※この作品はR-18です。

朽ちぬ木の葉は色褪せず   作:ナルキケーネ(ハーメルン支店)

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第二三話 聖母堕胎

 ※凌辱要素が含まれます。次話の冒頭で今話の概略がわかりますので、苦手な方は読み飛ばしてください。

 

 

 

 

 

 それは、異教の長である毒島三段腹がイサリビを訪れた数日後のことでした。

 

 イサリビでは建物の修繕などが完全に終わったことで復興の見立てがつき、後は住民たちが生活の中で少しずつ手直しをしていくだけでよいほどに、日々の暮らしを立て直すことができました。

 

 工具や農具を打ち直すために尽力していたアマネ殿も自分の仕事に専念できるようになり、レオーニオも久しぶりにお社でまったりと昼下がりの時間を過ごせていました。

 

 私は夕餉のためにイモの下ごしらえをしており、レオーニオは頬杖を突いて寝っ転がりながら、ずずず、と薄茶を啜っていました。

 

 のどかな日差し。ささやく風。明日も続いてほしいと思える、安らかな平穏だけがそこにありました。

 

「いやぁ、こうしてゆっくりするのも久しぶりだなァ。リュウオウ様は?」

 

「今日も何処かで女をひっかけていますが?」

 

 ……いえ……私のお腹の中では、もやもやとした熱い何かが暴れるように渦巻いていたので、続かれたらちょっと困る昼下がりではありました。『多くの人にとっては』と注釈をつけるべきでした。

 

「わーお、言葉にトゲしかないじゃん。ハリセンボンよりもチクチクしてんで。可愛い声が台無しだよ?」

 

「……うるさいなぁ……放っておいてよ……」

 

 レオーニオにつんけんと八つ当たりをし、つい、ため息を漏らします。昨晩もお屋形様と同衾したというのに、さらけ出した胸を貸すだけで終わってしまって……自分の魅力の無さを痛感させられていたのです。

 

 ……いや、違うから……! かざまがえっちをしたかったとかじゃなくて……『出た、ござムッツリ』じゃなくって……!! なんだよ!ござムッツリって……! 普通、ほら……『いろいろあるだろ』……って……! そんだけだが……!?

 

「かっかっかっ! ま、色男との付き合いは大変なモンだよ、うん。毎晩しっかりと帰ってきてさ、アンタの胸に抱かれて寝るだけ偉いと思わなきゃ!」

 

「レオーニオ、やけに慣れて…………あ-っ!? やっぱり昨日……寝所に近づいてきた気配は其方のものでござるな……!? 夜這いに来たんだろ!?」

 

「……おっ、と……うっかりハリセンボンのトゲに障っちまったな……」

 

「なんでそういうことするの!? 『夜だけはいろはちゃんに譲る』とか言って、すぐ抜け駆けしようとするんだから……!」

 

「いや、ごめんって……! ちょっと……ほら、あそこが寂しくって、つい温もりを…………たはは……♪」

 

「『たはは』じゃねえだろ!もーっ……!!」

 

 ぷりぷりと怒りながらも、私は、レオーニオに気持ちが少しだけわかってしまいました。なんというか、こう……求めてほしい気分というのもあって……だからこそ、自分への自己嫌悪的な怒りもあったのかもしれません……。

 

 ……もやもやを抱えた私の頭には、〝悪〟だと断じきれない毒島とのやり取りが、べっとりと残ったままでした。そういう、心の中の不和を……あられもない姿を晒して繋がりながら、素直な気持ちでお屋形様に相談したかったという思いもあったのです。

 

 不安を煽るのもよくないと思って、そのことは……この数日間、誰にも言っていなかったのですが……。

 

「…………『僕を愛してもらえないか』……か……」

 

「はは――――――あの男と会ったのかッ!?」

 

 私がこぼしたつぶやきで、レオーニオは飛び上がるようにして空の茶碗を床に転がし、私の肩を掴みました。

 

「えっ……あ……うん……。毒島、三段腹さん……だっけ……? イサリビに来て、見学して……すぐに帰ったんだけど…………それだけで……わかるの……?」

 

「わかるに決まってンだろ!? どっちを選んでも地獄行き確定だった、悪魔の――いや、悪魔よりも外道が示した分水嶺だぞ……あれから、あたしは…………ッ……!!」

 

 レオーニオは青ざめた顔で腕を抱き、身体の奥底から湧き出る震えを押さえつけていました。

 

「……クソッ……! ブスジマのチ×ポ野郎め……イサリビにいったい何をするつもりだ……?」

 

「……『滅ぼさなければならない』とは言っていたけど……目的や手段までは、さすがに……敵であるかざまには、教えてくれなかったかな……」

 

「目的なんて、あたしたちも知らないよ……! わかってるのは、アイツがとんでもないクズ野郎だってことだけだ……〝世界征服〟とかいうガキみたいな願望の〝ついで〟じゃねェの……?」

 

 いつもは冷静沈着で、事実を見定める目を持っているはずなのに……珍しく悪態ばかりをつき、思考を投げ捨てるようにしたレオーニオがどっかりと座り直しました。

 

 私も衣服の乱れを直して、再び夕餉の下ごしらえを再開します。さらさら、と葉擦れの音だけが聞こえる気まずい時間が続いていたのですが……突然、きいん、と不快な耳鳴りが頭中に響きました。

 

「っ……な、に……これ……? 頭の中で……わんわん、言ってる……!?」

 

「この、不快な信号…………ブスジマの……!! いろはちゃんッ!! 今すぐに気を失って――」

 

 レオーニオが手刀を振りかぶり、私の首筋を狙おうとしたとき――私たちの視界は脳の奥から揺さぶられ――意識が混迷し、音と光が響き合う世界の中へ引き込まれてしまいました。

 

 意識がどろどろに融けて、たくさんの知らない誰かと混ざり合い――どこかに、連れていかれるようでした。

 

 ……………………。

 

「さて、そろそろいいか――お集まりの諸君!世界中に散る命たちよ!! 我が名は毒島三段腹――この世に産まれ落ち、神すらも使役する唯一無二の支配者だ!」

 

 毒島と名乗った男は、言語の壁を越えた〝意思〟を世界中に響かせる。その念波の発信源となっているのは……毒島が座っている〝椅子〟――全裸で四つん這いにさせられ、大きな乳房を下向きに実らせている褐色肌の美女だった。その淡い色合いの乳首には髪色と同じ金のピアスが食い込んでおり、谷間を飾る橋のように鎖が繋がっている。

 

「どれだけ頭が悪くても、僕の神威はこの豚女神を見れば理解できると思うが……これから、もっとわかりやすいデモンストレーションを行おうと考えている! 今日は、そのために集まってもらったのだ!」

 

 白の聖衣をまとった男は手慰みのように、鎖を掴んで乳首を綱のように扱って乳房を引き伸ばす。突き出された女体の尻を叩いて、鉤状に曲げた指で愛液まみれの女陰を引っ掻き回した。

 

「んぎぃいいいッ!?♡ ぶ、ぶすじまっ、様ぁっ……!!♡ このようなっ、ご無体を――んほっ♡ふほぉおおおっ……!!♡」

 

「ブタが喋るなよ。僕がいつお前に喋ることを許可したんだ?」

 

「ひっ……ぃいんっ……!!♡ ぶひ、ぶひっ……ぶひィ~っ!!♡ ぶひんっ♡ぶひっ……ひんっ……ぐひっ……ぶふぅうっ……!!♡」

 

 神性を宿しているはずの女体は、その背に座って支配下に置く男に隷属していた。女神の身体が痛めつけられているだけのように見える加虐でも、乳首がはち切れんばかりに勃起し、指を雑に衝き込まれる肉壺から絶頂汁が溢れていく。

 

「ハッハッハ! こんなにも無様なメスブタが、よくも〝太陽神ソル〟などと名乗れたものだ! ほら!お前の臭いメスブタ淫乱マ×コの音を世界中に聴かせてやれよ!」

 

「ぶひっ♡ひっ♡ひぃんっ……!!♡ お゛っ♡ぉおおおっ……!?♡ もう、はっ♡入らなひっ……♡ そんなっ♡ゆびっ♡あっ♡おま×こ裂けるッ!♡あ゛ッ♡あっ!!♡あ゛ぁあああああああッ……!!♡ ぶひっ……♡ぶうっ♡ぶうっ♡ぶひぃんっ……!!♡」

 

 毒島は女陰の肉穴を水平に握るように、陰唇に四本の指を突き入れてヒダをぐちゃぐちゃに掻き回す。水飴をこねるかのように淫靡な蜜音を響かせ、男根をくすぐるほどに甘酸っぱい薫風までをも世界中に発信していった。

 

 ただ単純に痛めつけたり、辱めたりして権威を貶めるだけでなく――快感で鼻の下を伸ばした屈辱を晒し、人よりも下品に快感を貪るだらしない姿を見せることで、神性の根源となる人の〝信心〟を揺るがそうというのだ。

 

「さて、こんなにも下品な椅子のことはどうでもいいんだ。これから、我らの教義に反しながらもゴキブリのように生き長らえている〝旧教〟どもに、これからの現実を教えてやる必要があるからな」

 

 白い布地をたなびかせ、黄金の輝きを身にまとい――赤い焔の気熱を秘めた身体が立ち上がる。びちゃびちゃと雌汁を漏らして絶頂の余韻に浸っていた女神を蹴り飛ばして地べたに転がし、マンゴーのように立派に実っていた乳房を雑に踏みつけて、乳首を足裏ですり潰し――「ぶひーっ!!♡」と歓喜の嬌声を漏らさせ、かつての神の威光を沼底まで貶めた。

 

 毒島は床に落ちていた鎖を引っ張り……首と四肢に光の枷を付けた、白色が映える少女を映像にうつり込ませる。

 

 その少女は、毛先だけが黒い白髪と艶美な乳房を持っており、可憐な魅惑の顔立ちをして、ソルドナーレの装束を身にまとっていた――『ウェニキス』と名乗っている、現在の教団の中では最も偉いはずの存在だった。

 

「ぐ、う……! ブスジマ……あっ、さま……! どうして、こんなことをすんだよ……!? ウェニ……何もしてないよ……?」

 

「『何もしていない』のが一番の問題なんだよな。僕はお前の能力を買ってトライプルの一角を任せたんだ、本当は仕事ができることも知っている、なのに何故か働かない……その理由が、ようやくわかったんだよ」

 

「は……? 何を、急に――ッ、きゃあああああっ……!?」

 

 毒島は、少女のグラマラスな肉付きを飾っていた衣服を掴んで乱雑に引き裂き……乳房や股間を隠せないようにした。そして、捕らえたままの身体の背後を取り、股を割り開かせるように両脚を抱きかかえる。

 

 美しい張りがある尻や、尾てい骨の辺りにぼんやりと光る五芒星の痣……ぷっくりとした肉丘を作る秘部が丸出しになる。その奥に、地へと引かれてつきたてのモチのようにたわむ双丘と、鮮やかな桃色に染まる乳首……さらに奥では、羞恥に染まった美少女の顔が晒されていた。

 

「あ、うっ……!! や、めろっ……クソ野郎っ……カスチ×ポっ……!! おいっ……放せッ……このっ……!!」 

 

「世界に息巻く命たちよ。使い込んでいるはずなのに、綺麗なままの女陰がよく見えるだろう? よく出来ている造形美だと思わないか!?神々しさすらも感じるほどだ!」

 

「~~ッ……!! ウェニに、こんなっ……屈辱的なことっ……させて……! ただで、済むと思ってんのかッ……!?」

 

「それはこちらのセリフだよ、〝裏切り者〟。まさか君が、我が教団を内側から害する存在だとは思わなかったよ……わざと内部手続きを遅延させ、〝ある目的のために〟組織の中で大混乱を生じさせたのだろう?」

 

 男はウェニキスを抱えたまま、腰を揺らして勃起した男根を晒す。光る液体が滾る、輝かしい陰茎が反り立ってウェニキスの女陰に触れると――少女の身体から、眩い光が発した。

 

「ンッ……あっ……!?♡ な、に……これっ……♡ 子宮にっ、ビリッ……て……っ……♡ あッ……♡ぁあああっ……!!♡」

 

 その脈打つ光の波動が広がり、幾重にも連なる煌めきの層をいくつも形成して――やがて、収まっていく。

 

 その中心地には……瞳を白黒のまだらに染め、背中から六つの翼を広げる〝神格〟が……恥辱的な体勢のまま捕らえられていた。

 

「ハッハッハ! 僕の聖なる光の力で、化けの皮が剥がれたぞ!」

 

「なッ……ん、で……!? ウェニの……わ、私の、姿が……こうも、簡単に……!」

 

「お前など、所詮はその程度ということだ。しかしまあ、この無様なおっぴろげようでは……旧教においては〝魔王〟と呼ばれ、一部で信仰を集めた〝神もどき〟も形無しだなぁ!」

 

「ブスジマ……なぜ、そのことを……!? まさか……以前から、気づいて……!?」

 

「クックック……なんのことだ……? お前が各地でヴィータを搔き集め、我らの教義を広めるのではなく、自らへの信仰を一本ずつ増やしていったことなど……誰も知るよしがないだろう……?」

 

 毒島は、紋様が浮き出て威厳が増したウェニキスの頬を、べろべろと穢すように舐め回す。脚を抱え上げる力を強め――屹立していた勃起を、まだ濡れてもいない女陰に……ずりゅうっ……!!と、食い込ませるように突き入れた。

 

「ぎっ――ぁああああああああッ!?♡ あ、ガッ……ぉ゛ほおおおおッ……!?♡」

 

「おおう……! さすがに、幾千万ものチ×ポをしゃぶってきた神マ×コは最高の具合だな……! 愛液もないのにズルズルとチ×ポをしゃぶってくる……それに……どんどん濡れていくではないか!」

 

 男がズボズボと空気を混ぜながら男根を抽挿させ、女肉を削るように蜜肉を刺激していく。最初は抵抗しようと暴れていたウェニキスは――首と四肢を縛る枷が毒々しい明滅を繰り返し、その声に濡れた喘ぎを加え始めた。

 

「ひゃめッ、ろっ……!!♡お゛ぉっ♡おっ♡ぉほおんっ……!!♡ この……わっ♡私、がッ……!♡はぁっ……は、あぁああんっ……!!♡ か、神がっ……熾天使がっ……こんなっ♡ぁっ♡ぶ、ざまにっ――あ゛ぁあああッ……!!♡」

 

「まさか……この痛ましい凌辱が気持ちいいのか? 『痛みを快感に変えてしまう』ような奇跡など聞いたこともない……! 世捨て人が崇める異教の神など!男根に喘ぎ散らかすばかりの――ただの淫乱娘にすぎなかったのだ!」

 

「ぶっ♡ぶす、じまッ……!!♡ オマエッ……え、へっ♡ぇ゛ぉおおおっ……!!♡ わたっ♡わたし、をっ♡おっ――おっ♡おぎゅっ……♡やっ♡やぶ、れるっ……♡ おま×こっ♡おま×こがっ♡こっ♡こわれりゅっ……うふぅうううっ……!!♡」

 

 男が世界中に発信する情報のせいか、ウェニキスの身体から放たれていた光が――少しずつ、弱まっていく。かつての信仰地で繋がれていた信心の礎が、ウェニキスが晒し続ける堕落顔と絶頂汁の情けなさに引き千切られていたのだ。

 

 神として崇めていた存在がここまで一方的に嬲られ……強制的に犯されながら快感を貪っている姿に希望を打ち砕かれ、信仰が壊されていく。

 

「きひっ♡ひっ♡き、さまぁっ……!!♡ この、機会を……おっ♡こ、ぉおっ……!!♡ ずっと……待って……♡ 待って、いたのかっ……♡ ぁああっ……!!♡」

 

「……いや。あくまで最後の手段だったかな」

 

「ん、ぇっ……!?♡ 今、なんてっ――くっ♡ひゃぁああああああああッ……!?♡」

 

 一人の男が漏らした失言を掻き消すように、ぞりゅうっ!と女陰を深々と突き刺し、下腹部まで衝撃を貫通させる。

 

 その女体を破壊するほどのピストンを何度も繰り返し、翼が生えた背中を過剰な快感でくねらせ……神にふさわしくない、下品な淫乱顔を晒させた。

 

「おっ♡ぅごおぉおっ♡お゛っ♡おぉおおおおおっ……!!♡ イくっ♡おま×こ、イぎゅうっ♡ こ、壊されっ……ぎゃっ♡ひぃいいいいッ……!!♡」

 

「さあ、僕もイくぞ! 異教の偽神を成敗する、極限の〝白〟を味わうがいい!!」

 

 毒島は、絶頂が蓄積してヒクついた陰唇を見せつけるように、愛潮を小便のように噴いている接合部を上向かせる。そして、腰をズドン!と突き上げ――メ゛リメ゛リメ゛リ!――と、子宮頸部を突き拡げて子袋に挿入し、胎内に精液を直接注入し始めた。

 

「ん゛ッ♡ぉ゛おおおおおおおおおおおおおおおッ!?♡ ナカっ♡おなかっ♡あ゛ッ♡あ゛ぁああああッ……!!♡ やぶ、れ……ぐ、ぶっ――うべぅううううううううっ……!!♡」

 

 ぞりゅ!ぞりゅぞりゅ……ぞぶる……ぞぶる……! 蟲が血管内を這いずるようなおぞましい音が響き渡り、ウェニキスが腰をガクガクと振り乱して失禁汁を撒き散らす。

 

「お゛っ♡お゛っ♡おーっ♡お゛ほーっ……♡ 死ぬ……♡しぬっ……ぅへえええっ……!!♡ ま、まだ……出て、りゅっ……びひぃいっ……!!♡」

 

 ウェニキスが白目を剥いて、絶頂の迷路から抜け出せないあいだも……毒島の射精は止まらない。脈動する睾丸が黄金の輝きを放ち、ポンプのように何度も精液を送り込んで胎内を白く清めて――徐々に、無駄のなかった美腹を臨月の妊婦のように膨らませた。

 

「う、ぐっ……う、ぉ゛ぉおおっ……!!♡ おなか、ぐるじい……っ……♡ もう、ひゃめでっ……♡ ブスジマ、さ、まっ……あああああっ……!!♡」

 

 ウェニキスは破壊的な性感に全身を震わせながら、パンパンに張り詰めて、危ない音を立てて軋んでいる腹部を気にかけていた。

 

 その〝限界〟を胎内で直接悟っている毒島は、醜悪な笑みを浮かべて、グリグリと子宮内を肉棒で掻き回す。

 

「そう言われても困ったなあ。これから僕に忠誠を誓う? 何をされても文句言わない?」

 

「はっ♡はひっ……あ゛ひぃいっ……♡ ちっ♡誓う……っ……♡ ちかいまひゅっ……♡ だ、からっ……♡ もう、も、ほぉっ……!!♡ ひゃ、やめ……て……くだ、ひゃぁいっ……♡」

 

 その一言は、旧教の信仰が発した〝敗北宣言〟に等しかった。信心が向かう〝偶像〟が男の子種汁によって穢され、壊され……ウェニキスを包んでいた光が、粒子となって風に呑まれ……やがて、完全に消え去った。

 

「ハハハ……ハッハッハ……!! 明星信仰を失い、ようやく立場を理解したのか……まあ、もう手遅れだけどね!」

 

「……ぅ……え……? ブスジ――ま゛ぁあああああああああああああッ!?♡」

 

 ――ドズン! 毒島は光り輝く勃起から神々しい輝きを放ち、子宮内部を凌辱している巨大な御神体を透けさせる。

 

 白濁した子種汁で圧迫された母胎の中では、破裂する寸前まで注がれた精子の一つひとつが狂気的に蠢き……ぐばり、と開かれた無数の頭が、ウェニキスの胎内で咀嚼を始めた。

 

「あ゛ぉおおっ!!♡ぉ゛っ♡お゛ほぉっ!!♡ な、なに、じてっ♡お゛お゛おっ……!!♡」

 

 じゃく。じゃく。じゃく。数十億もの不気味な音が重なり、不協和音を奏でて――ぱりん……ぱりん……と、一つずつ夢を壊す感触を、膨らんだ腹部から世界中へと響かせていく。

 

「え……ぁ……えっ……!?♡ にゃっ♡にゃに、こにょ……おひょッ!?♡ぎゃっ♡ばッ♡わ、はぁああああッ……!?♡」

 

「さあて。この無様な神もどきは、世界でいくつの〝命〟を騙してきたんだろうな? 僕の神なる精子――〝聖種〟を使って、集計作業と行こうか!」

 

「あっ……あっ……あぁあああああっ……!! まさかっ……まさ、かっ……あぁああっ……!!♡ やめろっ……ブスジマっ♡あっ♡ぁああああああああっ……!!♡ ひゃめてっ♡やめてぇええええッ……!!♡」 

 

 幼子のように泣き喚くウェニキスは、小児の腕ほどにも膨らんだ肉槍で胎内を突き回されながら……強化された精子の食事によって、信者たちが夢見るヴィータを破壊されていく。

 

 ひとつ、またひとつ……ウェニキスが愛し、ウェニキスを愛した命たちが、永遠の夢を見ていられるはずの揺りかごを破壊されていく。どろりとした、ただの物体として……他の〝命〟と混ざり合い、ただのエネルギーに成り果てた。

 

「あ、ぁああああああああっ……!! 死なないでっ……融けちゃ、だめぇええっ……!!♡ 私を、信じてくれた――のにぃっ……♡」

 

「こんな女を信じた愚考の結果だ。そう卑屈にならず、君も身軽になっちゃえよ!」

 

「ぐすっ……うーっ……うううーっ……!!♡ ごめん、なさいっ……ごめんなさいっ……♡あーっ♡イくっ……ぐすっ……ぅうううっ……!!♡ イくっ♡イッ♡ぎゅううううっ……!!♡」

 

 最高の絶頂を伴う、最低な気分の慟哭が続き……ソルドナーレの信者ですらも吐き気を催すほどの恥辱が、世界中の命たちに共鳴していく。

 

 その公開処刑は……ソルドナーレに与しない者たちの末路を暗に示し、反逆者に与えられる懲罰を実演しているようだった。

 

 ……………………。

 

 ――ばりん……。一際大きな破裂音を最後に……ウェニキスの胎内には、一つになってしまった大量の光液と、女体を嬲り続けた聖種……そして、今も勃起したままのペニスだけが残されていた。

 

「二七二二万、とんで四七五人か。よくもまあ、たった一人で陰茎をしゃぶり続けたものだよな」

 

「ぜひぃっ……ぜ、ひぃいっ……!!♡ ぶす、じま……げふっ……!! お前は……絶対に……ッ……ひぃっ……ひぃいっ……!!♡」

 

「まだ喋る余裕があるのか。大したものだ……が、そういう茶番は要らないんだよな」

 

 毒島はウェニキスに飽きを見せたように、大きなため息をついた。そして……女体の中心部を内側から塗り替えていた肉棒を……ず……ずず……と引き抜いていく。

 

「ん゛ぬッ♡ぁあああああああッ……!?♡ ま、てっ……え、ぅううっ……!!♡ い、いまっ……ヌい、たらっ……あっ♡あっ――ぁああああっ……!!♡」

 

「今抜いたら、どうなるんだろうねぇ。気になるから、ヌいちゃおうか!」

 

 男は腰を引き、快感の余韻で精液を吐き出しながら――びゅるんっ!と女陰から肉槍をしならせるように引き抜いた。

 

「あっ♡あっ♡まって♡イかないでっ……イかないでっ……!!♡ わ、私を、独りにっ――でる、出るッ!♡でりゅうううっ!!♡ ぁ゛あああああああああああああああああああッ!?」

 

 ゴロゴロと雷鳴のように鳴った胎内から、子供を産み落とすように光液たちがびゅるびゅると溢れていく。

 

 その大量の光は噴き出した水圧で帯となって連なり、天に向かって伸びていった。龍のように飛翔していくエネルギーの奔流は、煌びやかに空を照らしていき――三重の光の環となり、世界中にソルドナーレの威光を知らしめた。

 

「あっ……あっ……あ、ぁっ……♡ 私の……信徒たち……いままでの、愛が…………ぜん、ぶ……殺された…………あ、ぁあ…………わぁああんっ……!!」

 

 ぺったりと萎み、すっかり元に戻った腹部を震える手でさすりながら……ウェニキスは、ぼろぼろと大粒の涙をこぼしていく。

 

 その悲哀に染まった顔とは対照的に……毒島はにんまりと笑ってウェニキスの身体を地面に下ろし、尻を突き出させるように立たせて……未だに神々しさを放っている、先端が黒い白翼を掴んだ。

 

「ぐす……っ……ん、えっ……? ブスジマ……オマエ……なに、してるんですか……?」

 

「ごめんね、ウェニキス。やっぱり僕は……〝偽物〟では満足できないみたいだ。君は、ここで〝廃棄〟しないといけないよね」

 

「はッ――にゃっ!?♡ぎゃっ♡ばッ♡がぁああああああああああああッ!?♡」

 

 ずにゅ――ずりゅりゅッ……!! ウェニキスの緩んだ傷心膣に、毒島のペニスが後背位で突き入れられ、何度も心無い抽挿を繰り返されていく。

 

 光り輝く子種をびゅるびゅると絶え間なく射精され、膣や子宮の影を浮かばされながら……ウェニキスは、交尾に励むケダモノのように喘がされた。

 

「あ゛ッ♡あぁああっ!!♡んぁあああああッ……!♡ もっ♡もうっ♡いいだろっ……!!♡ 私はっ……もう、無力ッ♡ふっ♡ふぅうっ……♡ なにも゛っ♡できない、のにぃっ……!!♡」

 

「いやいや、まだ君は折れてないだろ? こんなに立派なモノを生やしたままなんだから!」

 

 毒島は、翼を掴んでいた手に青筋が浮かぶほどの力を込め――ぶぢ、ぶぢ……ブヂィッ……!!――肉の繊維が切断され、聞いた者が幻痛を味わうほどに不快な音を立てながら……ウェニキスの翼を、腕力だけで引き千切った。

 

「ぎっ――ぎゃああああああああああああああああッ!?♡ あ゛ぉおおおおおっ!!♡おおおおっ!!♡イぎゅっ♡イぎゅっ――ふぎゃあああああああああああッ!!♡」

 

「ハッハッハ! 神を気取る阿呆が、化け物のような声を上げて暴れるか! こんな光景、どこぞで見た気がするなぁ!」

 

 ウェニキスの膣内に強烈なピストンと射精を続けながら翼をゆっくりと、痛めつけるように、一枚ずつもいで……女体の全てを内外から嬲っていく。

 

 ウェニキスは目から光を失うほどの性感に魂を突き刺され……長きにわたる処刑によって、神格を担っていた意識がひび割れていった。

 

「え、ひっ……へ、ひっ……♡ぐ……は、ぁあっ……♡ げ、ふっ……う、ぶぅうっ……うううううっ……!!♡」

 

 背中の肉がクレーターのように抉れた大きな傷穴を、六つも作られたウェニキスは――胎内を貫いていた支柱を引き抜かれ、精液まみれの床にべちゃりと沈み込んだ。

 

 毒島は聖衣の中に、まだ勃起したままだったペニスを隠して、ウェニキスが突き出して痙攣させていた尻を足蹴にしながら、高らかに世界へと呼び掛ける。

 

「神を騙る〝偽物〟どもよ。今すぐに我が配下となれば、処遇は考えてやらんでもない。もしも、僕の支配を受け入れないのなら――その時は、この時代遅れの旧神と同じ……いや、それ以上の苦しみが待っていると思え」

 

 明白な敵意による脅迫が、冷たく、世界中でか細く続いていた信仰地の平和を揺さぶった。

 

 そこに追い打ちをかけるように、毒島は両手を天に掲げる。旧教すらも自分の力として服従させて吸収する、貪欲で純真なソルドナーレの教義が見せた威光を――今一度、この世に生きる命全てに共振させる。

 

「僕と同じ道を歩み、欲望のために生きたいものは共鳴しろ! 天に結べ!我に誓えッ! 『生きててえらい』と胸に誇るがいいッ!!」

 

 その瞬間――世界中の国境をまたぐ大歓声が起こった。

 

 

 

 生きててえらい! 生きててえらい! 生きててえらい! 生きててえらい! 

 

 

 

 産声を上げた欲望が共鳴する。大陸を揺さぶり、大海を波立たせるその〝命〟の旋風が、風を穢すように伝播する――天に輝く三重の輪が、上がった声の数だけ光の矢を放ち、活気づいた命たちに新たな力を与えていく――この世を、太陽色の眩い光で塗り替えた。

 

「ぬっふっふ……ハッハッハ……ハッハッハッハァッ!! さあ!世界統一の戦士たちよ! 各地にしぶとく残る、旧教で〝神〟を騙った偽物どもを……その手で根絶やしにするのだぁッ!!」

 

 毒島の鼓舞を受けて、〝契約〟を結んだ信者たちが殺意と肉欲を熱狂させる。キョウに残る竜禪信仰や天崇信仰だけではない……世界中の僻地に根差した小さな信仰が、白き光の暴威に晒されることになったのだった。

 

 

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