顔が印象的です。
何故か君麻呂の方が敗北したかのように悔しがっていたのですから。
そして、最後の試合である白とナツキの試合ですが、こちらも中々白熱した戦いとなりました。
氷遁に体術と幻術を組み合わせて戦う白に対して、ナツキは己の影を操って戦います。ナツキの術は奈良家の秘術に似たものですが、明確な相違点が存在します。それが影の中を利用する技です。
影の中に物を収納したり、影から影へと移動するなど汎用性はこちらが上でしょう。奈良家の秘術は大体再現が可能ですし、影を切り離してもう一人の自分を生み出す“影身の術”などがありますから。
影と氷の戦いは中々熾烈を極めましたが、お互いに実力をセーブしているため決定打に欠けるところも見られました。
またナツキの実年齢は三十歳ですが、下忍として溶け込むために十五歳の頃の年齢に変化しており、思いっきり手加減していることも理由の一つでしょう。本来の彼は上忍レベルですので。
最終的には手加減したナツキが白旗を上げることで、白の勝利となります。ナツキはうちの子ですから、下手に木ノ葉の中忍になられると困ります。
彼を神隠れの里へ戻すタイミングも、そろそろ考えないといけませんね。
こうして第三試験の予選が終了しました。
開催サイドである木の葉より多く勝ち残ってしまいましたね。
もしかしたら、あちらの面子を潰してしまったかもしれませんが、まあ弱い忍びを育てるのが悪いということで。
本戦は一カ月後。今から楽しみです。
ストックが貯まり次第、裏ページから投稿します。
【各キャラの年齢、出身国】
変動なし
本編と勝手に書かれたシリーズ、どっちを優先してほしい?
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本編
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勝手に書かれたページ裏