「やっちまったかなぁ」
携帯を切るとそう呟いていた。
井出との通話を終えて俺はとんでもないことを頼んだ。その自覚はあった。
というか恨みってなんだよ。我ながらうまい理由が思いつかなかったとはいえこれは酷い。まさに逆恨みだった。いや、恨みとかは本当にないんだけれども。
それでもこの問題は早めに解決しておきたい。もし俺と彩音の関係が広まればどこか遠くに行ってしまおうと思っているが、できればそれは避けたい。面倒だしな。
関係のない女の子に酷いことをするなんて心が痛まないでもない。でもどうせ井出は誰かしら狙うつもりだったのだ。それならできるだけたくさんの人の利になった方がいいだろう。ウィンウィンって大事。
少なくとも俺の利益になる。
井出も童貞卒業できるしな。いやあ男の初めてはさっさと済ませてしまうに限るな。経験者は語るってやつだ。
井出も俺みたいな友達がいて良かったな。こんなこと手伝うなんて言う奴早々いねえぞ。
彩音が反抗するし、俺と井出でなんとかするしかない。よし、明日からがんばろう。
というかメイドがご主人様に反抗しちゃダメでしょ。教育が足りなかった。これは反省点だ。
そういえば昨日はいっぱい犯したけど、今日はまだ一発も出してないや。戸倉坂真有のことばっかりで彩音のお仕置きを忘れていた。俺としたことが。
そういうわけで、今夜も楽しませてもらおうかな。
※ ※ ※
かぽーん。
こういう擬音で想像するのは銭湯だ。しかしここは俺ん家の風呂である。
どうでもいいことだが俺はけっこう長風呂だ。いろいろ妄想という名の考え事をしていたらついつい遅くなってしまう。あと綺麗好きなんだよ。うん。
というわけで、何がというわけかはツッコミなしで。今日のゲストは彩音さんだーっ! ヒューヒューパフパフ。
現在俺は彩音に背中を洗ってもらっている。もちろん風呂なので二人とも裸だ。生まれたままの姿だ。
今の今までいっしょにお風呂、というイベントをしていなかったからな。今日が初体験だ。きゃっ、恥ずかしい。
湯気にあてられでもしたのかテンションが変に上がっている。ムスコも上がってる。
そしてはっ、と気づく。自分の失態を。
「しまった」
「どうしました?」
「普通に背中を洗われてしまった」
「? はい。そう命じられましたので」
座っている俺の後ろで彩音が答える。その手には泡立ったスポンジが握られていた。
本当に普通に背中を洗われているだけだった。彩音も普通に洗ってくれているだけだ。裸に慣れてきたのか、介護みたいなことをしているつもりなのか彩音の恥じらいは薄い。
違うだろ俺! こういう時のやり方というものがあるだろう。
「彩音」
「はい?」
「自分の身体で俺の身体を洗うんだ」
「……はい?」
あ、これ言ってる意味がわかってないな。
「つまりだな、彩音の身体にボディソープをつけて、その身体で俺の身体を擦って洗うんだよ。こう、胸とか使って」
俺は懇切丁寧に説明した。これくらいすぐに察知してもらわないと困る。俺のメイドとしてまだまだだぞ。
彩音をじーっと見つめていると理解したようで、ボディソープを手につけては身体中、とくにおっぱいに塗りたくる。ぐにゅぐにゅと形を変えるのがとてもいいね。
それを眺めているだけでも興奮する。彩音の身体がだんだんと泡だらけになってきた。
おおっ。ソープ嬢とかこんな感じなのかな。確かにこれだけでもエロい。
風呂なので彩音は髪をアップにまとめている。これも新鮮でグッドだ。
「じゃあ頼むわ」
準備ができたようなので声をかける。背中を向けるとゆっくりと柔らかい感触に包まれていった。
「おおっ」
思わず声を上げる。これまたセックスとは別種の感動があった。
後ろから美少女に抱きつかれる形になっている。男の理想がまた一つ実現した。
巨乳と呼べる代物が俺の背中を上下に往復する。背中という触感が鈍そうなところにも関わらずバッチリ彩音の肌が感じられた。俺の背中で彩音のおっぱいの形を歪ませていると思うと興奮が高まる。
背中に快感が駆け巡る。血液が股間に集中する。
後ろから白い手が伸びてきた。手はわき腹、わきの下、それから胸を摩ってくる。
背中におっぱい、胸には手が滑らかに動きまわる。俺の身体は泡まみれになっていく。
「彩音、乳首勃ってない?」
背中の感触がピンポイントで硬くなってきた気がした。一応尋ねると「そ、そんなことはないと思います」と答える。恥ずかしげなところがよろしいようで。やっぱり恥じらいって大事。
「そっか。じゃあ今度は前もお願い」
そう言って彩音を一旦引き離し、くるんと反対を向く。俺の眼前に泡まみれの裸体が飛びこんできた。
目にするとまた違うもんだな。やっぱり視覚的興奮も必要だ。
「じゃあ、どうぞ」
俺は両手を広げて彩音を迎え入れる。彼女は逡巡すると、正面から抱きついてきた。
おおっ、彩音さん積極的。胸と胸がくっついて心臓の鼓動が互いに感じられそうな気がした。
いや、彩音のおっぱいが大きいからちょっとくっついただけじゃわかんないんだけどな。
正面から抱きつかれているから顔もすぐ横にある。息づかいが聞こえてきてドキドキする。なんか呼吸が荒いし。
まったく動かない。静寂がいつまで続くんだろうと思っていたらようやく動いてくれた。
上下にヌルヌル動く。柔らかく滑らかな感触が胸から腹にかけて広がる。
「あふー」
変な息が漏れた。極楽極楽。
勃起しているチンポが当たったり離れたりする。肌の接触が恋しい。
「彩音。腕と足をおっぱいを使って洗ってくれ」
だが俺は我慢する。自分をじらして快感を高めることにする。
彩音は「はい」と返事してから俺の上腕をおっぱいで挟む。双球に挟まれた腕が心地良い。圧迫されて上下に動く。
さすがEカップおっぱい。色々挟めて便利ですな。
上腕から下りて前腕へ。何度か往復すると今度は手が包まれる。手は上下に擦るというより胸を寄せてむにゅむにゅと圧迫される。
これはなかなか。いつも触っているけどこういう風に触らせてもらうのも別の楽しみ方だな。大きいマシュマロに包まれている気分。マシュマロいいよね。
彩音は無言で淡々と仕事をこなしていく。その顔には表情はなく、集中力を俺への奉仕にすべてつぎ込んでいる。
仕事熱心なメイドさん。ご主人様への奉仕は完璧ですな。あとは「ご奉仕するのが至上の喜びです!」って言ってくれるようになったら言うことなしなんだけどなぁ。
奉仕は続く。脚に乳房が押し当てられる。そこも上下に擦られる。ちょっとくすぐったい。
あんまりおっぱいの触れない部位だ。太ももなんてくすぐったく感じるが、背筋にゾクゾクしたものが走る。
すねもにゅるにゅるとおっぱいが往復する。彩音がやりやすいように脚を伸ばす。
そして足先に柔らかい感触に包まれる。足の裏に柔らかいものが押し当てられると一日の疲れが取れそうな想いだ。
左右とも終わり彩音が俺を見上げる。これで俺の身体で泡がついていない部位は限られる。
それは彼女も理解しているのだろう。チラリとそこに目を向けた。
「さあ、お待ちかねだよ」
「……」
「彩音もよーくわかってるだろうけど、お願いね」
「……はい」
俺は股を開いて腰を前にやる。これで理解した彩音は俺のムスコを巨乳で挟んだ。
ほーう。極楽じゃあ。
良い気分で息を吐く。俺の脚の間に入った彩音は身体を上下に動かし始めた。
風呂で泡まみれでのパイズリ。いつもよりスムーズで、まだまだ技術不足の彩音でも充分な快感を得られた。
他の部位を先に洗ってもらいじらしプレイになった。おかげで興奮が高まり、チンポがバッキバキに硬くなっている。いつもよりも大きく見えるのは気のせいかな?
一本の雄の棒を奉仕する彩音。俺はそれを見下ろして楽しむ。
ボディソープの清潔な匂い。けれど目の前で行われているのは生々しい性器をしごいている図だ。嗅覚と視覚が全然違うものを脳に送ってくる。
そのせいなのか頭がくらくらする。
血が頭にではなく、全部股間に集まってくる気がしてきた。
つまり、射精しそうです。
「もっと速く動いてくれ。おっぱいもできるだけ圧迫して。むにゅむにゅって感じで」
「はぁはぁ……はい」
彩音も疲れてきたのだろうか、息が荒くなっている。まあ俺はじっとしてるけど彩音はずっと動きっぱなしだもんな。
でももうちょっとだからがんばってくれ。俺は彩音の肩に手を置いた。
「おっ、おうっおうっ。出る!」
ドピュピュピュルルルゥゥゥゥーー!
「んっ……」
彩音は顔面で射精を受ける。目をつむり長いまつ毛を震わせながら精液を受け入れているようだ。
顎から頬、鼻から額に精液が飛び散っていく。勢いが弱まると鎖骨から胸も汚した。
でも泡で白くなってたからあんまりわかんないよね。そう思いながら彩音の胸の中を往復した。
お風呂でのパイズリもいいもんですなぁ。俺のモノはまだ元気だった。