※この作品はR-18です。

俺は姫属性で、ヒロインはヒーローです   作:ボルメテウスさん

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アイアンワークス

魔王こと、ミリムから襲われた翌日。

グリムはかなり不機嫌な様子であった。

その原因は、僕にあるという事で、あまり強く言う事はできなかった。

そうしている間にも、僕達は、目的地である港町に辿り着く。

 

「ここが、港町」

 

僕は、目の前に広がる光景に、驚きを隠せなかった。

道中でも、確かに戦車などは多く見る事があったが、それを軽く越える程の数がある。

中でも、巨大な顔が描かれた鉄の箱。

そうとしか言えない何かがあった。

 

「あれが、私達の目的地である合宿要塞アイアンワークスだ」

「アイアンワークス。

あれ、今、合宿って、言わなかった」

 

グリムから、その名前を聞くと共に僕は頷くと共に、思わず聞き返してしまう。

 

「あぁ、ここは狩人組合の本部へと向かう為の船であると同時に、狩人になる為の訓練を行っている場所でもあるからな」

「あの聞きたいけど、それって、もしかして、僕も参加する感じでしょうか」

 

そう、思わず尋ねてしまう。

 

「・・・ふむ、そう言えば、その話をするのをすっかりと忘れていた」

「えぇ!?」

 

その言葉から、既に察してしまった。

既に、僕は狩人になる事は決定してしまったようだ。

 

「そこまで嫌なのか?」

「嫌というよりも、僕は、皆のように強くない。

それこそ、あの村にいたペロー君よりも」

 

だからこそ、僕は本音をグリムに話す。

それに対して、グリムは呆れるように言う。

 

「君の強さは、そこではない。

君は、この道中、普通の人間ではできない優しさと頭脳で困難を乗り越えた。

だからこそ、私は君が乗り越えられると信じている」

 

グリムの言葉に対して、僕は少しだけ心が落ち着く。

その時だった。

 

「おぉ、新しい参加者か?」

 

その言葉と共に、僕達に声をかけてきた。

そう、見つめた先にいたのは、1人の女性だった。

その体格は、大人になっているグリムとバーゲストと比べても同じぐらいに大きい。

褐色の肌に、筋肉質な身体。

思わず、僕は見上げてしまう。

 

「んっ、そこにいるのは、もしかしてグリムか?」

「あぁ、頼めるか」

「おぉ、良いぞ!勿論、来る者は拒まずだ」

 

そう言いながら、彼女は僕の目を見る。

 

「ふむ」

「えっと、なんでしょうか?」

「いや、なに。私は車掌兼教官デボネア・ダイヤモンドだ」

 

そう、笑みを浮かべながら、僕に向ける。

その身体から、僅かに湯気が出ているが、一体。

 

「・・・まぁ、良いか、とにかく歓迎するよ。これから狩人組合の一員になるのを心待ちしているよ」

 

その一言に、どのような意味を込められているのか。

次回作のジャンルは

  • 時代劇
  • 世紀末
  • ロボット
  • カードゲーム
  • ファンタジー
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