※この作品はR-18です。

俺は姫属性で、ヒロインはヒーローです   作:ボルメテウスさん

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卑弥呼の依頼

「いやぁ、こうしてお客さんが来るのは結構久し振りだから、結構緊張しちゃったよ」

 

そう言いながら、僕達をここまで案内してくれた卑弥呼さんが、そう言っている。

既に卑弥呼さんは準備していたのか、そこには水とお菓子が置かれていた。

 

「ふむ、クッキーか」

「そう、どんぐりのクッキーだよ。都会ではもっと美味しい物があるけど、ごめんね」

「別に問題ない。

むしろ、好きな部類だ」

 

そうグリムは、用意してくれたクッキーを堪能しながら、そう答える。

 

「それにしても、よく私達がここに来るのが分かったな。

それも、お前の言う、予言という奴なのか」

「まぁ、そうなるかな。あたしも実際はあんまり分からないけどね」

 

そう言いながら、そのクッキーを卑弥呼さんもまた食べる。

 

「けど、これから少し厄介な事になる。

それに対抗する為には、異国から来た狩人の力を借りたら良いって、予言が出たからね」

「異国というと私達か」

「そっ、1人は赤い頭巾を被っている女性。もう1人は鬼から刀を貰った少年。

それで、ずばり当たった訳」

「ふむ、ならば、それは依頼という事か。

だが、悪いが、依頼をしなければならない。

何よりも、ここにその依頼料を払えるだけの金はあるのか」

「あぁ、それを言われると、弱いなぁ」

 

この村を来た時に、一番に感じたのは、そこだ。

この村は、以前の鬼の村と比べても、田舎というイメージが強い村であった。

だからこそ、金が払えるのかどうか不安にもまった。

 

「うぅん、だよねぇ。

まぁ、予言では、なんかこれを出してみたら、引き受けると言っていたけど」

 

そう言って、取り出したのは、本の一ページと思える物だった。

それが、一体何なのか、僕には分からない。

だが、グリムは、それを見ると、目を見開いた。

 

「・・・なるほど、ならば、依頼を受けよう」

「えっ?」

 

それが、一体何なのか分からない。

だけど、グリムの様子を見る限りでも、かなり厄介な物なのは、分かる。

 

「本当!」

「あぁ、それは、私達がある意味、探していた物だからな。

とりあえず、依頼内容を聞こう」

 

そう言って、グリムはそのまま、本の一ページを見ていた。

 

「現在、人狼と呼ばれた存在達が集まる村があります。

その村は近く、ここ襲撃すると聞きます」

「それって、あの送り狼の?」

「えぇ、それと共に、ある存在が誕生します」

「それは、一体」

「クコチヒコと呼ばれています。

彼は、その身を送り狼にしながら、獣の剣を操ります」

 

つまりは、これまでの人狼にはいなかった存在という訳になる。

 

「人狼は、その身体事態が強靱な武器である。だが、奴ら自身が武器を持つようになれば、それは確かに危険だな」

 

同時にグリムも頷く。

 

「ならば、受けよう、その依頼」

「本当、ありがとう!あっ良かったら、おにぎりも食べる!」

「頂こう」

 

そうして、あっさりと決まってしまった依頼。

それにしても、武器を使う人狼。

これまで以上の強敵という事で、覚悟をしなければならないようだ。

次回作のジャンルは

  • 時代劇
  • 世紀末
  • ロボット
  • カードゲーム
  • ファンタジー
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