※この作品はR-18です。

TENZIマジカル珍宝帖 ~私の嫁はラスボスでした~   作:ポチ&タマ

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 UVが1万突破しました! 皆さんありがとうございます!

 今回は、ご都合展開が少し入ります。ご注意ください。




5ページ目

 

×月〇日 晴れ

 

 ついに、この日がやって来てしまいました。

 そう、以前カグヤが言っていた大筒木一族の襲撃です。

 相手は二人組。どちらも男性で一人は平安時代の貴族のような方。もう一人は戦斧を手にした巨漢。

 彼らの目的は、カグヤの抹殺と私を含めて彼女たちが得たチャクラの回収とのことです。

 どちらにせよ問答無用でこちらの命を取りに来た二人。

 カグヤは前もってこの時のために白ゼツという人型植物兵器の量産を行っていました。

 

 カグヤの話では元は異界にある月を空間直結して上空に出現させ、輪廻写輪眼の瞳術を映した無限月読を発動。すべての人々に幻術を掛け、彼らを神樹に取り込ませて白ゼツへと改造する、というのが当初の計画だった模様です。

 ですが、この私やアイノたちと触れ合い、心を通わせ、民たちを愛するようになった彼女は非道な選択が出来なくなりました。

 その妥協案として心が痛まない相手、外道な人物や死罪が確定している罪人のみを幻術に掛け、神樹に取り込ませて白ゼツを生産。

 元来の計画に比べ量産できる数は少数ですが、こちらにはそれを補うほどの戦力がいます。

 そう、逞しく育った愛する子供たちと、我が精強の軍です。

 

 大筒木の二人組はモモシキ、キンシキと名乗り、カグヤの同郷とあって不可解な術を使用してきます。彼らの実力はカグヤを上回っているという話でした。

 モモシキはチャクラを使用した技を吸収し、それを倍にして跳ね返してくるという術。

 キンシキは自身のチャクラを武器に変えて扱う術を持っているようです。

 仔細を書くと長くなるため割愛しますが、皆の助けもあり戦況はこちらが有利に働きました。我が軍も大きな被害を被りましたが。

 ですが、彼らは奥の手を残しており、なんとその体を赤黒い果実のような姿に変えたキンシキをモモシキが食べることで、強大な力を得たのです。

 パワーアップしたモモシキの力は絶大で、我が軍は壊滅。カグヤたちも深手を負い、私に至っては致命傷を受けるという結果となってしまいました。

 私の傷は単に我が身の不徳の致すところ。カグヤたちを庇った上で自分も無傷で切り抜けるつもりでしたが、自身の実力不足が祟り、結果彼女たちに深手を負わせ私は下半身が消し飛んだ始末です。

 

 流石にもう無理かと諦めかけた私ですが、カグヤが己の血を私に分け与えて下さったおかげで奇跡が起きました。

 大筒木一族の血と地球人の血。そして恐らく転生者である私の魂などが化学反応を起こしたのでしょうか。

 気がつけば完全復活を果たした上にカグヤの血を受け継ぎ、新たな力が開眼。私の両眼に瞳力が宿り、さらには大筒木一族が有する異能に目覚めたのです。

 カグヤのような輪廻写輪眼ではなく、光り輝く蒼穹の瞳で中心部に六芒星のような紋様が浮かび、瞳の中に電気のようなものが走っているとのことで、カグヤも初めて目にするタイプのようでした。

 新種の瞳力のため名前を付ける必要があります。

 そのため、カグヤの輪廻写輪眼から拝借し、転生六芒眼と名付けました。輪廻眼の元ネタは恐らく「輪廻転生」から来ているのでしょうから。

 瞳の六芒星もオン・オフが利くようなので、オフの時は転生眼ですね。

 また私が使用できる異能――カグヤの言葉曰く神術は、どうやら時空間に特化した力のようです。

 まだ仔細まで確認できていませんが、直感的に使用できる術を使い、私は自身とモモシキを異空間――裏世界へと転移しました。

 そこは地球の裏側。もう一つの現実世界。

 ここならどれだけ暴れようと、カグヤたちのいる表世界には影響がないため、この場を決戦の地として選び、彼との一騎打ちに挑みました。

 

 結果は辛勝といったところでしょう。

 三人に分裂した私は体術で猛攻を仕掛けて隙を作り、そこを極限まで空間を圧縮することで時空に穴を開け、彼奴もろとも穴の中へ入ることで共倒れを図りました。

 

 その空間は次元の狭間と呼ばれる場所。

 そこは地平線の先まで何もない、ただ真っ白い世界が続く場所です。

 カグヤたち大筒木一族が持つデフォルトの能力、異空間への移動はあくまで空間と空間を行き来する能力です。

 ならばその隙間であれば能力も意味を成さないのではと思い試してみたのですが、結果はドンピシャでした。

 後は彼の寿命が尽きるまでひたすらバトルです。時間が経てば立つほど、モモシキの戦い方に慣れていき、新たに手に入れた力の使い方も分かってきました。

 そんなわけで、次元の狭間で戦うこと一年。あっという間に寿命が訪れたモモシキは私の前で灰となり、散ったのです。

 

 

 

?月?日 

 

 どのくらいの歳月が流れたのでしょう。体感ではもう十年くらい次元の狭間を彷徨っている気がします。

 幸いチャクラの実のおかげなのか、寿命が本当に消えたようで我が身は一向に衰える気配はありません。

 アニメなどではよく狭間に裂け目ができて、奇跡的に生還したなどのシーンがありますが、やはりそこはフィクションですね。

 地平線の先まで何もない、ただ白いだけの世界を彷徨い続けています。

 

 

 

?月?日

 

 私の名前はテンジ。三十三歳。

 妻は、カグヤとアイノとアイナ。

 子供は、ハゴロモとハムラとアヤメとシオンとキキョウと……(延々と名前が続く)。

 

 

 

?月?日

 

 私の名前は、テンジ。

 年齢は確か、三十歳くらいだったと思います。

 妻は、いました。カグヤという美しい女性と、アイナとアイノの双子の姉妹です。

 子供も、たくさんいます。

 大丈夫。私はまだ、忘れていません。

 

 

 

?月?日

 

 私の名前は、テンジ。

 デンジ? いや、確かテンジだっとと思います。多分ですが……。

 妻はアイノとアイナと、あとあの有名な物語のキャラ。

 か、カグヤ。

 そうカグヤ姫です。

 大丈夫です。落ち着いて冷静になれば思い出せます。大丈夫。

 私はまだ、大丈夫です……。

 

 

 

?月?日

 

(ミミズが這ったような字のため解読不可能)

 

 

 

?月?日

 

 私は、テンジ。

 歳は、ちょっと思い出せませんが、そこそこの歳だったと思います。

 好きなのは、女の人。

 将来の夢は、ハーレム。

 ん……? ハーレムなら達成出来たような気が……。

 確か、奥さんが、妻がいたはず。

 数は、二人? 三人?

 名前は……名前は……。

 

 

 

?月?日

 

 そもそも、なんでこんな場所にいるんでしたっけ……?

 何もない真っ白な世界……。

 ここは、一体どこでしょうか……。

 なぜ、私はこんなところに……?

 

 

 

?月?日

 

 私の名前はテンジ。

 妻の名前はカグヤ、アイナ、アイノ。

 子供の名前はアヤメ、シオン、クオン、キョウカ、ミゾレ、ユキ、ヒメノ、アユミ、ヒジリ、スミレ、ユウリ、ユカ、カガリ、ハゴロモ、ハムラ、ハサキ、ヒサメ、ヒメリ、ヒツ、フオ、フワ、フキ……(延々と名前が続いている)

 

 

 

?月?日

 

 最近、記憶の消失が激しいです。

 名前も、ふとした瞬間忘れそうで、怖いです。

 覚えていることを書きましょう。

 何かを忘れても、思い出せるように。

 しかし、現時点で何を忘れているのか、それさえも分かりませんが……。

 

 

 

?月?日

 

 テンジ、カグヤ、アイナ、アイノ。

 テンジ、カグヤ、アイナ、アイノ。

 テンジ、カグヤ、アイナ、アイノ。

 テンジ、カグヤ、アイナ、アイノ。

 テンジ、カグヤ、アイナ、アイノ。

 テンジ、カグヤ、アイナ、アイノ。

 テンジ、カグヤ、アイナ、アイノ。

 テンジ、カグヤ、アイナ、アイノ。

 テンジ、カグヤ、アイナ、アイノ。 

 

 





 ツッコミはなしで! 私が一番よく分かっていますからっ!
 次回から「原作開始前編」になります。

【現在の年齢】

・テンジ 外見23(33)
・カグヤ 外見25(?)
・アイノ&アイナ 外見23(33)

本編と勝手に書かれたシリーズ、どっちを優先してほしい?

  • 本編
  • 勝手に書かれたページ裏
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