応援する、なんて言わなきゃ良かった。心の底からそう思う。
千夏先輩と大喜、どう考えてもくっつくわけがない。片や英明学園を代表するスーパースター、片や英明のじゃがいも。天地が引っくり返ろうと、上手いこと行くなんて有り得ない。どうせ身のほど知らずの片想い、結果は間違いなく一人火の玉、一人総玉砕。まぁそうなったら、思いっきりバカにしてから頭の一つも撫でてやろうかな、と思っていたのに。
いつのまにか、千夏先輩は大喜の家に住んでいて。いつのまにか、結構仲良くなっていて。……正直、焦った。焦りまくった。
でもなぁ、大喜が幸せそうに笑っているのを見てると、邪魔するのも気が引ける。千夏先輩だって、物凄くいい人だ。美人だしアスリートとしても尊敬できるし性格いいし、どう考えても完璧すぎて妬む気も起きない。二人がこのまま「トクベツなカンケイ」になったら、それはきっと周りまで幸福になる、理想の展開だろう。
そうなると、私は――どうしよう。
大喜を「好き」と気付いたのは、ついこの間だ。二人の同居を知って、モヤモヤして。しなくていい心配で調子を崩した私に、肩を貸してくれた大喜。気付きたくはなかった。大喜が千夏先輩しか見ていないのは知っているし、そもそも私たちは「友達」で安定しすぎてしまっている。気付いても良いことなんか無い。そう、思っていたのに。
1度気付いてしまった気持ちは、もう抑えられない。
「大喜、大喜、大喜ぃ……っ」
呻くように名前を呼びながら、指先で、――私の中を掻き回す。グチュグチュと音を立てながら、床に染みを広げながら。何度も、何度も、大喜を求めて声を上げる。グッと力を込めて内壁を擦り、快感の波が向かう先を探っていく。そして。
「――!」
探り当てた一番感じるその場所を指で押し潰した時、身体がドクンと跳ね上がった。津波のように激しい、意識を押し流すような爆発。身体のあらゆる力が弛み、ガクガクと震えながら床に転がる私。
ああ、またやってしまった。こんな事をしていちゃいけないのに。
……オナニーなんて、存在は知っててもすることは無かった。でも、大喜が好きだと気付いてからは毎晩のように耽ってしまう。ああ、嫌だな。人を好きになることと、発情するのがセットだとは思いたくない。そうじゃないなら、今までの私が如何に子供だったかって事なんだろうか。
大喜を、そういう目で見たい訳じゃない。でも、好き。大喜が求めるなら、私を全てあげてもいい。
私は、結局どうしたいんだろうか。
ああ、人間って面倒だ。
「えーとまあ、つまり。蝶野さんは大喜くんが好きだから、手を貸してほしいと。私に」
困惑どころの騒ぎじゃない顔をした千夏先輩は、それでも美人だからズルいと思う。
私は、私の為に。千夏先輩の都合より、私の都合。だって、私だもん。
泣いてすがって歯茎を剥いて、小一時間。どうにかこうにか、私は千夏先輩に思いの丈を残さず伝えきった。というか、押し付けた。我ながらメチャクチャだ、ライバルに泣きつこうなんて。
でも、私には頼る相手なんかいない。まさか大喜自身に直接言うわけにいかないし、匡はメガネの癖に肝心な時に使えないし。天才は常に孤独なのだ、決して私がぼっちなわけじゃない。私みたいなのが頼るとなれば、もっと上の存在でなければならないのだから。そういう意味では学校内外で高い知名度を誇る女バスエースの千夏先輩は、あらゆる面で私を上回っているから、条件は満たしているわけだ。ちょっと悔しいけど。
「まあ、ねぇ……。蝶野さんと大喜くんはお似合いだと思うし、二人とも可愛い後輩だからねぇ……。私も確かに大喜くんは好きだけど、別に独占したいわけじゃないし……」
頭を抱えている千夏先輩。そりゃ、うん。
私の方が好きだから引き下がってください、って頼まれて素直に下がる程この人は弱くない。それは、痛いほど知っている。家族と別れてでも自分を貫く決意をした、とんでもない先輩だ。でも。それでも、下がって欲しい。
そもそも千夏先輩は、そこまで強烈に大喜を好きではないかもしれない。もし千夏先輩が形振り構わなければ、とっくに私は完敗している。同じ家の中、隣の部屋にいるのだから。……その気になれば、すぐにでも跨がって既成事実作れる距離。これで何事もなく平和なのは、千夏先輩の熱気がまだそこまででもないからだろう。本気になる前に講和しておくしか道はない。
恥も外聞も、知ったことじゃない。私は、大喜が好きだから。逃げるのも日和るのも、嫌だ。どんなに見苦しくても、私は足掻いていく。だって私は、蝶野雛だ。誰にも負けない、無敵の蝶野雛だ。
「そう、だね……。うん」
千夏先輩は、そう言って。私と向かい合った。
「私も大喜くんが好きだけど、蝶野さんの気持ちも尊重したい。結局、大喜くんにも選ぶ権利はあるんだしね」
う。それを言われてしまうと、弱い。あのバカは本当にバカだから、千夏先輩しか見てないし私を女子だと思ってないかもしれない。二人並んで選ばせたら、確実に千夏先輩を取るだろう。そこを押し勝つには、どうすればいいか。――堂々巡りだ。いっそ千夏先輩から大喜をフッてくれるといいんだけど、さすがにそれは通らないだろうし。……日本が多夫多妻制の国だったらなぁ。そこで話が片付くのに。
「うーん……、私も色々考えてみようかな。大喜くんの気持ちが、蝶野さんに向くように」
そう言って微笑む千夏先輩は、とても頼もしく見えた。そう、見えた。
迂闊に人を頼るものじゃない。心の底からそう思う。
千夏先輩は、完璧な人。少なくとも、傍から見る分には。しかし、それが本当に完全無欠かは分からないものだ。それを痛感しながら、私は頭痛を堪える。
――この先輩、思った以上にポンコツだ。そして即物的だ。それが、嫌になるほど分かった。
確かに、私は言った。大喜が好きだと。
確かに、先輩は言った。色々考えてみようかな、と。
でも、まさか。
千夏先輩に呼ばれて猪股家へ行ってみれば。
……大喜を拘束して、裸に剥いているなんて。そんなの、誰が想像できるものか。
「あ、蝶野さんいらっしゃい。準備しといたよー」
天使のような笑顔で、千夏先輩が私を迎える。いやいや。いやいやいやいや。私のせいにしないでください。共犯者になりたくないです。
「猪股家のみんなは明日まで帰ってこないから、思う存分大喜くん使っていいよ。蝶野さんがしたいこと、全部していいからね」
千夏先輩の笑顔は、恐ろしいことに一点の曇りもない。本気だ。本気で、善意100%だ。
そして手足を縛られ口枷まで嵌められた大喜は、むーむー呻きながら此方を伺っている。うん、助けろって言ってるんだろう絶対。
「私こういう経験ないけど、ちゃんと色々観て勉強したから大丈夫。蝶野さんのアシスト、多分出来るよ」
いや、何が大丈夫なんだろう。犯罪以外の何物でも無いと思うんですが。
……でも。これは。
丸裸にされもがくだけの大喜。思ったより逞しい身体と、その、……オトコノコが露になって。そして、屈伏させられている、その姿は。
――なんか、良いかも。うっかり原作と間違えて買っちゃった、二次創作BLアンソロジーを読んでしまったときのような。変なドキドキが、押し寄せてくる。
……悪いのは千夏先輩。私が頼んだ訳じゃない。だから、気に病まなくていい。そんな言い訳が、頭の奥から溢れてくる。
こういうのを、据え膳って言うんだろうか。据え膳なら、頂かないと失礼なはずだ。うん。
でも、良いんだろうか。
理性のブレーキは、でも正常に作動していて、なかなか決心がつかない。
――と。
「蝶野さんがしないなら、私が貰っちゃおうかなー……」
捕食者の眼光を湛えた千夏先輩が、大喜の首筋に舌を這わせ。指先で肌をなぞり。そして、そして。大喜の……オトコノコを、まさぐり始める。
一応、形くらいは知っている。……筈だった。
でも、考えていたのとは、全く違う。まるで、何かの武器を思わせるような形。それがまるで千夏先輩の指に応えるように震え、蠢き、そして――。
「……っ」
千夏先輩の手の中で、ビクビクと痙攣しながら、白濁液を打ち上げていた。
射精、させたんだ。千夏先輩が、大喜を気持ちよくしたんだ。大切な人同士でないと、しちゃいけないことをしたんだ。
胸の奥から、何かモヤモヤが上がってくる。悔しさか、怒りか。それとも別の何かか。なんでもいい。ブレーキを取り払ってくれるならば。千夏先輩にも、それが分かったんだろう。大喜のオトコノコから迸った精液を舐めとりながら、挑発するような視線を向けてくる。
ああ、そうですとも。蝶野雛は対抗心の塊ですよ。意地を張り合うのは大得意ですよ。喧嘩を売られたなら、全力で買いますよ。
だから、千夏先輩を押し退けて。大喜を奪い取るように、こっちへ引き寄せる。
「大喜、ごめんね。私やっぱり、我慢するのも苦手みたい」
御託はいいから早く助けろバカ、と言いたそうな大喜の頬にキスをする。ああ、なんだろう。こういうの、好きかもしれない。
口枷越しに、またキス。
キス。
キス。
キス。
何度も何度も、大喜とキスする。抵抗できない大喜を、どんどん支配していく感覚。
そうか、恋するって発情だけじゃない。支配欲でもあるんだ。
大喜が、欲しい。
全部、欲しい。
意を決して、大喜のオトコノコに手を伸ばす。
そこは、……なんだろう。熱くて、張り詰めて、身体の一部とは思えない。でも、だ。私が指でなぞる度、手のひらで擦る度、大袈裟に震えるのがなんだか可愛い。まるで赦しを乞うようで、イジメたくなってくる。
両手で挟んで押し潰すようにしてみたり、指先で弾いてあげたり。大喜も、大喜のオトコノコも、とても可愛い。
これは、楽しいな。
大喜で遊ぶの、楽しい。
大喜って、スゴく遊び甲斐があるオモチャだったんだ。
相変わらずむーむーもがく大喜を抱き締めて、今度は軽く爪を立ててみる。うっすら滲む紅い色は、奇妙な美しささえ感じる。
大喜に覆い被さるようにして夢中になっていると、不意に何かがお尻に触れた。
「私も手伝うね、ちゃんと解しとくと痛くないらしいよー」
……千夏先輩は、私のショーツをずり下ろして。お尻に、顔を埋めて来たのだ。
誰にも見せたことがない場所に、千夏先輩の息がかかる。何かが私の中に入ってきて、押し広げていく。きっと千夏先輩の、舌だ。しなやかな熱い肉が、私の内側を焼いていく。
「お……っ、あっ」
初めての感覚に、思わず声が漏れる。指とは全然違う、独特な質感。
時折わざとなのか、大きく音を立てて吸い上げるのも気持ちいい。
一番汚い筈の場所を、丁寧に丁寧に愛撫してくれる千夏先輩。後で私も、してあげようかなって思う。……もちろん、御返しにって事で。私が好きなのは、大喜だから。
しかし、弱った。どっちにも集中出来ない。これは、不味いかもしれない。いや、不味くないかな。どうだろう。
まぁ、良いや。
私を舐めてくれてる千夏先輩の様子を真似て、私も大喜に舌を這わせていく。青臭く苦い、でも「大喜」な味。ゴツゴツとした肉の塊は、キスをする度にガクガクと震えて可愛い。まったく、大喜くんと来たら全部可愛いんだから。
もっともっとイジメ……いや可愛がってあげないとね。
すっかり憔悴し抵抗もしなくなってきた大喜のお腹に座り、その顔をそっと手でなぞる。もう、されるがままだ。なんて可愛いんだろう。お腹の奥が燃えるように熱く、疼くのが分かる。すっかり私は蕩けきって、まるでお漏らしでもしたように止めどなく粘液を垂れ流している。それを潤滑油に、千夏先輩の指が私の中を掻き回していく。気持ちいい。千夏先輩の事まで、好きになってしまいそうだ。
「はい、じゃあ蝶野さん。……しちゃおっか?」
千夏先輩がそう言うのに合わせ、軽く腰を上げ少しだけ後ろへ。……大喜のオトコノコの真上に、丁度私が来るように。千夏先輩は私を指で拡げながら、大喜のオトコノコをもう片方の手で支えてくれている。
このまま、腰を落とせば。そうすれば、私は。大喜と――
息を吸い、今更ながら覚悟を決め直す。ここまでやっておいて、日和れるか。勢い任せで、やってやる。
グチッと音を立てて、私と大喜の身体が接触する。先輩の指よりずっと太い、先端が当たっただけでそれが伝わってくる。……いや、入るのこれホントに。壊れない? 内臓ズレるんじゃないの?
やっぱり止めとこうかな……、と下ろしかけた腰を浮かそうとした、その時。
「はーい、じゃあ行ってらっしゃーっ、いぃ!」
千夏先輩が私の肩を掴んで、――思いっきり下へと押し込んだ。バスケ部エースの腕力に私の足腰が勝てる筈はなく、一瞬の浮遊感を経て私は。大喜の上に、着地していた。
みしり、とお腹の中が拡げられ、何かが裂ける音が聞こえた気がする。でも異物感はあっても、聞いていたような痛みはない。それよりも、呆然とした大喜の表情が愛おしくて。大喜を犯した背徳感が、心地よくて。
このまま動かず、繋がっていたい。そう思いさえする。でも、そうは行かなそうだ。
「えーとじゃぁ、動かすねー」
愉快そうに笑いながら、千夏先輩は私の脇腹を持って上下左右に激しく揺さぶり出した。いやいや、いやいやいやいや、人で遊ばないでください千夏先輩。
先輩が動かす度に、私のなかは大喜のオトコノコでゴリゴリと擦れていく。ウマイ位置に当たると思わず声が出てしまい、それを聞いた千夏先輩が同じ箇所を重点的に弄ってくれる。この人、ほんと要所要所はスゴいんだな。根っ子がポンコツだから、全部台無しだけどさ。
千夏先輩が解しすぎたのか、それとも大喜としているからか。いつもより、波が激しい。気を抜くと白トビしそうになってしまう。我慢も効かなくなってきて、口からも大喜を咥えている方の私もからもダラダラとヨダレが溢れて止まらない。頭の中は、もう殆ど真っ白だ。
でも、まだ終わりたくない。もっともっと、大喜を愛したい。その執念だけで意識を維持していたが、やがて限界はやって来た。
「ん、む……っ」
不意打ちで襲ってきた千夏先輩の唇が、最後の一押し。目の裏側に稲妻が走り、頭の奥から濁流が押し寄せてくる。私はそれに押し流されながら、幸福に包まれ大喜の上に倒れ込んでしまった。少し遅れて、お腹の奥で大喜が震えるのも伝わってくる。大喜が私の中で射精してくれた、それが嬉しい。勿論「その先」になにがあるか、なんて知っている。でも、そんなのは問題ない。むしろ歓迎だ。大喜を私だけのものに出来るのだから。
「大喜、……好きだよ」
快感の余韻に浸りながら、今まで言えなかった事を。言いたくて、言いたくて、でも言えなかった事を。大喜に囁く。このまま二人、溶け合ってしまいたい。
そう思ったのに。
「じゃあ、次私ね。蝶野さんが平気だったんだし、大丈夫だよね」
そう言って笑いながら、千夏先輩は私を大喜から下ろして。そして――大喜に跨がった。
「んー……、ちょっとだけ痛い、かな?」
ほんのわずかに眉をしかめて、それでも朗らかに笑いながら、千夏先輩も大喜を犯しているのだ。
いやいや。いやいやいやいや。いやいやいやいやいやいや。
それはちょっと違うでしょう、と怒りたいけど、身体が弛緩して動けない。そんな私に見せ付けるように、千夏先輩は大喜を呑み込んだ自分自身を晒しながら腰を動かしている。……なんか、私よりキレイな気がする。かたちとか。色とか。この人そういう所までキレイだなんて、なんか悔しい。
心なしか大喜も、私が跨がってた時と違って嬉しそうに見える。――ええい、なんか負けた気がする。悔しい。
腹が立ってきたし、なんとか身体を動かしてやる。
そして大喜の蕩けた顔目掛けて、お尻を降り下ろす。大喜の鼻も口も、私で塞いでやるから。精々苦しめばいいんだ、バカ大喜。
もがく大喜を下半身で感じながら、先輩の唇に私の唇を重ねる。さっき不意討ちされた御返し。
千夏先輩は驚きもせず、器用にも腰を動かしながらキスに応えてきた。格上っぽくてやっぱり悔しいけど、でも。これはこれで、良い。
大喜と千夏先輩の両方を感じながら、再び迫ってくる大波の気配に目を閉じる。
もっと。もっともっと、しよう。時間はまだたっぷりあるんだ。
代わる代わる、大喜を犯し合って。大喜がヘバると、回復するまで私と千夏先輩はお互いを貪り合って。三人揃って動けなくなるまで、ただひたすらに交わり続けた。……女の子同士でも、えっちって出来るもんなんだなぁ。千夏先輩って何でもかんでも詳しいし、ホント性根がポンコツでなければスゴい人だ。
そして拘束を解き口枷も外れた大喜は、色々諦めたようで怒りもしなかった。心底あきれた顔はしたけれども。まぁ、良い思いしたんだから良かったでしょ多分。
で。それから数ヵ月が過ぎて。私は猪股家へと走っていた。勝利宣言の為に。
「お邪魔しまーす!遊びに来ましたー、千夏先輩いますよねー!」
おばさんに元気よく告げながら、二階へとかけ上がる。一刻も早く、伝えないと。
あらあらまあまあと出てきた千夏先輩に、「それ」を突きつける。
私の勝利の証を。
「あ、蝶野さんそれ……妊娠検査薬?」
「イグザクトリー!」
陽性の線が浮かんだ検査薬を、千夏先輩の鼻先に突き付けてやる。どっちが勝つか、なんてもう曖昧だけど。でも、私は負けず嫌いだから。一応決着はつけておかないとね。
これで――。
「あー……蝶野さん、あのね……」
言いにくそうな顔で千夏先輩は少しだけ黙って、そして。
「どうせ学校で会うし、そこでいいかなーって思ったんだけど……」
おずおずと、ポケットから何かを取り出した。それは、紛れもなく。
「私もね、うん……当たってるんだー……」
私のものと同じ箇所に線が浮かんだ、使用済みの。――妊娠検査薬。
なんてことだろう。これでまた、振り出しだ。
でもまあ、良いか。
考えてみれば、まだまだ人生は長いんだ。
もっともっと、楽しく張り合おう。このポンコツなライバルと、一生楽しく喧嘩していこう。
無敵の蝶野雛として。
「なあ、匡……俺どうしたらいいんだろう……」
「諦めろ。それが一番だ」