※この作品はR-18です。

俺は姫属性で、ヒロインはヒーローです   作:ボルメテウスさん

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二つの頭の人狼

僕達は、プリエと一緒に、謎の人狼を退治する為に、森の中へと入っていく。

森の中は暗闇に支配されており、ゆっくりと歩く度に、危険を感じる。

 

「それにしても、送り狼だって?日ノ本がどんな所が分からないけど、あんたも色々と苦労しているわね」

「あははぁ、まぁ、もう、僕も色々と慣れていますから」

 

そう苦笑しながら、答える。

ここまでの道中でも、ある程度分かっていたが、プリエという人。

シスターのような格好をしているのが、その喋り方はかなり乱暴だ。

だが、それと同時に、かなり面倒見が良いのか、話していると分かっている。

 

「さて、そうしている間にも」

 

そう言っている間にも、僕達はゆっくりと構えている。

その構えながら、見つめた先。

そこにいたのは、確かに人狼だった。

これまで見た人狼とは比べものにならない程の大きさ。

だが、大きさよりも注目すべきなのは、二つの顔だった。

これまでの人狼に比べたら、理性など全てが無くなったように、周りを暴れていた。

 

「さて、下手に近づいたら危険な以上は」

 

その言葉と共に、取り出したのは、何時の間にかキャノン砲を構える。

 

「・・・えっと、グリム、それは」

「120mmキャノン砲・エレファントだ」

「いや、多分、武器の事を聞いている訳ではなくって」

「という事で、吹き飛べ」

 

そう、俺とプリエさんが疑問の声を言っている間にも、既にグリムの引き金は引かれた。

放たれた砲弾は、真っ直ぐと人狼へと向かって、飛ぶ。

人狼は、その攻撃に対して、気づく様子もなく、右半身にぶつかる。

それと同時だった。

 

「ゴォオオオオオオオォ!」

 

圧倒的な爆発。

それは、確実に、人狼を殺すだけの威力だろう。

 

「もう、これだけで終わっているのか」

「そう言う訳ではなさそうだ」

 

そう、見つめた先には、瞬く間に右半身が再生されていた。

 

「これって、一体」

「ふむ、厄介だな」

 

それに対してグリムはすぐにため息を吐く。

 

「それは一体」

「本来、人狼は、その心臓を破壊すれば、再生されない。

それは、知っているだろ」

「あぁ、勿論」

 

だからこそ、人狼と戦う際には、それを重視している。

 

「だが、奴はどうやら、その心臓が二つあるだろう。

それも、一つ潰しても、すぐにもう片方の心臓が再生されるだろう」

「そのタイムラグは」

「さぁな、分からないが、同時に潰さなければ、倒せないと考えた方が良いだろう」

 

それと共に、今回の戦いもかなり苦戦しそうになる。

 

「どうする、少し撤退を」

「そう言う訳にはいかないようだな」

 

そう見つめた先には、既にこちらを睨んで、人狼が構えていた。

 

「やるしかなさそうだな」

次回作のジャンルは

  • 時代劇
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