※この作品はR-18です。

俺は姫属性で、ヒロインはヒーローです   作:ボルメテウスさん

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魔王の歓迎

戦車に揺られて、辿り着いた先。

そこには、スライムのようなモンスターが多くいた。

それは、これまで、僕を襲ってきた存在に比べたら、かなり可愛らしい姿であった。

 

「これは一体?」

「私の王国なのだ、まぁ、ゆっくりするのだぁ!!」

 

ミリムは、そんな王国を自慢げに言う。

まぁ、こういう、明るい雰囲気、嫌いではない。

 

「それで、お前の持つ情報というのは、一体何なんだ?」

「そう言われても、私は奴らの目的には大して興味はないからな。

まぁ、奴らから聞いた話ではぁ」

 

そう悩んでいる様子であった。

思った以上に情報を聞けるか、どうか、少し心配していたが。

 

「なんでも、読む者を殺せば世界を解放されるとかぁ、操れば世界は自在だぁとか言っていたなぁ」

「読む者?」

 

まるで聞いた事のない単語だ。

それが一体、どのように関係しているのか。

僕は思わず疑問に思う。

 

「その読む者とは一体何者なんだ」

「私にも分からないのだ。

なんだって、奴らは無茶苦茶だからな。

私は変に関わるつもりはないのだぁ」

 

そう、ミリムは言う。

 

「読む者って、一体どういう意味なんだ?

グリムは何か知っている?」

 

そう、僕はグリムに尋ねる為に上を見る。

すると、グリムの顔はフードに被って見えなかった。

 

「グリム?」

「・・・」

 

顔は見えなかった。

何も言っていない。

そう思った。

 

「気づいてたという訳か、やはり」

「グリム?」

 

それが、どういう意味か分からなかった。

けど、何かを知っている。

だけど、何も問わない。

 

「まぁ、奴らの話はここまでにして、歓迎するぞ、皆の物!」

 

その言葉と共に、王国にいた多くの住人が完全に歓迎ムードであった。

ここまでの道中では、多くの困難があったので、こういうのもたまには良いかもしれない。

 

「それで、これからどうするんだ?」

「はぁ、魔王からの誘いを断ったら、後が面倒だ。

とにかく、終わったら、目的地である港町に向かうぞ」

「港町かぁ」

 

一体、どのような場所に向かうのか、少し興味がある。

 

「それと、お前」

「んっ?」

 

俺がそう悩んでいると、ミリムが僕の方に近づく。

無邪気な子供を思わせる行動なので、あまり気にせず、見る。

 

「ふふふっ、今夜、祭りの後に私の所に来ると良い!

私のとっておきをプレゼントするのだぁ!!」

「プレゼントって、一体?」

 

ミリムの言葉に対して、僕は思わず疑問に思ってしまう。

 

「それは、夜のお楽しみなのだぁ!今日は祭りを楽しむのだぁ!!」

 

そう言ったミリムは嬉しそうにしていた。

それにしても、一体。

 

「・・・これも、やはり」

 

一緒にいたグリムの一言が、何を意味するのか、僕はまだ分からない。

 

次回作のジャンルは

  • 時代劇
  • 世紀末
  • ロボット
  • カードゲーム
  • ファンタジー
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