行為から翌日、既に準備は出来ていた。
戦車は大きく改造されていた。
「目的地までは、あと少しだな」
目的地まで、あと少しという事もあってか、既にグリムは準備していた。
その姿は大人の姿になっており、構えていた。
「それにしても、まさかこのような方法を思いつくとはな」
「この戦車の性能のおかげでもある。
まさか、こんな掘り出し物があるとはな」
そうグリムとバーゲストは構えていた。
既に入り口前で構える。
互いに似た所も多いが、グリムはその手に猟銃。
バーゲストは剣を、構えていた。
だが、その間も、互いに睨み合うような感じであった。
「まるで信用しないんだな」
「お前に対しては当たり前だ」
「そうか」
グリムはそう、バーゲストに対して言う。
「私としては、ここまで彼を守った貴殿には感謝しているし、信頼をしている」
「そうか、私はただ、私がやるべき仕事をしただけだ。何よりも彼は私にとっても既にかけがえのないからな。
まぁ」
それと共に、目的地へと辿り着く。
「それを守る為に一緒に動くならば、共に行くぞ」
同時に、その衝撃と共に襲ってきた衝撃。
それと共に、入り口が開く。
そこは、既に工場の入り口。
そう、今回の戦車を改造した。
戦車のキャタピラの部分はモグラを思わせる手があり、ドリルがある。
「まさか、地中を潜っていくとは」
まさしく、その言葉の通りだ。
地面を潜る事によって、工場にある攻撃を掻い潜る事ができ、無傷で行く事ができた。
それと共に工場へと乗り込むと同時に、戦闘が始まる。
戦車の窓から見てみると、工場にいた敵がこちらに向かっていく。
それに対して、バーゲストは先攻して、攻撃を仕掛ける。
工場には、人狼を始めとした存在も対抗して、現れる。
「ふんっ」
バーゲストの、その高い攻撃力は簡単に跳ね飛ばす事ができる程の力で、人狼達を吹き飛ばす。
その隙を狙っている奴らに対して、グリムが、猟銃で攻撃する。
互いに仲が悪いようだが、その連携はかなり上手い。
「というよりも、私達の出番って、あるんでしょうか」
「そう言われてもな」
同時に隣でライザも一緒に見つめる。
正直に言えば、僕達ができる事はほとんどない。
戦闘に関して言えば、僕は、ほとんどやる事はない。
そう、考えていた時だった。
「まさか、工場に攻め込んでいる奴がいるとはな」
その声に、僕達は見つめる。
工場の奥から現れた影。
それは見た事のない異形だった。
大きな双角の兜の様なものを被り、三つ目である。マントの様なものを着用し筋骨隆々な身体つき。
それは、魔物と言うには、あまりにも見た事のない姿だった。
「だが、この俺に勝てるか!」
その叫びが、工場を響き渡る。
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