TENZIマジカル珍宝帖 ~私の嫁はラスボスでした~ 作:ポチ&タマ
今更ですが、NTR描写注意です。
一日デート、それはつまり二十四時間がデート時間である。
夜の帳が降り、地上より大きな月が照らす空中都市。町並みを一望できる場所に建てられた神殿では、一組の男女が布団をともにしていた。
布団の上に座るのはテンジと綱手。どちらからともなく唇を重ねては離し、舌を絡ませては唾液を交換し合う。
恋人以外の人と体を重ねようとしている、それも自分の意思で。
明らかな浮気行為。恋人に対する申し訳なさと、それを上回る背徳感と興奮に、綱手は嘗てないほどの昂りを覚えていた。
「まるで芸術品のような美しい体ですね。手に吸い付くこの感覚、まさに至福のおっぱい」
既に互いとも裸を曝け出している中、テンジが優しく乳房を揉む。
多くの女性から経験を得た彼の手は、何気ない動きでも甘い痺れを与える。
喘ぎ声を抑える綱手だが、その視線は一点に集中していた。
(なんて大きい……)
雄々しく勃起したチ○ポ。刀のように鋭く反り返ったその姿を見るだけで、子宮かうずく。
改めて見ると分かる。恋人のそれとは全然違うと。
「テンジ……その、早く……」
ねちっこい愛撫に待ちきれなくなったのか、自分から脚を広げてセックスアピールをする綱手。
その健気な姿に微笑みを浮かべたテンジは、今彼女が一番欲しているものを与えた。
剛直のチ〇ポが綱手の膣肉を掻き分けながら蜜壺の中へと入っていく。
オート調整機能によって彼女が一番感じる形に変化したチ〇ポは、腰を進める度に膣の上壁を擦り上げ、Gスポットを刺激する。
「んぉおおおおおっ♡ き、たぁぁぁ……っ、これ、これなの……! ダンじゃ届かないところに、当たるうぅぅぅっ♡」
一突きで目にハートマークを浮かべた綱手は、体を弓なりに反らしながら甘い嬌声を上げた。
ダンの肉棒では届かない絶妙な場所をピンポイントで刺激する。痒い所に手が届くとはまさにこのことだろう。
緩やかに腰を動かすテンジ。初めのレイプをした時とは打って変わって優しいセックスは、まさに思いやりに満ちている。
綱手の反応を伺いつつ微妙に角度や強弱を変える。気持ちよくなってもらおうというテンジの思いがセックスを通じて伝わり、綱手の乙女心をこれでもかと刺激した。
「ぉおぉおおおおっ♡ ダメぇっ、出しちゃいけない声が出ちゃうっ♡ あっ、んぅっ、ふぅ、んぉおっ♡」
「いいですよ、遠慮はいりません。ここには私と貴女しかいないのですから。存分に聞かせてください」
「おっ、おぉおおおっ♡ 奥、コンコンだめぇっ、きっくぅううううっ♡ オチ〇ポ固くて長くてぶっとくてぇっ! こんなセックス経験しちゃったら、絶対ダメになるっ♡ テンジ以外のセックスじゃ満足できない体になっちゃうぅッ♡」
無意識なのだろう。足をテンジの腰に回して大好きホールドをする綱手。
両手の指を絡めた恋人繋ぎをしながらキスを強請るその様は、どこからどう見てもラブラブカップルそのものだ。
ダンとのセックスでは感じることが出来なかった強烈な快感が、波のように何度も押し寄せてきて、綱手の気分を高めていく。
すでに浮気をしている後ろめたさや背徳感は綱手の中から消え去っていた。あるのはテンジに対する恋慕にも似た感情。初恋のように甘酸っぱく、初体験を迎えた時以上の緊張と興奮感。
「んじゅるるるっ、れろれろっ、じゅるるるるっ♡ んっ、はぁぁっ! テンジ、テンジテンジテンジぃ! もっと奥突いて! 子宮の入り口をぉ、どっちゅんどっちゅんって、突きまくってぇぇぇぇっ♡」
体はもちろん、心も堕ちかけているのは一目瞭然であった。
徐々に腰の動きを速めながら、とりあえず一発目の射精をかますテンジ。
「まずは一発目出しますよ。しっかり子宮で受け止めてください」
「おっ、ほぉおおおおおおおおッ♡ 熱い精液が、びゅるびゅるって、子宮に叩きつけて……ッ! イクっ、射精されてイクッ! イっちゃぅうううううッ♡」
発情フェロモンを含んだ精液の塊が子宮を埋めていく。
マグマのように熱い感覚が胎を襲い、瞬く間に絶頂を迎える綱手。
すべて注ぎ込んだら再び腰を動かし始めるテンジに、綱手はよがり狂った。
「まだ全然硬い……っ♡ んんっ、こんなに出したのに、すごく元気ぃ♡ ダメっ、またイッちゃうっ♡」
ダンが相手なら一度の射精で終ってしまうだろう。良くて二発だ。
しかしテンジは違う。彼には弾切れという概念がない上に体力も無尽蔵なため、綱手の意識がある限り腰を止めることはない。
改めて思い知る。この男は男として規格外な存在なのだと。
そして、同時に思い至る。
確かにダンは優しい。彼の『火影になる』という夢には純粋に応援したい気持ちがある。
だが、それだけだった。冷静に過去を振り返ると分かる。
恋人として不満はなかったが、特別充足感も感じたことはない。
彼と過ごす日々は楽しいものだが、それも一ヶ月が経過した今では段々と新鮮味がなくなり、心のときめきも少なくなっていった。
セックスもどちらかというと淡白なため、体の相性は良いと言える訳ではないだろう。
一度ネガティブな考えが過ると、連鎖的に彼のダメなところが目についてしまう。
「綱手さんのおマ◯コ、気持ち良すぎます! やはり何が何でも、私の女にしてみせますよ!」
「ダメダメダメぇ! 私には既に恋人がいるのぉっ♡ いくらテンジの極太絶倫チ◯ポが相手でも、そう簡単に堕ちないんだからぁッ♡ んぉおおおおおおっ! 奥ぅっ、子宮ガン突きキクぅうううッ♡ ダメなのにっ、浮気チ◯ポなのに赤ちゃんのお部屋が開いちゃうううッ♡」
それに対して、目の前の男はどうだろうか。
自分に惚れたという理由で強引に手籠めにすることから、その本気度は疑いようはない。
その手段がレイプなのは非難すべき点であるが、不思議と忌避感や嫌悪感は感じないし、何より綱手を気持ちよくしてくれている。
独りよがりのセックスではなく、ともに気持ちよくなろうという意思が伝わってきて。彼の一途な想いも手に取るように分かり、胸が高鳴り、体は高揚してしまう。
体の相性はこれ以上ないほど抜群だろう。それどころか、テンジの精力は底がないため、逆に綱手の方が満足させることが出来るか不安を覚えるほどだ。
口では嫌々言いつつ足はガッチリとテンジの腰をホールドする綱手。
「いいでしょう、孕ませて差し上げます。安心なさい、たとえ全世界を敵に回そうとも、貴女と子供は守り切ってみせます」
「〜〜っ! その殺し文句は、反則でしょうっ! ああっ、もうだめっ♡ 私を誑かしたテンジが悪いんだからっ♡ んんっ、ぶっちゅうううううっ♡ レロレロレロ、じゅるるっ、じゅぞぞぞぞぞっ♡」
それだけではない。彼の掲げる志も立派なものである。
テンジの『武力に頼らない平和な世の中を作る』という想いの前では、ダンの『火影になる』という夢が霞んで見えるほど。それほどまでに規模が違う。
大言壮語で終わるのならここまで心を動かされることもなかっただろうが、しっかりと未来を見据えて現実的な手段を模索し、着実に一歩一歩前進しているのだ。
そして、極めつけがテンジの男としての格。
綱手に悲しんでほしくないという理由で恋敵のダンを救い、最強の女とまで言われる自分を守ると言い切る漢気。
そんなこと、恋人のダンを含めて言われたことがない。キュンキュンと胸が締め付けられる思いは、初恋のそれに酷く似ていた。
情動の赴くまま唇を重ねた綱手は、自らの想いを舌に乗せてテンジのそれと絡め合わせる。
口内の水分が尽きるほど唾液を吸い上げ、自分の唾をテンジに飲ませるなど、ダンとのセックスですら行ったことがないほどの激しい攻め。
テンジも嬉しそうに喉を鳴らして飲み込み、さらに激しく舌を絡めて腰の動きを早めた。
密着した口の隙間からくぐもった喘ぎ声が漏れ出る。
ビクンビクンっと体が跳ね、軽イキを繰り返す綱手だが、テンジは容赦なく腰を動かし続けた。
まるで互いの性欲をぶつけ合うような野獣染みたセックスは明け方近くまで続き、最後は綱手の体力切れで幕を閉じる。
汗と涙、唾液などで塗れた顔は、普段の凛とした綱手からはかけ離れた様相を呈していたが、それでも彼女はどこか満足気な、そして幸せそうな笑みを浮かべていた。
1
朝方、体力が戻った綱手。テンジの家の風呂を借りて諸々の汚れを落とし、朝食を共にした。
日本人にとって馴染み深いシャケの塩焼きと味噌汁。沢庵といったザ・朝食といったメニューだ。木の葉でも魚料理など日本食に近い食文化が根付いているため、特に違和感なく端を進める。
穏やかな気持ちで迎える朝食などいつぶりだろうか。家では基本的に一人での食事が多いため、誰かと談笑しながら朝食を食べるのは、それこそ弟の縄樹を失って以来かもしれない。
楽しい食事も終わり、ついに一日デートも終わりの時間がやってくる。
綱手の自室に空間を接続したテンジは、彼女を部屋まで送り届けた。
どこか別れを惜しむ彼女にテンジは微笑みとともに言葉を送る。
「また会いたくなったらいつでと仰って下さい。私はいつでも貴女を見守っていますので」
それだけ告げたテンジは早々に去ってしまった。
最後の最後まで綱手の言葉を聞かず、勝手に出ていってしまったテンジに、彼女は不満を露わにする。
「自分勝手なところは、男子共通の特徴ね……」
それからと言うものの、一度テンジとダンを比較したからか、恋人のダメな点が目に付き始める。
これまで気にしたことはなかったが、ダンはやたらと綱手の動向を気にかける傾向にある。
昨日は何をしていた、今日は何をするんだなど、朗らかな口調であるが今の綱手には彼女を監視しているように見えた。
また、ダンは綱手と同棲したい願望が強く、やたらと彼女にその件の話を振ってくる。
綱手としては恋人が相手であっても一人の時間というものを大切にしたいタイプであるため、同棲はまだ早いとそれとなく断っていた。それに一ヶ月で同棲はまだ早い気がしたのだ。
今の綱手にとって、この催促が非常に鬱陶しく感じるポイントなのは言うまでもないことだろう。
「綱手、今日は時間空いてるか? よかったらデートでもどうだい?」
「ごめん。任務でちょっと疲れてて」
「そうか、そうだよな……わかった。また今度誘うことにするよ」
テンジとの一日デートから一週間。ダンに対してどこか冷めた気持ちを抱くようになってからというものの、デートに誘われても疲れているからと断る日々が続いた。
あまりにしつこいため一度だけデートに応じた綱手だが、やはり心が躍らない。テンジとのデートではまるで少女の頃に戻ったかのようにキラキラと輝いて見えた景色も、ダンが相手であると冷静に状況を分析している自分がいて、とてもではないが逢瀬を楽しむ気分にはなれなかった。
当然、その日の夜誘われても、調子が悪いからと断りを入れる綱手。
テンジとのセックスを知ってしまった今、到底ダンと体を重ねる気にはなれなかった。
意外と性欲が強い綱手は張り型を使って自慰にふけようとするが、そういう時に限ってテンジが訪れる。
そして綱手の募りに募った性欲を真正面から受け止めてくれるのだ。
テンジと体を重ねる度に彼に体する想いが強くなっていくのを感じる綱手。その想いが決定的なものとなったのは、奇しくもダンの介入によるものだった。
「今日も、んっ……元気一杯ね」
「そうですか? いつも通りだと思いますが。平常運転というものですね」
いつもよりしつこく綱手の動向を訪ねてきたダンを辟易としながらもあしらった綱手は、その夜もテンジとの逢瀬を楽しんでいた。
お家デートと言えばいいだろうか。ただ綱手の部屋で何をするでもなく、まったりと過ごしていただけなのに、不思議と満足感や多幸感を得ていた彼女。
自然とテンジを求めるようになり、セックスという流れとなった。
いつものようにギュッと強く抱き締め合いながらの濃厚なキスから始まり、互いのチ○ポとマ○コを愛撫。
バカップル並みのラブラブっぷりを発揮して気分を高めながら、本番を迎えた。
「今日は私からするわね。今度こそ、参ったって言わせるんだから……んんっ、んぉおおおおお……♡」
綱手の要望により騎乗位で繋がったのだが、突き抜ける快感により瞬く間に嬌声を上げてよがり始める。
そんな彼女の反応を楽しみながら下から腰を突き上げていたテンジだが、ふと綱手の家に近づく人影に気がついた。
霊体となったダンである。ここ最近の綱手の様子に違和感を感じ、霊体となる術で恋人の元へやって来たらしい。
だが綱手の家はテンジ製の結界によって守られているため侵入は不可能。手をあぐねている様子であった。
良いこと思いついた、と頭の中の電球が光ったテンジ。一時的に結界を解き、ダンを家に招き入れる。
それが罠であるとも知らず、ここぞとばかりに家に侵入したダンは一直線に綱手の部屋へと目掛けてくるが。
そこで目にしたのは、自分の最愛の女性が見ず知らずの男の上で淫らに腰を振っている姿だった。
「あっ、あんっ♡ んぁっ、んっ、んんぅ……っ♡」
騎乗位で背を向けているため綱手からはダンの姿は見えないが、涼し気な微笑みを浮かべるテンジと視線が合う。
(貴様! 綱手から離れろ!)
カッと頭に血が上るのを感じたダンは欲求のままテンジを殺そうと動き出すが、金縛りに遭ったかのように指一つ動かせずにいた。それどころか声を出すことも出来ない。
必死に足掻くダンを眺めながら、テンジは悪魔のような声で囁いた。
「そういえば、ダンさんでしたか、恋人の。まだ彼とは交際を続けるつもりなのですか?」
(……!)
「な、なんで急にダンの話なんか……っ」
「いえね、そろそろお返事を頂きたいと思いまして。どうしょう、ダンさんとは別れて私の元へ来ませんか?」
「そ、それは……」
(……っ! 何故、断らないんだ綱手!?)
「答えが出るまで、チ○ポもお預けですね」
急に腰の動きを止めてしまうテンジ。綱手が上で腰を振ろうにも、動きに合わせて見事に刺激を相殺してしまう。
先の先の先を読み、筋肉の動きを察し、見事な見切りの技術を存分に発揮させたテンジはチ○ポを挿入した状態を維持しつつ、硬度も徐々に下げていく。
まるで枯れ木のように萎れていくチ○ポに綱手は焦りの色を見せ始めた。
「いや、ダメぇ! 動いてっ、動いてよテンジぃ!」
「なら、何を言うべきか分かりますよね。さあ、自分に正直になってご覧なさい」
「分かった! 言う、言うから! テンジの方が良い! ダンとは別れるから、早く突いてイかせてっ!」
ダンが居ないと思っているからだろうか、やけにあっさりと別れの言葉を告げる綱手。衝撃を受けた様子の恋人を一瞥したテンジは「では、本人に告げてもらいましょうか」と綱手の体を反転させた。
背面騎乗位の形になった綱手は、ここでようやくダンの存在に気がつく。
唖然とした顔で自分を見つめる恋人の姿に顔色を蒼白にする綱手。
反射的に言い訳を口にしようとするが、それよりも早く硬度を元に戻したテンジが下から突き上げてきた。
「んぉおおおおお♡ これこれぇっ♡ もっと、もっと突いて! 私を滅茶苦茶にしてぇッ♡」
口から卑猥な声が漏れ出る。恋人が見ている前だというのに、体はすっかりテンジのチ○ポに反応してしまっていた。
綱手の耳元で何かを囁くテンジ。一瞬、迷う素振りを見せた綱手だが、もう戻れない場所まで来たのを察したのか、蕩けた顔でダンに告げた。
「ごめんねダン……もう私、ダンと付き合えないの。だって、身も心もテンジに堕とされちゃったから……っ♡ あは、言っちゃった……!」
どうやらタガが外れたらしい。恋人に見せつけるように腰を振りながら当人にとって絶望的な言葉を浴びせていく。
「テンジはダンと違って、チ○ポ大きくて長いしっ、何度でもセックスしてくれるものっ♡ しかも男気があって、あんっ♡ 私より断然強いんだからっ、こんなの、好きにならない訳がないじゃないっ♡」
恍惚とした表情を浮かべながら腰の動きを前後から上下運動に変える綱手。
パチュパチュと淫らな水音が木霊する。
「今もテンジのチ○ポ、子宮の入り口をゴリゴリって抉じ開けようとしてるのよ♡ ダンじゃ届かないところも平気で突いてくるしっ、何より絶倫なのっ♡ あぁんっ♡ テンジのチ○ポ、ピクって跳ねた♡ うふふ、褒められて嬉しかったの? んっ、可愛いところあるじゃない♡」
綱手が言葉を紡ぐ度にダンの顔が絶望に染まっていく。
術で霊体化しているが、そのまま昇天しそうな雰囲気だ。
(ウソだ……俺の綱手が……ウソだぁぁぁ……!)
呆然としたダンの呟きは綱手にほ届かなかった。
「だから、ごめんねダン……んぁっ、あっ、ああっ……! 私のことは忘れて頂戴。もう私のすべては、んっ♡ テンジのものだからぁ! んひぃぃぃっ、そこグリグリしちゃダメぇっ♡ お潮吹いちゃうううっ♡」
「よく言えましたね。ご褒美に精液をご馳走しますよ」
最奥を突きながら射精すると、顎を跳ね上げさせた綱手は全身を痙攣させて何度目かの絶頂を迎える。
秘所から勢いよく透明の汁が吹き出し、布団のシーツを派手に濡らした。
(ふざけるな! ふざけるなっ!! 馬鹿野郎ォォォォ!! うわぁぁぁぁ!!)
それが決定打になったのだろう。悲鳴のような声とともに霊体が掻き消える。どうやら術が解けたらしい。
今回の騒動が明るみに出ると少々拙いため、至急ダンの元へ分体を向かわせたところ、綱手の家に向かって爆走しているとのことだった。
人気の付かない場所へ攫い“忘心波衝撃(小)”で寝取られた記憶を忘れさせて処置は完了である。
「テンジ、ダンと別れたよ……だから、もっと私を愛して……♡」
「ええ、もちろんですとも。心行くまで愛し合いましょう」
なんにせよ、これで綱手の心も完全にテンジへと靡いた。過去一番の強敵であった綱手完全攻略である。
達成感と征服感、そして綱手のお強請りの可愛さから、追加でもう一発中出しするテンジであった。
その後の流れは至ってスムーズに行なわれた。
忘心波衝撃で昨夜の記憶を失っていたダンに唐突の別れを告げ、彼に渡したネックレスを返してもらった綱手。
当然、寝耳に水であるダンは反発を覚えるが、これまで抱いていた彼に対する不満をすべてぶちまけた上で、今の彼氏がいかに優秀であるかを事細かく説明した。
心の底から幸せそうに惚気話をする綱手に本気であると悟ったダンは酷く肩を落とし、とぼとぼと帰宅。
綱手とダンの破局話は瞬く間に広がり、噂好きの主婦の間では格好の話題となったのだった。
そして、新たな恋人となったテンジは改めて綱手を空中都市に招き、小南たちを紹介。
まさか自分以外の女にも手を出しているとは思わず、固まる綱手であるが、旅団では一夫多妻制を採用していることと、妻は多数いるが序列などは存在しない旨を説明したテンジ。
帰ってきたのは拳だった。
自分がハーレムの一人であることを知った綱手だが、だからと言って今更彼の元を離れるつもりはなく、これまで以上に愛せと要求。
木の葉には分体を常駐させていると説明するテンジだが。
「オリジナルのアンタが相手しないと意味ないでしょう!」
と叱られる羽目となった。
また、自分の他にも弟子のシズネや同僚の紅たちもテンジの毒牙に掛かったと知り、もはや呆れの感情の方が強い綱手。
シズネたちも、まさか綱手までも手籠めにしたとは思っていなかったらしく、木の葉のくノ一たちから総手でジト目を向けられる羽目となったテンジだが、愛想笑いを浮かべながらベッドに引き摺り込まれ有耶無耶にされてしまうのであった。
「そうよね……テンジって、こういう、男だったわね……」
死屍累々となったベッドの上に寝転びながら誰ともなく呟いた声が響く。
精液に濡れた体で荒い息を吐いていた女性たちは、皆一斉に頷くのであった。
2
まあ、そんな感じでパパに堕とされたってわけ。
えっ? そんなに何人も女の人を作ってたら、愛想を尽かさないかって?
望も知っての通りパパの女癖の悪さは尋常じゃないから、新しい女の一人や二人増えたところで「あぁ、またか」って呆れるくらいで、愛想が尽きたりなんてしないわよ。
それに、パパはああ見えてちゃんと有言実行する人だからね。この前もしっかりママを愛してくれたし、贔屓してないから許せるのかも。
……望も、パパのこと好きなんでしょ。なら、早いうちに色々とアピールしておきなさい。なにせ同年代の恋敵だけで六人はいるんだから。
特に! シズネのところには負けるんじゃないわよ!
望とママの二人でパパを骨抜きにするの、楽しみにしてるわよ。
次回のページ裏は小南です。
本編と勝手に書かれたシリーズ、どっちを優先してほしい?
-
本編
-
勝手に書かれたページ裏