俺たちは身体についた泡をシャワーで落とした。
せっかくなので彩音に頭を洗ってもらう。マッサージするように優しく洗ってくれた。普通に上手い。女子、それも飛び切りの美少女に頭を洗ってもらうのは、気持ちがこう……なんつーかいいね。
シャンプーが目に入らないように目をつむっている。視界が真っ暗になるのでわからないが、目の前には鏡がある。彩音はどんな顔をしているのだろう。興味はあったが見てはいけない気がした。
「流しますね」
彩音がそう言うと、頭にシャワーがかかる。あったかーい。
こういう些細なことでも、してもらうのともらわないのとじゃ大違いだ。これもまた極楽だな。
全身が綺麗になったのを確認すると、俺は湯船に浸かった。その間に彩音は髪を洗う。長いから時間かかりそうだ。
事実、時間がかかった。彩音を待ってる間、鼻歌を歌ったり妄想にふけったりしていたのだが、なかなか終わらない。
先に出てしまおうかとも考えたのだが、もうちょっとソーププレイを堪能したかったので我慢した。のぼせそうだったから縁に腰かけたりしていた。
まだかよ。いい加減イライラしてきたところで、ようやく終わったようだった。彩音が窺いを立てているのか俺を見る。しっとりとした黒髪と薄紅色になった肌が、彼女の大人びた色気を表現している。
「終わったか?」
「はい」
「そこはお待たせしましたご主人様、とか言ってほしかったな」
「すみません。お待たせしましたご主人様」
今言われてもなぁ。あんまし感情こもってないし。
身体の感度は良くなってきたけど、態度は相変わらずだ。あまり感情を露わにしない。しないようにしている。
眉をひそめたり、多少顔を歪ませる程度だ。最近は全然泣き顔も見せてくれない。
彩音は人形にでもなろうとしているのだろうか? 俺の言うことを聞くだけのアンドロイドみたいだ。
いつかは俺だけに見せてくれる笑顔を期待していた。でもそれは難しいのかもしれないな。快楽を優先した俺の自業自得……。
「こっちに来い」
「はい」
まあ、こうやって命令通り従ってくれるならいいや。俺は彩音といっしょに湯船に浸かった。
彩音を後ろから抱きしめる。風呂でこうやってると恋人みたいだな。実際は主人と従者だけどな。
「はふー」
息が漏れる。身体を擦りつけると気持ち良い。抱き心地最高だ。
「ん……」
彼女はくすぐったかったのか身体をよじる。俺は彩音の身体を強めに抱きしめた。
密着するとチンポが彩音の腰に当たる。勃起しちゃうぜ。
時間もある程度置いていたというのもあって、完全に回復したようだ。
「んっ……ふぅ……」
おっぱいをやわやわと揉んでいく。もう少しこのゆるーいラブラブ感を味わうことにする。そう思っているのはどうせ俺だけだろうけど。
まったりとした時間が過ぎていく。時間の経過とともに、俺の興奮が高まってきた。
「んあっ!?」
彼女のうなじに口を寄せ、肺活量の挑戦といわんばかりに吸ってみた。雪乃ように白い肌に赤い証がついた。キスマークってやつだ。
おっと興奮しすぎてやっちまったぜ。学校でうわさになったらどうしよう。まあ彩音は髪も長いし隠れるだろ。大丈夫大丈夫、わっはっはっ。
「彩音、そろそろ」
彩音を促し立ち上がる。ざばーと湯船から出た。
風呂場にはマットを敷いているので俺はそこへ寝転がった。勃起チンポが天を向く。
「自分で入れてみてくれ」
「え……?」
俺の指示に彩音はうろたえる。
ご主人様に命令されたら嬉々として実行しなきゃダメだろうが。でもそれはそれで彩音っぽくないな。こう、彼女の意志はありながらも逆らえないってのがいいしな。
とはいえ、あまりじらされるのも耐えがたいものがある。今回はご主人様が妥協してやろうか。
「彩音がちゃんとしてくれたら、外に射精してやるよ」
この言葉でようやく決心してくれたようだ。唇に力が入りながらも、彩音の身体が俺を跨った。
ンンー、絶景かな。白く芸術的なラインを見せる身体に水滴が流れている。そんな美の化身が俺へと迫ってくる。
しこを踏むように彼女は大股になる。なかなか見られない格好だ。彩音じゃなくても女子はやりたくないだろうな。
彩音は俺のモノを優しく掴む。位置を調整しているのだ。俺は頭の後ろで手を組んでその光景を眺める。
「ふー、ふー……」
彩音の息が荒い。緊張しているのか、はたまた興奮しているのか。掴んだチンポを凝視している。あんまり見つめられるとビクンってしちゃう。
さらに腰が落ちる。性器が触れ合う。彩音はぎゅっと目をつむった。
プチュ、そんな音がしたかと思ったら俺のモノは彩音のアソコに飲み込まれていた。
「ぐぅ……。俺のが彩音に食われちまうよ」
「んっくぅ……」
腰が下まで落ちた。先端が最奥に届いている。
結合部を見れば、彩音の下の口にぱっくりと咥えられている。俺のムスコが美味しそうに食べられていた。
完全に繋がっているため、お互いの陰毛が触れ合っている。彩音の薄い陰毛に俺の濃い陰毛が絡みついている。比べてみると俺って毛深いのかなって思っちゃうじゃんか。彼女の毛が薄いだけだと思うよ。俺は普通なんだからねっ。
「どうぞ。動いてくれて構わないよ」
「……はあんっ」
ゆっくりとだが、彩音の身体が上下に動き始める。よきかなよきかな。俺の下半身に快感が送られてくる。
最初はゆっくりと、しかし徐々にスピードを上げていく。動かなくても俺の気持ちを高ぶらせるように腰が跳ねる。
「ああっ、んっ、んっ、ああんっ」
喘ぎ声もリズミカルになってきた。俺の興奮も最高潮だ。
「んんっ」
俺はがばりと上半身を起こした。そのまま彩音の唇にしゃぶりつく。さらに下から腰を突き上げてやった。
下ではズチュズチュと、上ではチュパチュパといった水音が響く。風呂場では淫らな音がよく反響する。
俺も彩音も顔が赤くなっていく。のぼせたわけではない。けれどそれに近いくらい頭がぼーっとしてきた。
今度は彩音をマットに寝かせ、俺が上になる。後はわかるな? 作戦名はガンガンいこうぜ。
下になった彼女は成すがなされるままだ。俺は全力で腰を振った。彩音の綺麗な形をしたおっぱいがたぷんたぷんと揺れて、俺の目を楽しませてくれる。
「やっべー……。そろそろイキそうだっ」
「あっ、あっ、んっ、くあっ!」
「出すぞ!」
「ああっ! そ、外に……っ」
「わかってるって!」
最奥をゴンゴン突いてから、勢い良くモノを引き抜いた。引きぬく瞬間、名残惜しいと言わんばかりに膣がぎゅうと締め付けてきた。もしかして彩音もイッたのだろうか。そう思った。そう思った瞬間、快感が増幅していくのを感じた。
ドピュドピュドピュドピュドピュピュピューーッ!
彩音の顔や胸めがけて精を解き放つ。チンポをしごいて絞り出す。
先端がビクリと震える度に彼女の身体が白く染まっていく。支配している。そんな欲望が満たされていくのがわかった。
さすがに出なくなって、モノを拭くように彩音の顔に擦りつけた。彼女はぎゅっと目を閉じるだけで抵抗する様子もない。俺は好きなように彼女を汚す。
中に出すのもいいけど、こうやって顔とか胸にかけるのもいいなぁ。真っ白なキャンパスに思う存分落書きをしているような、そんな爽快感があった。
彩音をまたいだまま見下ろす。
息が荒いせいで大きな胸が上下に動いている。端正な顔は上気して赤く色っぽい。それらはすべて俺の精液で汚されていた。
むふふ、良い眺めだ。俺は股下で震える彼女をしばし眺めた。
絵的にエロいとはいえ出したばかりである。チンポはしぼんできた。
再び硬度を取り戻させるように彩音に奉仕させても構わないのだが、風呂場で二回戦なんぞしてたら風邪引きそうだ。
名残惜しいがここで打ち止めか。そう思った時である。
腰というか、下腹部がもぞもぞする。この妙に我慢し難い感覚。ぶっちゃけた話、尿意がやってきた。
風呂入ってたらおしっこしたくなることってない? 身体があったまるからぼうこうも緩んじゃうのかな。
とにかく今すぐトイレ行きたい。すぐに出ようとして、はたと止まる。
そして、思いついたのは我ながらひどい行いであった。
まあ、いいよね。ここは風呂場だし。俺が咎めなければこの家では何でもありだ。だって俺、ご主人様なんだから。
チンポに手を添える。狙いを外さないように。しっかりと前を見据える。
彩音は目をつむったままだ。まだ気づいていない。本当に都合のよいことで。
ここまできたらもうわかるな? じゃあ、もういっか。次の瞬間、俺は解放感に包まれた。
じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼーーっ。
黄金色の液体がチンポの先端から流れていく。その放物線は狙いを誤ることなく、彩音の身体に降り注いだ。
突然のことに彩音がはっとしたように目と口を開ける。俺は位置を調節してそこを狙った。
「え? いやっ。いやあああああああああああああっ!!」
状況を認識した彼女が悲鳴を上げる。そんなに口開けたら入っちゃうよー。もちろん口におしっこが入って彼女はむせた。
案外溜まっていたかな。けっこう量が出るので顔や胸にこびりついていた精液をおしっこで流してあげる。ほら、綺麗になった。
彩音の身体にこびりついた精液が流れたところで、勢いが収まってきた。ぽたぽたと滴が落ちるのでぶんぶんと降って飛ばす。髪の毛にもけっこうかかったみたい。
「あ、ああ……」
彩音は呆然としていた。虚ろな表情で天を仰ぐ。おしっこかけられたのってそんなにショックだった?
一応彩音の顔でチンポをぬぐっておく。彼女の表情は変わらなかった。
「ひ、ひどい……。こんなのって……ひどすぎる……」
ぽつりと彼女は言った。言葉を無視して立ち上がる。
「あー、俺スッキリしたから先出るわ」
ドアノブに手をかけたところで彩音の方へと振り向く。
仰向けのままの彩音は、静かに涙を流していた。嗚咽も何もない。俺が振り返らなければ彼女が泣いていることにすら気づかなかっただろう。
そんな彼女を見て、沸き上がるのは征服感。こんな理不尽も許される優越感。
「臭いとあれだし、ちゃんと身体洗ってから出るんだぞ」
それだけ言い残し、俺は風呂から出た。堪えられなくなった嗚咽がドア越しに聞こえる。俺の笑いは止まらなかった。黒い欲望で心は満たされていたのだ。