「たわばっ!」
一人の男が、顎を粉砕されながら宙を舞った。
「ぶげらっ!」
また一人の男が、胸骨をへし折られながら水平に吹き飛んだ。
「の゛っ!」
そしてまた一人、股間を踏み抜かれた男が悶死した。
「ぞっ!」
また一人、
「み゛っ!」
また一人…………
……気づけば、辺りは死屍累々の地獄と化していた。
ロリーナを襲っていた男たちは、そのほとんどが息絶えるか、その一歩手前の状態で地面に転がっている。
そしてその中心には、白いモコモコした腰巻きとベストを返り血で赤く染め、未だ収まらぬ衝動に股間を硬く隆起させたまま立ち尽くす、正男の姿があった。
「マサオ……」
ロリーナは少し離れた場所から、正男の戦いを見ていた。
それはあまりにも暴力的で、あまりにも一方的で、あまりにも情け容赦ない戦いであった。
ロリーナは、そんな凄惨な戦いを繰り広げた正男の姿に恐れを抱く────────どころか、ぺったんこな胸をどきどきと高鳴らせていた。
むしろ今までで一番、正男の事を見直したと言ってもいいくらいだった。
なにせロリーナは、自分の召喚した勇者である正男が本当に強いのか、ずっと疑問に思っていたのだ。
見た目はどうひいき目に表現しても運動不足のデブだし、性格も勇猛さとは正反対の温厚そのもの。
小間使いとして使う分にはまあまあ優秀であったが、ロリーナが求めていたのは王国を取り戻すための戦力だったのだ。
だが今回、正男はロリーナの期待に見事応えて見せた。
危機に陥ったロリーナを颯爽と助けに来てくれたことといい、一瞬で暴漢どもをなぎ倒した戦闘能力といい、完全にロリーナの求める勇者像そのものであった。(見た目以外)
暴漢相手に無双する正男を見ている間に、ほんの少し前までロリーナの胸に渦巻いていたモヤモヤは、いつの間にか綺麗さっぱり無くなっていた。
その代わりに、痛いほど激しい高鳴りが薄い胸を突き上げ、ロリーナの頬を赤く染め上げていた。
ロリーナは地面に倒れ伏した男たちを踏み越えながら、正男に近づいていく。
言わねばならぬことがあった。
与えねばならぬものがあった。
それが、正男の主であるロリーナの責務であるからだ。
正男の所までたどり着くと、ロリーナは正面から正男を見上げた。
正男の鼻息は荒く、チ☆ポは触らずとも熱を感じるほど、熱く滾っている。
「マサオ」
ロリーナは正男の名を呼びながら、その小さな手でガチガチに勃起したチ☆ポに触れた。
正男の体がビクリと揺れるが、構わずにロリーナはチ☆ポに手を這わせていく。
「マサオ、このたびはよくやった。ほめてつかわす」
ゆるゆるとチ☆ポを擦りながら、ロリーナが言葉を続ける。
「功を立てた
ロリーナの指が、正男の裏筋を軽く爪を立てながらなぞっていく。
「詩人が寝物語に語っておったが…………勇者は、助けた姫と一夜を共にするそうじゃ。のう、マサオ…………」
ロリーナは幼女とは思えぬ(※実際に違う)蠱惑的な笑みを浮かべながら、正男のチ☆ポを両手で握り、自らのぷにぷにとして腹部に押し当てた。
そして────
「────妾を、ベッドに連れて行け、マサオ……」
ロリーナのその囁くような甘い言葉を聞いた瞬間、正男は自分の中で何かが切れた音を聞いた。
それは、最後まで手放さなかった理性の紐だったのかも知れない。
もしくは、ロリーナが肉体的に成長するまでは、と耐え続けていた、忍耐の紐だったのかも知れない。
どちらにせよ、それはもう、切れてしまった。
正男はロリーナをお姫様抱っこで抱え上げると、足早に宿へ向かって歩き出した。
◇
宿に戻った正男は、ロリーナの部屋のドアを乱暴に蹴り開けて中に入り、それでもロリーナのことは優しくベッドに横たえた。
「ふふふ……」
そして、これまでとは違う『女』の表情を見せながら笑うロリーナの服を、一枚一枚、もどかしげな手つきで脱がしていく。
服や下着を破り取るような事はしない。
例え理性を失っていたとしても、これは愛するロリーナとの『初めて』なのだ。
優しく、丁寧に、ロリーナから衣服を取り去った正男は、自らも生まれたままの姿になると、体重をかけぬようにロリーナに覆い被さっていった。
そして、唇を重ねた。
「んむ、ちゅっ」
ロリーナもそれに応えて口を開き、小さな口内に正男の舌を受け入れる。
大きさの違う二枚の舌が、唾液の音を響かせながら絡み合った。
「ん、ぷぁっ、ふぅ、はぁ……」
ひとしきり互いの口内を堪能した後、正男の唇が離れていくと、濃厚なキスによって呼吸困難に陥っていたロリーナは、酸素を求めて小さな胸を大きく上下させた。
その胸の先端で存在を主張するピンクの蕾に、正男が舌を這わせた。
「あっ♡」
ロリーナが、小さな官能の声を上げる。
その心地いい声を耳に受け、興奮の度合いを更に増しながら、正男はついばむようなキスを繰り返しつつ、下に、下にと少しずつ体を移動させていった。
「あっ♡ あっ、あっ♡」
胸、腹部、臍と、ロリーナの官能を高めながらキスを繰り返していた正男は、しかし最も快感を得られるであろう股間を素通りして、太もも、膝、さらには脚の甲にまで下りていく。
「ああっ♡ ん、くぅんっ♡」
足の指の一本一本までもを丁寧にしゃぶられたロリーナは、くすぐったいような、もどかしいような感覚に身をよじった。
そしてまた正男の唇が太ももの辺りまで上がってきたとき、すでにロリーナの秘裂は、まだ触られてもいないのに大量の愛液を溢れさせていた。
「あぁ……マサオ……マサオぉ……♡」
焦らされ続けたロリーナが、懇願するような声を上げる。
それを受けてようやく、正男はロリーナの脚を大きく左右に開いた。
「ああっ!?♡ ああぁぁあああっ!!♡♡」
そこからの正男の動きは、まさに電光石火としか言えないような早業であった。
両手でロリーナのスジマンを左右に開いた正男は、膣口からこぼれ落ちる愛液がベッドのシミとなる前に素早く唇を押しつけると、ジュルジュルと音を立てながら強く吸い込んだのである。
焦らしに焦らされたあげく、急に強い刺激を与えられたロリーナは、腰をガクガクと揺らしながら一度目の絶頂を迎えた。
もちろん、それで正男が止まることなど無い。
ヒクヒクと震える絶頂中のスジマンに舌を差し込むと、鼻でクリトリスを刺激しながら、縦横無尽に中を掻き回したのだ。
「んあっ、あぁぁああああっ!♡ あぁあああっ!♡」
二回、三回と連続で絶頂に押し上げられ、ロリーナが体を左右によじらせながら、正男の舌から逃れようとする。
だが、正男はそれを許さない。
ロリーナの細い腰をがっしりと手で固定したまま、舌で、鼻で、唇で、休むこと無くスジマンを、そしてアナルまでもを舐り続けた。
「んぎぃぃぃいいいいいいいっ!!♡♡」
五回から先はカウントするのが不可能なほど連続で絶頂し続けたロリーナが、背筋を弓のように仰け反らせながら潮を吹く。
それを口の中に受け止めた後、ようやく正男はロリーナを解放した。
「はぁ……♡ ひぃ……♡」
息も絶え絶えに、ぐったりとベッドに大の字で横たわるロリーナの性器は、もはやスジマンとは呼べないほど正男の舌によってふやかされ、ドロドロとした粘つく愛液をその中心から垂れ流していた。
そんなロリーナを見下ろす正男のチ☆ポは、かつて無い太さと硬さに膨張しながら、ようやく愛する女の初めてを奪う時を迎えた喜びに、ビクンビクンと震えていたのだった。