※この作品はR-18です。

愛欲の日々   作:翔田美琴

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亜美の場合 〜愛の調教〜

 高潔な精神に垣間見える幼さは、まだ亜美が成熟しきっていないことを表している。危ういバランスで成り立っているその姿に、だからこそ惹かれた。

 

 昏い衝動は日に日に亜美を汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、始まった──。

 

「ど、して……」

 

 腕の中で亜美が震えて泣いている。信頼していた人に急に襲われ衝撃を受けているようだが、当事者である自分にもわからないのだから亜美にわかるはずもない。

 貪るように全身を嬲り、敏感なところこそ念入りに執拗に愛撫を繰り返す。

 

「ぃやっ……」

 

 時折漏れるその悲鳴が自分を昂らせていることに気付いているだろうか。答えの代わりに、亜美の体が蕩けることで応えを示していた。

 解き放たれた欲望と衝動のままに、亜美を犯そう。隆起する分身を前に、亜美が息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのは亜美なのだから。

 

「やあっ……こんなっ……」

 

 亜美を背後から膝を抱え込んだ姿勢で挿入し、そのまま固定する。  

 

「あっ、んんっ」

 

 耳朶に息を吹きかけ、首筋に舌を這わせると亜美の体はぞくぞくと震え、咥えた肉棒を締め上げた。深い結合は最奥を突いたという確信を与えており、亜美の中もまた、適応しようと絡みついてくる。

 

「あんっ」

 

 乳首を摘まむと腰が反り、それが合図とばかりに互いに腰を打ち付け合う。

 

「だめっ……あっ…んっ」

 

 言葉とは裏腹に、体は快楽を素直に受け入れているのだった。

 こうして亜美を朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

 

「やっ、あっ、ああっ」

 

 犯されていたはずなのに悦んでいる。亜美がそれに気付いたのは、夜をとっくに過ぎてからだった。下半身が抵抗を辞め受け入れたのは苦痛を避けるため仕方なくだったが、拒絶で突き出した腕はいつの間にか離さないでとしがみつき、抵抗を叫んだ唇は嬌声をあげ相手のそれを啄んでいる。

 自身を守るためといいつつ受け入れたのはどこだったのだろうか。

 

「やんっ、ああ、あ」

 

 その思考もすぐに快楽で塗り潰される。そしてそのまま最後まで戻らなかった。

 それがこの日々の始まりだった。

 

「はっ、あっ……」

 

 秘所を隠さない下着姿の亜美が震える指で蜜壺を拡げ、腰を落とす。ゆっくりと肉棒を呑み込み、ぎこちなく腰を動かし始めたが、拙い上にじれったい。

 

「……ん、は、あ、あぁ」

 

 動きを体に刻むため腰を掴んで引き下ろし、一気に最奥まで突き上げた。

 

「ひぁっ、ぁ、んあ、あっ」

 

 快楽に蕩けた顔をしながらも、花びらは彼を締め付けて離さない。

 

「お、くっ……もっ……いりぐっ、こすっれ、あっ……はっ、ん、ふっ」

 

 騎乗位を仕込むにはどちらも短気すぎる、嬌声をあげる肢体を突き上げればすぐに達した。

 

「っは、あぁ……おく、あつい……」

 

 うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。亜美が快楽に溺れはじめているのは明白だった。

 そこから調教の日々は過熱していく。

 

 ちゃり……と亜美の首につけた鎖の音が部屋に響く。もう一方はベッドの足に括られている。別に外そうと思えば外せる簡単なものなのだが、亜美はそれを受け入れたまま、一日中犯されていた。

 

「あっ、やあっ」

 

 そう言ってはいても、中は締め付け、腰は踊り、声は甘く淫らだ。とても犯されて嫌がっているようには聞こえない。 

 

「やあっ、イくぅ……っ」

 

 鎖は快楽に溺れる自身への口実なのだ。支配への手応えを感じて、腰を大きく打ち付けると、亜美は嬌声と共に何度迎えたかわからぬ絶頂で果てた。

 

「あっ、あっ、あ、あっ」

 

 また奥を突かれた。頭の中が真っ白になってまたイってしまう。

 

「あ、あんっ、ふぁ、あ」

 

 どうしてこんな気持ちのいいことを誰も教えてくれなかったのだろう。いや、だからか。

 

「っす、き……ぃ」

 

 こんな素晴らしい快楽を与えてくれる彼を、別の誰かになんて渡したくない。自分だけを埋めていて欲しい。なら自分も求められるようもっと悦くならなければならない。独占されることで得られる愛情は亜美の心と体を淫らに満たしていた。

 

「まだ、たりない……っ、もっとぉ、おか、してぇ……」

 

 それは紛れもなく、亜美の本心から零れた言葉だった。

 亜美が身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、悦びに震える肢体、陶酔しきった瞳、それが全てだった。

 

「ぁふっ、そこもっと……っぁっ。そう、っ」

 

 路地裏で亜美が淫らな声をあげながら腰を振る。人気がないとはいえ、誰かがこない保証もない。それでも構わず亜美は肉棒を貪っていた。

 

「あふっ、イくっ、イっちゃ……」

 

 発情しきった体は常に快楽を欲し、誰かに見られることより犯されることを望んだのは亜美だ。

 

「ぁっ、イイ、ん……っ」

 

 いつでもどこでも熱烈な歓迎とばかりに中はよく締まり、肉の悦びを覚えきった体は、犯されることに打ち震え、むしろこの逸脱した状況をより悦んでいるフシすらある。その日何度目かの行為も終わりが近づくと、亜美は肉の快楽を噛み締めながら果てた。

 

「あっ……ぅうん♡」

 

 街での背徳的な行為の後で部屋に戻れば。

 達した余韻も抜けきらない中、亜美は白濁液を零す二つの孔を指で広げる。玩具を慣れた手つきで前後に挿入すると、よく見えるよう足を広げた。

 

「ぜんぶっ……入りました……」

 

 折角注いでもらったそれを零さないよう蓋をする、それが一日の終わり、牝から亜美に戻る儀式だ。

 

「今日も亜美は犯されて幸せです。だから明日も躾けてください……」

 

 そう言って胸に抱かれると、子宮がじゅんっと打ち震える。明日はどんな風に可愛がってもらえるのだろう、犯してもらう歓びに打ち震えながら、亜美は目を閉じた。

 

 朝。ベッドの上で組み敷かれた亜美が頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。

 

「またイっちゃう……」

 

 どれだけ体と心を快楽に堕としても自分に支配される事を望んだ、愛しい、愛しい宝物。

 さあ今日も、亜美と愛しく淫らな時間を過ごそう。

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