「ギリシア兄弟対決、開催します!」
マシュさんとダ・ヴィンチさんを従えたマスターが、観ているだけで元気になれそうな太陽のような笑顔で宣言した。サイドでまとめた
僕たちサーヴァントは各々の気性に応じて訓練するけど、たまにマスターの思い付きの遊びに付き合う事がある。この突発的なイベントに対するサーヴァントの反応は様々。一緒になって楽しむ人も、戦えれば何でもいいという人も、
僕はマスターが楽しいのならそれはそれで、と思う。兄さんはどう思っているか聞くと、「カルデアには時々訳の分からない特異点も舞い込んでくるし、マスターだって息抜きしたいだろうさ」という答えが返ってきた。あまり気乗りはしないけど、マスターの為になるならしょうがない、というスタンスらしい。僕が今日の相手について、ポルクスさんはともかくカストロさんは断固拒否しそうだけど、と言うと兄さんは苦笑いしながら僕の髪をくしゃくしゃっとした。兄さんが何を言いたいか良く判らないけど、多分僕はまだ子供なんだろうな。
お二人は何やら話し合っているけど、僕と兄さんは役割分担が明確なので特に相談はしない。兄さんが前に出て壁、僕は後ろからアポロン様をひたすらぶつける。ディオスクロイのお二人は本当なら二手に分かれて、一人が兄さんの
「始め!」
マスターの合図と共に、僕は兄さんの背後に隠れてアポロン様を構える。放っておけば一方的に僕から攻撃されるのがわかっているカストロさんとポルクスさんは、カストロさんを半歩前にして、兄さんを一刻も早く攻略するために、兄さんの元へ
「お?」「え?」
「ふんっ!」
戸惑っている僕ら兄弟をよそにカストロさんの気合が響き、ポルクスさんが空を舞っていた。どうやらカストロさんの手を踏み台に、タイミングを合わせてポルクスさんが
「へ?」
見失ったポルクスさんの影を求めてきょろきょろしていると兄さんの声が響く。
「パリス、前だ!」
なぜかポルクスさんは兄さんのすぐ後ろ、僕のすぐ前にいた。そのまま突進してくるポルクスさんの勢いに、僕は思わず目をつぶってしまい…
ぽふっと優しく頭に手を乗せられた。恐る恐る目を開けると、ポルクスさんの笑顔が目の前にあった。
「はい、これで私達の勝ちです」
「はい、勝負あり~!勝者ディオスクロイチームには、食堂無料チケット一週間分を進呈しま~す!」
審判役のダ・ヴィンチさんが僕たちの負けを宣言した。まだ誰もダメージを負っていないけど、華麗に兄さんを
「凄いね!双子の特性を活かした高速移動、いや瞬間移動だ」
ダ・ヴィンチさんの
「うんうん、おじさん見事にしてやられたわ。ほんじゃ、俺はこの辺で」
ちらりとこちらを見た兄さんは、しかし何も言わずにシミュレーターから離脱する。無様だった僕を責めるでもないのが逆に辛い。
「しかしパリスには少し期待外れだったな。後にアレクサンドロスと
「兄さまったら!」
ポルクスさんが
そんな風に自己嫌悪に
「パリス、今夜皆が寝静まった頃に私の部屋においで」
予想外の言葉に呆然としていると、皆三々五々シミュレーターから離脱していく。取り残された僕はマスターの言葉を何度も
それからの一日はめちゃくちゃだった。お昼の食堂では、今日のメニューには無い料理を三度も注文してエミヤさんを困らせた。午後ノウムカルデアの廊下をフラフラしていると、お爺さんの方の李書文さんに「ほう、酔拳か。しかしまずは基礎からだな」と声を掛けられ、気付くと疲れ切って地面に転がっていた。老師は「精進しろ」と言い残して立ち去っていった。
そしていつもの僕ならとっくにマイルームのベッドにもぐりこんでいる時間、アポロン様を部屋に残して、消灯時間を過ぎて暗くなった廊下をコソコソと歩いている。
マスターは何のお話なんだろう?ひょっとして昼間の模擬戦の
何も思考がまとまらないまま、マスターの部屋に着いてしまった。着いてしまったからには、もう入って用件を確かめるしかない。何度も何度も深呼吸して扉をノックする。その音が思いがけず大きく響いたのと、マスターがもう眠っていたらどうしようという心配で、心臓をバクバクさせていると、幸いなことに直ぐに扉が開いてパジャマ姿のマスターが笑顔で出迎えてくれた。マスターの、パジャマ。着心地の良さそうな、オレンジの木綿地に様々な動物のデフォルメされた顔がいっぱいプリントされた、可愛らしいデザインのパジャマ。普段のカッチリしたカルデアの制服とは全然印象が違う。ぼうっとその可愛らしい姿に
「あの、マスター、こんばんは」
「はい、こんばんは、いらっしゃい」
取り敢えず口を開いたら出てきた、僕の間抜けな
「それじゃ、失礼します…」
「そんなかしこまらなくて良いよ、パリスはお客さんなんだから、堂々としなきゃ」
「えっと、はい」
なんとか適度な距離-のつもり-に腰掛けても、ソワソワして膝の間に挟んだ手をモジモジと
「カチコチだねぇ。ホットミルク
と、僕の返事を待たずに、マグカップに注いだ牛乳を温めて手渡してくれる。お腹がポカポカすると確かに落ち着いてきた気がするので、思い切ってマスターに呼び出した理由を尋ねる。
「ん?ホラ、模擬戦の後あんまり落ち込んでたから、
「ななな慰めるって、どうやって…?」
「分かってるクセに。男と女がこんな時間にする事なんて一つだよ」
そう言ったマスターは
「パリス、目を閉じて…」
気持ち良くして貰っているだけでは申し訳ないので、僕からもマスターの口へと舌を伸ばすと、嬉しそうな笑顔を作ったマスターは、僕の
しばらく髪や頬を撫でていたマスターの手は段々下に下がって、今度は背中を優しく撫でさする。それがとっても気持ち良いので、僕も真似をしてマスターを抱き締めて背中を撫で回す。その間もキスは続いていて、お互いに
しばらくそうしていると、突然マスターの手はもっと下に降りて僕のお尻を
「ひゃうっ⁉」
びっくりして思わず口を離して叫んでしまう。マスターはディープキスの間に口の端から
「今度は真似してくれないの?」
「え?お、お尻は…その…」
マスターに求められていると思って、覚悟が定まらないまま、そのままマスターの背中の下の方に微妙に動かしてみる。でもマスターの女の子らしい部分までは行きつかない。僕の
そしてあらわになった乳首にさっきまでのキスとは違った、優しい触れるようなキスを数度浴びせる。
「へ?あの、マスター、僕、そのあの、男の子なんですけど」
「良いから良いから。男の子でもここは気持ちいいでしょ?」
そう言ってマスターはキスだけじゃなくて、舌先でくすぐる様に
「ほら、乳首が大きくなってきた。綺麗なピンク色…サクランボみたい」
マスターは嬉しそうに笑うと、乳首全部を口に含み、ころころと転がす。マスターが喜ぶのは良い事だけど、なんだか遊ばれている気がする。なんだか男として情けない、と思ったので今度は勇気を出して反撃を試みる。
「あの、マスター」
「ん?ひょっとしてあんまりダメ?」
「そうじゃなくて…その…あの…僕も…」
「ん?」
こんなエッチなことをしながら、まるで
「あの…僕も、マスターのお…胸を、触ってみたい、です」
言い切ってしまってから、拒絶されたらと思ってぎゅっと目を閉じてしまう。
「ふ~ん…私の『おっぱい』揉んでみたいの?」
思わずエッチな言い方をしそうになって、
「
そう言ったマスターはパッと両腕を開いて見せる。まるで僕を迎え入れるようなその仕草に、遠慮しないで触って良いという事だと判断して、そっとそのパジャマを持ち上げる膨らみに恐る恐る手を伸ばす。
「服の上からで良いの?」
すると、パジャマの上からで本当に満足できるのかと、問いかけられてしまう。
二つ目を外したところでマスターの
「パリス、焦らないで。全部脱がせて。この際だからズボンも、ね」
視線はもう全部見えてる胸に釘付けだけど、言われた通りボタンを兎に角全部外す。マスターは袖から腕を抜いて上をベッドの脇に放ると、立ち上がってズボンを軽く引っ張って僕を
「あんっ…胸を触りたいんじゃなかったの?」
「ご、ごめんなさい!その、何だか汚れがあるように見えて…」
「ああ、女の子はね、男の子を感じるとそこが濡れてくるんだよ、知らなかった?」
成人した僕なら経験として持っていた知識かもしれないが、そんな事は全く知らなかった。考えたこともなかった。不思議と感心が半々の気持ちでマスターのパンツを見つめると、マスターは僕の耳元で
「パリスとキスしながら、これからエッチなことするんだって期待して濡れちゃったんだよ」
とそっと
「ひうっ」
「ふふっこのままそこを触る?それともおっぱいにする?」
「あ、それじゃお…胸を触りたい、です」
「おっぱいでいいのに。恥ずかしがり屋さん」
マスターにつられて、またおっぱいって言いそうになって慌てて言い直した僕をからかいながら、マスターは後ろに手を回してブラジャーのホックを外した。カルデアには別の生き物みたいな凄い胸の人がいるけど、マスターはそういう風ではない。でもその分乳首がツンと上を向いていて、触ったら指を弾き返しそうにプルンと揺れている。桜色の乳首に誘われるように、
「んっ…」
マスターの声が何かを
「ごめんなさい、痛かったですか?」
「大丈夫、気持ちよかったよ。えっちな声我慢しようとしただけ。でもそこは敏感だからそっとね。それともっと全体を揉んでくれると嬉しいな」
「なんだか大きくなっていませんか」
「パリスの乳首も大きくなったでしょ。おちんちんと一緒で乳首も気持ち良いと
「勃起?」
「えっちなこと考えて大きくなったこと、無い?」
股間を見直す。そんな事有っただろうか?
「そっか、まだか。うん、大丈夫。今日は別の準備してるし」
彼女が言いたい事が良くは判らないけど、大丈夫だと、さっき言われたようにおっぱい全体を揉みしだく。思った通り凄い弾力で、自在に形を変えては、指を離すと直ぐに元の形を取り戻す。僕も少しずつ大胆になってきて、マスターがどこを触られたら嬉しそうか、ちょっと
「そう、上手だよ…ね、パリスも乳首舐めてみない?」
誘われるままに鮮やかな果物に口付けようとして、ちょっと考えが浮かぶ。
「あの、胸の間に顔を埋めてみて良いですか?」
「ん?谷間が良いの?赤ちゃんみたいだね…良いよ、ママに甘えてごらん」
また子供扱いされてしまったけど、本当になんだか母親に甘えていた幼子の頃を思い出して、そのまま顔を両側から包み込む柔らかい丘に、スリスリと顔を
「私のおっぱい、そんなに大きくないけど嬉しいもの?」
「はい、素敵ですよ。柔らかくてあったかくて」
「見るからに私より大きい人もいるでしょ」
「でも、その…僕はその、マスターの…その、おっぱいが一番素敵だと思います」
「ありがと。
言ったマスターは右手で頭を、そして左手でまたお尻を撫で回す。さっきはびっくりしたけれど、改めてお尻を触られているととっても気持ちが良い。もっともマスターの手が表面だけで無くお尻の奥、穴の
僕もマスターを抱き締めて、今度はスベスベの素肌をちょっとマスターのえっちな指の動きを意識しながら、肋骨の凸凹をなぞるように撫でて、お互い密着して体温を分け合って過ごした。
しばらく快感より穏やかさに満ちたひと時を過ごすと、マスターからステップアップの提案がでた。
「パリス、私のあそこ…さっき濡れてたところ、触ったり
「おまた…女の人の一番大事なところ、ですよね?」
「そう、今日はやめとく?」
「いいえ、触りたいです…その、最後までマスターとしたい、です!」
「良いお返事。それじゃ…きゃっ⁉︎」
マスターは一旦僕を抱きしめていた両腕を解いて、パンツも全部脱ごうとしたのだろうけど、一番えっちな所を触って良いと言われた僕は、そのほんの少しの時間が待てなかった。僕の軽い身体でも油断した女の人を押し倒すくらいはできる。マスターをベッドに押し付けて、パンツの布地を脇に退けて初めて見る女性の割れ目に吸い付く。
「やんっ、パリスったら意外と強引なところが有るんだ…んふふ、良いよ、好きにしてみて」
マスターの追認を受けて、なんだか不思議な匂いのする、乳首より少し淡い色合いの-僕自身の影ではっきり見えては居ないけど-ビラビラを、一枚ずつ丁寧に舐めていく。僕の舌が触れる度に、マスターが悦びの声をあげて僕を興奮させる。何度も何度も右へ左へと未熟だけど懸命な口
「マスター…その、あの、おし…りまで、濡れちゃいましたけど…」
「
マスターの要求に応じてワレメに戻り、コンコンと湧き出るマスターのおつゆを音を立てて
「痛っ!」
するとさっきまでは何をやっても、少し余裕のある甘い声をあげていたマスターから悲鳴が上がる。
「ご、ごめんなさい!」
「ううん、びっくりしたけど大丈夫。ただ私も…その、
「え?経験が無い…それじゃ、僕が初めてを⁉」
今までのいかにも男女の事を知っている風な、マスターからの意外な一言にびっくりして、何だかデリカシーの無い質問をしてしまう。でも反省する余裕もない。それは…それはつまり、僕がマスターの処女を…
「ん?そこはその、後のお楽しみ、ね」
すると僕の失礼な質問を気にした風もなく、マスターは
「ん…それ良いよ、パリス。女の子を悦ばせる素質有りそう。私以外にしちゃダメだけどね」
ちょっと冗談めかした誉め言葉に誇らしくなる。せっくす?は勿論サーヴァントの本分には程遠いけど、一つでもマスターを喜ばせる方法があるのは良い事だと思う。
「あ、んんっ…。ね、太ももだけじゃなくてお尻も揉んで欲しいな。やっぱりパンツ脱いじゃうから少し待ってくれる?」
マスターの反応に気を良くして、しばらく
「
言われてさっきまではパンツに隠れていたワレメの上の方を見ると、確かに半分皮に
「クリトリスって言うの。一番気持ちいい所だからそこも
要望通りクリトリスをそっと触ると、マスターの可愛らしい、でも
そこでお尻も触られたいと言っていたことを思い出し、乱暴にならないようにクリトリスの愛撫を続けながら、お尻とベッドの間に両手を差し込む。僕の意図を察したマスターはお尻を軽く浮かせ、僕の手を自由にしてくれた。マスターのお尻はおっぱいよりさらに弾力とハリがあるけど、滑らかな手触りは変わらない。それに少ししっとりしていて
何の根拠もなく限界が近いのだと悟り、僕も息を止めてマスターのクリトリスを舐め回し、ビラビラをただなぞるだけではなく少し強く
僕の頭を解放したマスターはしばらく荒くなった息を調えていた。
「パリス、素敵だったよ。こっちおいで」
呼びかけに応じてマスターに頬ずりすると
「ありゃ、潮吹いちゃったのか。ごめんパリス、顔べとべとになっちゃったね」
そう言って枕元のティッシュで顔を拭いてくれる。
「しお…って言うんですか?」
「そう、凄く気持ちいいとね、イっちゃったときに出るんだ。おしっこじゃないから安心してね」
マスターのだったらおしっこでも我慢できると思うけど、そう言えばそんな臭いはしない。それに気持ち良かったからならとても嬉しい。
「でもアンダーシャツも濡れちゃったね。良い機会だからパリスも全部脱いで」
確かにおしっこでなくても、服が肌に張り付くのは気持ち悪い。シャツとズボンを脱ぎ、恥ずかしいけどパンツも下ろし、
それから手で前を隠しながらマスターにもう一度寄り添うと、マスターは僕の背中に手を回して優しく触れるだけのキスをしてくれた。
「パリス、おちんちん隠さないで抱き締めて。私だっておっぱい隠してないでしょ」
要求されてしまったので、渋々おちんちんを守っていた手をマスターの背中に回し、二人の体の間で圧力に潰れるおっぱいの感触を味わう。
「あの、マスター。僕重くないですか?」
「平気だよ。それよりもう一回チューしよ」
それからしばらく、二度目のディープキスでお互いの
本番は後篇で