どかん、と置かれた特盛のカツ丼とうどんを、ワシワシかっ食らうノリで書きました。
予報通りの大雨が降りだしたのは、曇り空が茜色を失い始めた頃だった。
まさにバケツをひっくり返した様な土砂降りの勢いに、クリスはうへぇと顔をしかめる。
「こりゃあ、明日も降るかもなぁ」
カーテンの隙間から外を伺っていた時だった。
「ん?」
ピンポン、と、インターホンの音。
こんな時間に誰だと、玄関に向かう。
大学生の一人暮らし、すっかり習慣になった覗き穴からのチェックを経て。
クリスはドアを開ける。
「あ、クリスちゃん!」
「ごめん、雨宿りさせて」
すっかり言うまでもない顔馴染みとなった青年と女性が、お手本の様な濡れネズミ姿で立っていたのだった。
閑話休題。
「――――助かったよ、クリスちゃん」
「いいってことよ、災難だったな」
――――少しして。
クリスがホットミルクを差し出しに行くと。
青年こと
ちなみにもう一人の女性こと、小日向未来は風呂を借りている。
響も彼女の後に入る予定だった。
「今日はこのまま泊まるつもりか?」
「うん、電車もめちゃくちゃになってるし、バスもタクシーも人でごった返して乗れないし・・・・」
聞けば、翼の新曲CDを買いに行った帰りだという。
クリスも一緒だった、数週間にも及ぶ海外出張任務開けということも有り。
少し遠出をしていたところ、見事に降られてしまったということだった。。
「どこも冠水してるってさ」
「うわぁ、ホントだ。ここに来て正解だった」
ソファに座って、一緒にテレビ画面をのぞき込む二人。
『ひえぇ』とおののく響の顔が面白くて、クリスは笑みを一つ零した。
(に、しても・・・・)
ニュースもちゃんと見つつ、隣を盗み見る。
濡れた服を遠慮なく脱ぎ、半裸になっている響。
戦線に立つこともあって、なかなかに鍛え上げられている体。
腹も綺麗なシックスパックだ(いつかの現場で、子どもにペチペチされてた)。
要するに、何が言いたいのかと言えば。
(めっちゃいい体してるよな・・・・知ってはいたが)
無意識に、喉が鳴る。
続けてへそ下が疼いたところで、『ご無沙汰』であることに気付いた。
(・・・・・いい、よな)
鎌首をもたげる欲。
本来ならあれこれと理由付けして抑え込むべきものなのだが。
今回ばかりは、許される条件がそろっている。
「クリスちゃん?」
穴が開く程の視線に気づいたのだろう。
首をかしげてこちらを伺う響に、黙って顔を近づけて。
唇を、奪う。
「んん!?」
驚愕に下がりそうな体に追いすがり、しがみついて。
逃がさないように絡みつく。
ちゅ、ちゅ、と音を立てて、啄む様に口元を食めば。
驚いておののくだけだった響も、観念して答え始める。
「・・・・・は・・・・は・・・・」
「ぁ・・・・ふ・・・・んちゅ・・・・」
がっしりした腕が回ってきて、クリスを包み込む。
互いに体を摺り寄せる中、響が舌を出してきた。
クリスは拒まず口を開いて受け入れ、己のそれと絡ませ合う。
啄みから貪りに変わった応酬の傍らで、響の手がそっと背中をなぞって。
その下の、豊満な尻を撫で始めた。
背筋を触られてぞくぞく震えるクリスに、とどめをさす様に。
空いた片手で頭を掴み込んで、捕えて。
「んっ・・・・んん・・・・んんーッ!」
――――久方ぶり、ということもあるのだろう。
口づけだけで達したクリスは、激しく痙攣して。
響との間に、銀の糸を紡ぎながら。
唇を離したのだった。
「・・・・・は・・・・は・・・・ふ・・・・」
しばしの間、呼吸音だけがリビングに響く。
熱を帯びた視線を交差させて、息を整えたクリスは。
おもむろに自分のシャツをまくり上げて、体を露出させる。
部屋着ゆえの、スポーツブラの下から覗いた大きな乳房は。
今の行為でしっかり凝り固まった乳首を、いとも簡単に曝け出したのだった。
「・・・・・どうしたの、積極的だね」
「・・・・・久方ぶりだからな」
「そっか、じゃあ遠慮なく」
言うが早いか、響はぱくりと片方に吸い付いた。
赤子の様に吸ったかと思えば、舌先で弾くように舐められる。
「・・・・っぁ」
ふるりと快楽に悶えるクリスの反応を、『正解』だと判断した響は。
もう片手を彼女の股座に伸ばす。
指先でホットパンツをかき分けて、下着の中に潜り込めば。
じゅわ、と熱いものが溢れるのが分かった。
「――――はあ」
ほくそ笑む。
いつもは大型犬の様な人懐こい顔が、荒々しい捕食者に変わる。
「~~~ッ」
クリスは、その瞬間が好きだった。
「あ、あっ、はあぁ、んッ、はあ、あっ・・・・!」
くちゃくちゃ、ちゅうちゅう。
はっきり聞こえる音。
許した男に愛撫されて、クリスは恍惚と微笑む。
「ふぅ・・・・ん・・・・・ふむ・・・・は・・・・」
クリスが嬌声を漏らすたび、響は『雄』を刺激されて。
指と、唇を。
もっと激しく動かした。
「ぁっ、あっ、あッ、アッ・・・・!」
勢いを増した攻勢に、クリスは抵抗することを放棄して。
「あああああ――――ッ!!」
体をのけ反らせて、小刻みに震えたのだった。
「あ・・・・ああっ・・・・・!」
倒れ込む様に、響に体を預けるクリス。
響もまた、攻め手を止めて抱き留める。
腕の中の、華奢な背中を。
ゆっくりゆっくり、労わる様に撫でていると。
「は・・・・ふ・・・・・」
クリスは、おもむろにしゃなりと手を下げて。
しっかり張りつめている、響の股間に触る。
もう片手も添えると、当然の様にベルトを外して。
最初にジッパー、それからズボンを下ろす。
ぼろん、と顔を覗かせた『逸物』を柔く握ると。
上下にこすり上げ始める。
「・・・・どっちがいい?」
「・・・・後ろ」
「・・・・うん」
ダメ押しの愛撫でこきあげられた『逸物』が、準備万端になるのを感じつつ。
響が問いかけると。
クリスは手短に要望を伝えたのち、さっさとホットパンツと下着を取り払って。
愛液をよだれの様に垂らす陰部を、尻と共に見せつけた。
ソファから中腰で立ち上がった響は、『逸物』を握って陰部にあてがい。
突き込む。
「あ"ッ・・・・・!」
ずん、と。
内臓を直接小突かれるような挿入。
これまでの行為で、すっかり興奮しきっている響に。
我慢しろという方が、無理な話だった。
「ふっ・・・・ふっ・・・・ふっ・・・・」
「あっ、ふっ、か、は・・・・おっ・・・・」
始めのうちこそ、軽く手を打つような音だったが。
時計の秒針が次の数字を超えない内に、重く激しいピストンに変わる。
「はあ、ん、ぁ、あッ、アッ、く、はッ・・・・!」
元々逃げるつもりがなかったとしても、腰を離そうとしてしまう連撃。
しかし、両手首をがっちりつかまれたクリスに逃げ場はない。
「ぐ、あ、ん、は、は、は、は、は、は!」
「あ、アーッ、ぁンッ、ヤァ、ひゅ、くぅ・・・・!」
せめてもの抵抗に身をよじらせても、響を煽るだけ。
「ひ、びき、ひびき、まて、おかっ・・・・おかしく、なるッ・・・・!」
クリスの抗議も、まるで意味を成さない。
より一層腰を振りたくり、眼前の『雌』を骨の髄まで堪能する。
「クリスちゃん、くりすちゃん、くりす、ちゃ・・・・・あ、も・・・・むり・・・・!」
やがて、限界は訪れて。
強く、強く、穿ち込んで。
「ああああああああああッ!!」
解き放たれる、白濁。
クリスの最奥を、こじ開けんばかりに突き込まれた『逸物』が。
辛抱溜まらんとばかりに灼熱を解き放った。
それをもろに受けたクリスは、体を大きくのけ反らせて細かく痙攣。
文字に起こせない、声にすらならない音を、喉から細かく絞り出す。
響はそんな彼女を見下ろしながら、最後の一滴まで注ぐ様に。
さらに数回腰を振った。
「はあ・・・・・は・・・・はぁ・・・・ぁ・・・・・」
――――外の雨は、更に激しさを増している。
静かに呼吸を整えながら、『隣近所に聞こえてはいないか』と。
今更気にし始めた時。
「――――ずるいなぁ、二人ばっかり」
「ん!?おぁっ!?」
響の背後からするりと伸びた腕が、彼のがっしりとした体を捕える。
「み、未来!?」
「ふふふ、そんなに驚かなくていいのに」
慌てふためきながらも、クリスは手放さない響に微笑ましさを覚えながら。
未来は耳元に口を近づけて。
「――――元々、そのつもりだったでしょ。一人だろうと、二人だろうと」
「そりゃあ、まあ・・・・・んむっ!?」
気まずげに目を逸らそうとした響の顔を掴んで、唇を寄せる未来。
一つ、二つ、誘惑する様にリップ音を立ててから。
未来は、妖艶に笑う。
「――――ここからは、三人で。ね?」
立花響♂
・S.O.N.G.に正式な職員として加わった社会人二年目、まだまだ学ぶことが多い。
・性格は原作からそんなに変わっていない、はず。
男性だが、融合症例になったのが切欠でシンフォギア装者になってしまう。
・可愛い彼女が二人もいる、爆ぜろ。
・自分が危なっかしいから、未来とクリスに三人で交際だなんてリスクを冒させていることに、わずかばかりの罪悪感がある。
二人とも好きだし、二人とも守る。
・笑うとゴールデンレトリーバーみたい。
・『逸物』のサイズは中の上くらい。
小日向未来
・大学二年生、医大にて救急救命士の勉強をしている。
・響がしょっちゅう死にかけるので、同じ恋心を抱いていたクリスに『一緒に重石になってほしい』と、三人での交際を持ち掛ける。
大事なものが増えたら、きっと命を懸けるのを躊躇ってくれるはず。
・基本響と住んでいる。
響がどちらかを抱いたら、その次は譲るという暗黙の了解がある。
・最近バストサイズが上がった。
雪音クリス
・大学三年生、音大で勉強中。
近々ウィーンへの留学が決まっている。
・今もイチイバルのシンフォギア装者。
・一度は未来に遠慮して、響への恋心を諦めようとしたものの。
『一緒に重石』の提案に乗り、晴れて恋人に。
確かにあの子一人じゃ引き止めきれねぇわ、死線に行くの。
・基本一人暮らしだが、たまに響が泊まりに来てくれるのと、本人が普段から気をつけていることもあり。
女性一人暮らしにありがちなトラブルに見舞われたことはない。
・自宅には、響と未来の私物も置いてある。
後編に続く。