※この作品はR-18です。

俺は姫属性で、ヒロインはヒーローです   作:ボルメテウスさん

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王国への道

「ふむ、これはなかなかに座り心地が良いではないかぁ」

 

そう言いながら、僕の膝の上でなぜか座っている魔王ミリム。

現在、僕達は、戦車に乗って、彼女の住む王国に向かっていた。

魔王という事で要注意人物であるのは間違いないが、グリムとしては、彼女が言っていた組織の情報が欲しい事もあって、ついてきたらしい。

 

「それにしても、まさか、魔王がこんな子供だったとはな」

「私は子供ではないぞ!というよりも、お前はなんで、私よりも高い所にいるんだ」

 

そう、グリムは文句を言うが、それに対してミリムはグリムに反論する。

グリムは、現在、何時ものように僕の肩に座っている状態である。

 

「ここは私の特等席でな。魔王でも渡せない大切な場所なのさ」

「むむっ、そこにも座ってみたいが、仕方ない、ここで我慢するしかないようだな」

「・・・脚が痺れる」

 

ここまでの道中で、僕は果たして、どこまで耐えられるのだろうか。

先程から肩と膝に負担が大きくて、早くなんとかしないと、本当に死んでしまう。

 

「それで、奴らの目的は」

「さぁ?」

「・・・」

 

ミリムのその一言を聞くと共に、無言で猟銃を取り出すグリム。

いや、この至近距離でやったら、僕の脚が無くなっちゃう!!

 

「だが、奴らが、こいつの事を気になって仕方ないのは知っているぞ」

「・・・それは私もだが」

「そうだなぁ、けどまぁ、お前らも違和感を持っているはずじゃないのか」

「・・・」

「違和感?」

 

それは一体何なのか、気になる所だ。

だけど、それって一体。

 

「まぁ、私はどうでも良い事だ。どうせ、今は楽しい事を優先すれば良いしな」

「まったく、こっちの予定が狂い続けているのに」

 

そう、グリムとミリムの会話が一通り、終わった。

けど、違和感って。

 

「ねぇ、グリムは、その違和感って、分かるの?」

「さぁな、この馬鹿がどう感じているのかなんて、私には分からない」

「お前、また悪口を言ったな」

「事実を言っただけだ、悪口ではない」

「そうなのか」

「あぁ、だからこそ、君は気にしなくて良いんだ」

 

そう、グリムは僕の頭を抱き締めた。

今は子供の身体だからなのか、僕の頭を包み込むように。

 

「グリム?」

「・・・」

 

いつもならば、何か言ってくるはずだ。

だけど、答えない。

それに関して、少し疑問があった。

だが、それを疑問に思う事はできなかった。

グリムはまるで、僕を決して離さないように。

 

「おぉ、いよいよ見えてきたぞ、私の国がぁ!」

 

そう叫んだ先。

そこには確かな王国が見えた。

果たして、王国で何の情報を聞けるのか。

次回作のジャンルは

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