赤黒いレースのネグリジェは、大胆に背中が開いている。毛布があるので下は分からないが、上半身の時点でかなり際どい格好なのは確かだ。
「……何で?」
既に二発の大量射精をし、絶賛賢者モード中である知琉は、性欲よりも先に思考が働く。
確かにこのゲームでは、ヒロインを自室に連れ込んでまぐわうこともできる。しかし、今回は懲罰房でのプレイに設定していた。
それが勝手に自室に上がり込んでくるなど、ありえないことである。
「……アプデか? ランダムで自室まで来るようになったとか?」
そんなアップデートが来るなら間違いなく話題になっているはずだが……ひとまずは確認しよう。
知琉は冴えた頭でそう判断し、一旦ゲームからログアウトすることを選択する。
VRヘッドギアを外し、現実世界のベッドから起き……再び指先に違和感。
恐る恐る確認すると──
「いや何っ……で、だよ」
やはり同様のネグリジェに身を包んだセシア・ノーノが寝息を立てている。すんでのところで叫び声を押し込んだ知琉は、VRオナホを洗浄ポッドに放り込み、ズボンを穿いて水で一服する。
アップデート情報を一通り漁った結果、このような現象を起こせるようなものはないことが分かった。
「まあ当たり前、だよな」
独り言と共に知琉はアップデート情報の画面から目を離した。その先では、セシア・ノーノが眠るベッドがある。
「全部夢、ってことはないか?」
そう考えた知琉に、ある邪なアイディアが浮かんだ。
もし夢ならば、あのセシア・ノーノに何をしてもベッドが汚れたりはしないはず。
「仮に現実だったら、それはそれで」
早速知琉はベッドへ戻り、右向きに横たわるノーノを覆う毛布をそっと取り払った。
「本当、ゲームまんまだな……」
露わになったネグリジェ姿に、生唾を飲み込む。
ゆったりとした生地から今にもはみ出しそうな巨乳に、抱き心地の良さそうなモチモチの白肌。しかし弛んだ部分のない、理想的なスタイルだ。
閉じられた瞼から覗く長い睫毛も、暴力的な色気に一役買っている。
見ているだけで、知琉の股間はみるみる剛直になってしまった。
「よし……やるぞ」
ノーノの肩にそっと手をかけ、仰向けにさせる。柔らかく重たい乳房がぶるんっと揺れ、知琉の理性を完全に破壊した。
知琉は熟睡している彼女に馬乗りになると、胸に両手を伸ばした。布越しでも伝わる得も言われぬ弾力に、夢中になって揉みしだく。
「ンっ……」
「お、と……!」
ノーノが艶っぽい吐息を漏らし、思わず手が止まる。しかし寝息がそれきり安らかになると、知琉はすぐに愛撫を再開した。
バレたらまずいと思いつつ、このカラダを前にして我慢などできない。
「もうちょっと、くらい」
深い谷間に手を滑り込ませ、やや汗ばんだ生乳の感触を堪能する。
敏感な先端を探り当て、親指の腹で念入りに
見たい。
そう思った時、知琉は既に行動を起こしていた。胸を覆う布地を強引に下げ、爆乳を露わにさせる。
「これはゲームじゃできなかったんだよな」
知琉はだぷんっと音がしそうなほど重量感たっぷりの乳房を両脇から支え、顔を埋める。ノーノが寝そべっている今だからこそだ。
深呼吸しながら目、鼻、唇、舌、頬……顔のあらゆる部分でノーノの谷間を満喫する。柔らかさとハリが同居した至福の空間に包み込まれ、知琉は気が付くとジャージにシミを作っていた。
ここまで来たら、最後まで致すしかない。知琉は下を脱ぎ、我慢汁で先っぽが濡れそぼった肉棒で丸々とした双丘を犯し始めた。
「うぉっ……」
小刻みに揺れる爆乳はゲームで味わった膣肉のような締め付けこそないが、飛び出さんと暴れる剛直をやはり優しく包み込んでくれる。
「こんなっエロいカラダ、しやがってっ! 犯すしか、ないだろっ」
両脇から抑える手からこぼれ落ちそうな乳肉に、知琉は息を荒げながら腰を打ち付ける。
「んぁっ……!」
さらなる熱を帯た肉棒に、ノーノが目を閉じたまま反応した。
「すごぉ、く……良い。あぅ! もっと、もっとぉ」
犯される夢でも見ているのかもしれない。腰の動きに合わせて上がる喘ぎ声が、性交しているかのような感覚を知琉に与えた。
「イクぞ、ノーノ……このまま、乳マンコに出すからなっ」
「はぁっはぁっ。くださいまし。私の
会話をしたわけでもないのに、互いに性感で通じ合う。知琉の全身に力が籠り、射精へと一直線に駆け上がる。
「ぐぅっ──出るッッ!!」
柔らかな乳肉の谷間に押しつぶされ、知琉の肉棒は豪快に果てた。根元からごっそりと精子を絞り取られ意識すら遠のく感覚は、今の行為がゲームや夢の中ではない現実であることを知琉に刻み込んだ。
ノーノの隣で仰向けになり、荒く浅い呼吸を繰り返す。
「……気持ち、良かったぁ」
「悪い人ねぇ」
甘えたような意識が急激に覚醒し、知琉は素早く半身を起こす。声の先には、半目のセシア・ノーノがいた。
「お、起きてたのか……?」
「こんな濃厚なのぶっかけられて、寝ていられるわけないでしょう? あぁんもう、クサいしドロドロ……」
胸だけでなく顔にまで大量の精子を浴びたノーノは、美しい眉を寄せながら指でへばりついた精子を掬い取り、口に含む。
淫魔のようなその仕草を見ているだけで、知琉の股間に血流がまた集中し始めた。
「私が寝ている間に、自分だけ気持ち良くなるだなんて……覚悟はできているんでしょうねぇ?」
しなだれかかってくるノーノ。知琉は抵抗せず、彼女の欲望を受け止めた。
眩しい橙色だったカーテンの向こうが、少しずつ陰っていく。
「私が良いって言うまで、硬くしてなきゃ許しませんわよ」
淫らで長い夜の始まりが告げられた。
翌朝。知琉は喉の渇きで目を覚ました。
「七時か……」
行為の余波で床に落ちた目覚まし時計を目で確認する。
本当に獣のように、休みなくノーノと交わった。精力剤を飲んだわけでもないのに、何発出したか覚えていない。
最後は騎乗位で互いに絶頂を迎え、疲れきったノーノが伸し掛かってきたところで知琉も意識を失った。
「……いない?」
が、部屋を見渡してもノーノの姿はどこにもない。
ベッドは大量の体液が染みついて異臭を放っているし、鎖骨にはキスマークが付いていた。
部屋の鍵もきちんと見つかった。外に出たというわけでもなさそうだ。
「やっぱり、あれは夢じゃなくて……」
行為が終わった後に視界が暗転し、自室のベッドへ……これはゲーム内の流れと一致する。
「これはバグ報告の前に、色々と確かめたいよな」
知琉は早速全裸になってヘッドギアを装着し、絶頂の女神達の待つ世界へと踏み込む。
最大の興味は、セシア・ノーノ以外でも同じ現象が起こせるのか。
「ってことで次の相手は……スメラギさんだな」
どうせ
お読みいただきありがとうございます。
次回からスメラギ・李・ノリエガ編が始まります。