※この作品はR-18です。

俺は姫属性で、ヒロインはヒーローです   作:ボルメテウスさん

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謎の戦車

カソカ村での一件の後、僕達はすぐに狩人組合の本部に向かう為に旅が始まった。

本来ならば、ここに来るはずだった迎えが来れないらしい。

その理由としては、どうやら何やら戦争が行われているのが原因らしい。

 

「戦争って」

「よくある事だ。人間、どんな脅威があっても、自分の利益を考えて、行動するからな」

 

そう言いながら、グリムは特に珍しくないように言う。

 

「それはまぁ、そうだけど。

まさか、こんな事になるとはな」

 

現在、僕とグリムは二人で行動している。

バーゲストは、狩人組合からしたら、要注意人物という事もあってか、検査の為に俺達よりも先に向かった。

本来ならば、グリムと一緒の方が安全だと思うが、自身の無実を証明する為に先に向かった。

だが、それが、仇となった。

 

「それにしても、私が知らない間に、あのような物がゴロゴロと出てくるとはな」

 

そう、岩陰から僕達は見つめる。

その先には大量の戦車があった。

戦車の数は数えきれず、その大半は戦車を背中に背負っている蟹が主だ。

 

「あれは背負い蟹。周りの物を背負い込んでいる蟹ではあるが、明らかに意図的な物だろうな」

「まぁ、それは、あれを見れば分かるからな」

 

そう、背負い蟹達の中央にいる戦車。

それは他に比べても明らかに巨大な戦車。

アヒルのような嘴が特徴的な戦車であり、その大きさは、他と比べても明らかに巨大だ。

 

「ふむ、ももんじゃか」

「ももなに?」

「手先が器用なアヒルのような奴らだ。知能も個体ごとに違うが、色々と便利な奴らだ。狩人組合でも、色々とサポートとして飼っているが」

「それじゃ、そいつらが造った戦車という事?」

「そうなるな、だとしたら、厄介だな」

 

そう言いながら、グリムは腕を組む。

 

「さすがにあの数を一気に相手をするのは難しいからな」

「まぁ、普通はね」

「だからと言って、迂回するのも危険だ。

さて」

 

そう悩んでいると、何やら、こちらに視線を感じる。

見ると、そこには目があった。

僕はゆっくりと近づくと、そこには何やら水色の雫を思わせるモンスターがいた。

 

「こいつは」

「スライムだな。身体の大半が水分でできている魔物だ。種類によっては危険だが、こいつは子供でも倒せる種類だな」

「そうなのか」

 

なかなかに可愛い見た目をしている。

そう思っていると、スライムが、こちらを引っ張る。

 

「僕達に、どこかに案内するつもりなのかな?」

「ふむ」

 

そうしながら、僕達は、そのまま真っすぐと向かう。

すると、そこには巨大な城があった。

その近くには、ももんじゃがいた。

ただ、何やら職人気質を思わせるゴーグルをつけていた。

そのももんじゃが、こちらを見ると、何やら驚いた様子だった。

 

「何やら、驚いている様子だが」「まぁ、人間だから」

 

僕とグリムが話していると、スライムの行動は、ももんじゃも少し戸惑っている様子だった。

やがて、納得したように、城の扉を開く。

 

「どうやら、案内してくれるようだが、これは」

「もしかしてだけど」

 

そのまま、僕達は入っていく。

その中は、外見の古さとは裏腹に、かなりハイテクだ。

 

「これって、凄いけど、もしかして」

「あぁ、どうやら、戦車のようだな。

見た目は古いが、かなりの代物だ」

 

すると、ももんじゃが何やら道具箱を持ってきた。

 

「修理を手伝えという事か。

まぁ、私達としても、あの戦車の大群をなんとかしてくれるんだったら、手伝うぞ」

 

グリムの言葉。

それを聞くと、納得した様子だった。

まさか、こんな事が起きるとはな。

次回作のジャンルは

  • 時代劇
  • 世紀末
  • ロボット
  • カードゲーム
  • ファンタジー
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