※この作品はR-18です。

そうだ、勇者を喚ぼう ~亡国の王女の決断~   作:布施鉱平

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誕生!淫乱オナホ妖精エロース

 正男は動揺していた。

 

 勇者としてこの世界に召喚された時よりもなお、目の前の光景に動揺していた。

 

 動揺するなという方が無理だろう。

 

 なぜなら、たった今自分が犯したばかりの女性の膣内から、新たな命が誕生する瞬間を目撃してしまったのだ。

 

「…………」

 

 固まり続ける正男と、目の前の小さな生命────三頭身にデフォルメされたエロースの目が合った。

 

 エロースは小さくなっても変わらぬ淫蕩な笑みを浮かべると、ふわりと宙に浮き上がって正男の前まで浮遊してくる。

 

 そして────おもむろに、正男のチンポの先端に吸い付いた。

 

 ちゅうちゅうと音を立てながら、エロースが竿の中に残っていた精液を吸い出していく。

 しかも同時に小さな舌をチロチロと動かして鈴口を刺激しつつ、指先でカリの溝をくすぐるというテクニックのおまけ付きだ。

 

 正男はもはやどうすればいいのか分からず、ただされるがままにチ☆ポを吸われるしかない。

 

 残留していた精液を残らず吸い取ると、エロースはエロい仕草で唇を舐めとり、満足そうな表情で正男を見上げた。

 

「ふふ……美味しかったわ、マサオ」

 

 正男のチ☆ポを愛おしそうに撫で回しながら、エロースが言う。

 

 だがそれで終わりかと思いきや、今度は未だに勃起し続けている正男のチ☆ポに跨がると、そのまま自分の中に挿入しようとし始めたでは無いか。

 

 正男のチ☆ポとエロース(ミニ)はほぼ同じサイズだ。

 どう考えたって入るわけが無い。

 

 流石にエロースが二つに裂ける前に正男は止めに入り、そして説明を求めた。

 

 エロースは名残惜しそうにチ☆ポに視線を送りながらも、一応答えてくれた。

 

 それによると……

 

○どうしても現実の世界でセックスしたかった。

 

○どうしても直接精液を味わいたかった。

 

○どうしても色んな男とセックスしたかった。

 

○その為には精神体でも犬の体でも無く、人型の肉体が必要。

 

○しかしエロースが憑依できるのは正男の肉体のみ。

 

○なら正男の精液を元に、新しい肉体を作ればいいじゃん。

 

○そうだ、ジャンヌの胎を借りよう。

 

 …………ということらしい。

 

 正男は初めて、この女神は頭がおかしいんじゃ無いだろうか、と思った。

 

 もちろん口にはしなかったが、改めて思えば『エロ同人の竿役おじさん』という正男の精神を侵食してくるヤバい能力も、この女神に与えられたものである。

 

 それにおそらくではあるが、正男に毎晩淫夢を見せているのもエロースの仕業だろうし、正男の体を操ってジャンヌの初めてを奪ったのも、今回ジャンヌをレ☆プするお膳立てをしたのもエロースである。

 

 やっていることは完全に邪神のそれだ。

 

 もしかして自分は勇者などでは無く、邪神の復活に手を貸した悪の神官的な存在なのでは無いだろうか……

 

 戦慄する正男をよそに、エロースは性懲りも無く正男のチ☆ポを挿入しようと頑張っていた。

 

 正男は、もうどうにでもなれという気持ちで、エロースの行動を止めることなく放置するのだった。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 …………

 

 ……恐ろしいことに、エロース(ミニ)の体は、正男のチ☆ポを受け入れた。

 

 しかもその具合の良さと言ったら、まるでどれだけ効率よく男の精液を搾り取れるか検証するために、最新の科学技術の粋を結集して作られたオナホのごとしであった。

 

『竿役おじさん』の肉体を持つ正男ですら、入れてから射精まで1分も持たなかったのだから間違いない。

 

 そのまま連続で、数えきれぬほど何度も正男のチ☆ポから精液を搾り取ったエロースは、倦怠感に包まれてぐったりする正男に「それじゃあ、楽しんでくるわね」と言い残すと、空を飛んで窓から出て行ってしまった。

 

 ……いったい何をするつもりなのかなど、もはや考えるまでも無い。

 

 チ☆ポ狩り(性的な意味で)に行ったのだ。

 

 正男は連続射精の気だるさに支配されながらも、ゆっくりと立ち上がり、そして自分のふがいなさに涙を流した。

 

 おそらくこれから、大勢の犠牲者(性的な意味で)が出るだろう。

 

 体が小さくなったところでエロースはエロースであり、その性欲は尽きることを知らず、またそのマ☆コは並の女性とは比べものにならぬほどの名器だ。

 

 何人もの男が使い物にならなくなり(性的な意味で)、何人もの男が壊されるだろう(性癖を)。

 

 もしかしたら、二度と現実の女性には興味を持てなくなってしまうかも知れない(性的な意味で)。

 

 正男は祈った。

 

 どうか一人でも多くの男性が、エロースの魔の手(性的な意味で)から逃れられますように、と。

 

 そしてどうか、犠牲(性的な意味で)になった男性の性癖が、ロリコンを通り越してピグコン(人形に対して(ピグマリオン)愛と性欲を抱く者(コンプレックス))になったりませんようにと、心からの祈りを捧げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────だが、その祈りは天には届かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日の夜、商業都市バイ・シューンに存在するいくつもの家々から、数えきれぬほどのおほ声が上がった。

 

 それは家庭を持つ仕事盛りの男が上げた声であり、もうすぐ魔法使いになれそうな童貞が上げた声であり、大往生間近の老人が上げた声であった(そのまま昇天した)。

 

 その中には思春期真っ盛りの多感な少年や、精通すら迎えていないショタの声もあった。

 

 年齢も、職業も、体格も、趣味嗜好も、何もかもが違う彼らに共通することはひとつ。

 

 それは、その夜を境に、彼らの性癖が完全に歪められてしまったことだ。

 

 

 ────後になって、彼らは語った。

 

 

 あの日自分は、妖精に出会ったのだ、と。

 

 神々しくて、可愛らしくて、むっちりしてて、どちゃシコにエロくて、入れた瞬間に射精してしまうような名器を持った、オナホ妖精に出会ったのだ、と。

 

 ……いずれ都市伝説となり、後の世に語り継がれることになる『バイ・シューンの淫魔』は、こうして世界に生まれ落ちたのであった。

 

 






実は自分でもこんな展開は予想していなかった。
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