「バーゲストなのか」
「その声は、君なのか」
そう、こちらが来た事に対して、驚きを隠せない様子のバーゲスト。
「とりあえず、早く乗って」
「すいません」
その言葉と共に、そのまま戦車の中へと入っていく。
僕達が、そのまま戦車の中へと入れ宇る。
「・・・まさか、お前がここにいるとはな」
「グリム、それにそっちの魔物は」
「雑用係だ」
それに対して、スライムとももんじゃは、驚きを隠せなかった。
だが、それよりも。
「バーゲスト、彼女は一体」
「ふむ、君達と別れた後、私が運ばれていた。
その最中に、あの工場から逃げる彼女を見つけて、助けた」
「工場からという事は、工場の関係者でしょうか」
「かもしれないな」
そう言いながら、グリムはそのまま気絶している少女に近づく。
「おい」
「んっ」
ゆっくりと、そのまま起き上がる少女。
「ここは」
「安心しろ、味方だ」
「あなたは、もしかしてグリムさん!」
グリムの姿を見て、驚きを隠せない様子だった。
「グリムって、有名なのか?」
「さぁな、私はそれ程気にしていないがな」
グリムはそう言っていた。
「それで、聞きたいが、お前は一体何者だ」
そう、グリムが問いかける。
「私は、あの工場で働く錬金術師の1人であるライザです」
「錬金術?」
それに対して、僕は思わず首を傾げる。
「私達が使う道具の多くは、錬金術を応用した物がある。対人狼用に作成した狼鋼鉄もそれだ」
「狼鋼鉄?」
それには僕は首を傾げる。
「人狼を始めとした奴に対して、効果のある銀。その銀の威力の高い弾丸にする為に銀の特性を持ちつつ、鉛よりも重く硬い鉄だ」
そう、グリムはその説明をするように弾丸を取り出したが、それが狼鋼鉄だろう。
「それで、どうしてあぁなった」
「分かりません。気づいたら、魔物達に占拠されました。あの場で集まっていたのは人狼以外にも様々な奴らが集まっていました。そして、それによって、数多くの兵器を作りました」
「なるほど、状況は、かなり厄介なようだな」
それに対して、グリムはため息を吐きながら言う。
「どうするの?」
「取り返す。
でなければ、奴らにわざわざ有利な武器を多く渡す事になるのも同じだからな」
グリムは、そう言う。
だけど。
「どうすれば」
「幸い、錬金術師がここにいる。錬金でもかなり便利な錬金釜もある。ならば、少し時間がかかるが、材料集めだ」
「材料って、一体何を?」
「そんなの決まっているだろ」
それと共に睨んだ先は工場。
「工場を攻略する為の、戦車を改造する」
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