・イクサ
2作目主人公。気さくで良いヤツだが、無自覚天然女ったらし。女子と間違われる程のカワイイ顔がコンプレックス。気付けばハーレムが出来ていた。
・レモン
つかみどころのない猫のような性格だが、実は結構繊細。
・デジー
イタズラっ子のような性格だが、押されると弱弱しくなる。
「……うにゅ」
──寮生活が戻ってきて、イクサは、ベッドでぐっすりと眠れる穏やかな朝に感謝すらしていた。
硬さに文句を言っていた過去の自分をぶんなぐってやりたい。
襲撃者に怯えず、夜の寒さに震えずに済むこの生活こそ、何にも代えがたい宝物である。
(……なんか、両腕が重いってか感覚が無いような……)
……ただし。
一人で過ごす静かな夜からは永遠にオサラバすることになったのは言うまでもない。
黒髪ロングの少女が、くぅくぅと静かな寝息を立てながら万力のような腕力で抱き締められている所為で動かない右腕。
オレンジブロンドの少女が、思いっきり頭を乗せている所為で全く動かない左腕。
尚、両者ともに一糸纏わぬ生まれたままの姿であった。
そして中央で眠るイクサもまた──同様だった。
(肌寒いと思ったら……昨日、シたまま寝たんだったっけ僕ら……)
思い起こされるのは昨晩の痴態。
本当ならポケモンバカ三人衆によるバトル談義のはずだった。
二人揃って部屋に押しかけてきて、誰の相棒がバトルで一番強いかで口論になり、それが回り回って──どうしてこうなったのかイクサにも分からない。
確か、一番泣かされたヤツが負けってことになって──この女子共は揃いも揃って負けん気が強いので張り合って、結局デジーが負けた所まではイクサも覚えている。
問題はその後であった。二人が乳繰り合っているのを見て発情したイクサは、ぎゃんぎゃんデジーを泣かせて良い気になっていたレモンに後ろから襲い掛かり──
──イクサ君……
──思春期男子に散々お預けさせて見せつけてきてくれたの、後悔させてやりますから。
──てんこうせぇ……完全にヘンなスイッチ入っちゃってる……。
(あー……うん。悪いの僕だな。完全に理性がカッ飛んでた)
その後は、秩序もへったくれもない3Pが繰り広げられることになったのだった。
そして、そのまま泥のように三人とも力尽きて眠ってしまったのである。
腕を抱きしめるレモンに思わず目が向いた。
日本人のそれと見まがうほどに美しく長い人形のような黒艶を見ると──また、昨晩のように乱してしまいたくなる。
あれほどに綺麗で美しく、純潔の化身のような彼女を、もみくちゃにして犯す背徳感。
こんなものを一度味わってしまっては、もう二度と焼き付いて離れない。
だが、それはそれとしてこのままでは腕がうっ血する未来しか見えないので、何とか引き抜くのだった。
しかしレモンは全く起きる気配がなく、今度は──シーツに抱き着いて、そのまま寝始める。
(寝てる時に何かに抱き着くクセがあるんだよな……レモンさん)
結構可愛いところあるよね、と思わず笑みがこぼれる。
そして、痺れが取れてきた腕で、さらさらの黒髪をすくうのだった。
「……あれ? てんこうせぇ、お目覚めぇ……?」
後ろから声が聞こえた。
起き上がったデジーは眠そうに目を擦ると──後ろから抱き着いてきた。
「おはよう、デジー」
「……おはよ」
甘えるように彼女は全体重をイクサに預ける。
そして、相も変わらず寝息を立てたままのレモンを見て、不満そうに「ちぇー」とこぼすのだった。
「レモン先輩に見惚れてたんだ」
「そ、それは……否定しないけど」
「きれーだよね、レモン先輩……あーでも悔しいなあ。あんなにボクをギャンギャン泣かせておいて、自分は素知らぬ顔で寝てるなんて」
眠るレモンの唇をデジーは奪うと、悪戯っ子のように笑う。
「好きだよ、レモン先輩……」
むにゅむにゅ、と柔らかいものをイクサの背中に押し付けるデジー。
当然──少し硬さを帯びた先端もこすりつけているわけで。
「……デ、デジー。当たってるんだけど」
「にしし。裸でそのセリフは今更じゃない? それとも、コーフンしてるの?」
「う……」
デジーは──シーツ越しに持ち上がった剛直を見て、舌なめずりする。
「ね、転校生っ」
「何かな……」
「シちゃおっか、レモン先輩に内緒で」
「いや、それは……悪いよ」
「むっ……たまにはボクが先手を取るのっ!」
イクサの顔に口づけしたデジーは、向かい合う形になると、彼の胸板に自分の胸を押し付ける。
少し前までは膨らみかけだったそれは、すっかり女性の丸みを持っている。
イクサよりも低い背丈の彼女だが、すっかり「女」であることを否が応でも思い知らされる。
そして口づけをすると、甘い香りが突き抜けていき、二人の理性は溶かされていく。
しばらくして、酸欠で頭がぼうっとしたところで、デジーはイクサを押し倒した。
「あはっ。もうカチカチだ♡」
「……まいったね」
丸い尻で擦ってやると、熱が伝わってくる。
自分が魅力的だと思われていることに、悦びすら感じる。
朝と言う事もあってか、最初からガチガチに硬かったイクサのそれだったが、既に戦闘モードに入っていたからか、更に太さを増しており。
「……ほんと凶悪……転校生、此処は本当にオトコノコって感じ……♡」
「おい、顔はオトコノコじゃないみたいな言い方するなよ」
「言ってないよ」
──ねえ、大きすぎない、転校生の!?
──やっぱ大きいのかな僕の……レモンさんもそんな事言ってたような。
──こ、これ、ボク、壊れちゃうよ……!! ドラゴンポケモン並みだよ!! あっ、待って、痛い痛い!!
──やっぱ今日はやめとこっか……。
──やめないッ!! レモン先輩に負けるのヤだッ!!
──ええ……。
などと言って騒いでいたのも今は昔。
これで今から滅茶苦茶にされるのだ、と思うとデジーは生唾を飲み込む。
そう考えていたところで、気を取り直すように頭を振った。
今日は滅茶苦茶にされるのではなく、自分がイクサを滅茶苦茶にするのだ、と息巻く。
イクサに跨ったデジーは、ぬらぬらと濡れた自分の股をイクサに見せつけるようにして──指で開いてみせた。
秘蜜がとろり、と彼の赤く腫れた亀頭に垂れる。
「あはっ……ボク、もうコーフンしてる……それとも、昨日出された分かな?」
くちゅり、と音を立てて幼い肉ひだに先端を擦りつけると、喜悦に満ちた声が響く。
「……エッチだね、デジーは本当に」
「朝一番搾りは、ボクのものだもんねっ……!!」
みち、と音を立てて、分不相応の剛直でデジーは自らの身体を貫いた。
奥まで入れるのは少し時間がかかったものの、直に──彼女は完全にイクサとひとつになるのだった。
見上げると、彼女の健康的に焼けた肌が見える。
昨日彼女に吸い付いた悪い虫が付けた痕が見えて、余計にイクサは昂りそうになるのだった。ついでに噛み痕も。
「あはっ……脳が、焼けそう……! キモチ、いいっ……」
「……デジーの中、うねってる……」
「そうだよ。転校生の子種、たっぷりほしいもん」
「今デキたら困るでしょ……」
「いずれは欲しいからねっ」
避妊対策は薬でバッチリだが──それでもイクサにはどうしても、万が一の可能性と言うものがぬぐえなかった。
しかし、遠慮はいらない、とばかりに縊れた腰をもぞもぞと動かし、デジーは下腹部の中に入ったイクサのモノを刺激してみせる。
「あんっ……ねえ、中ピクピクしてるよ。転校生のコレは……ボクを孕ませたいって言ってるみたいだけど……ねっ!!」
ぐちゅ、といやらしい水音を立ててデジーは跳ね始めた。
「あはっ……イイ、イイよっ!! 跳ねるからねっ、ぴょん、ぴょんっ、ぴょーんぴょんって!」
「っ……うぐぅっ」
「可愛いな……ボク、その顔が見たかったんだよねっ! 昨日は散々良いように、されたからさっ!! ほらほら、バニーさんの追撃だぞうっ」
互いの汗が飛び、そして秘蜜からは留め止めなく愛が漏れ出す。
彼女の膣は、男のそれを魅了する魔性の壺。優しく、甘く迎え入れ、撫でて、そして絶頂へと向かわせる。
くすり、と幼さと妖艶さが入り混じった表情で彼女はイクサに迫る。
「ねえ、転校生……好き。好きだよ。だから──大人しく、ボクのものになってよ」
「……僕もデジーの事が好きだよ」
「えっ」
セックスの途中だというのに、嗜虐心に満ちていたデジーの顔が一瞬固まる。
イタズラウサギには、直球ストレートが一番効くのだ。
その隙に、イクサは彼女を押し倒す。形勢逆転だ。
結局の所、鍛えた男の力に、デジーは逆らえないのである。
「……あんっ……ちょっと、今日はボクがシてあげるのに」
「ごめんね。あんまりデジーが可愛いから」
「それバカにしてるよね!? ──ひうっ!?」
愛くるしい顔が、一気に困惑に歪む。
剛直で逆に突き上げられて、快楽が響いてくる。
イクサは、デジーの腰を抱き寄せて更に密着すると、覆い被さって揺れるふくらみの突起を咥え、舌で嬲ってみせると、更に締め付けは強くなっていった。
甘い声を漏らしたデジーは力が抜けてしまい、完全に抵抗する気が失せてしまうのだった。
歯を少し立てると、更に甲高い鳴き声が響く。
「ほら、やっぱり可愛い」
「あ、あうっ……」
「デジーのここ、おいしいよ」
「やめてよッ……マジで恥ずいから!!」
ちろ、と先端を舐めると、すっかりデジーの乳首は硬く、上向いていた。
幾度となく苛められた所為で感度は既にバツグンだ。少し擦れただけでも反応してしまうようになっている。
「ミルクが出たら、もっとおっきくなるのかな、デジーのここ」
「ば、ばかっ……」
「いっつも強気で元気なデジーのエッチなところ、僕とレモンさんだけが知ってるんだよね。いやらしくて、欲しがりで──そして、すっごくか弱いところ」
「ッ……」
「どうしてほしいの? 強がってるけど……本当は物足りないんだよね」
ぐにぐに、と欲しがるポルチオに先端を擦りつけるイクサは獣の如き獰猛なあの表情を見せていた。
それに射すくめられたデジーは、完全に抵抗する意思を自ら手放した。
顔を真っ赤にした彼女は絞り出すように──敗北宣言した。
彼女はウサギ。テーブルの上に並んだ──か弱いウサギでしかない。
「違うもん……っあうっ!?」
ばちゅん、と音を立ててより一層イクサは強く彼女を突き上げる。
秘壺からは蜜が更に溢れ、彼女の口からはリズミカルに嬌声が聞こえ、それが更にイクサの嗜虐心を増していく。
シーツを必死で掴んで快感に耐えながら、自分の弱い所を全て曝け出す。
それを見ると、イクサの中で薄暗い征服欲が更に燻ってきて、繋がっている場所に指を伸ばした。
すぐさまデジーは察したのか──叫ぶ。
「ま、待って、そこはっ、ひゃうんっ!?」
「此処が好きなんでしょっ、デジーはさ……!!」
真っ赤に腫れたクリトリス。
それを指で擦ってやると、悲鳴にも似た嬌声が飛び出した。
身をよじって快楽から逃れようとするデジーだったが、既にイクサは喰らいつく蛇のように、彼女を抱きかかえており、離すつもりはない。
電気に撃たれたような快感が脳を焼いていく。
──ヘビ、ヘビ、そうだ……レモン先輩の事、散々蛇女って呼んでたけど……転校生も、大概、ヘビみたいに、ねちっこい……!!
そうなれば、自分が捕食される側であることを嫌でも自覚するわけで。
しかしそれが、彼女にとっても幸福であることを分からされるわけで。
柔らかくも幼い身体をくねらせ、乱れる少女は──好きな相手に身を捧げる事を幸福だと感じてしまっている。
欲望のままに食い尽くしてほしいと、心の奥底では望んでしまっている。
「ちっ、ちがう、ちがうもんっ、本当はボクが攻めたかったのにぃ……っ!!」
「違くないよね」
「ひゃいっ……!?」
ガリッ、と音を立て、イクサは彼女の首筋に歯を突き立てる。
ぞくぞくぞく、と貫くような痛みに加え、彼女は快楽に身を焼かれていく。
「こうやって……ぐっずぐずに犯してもらいたい変態なんだよね、デジーは」
「変態じゃないっ……もんっ……あんっ、あうっ」
「僕以外の男子も、こうやって誘惑してたんじゃないの? あんなに皆に媚び売ってさ」
「ち、違う、もんっ……!! 転校生にだけだもん、こんなえっちなところ、見せるの……てかっ!! 女の子二人に手ェ出してる君に言われたくないっ!」
「そうだね。でも、そんな悪い男に良いようにされてるのは、君の方だよね」
「だってボク、悪い子だもん……」
「うんうん、デジーは……悪い子だ」
鈴口を思いっきりポルチオに押し付けてやると、深く深く繋がっていることが実感できるのか、彼女は顔を蕩けさせる。
度重なる刺激で、肉棒はパンパンに腫れあがっており、いつでも彼女を孕ませる準備が出来ていた。
「デジー、好きだよ。悪い子の君も、好きだ」
「ひうっ……耳元で囁かないで」
「悪ぶってるけど本当は優しい所とか、普段は生意気なのに攻められると弱々になっちゃうところも好きだよ」
「弱く、ない、もんっ……優しくない、もんっ……ひうっ」
ばちゅん、ばちゅん、と腰をぶつけ、野生的な交合に二人は耽る。
イクサは目の前の雌を善がらせることに喜びを感じていたし、デジーはただただ目の前の雄に蹂躙されることを望んでいた。
身の丈に余る太い肉棒で突き上げられる感覚は、彼女の理性も意識もトばすには十二分。
だが──いきなり、イクサはピストンを止めてしまう。
「ッ……ねえ、どうしたの? 何で止めちゃうの?」
「デジー、ホントのこと言ったらどう?」
「ねえ、動かしてよっ……こんなの、生殺し……ひうっ」
真っ赤な耳を愛おしそうにイクサは口で食む。
唇で愛撫するように、そして歯を少し立ててぐにぐに、と硬くも柔らかい感覚を楽しむ。
「デジーは普段こそ強がってるけどさ……本当はいじめてほしいんだよね?」
「んぅ、や、やだ、耳、食べるな……」
「僕は好きだけどね。可愛いからさ。でもデジーにやめてって言われると傷ついちゃうな」
「う、うううう……ッ」
潤んだ目で、獣のように唸るデジー。
しかしもう既に分からされてしまっていた。どっちがこの場では上で、そして自分が捕食される側で、そして──自分がそれを望んでいるのを。
「食べて……ボクを、食べてくださいっ……もっと、噛んでほしい、噛んでッ……ううん、ボクを、食べてよ……!!」
言葉にしたことでタガが外れたのかデジーは希うようにイクサの首を抱き寄せる。
「ボク、君にだったら、どんな酷いことされてもいいからぁっ……食べて、ほしいんだよっ……ボクを……」
「じゃあ、お望み通りッ!!」
「はぁんっ!!」
我慢したところに、一気に渾身の突きを入れる。
嬌声が再び上がり、イクサはスパートをかけて腰を打ち付けていく。
「ねぇっ、くるっ、くるよっ、キちゃうよっ!!」
「出るッ……!!」
「あはっ、ねえ、ボクの中に出して、思いっきりっ!!」
絶頂の瞬間、イクサが思いっきり腰を引き寄せた事で、デジーは一度快楽を極まらせた。
剛直からは決壊したかのように白濁が溢れ出し、彼女の子袋を満たしていく。
身体が痙攣する中、子種が注ぎ込まれていく幸福に彼女は更に悦ぶのだった。
「ナカ、いっぱい……たっぷり、お仕置きされちゃった……えへへぇ」
肉棒が脈動し、白濁を注ぎ終えた後。気怠さが勝るのか、イクサはデジーに覆い被さる。
「……好きだよ」
「ひぅん、ズルいよ……ねえ、ボク、美味しかった……?」
「うん。美味しかった。胸も、耳も、欲しがりなココもね」
「あう……まだ硬い……」
啄むようなキスをした後、今度はもう一度彼女の耳を甘噛みしてやる。
すると、彼女はうっとりしたような声を上げるのだった。
剛直は彼女の中で再び硬さを取り戻しつつあった。
無理矢理引き抜くと、割れ目からはゼリー状の白濁がどろり、と零れ落ちる。
それを見ると、イクサは心の底から目の前の少女を征服したような気分になったのだった。
「くすっ、そうだよ……ボクは君のモノだよ、転校生」
そして、その薄暗い感情すらデジーは肯定し、彼を受け入れる。
(君に助けて貰った、あの日から……ずっと、ね)
「ね、デジー。もう一回、良いかな……」
「答えなんて聞かなくて良いよ。言ったでしょ? モノみたいに、犯して……」
「……はぁぁ」
(しょーじき、次は優しくしようと思ったけどムリそうだな……デジー、ほんっと僕を
しかしそれでもイクサの中に眠る獰猛なケダモノは満たされはしない。
再び剛直を彼女の中に突っ込み、力の抜けた身体にピストンを打ち込むのだった。
※※※
「……何かと思ったら、私抜きで面白そうなことやってるじゃない」
不機嫌そうな顔で、レモンが間に割って入ってきたのは大分後だった。
既にデジーは送り込まれ続ける快楽にうっとりして半分意識を失っており、ぐじゅぐじゅの膣口からは入りきらなかった白濁を垂れ流していた。
「あ、レモンさん、おはようございます……」
「朝からお盛んね……それよりも抜け駆けはNGって言わなかったかしら」
自分には無い膨らみを羨ましむように眺めると──レモンは口を尖らせる。
「あれだけ昨日も沢山やったのに、また種付けしたの? 鬼畜ね」
「つい……」
「つい、じゃないわよ。生意気だわ」
ぐにぐに、とデジーの胸を揉みながら──レモンは不満そうにイクサに目を向ける。
「……私で童貞捨てた癖に。イクサ君、忘れてないかしら。誰が貴方の主人かを」
「デジーが甘え上手なんですよ」
睦み合う蛇の番のように、二人は慈しむような口づけをする。
その姿を、朦朧する意識の中で──イタズラ兎は見つめているのだった。
(良いなぁ……)
「……くすっ。愉しませて頂戴」
「お手柔らかに……」
スレンダーで、起伏こそないが──細工のように完璧な細い身体が陽に当たっていた。
真っ白な肌はガラス細工のようで、触れば壊れてしまいそうだ。
だが、そんな第一印象とは裏腹に、その表情は捕食者のそれだった。
イクサも──捕食する側として負けてはいられない。
蛇と兎は、捕食し、捕食される関係にある。
だが、蛇同士ならば──絡み合い、そして睦み合う関係だ。
唇を重ねると、舌を絡ませたくなる。
そして自然と互いに手を繋ぎたくなる。
ひとつに──なりたくなる。
向かい合い、唇を重ねていると、何度も兎を喰らい、犯し尽くした肉棒がレモンの引き締まった下腹部を押す。
(好き……イクサ君……)
そんな自分に向けられた欲望もレモンは肯定し、彼の唇を食む。
それを受け入れるイクサもまた、キスで返すのだった。
腕を回し、抱き締められると、大事にされていると思えてしまう。
彼の体温を直に浴び、傍に居る事を実感すると、寂しさも薄れていく。
イクサもまた、彼女のなめらかな肌を抱くと、言い知れない安心感に包まれていくのだった。
「レモンさん、そろそろ……僕、レモンさんの中にも入れたいです……」
「くすすっ、ほんっと底なしね」
「我ながら……こんな才能があったなんて」
「初めての時から思ってたけど、貴方やっぱりハーレム向いてたわよ」
レモンは慈しむように彼の欲望の根源を、美しい指で撫で上げた。赤く腫れた亀頭の感覚を楽しむように。
「貴方の欲望は、1人には荷が重いわ──この私を除いて、だけど」
「それは褒めてるんでしょうか……?」
「さあね。でも、私の欲望も底なしだったみたい」
イクサの手を取ると、レモンは自らの股座にそれを導く。
マシュマロのように柔らかい秘肉は、既にいやらしい湿り気を帯びていた。
「くすっ……可愛がってね」
「……ッ」
指を一本入れると、いとも容易くそれは飲み込まれた。
そして欲しがるようにきゅうきゅう、と肉の壁が締め付ける。
一方のレモンも、たっぷりと手に唾液をつけると、イクサの肉棒を擦り始めるのだった。
「あはっ、これいい……」
「レモンさん……」
「口が、寂しいわね……」
自然と二人は目を瞑り、唇を重ね合う。それが当然で、当たり前のことのように。最初からそうだったかのように。
そうして互いを貪っていると、頭はぼやけ、新たな酸素を求めて二人は口を離す。
だが、また互いが恋しくなって、互いの舌を貪るのだった。
そうしている間に、イクサの剛直は更に硬さを増し、レモンの秘所もすっかり出来上がっていた。
股を開いてみせると、既に肉ひだは赤く充血していた。
「あんっ……もう。女の子の恥ずかしいところをそんなに見るもんじゃないわ」
「……僕だけの特権ですよ」
「そうだけど」
イクサの腕を掴むと──フィジカルに任せてレモンは彼をベッドに押し倒す。
「喰らうのは……私の方っ!」
狙いを定めるようにして彼の肉棒を手に取った。
白濁に塗れた剛直に腰を下ろすと、レモンは──悦びの声を上げるのだった。
「うぐぅっ……!?」
「あはっ、あれだけ出したのに凶悪ね!」
「や、やばい、やっぱり締められる」
イクサと大差ない程の背丈のレモンだが、彼女の秘所は力強く彼のモノを握り締め、そして精を搾り取ろうとする。
彼の欲望も、剛直も、支配できるのは──レモンだけだ。
そのまま腕力に任せてイクサを抑えつけて、唇を奪う。
「むぐっ……!? うんっ、ん……」
「うん、んっ……ぷはっ、好き。好きよ、イクサ君……たっぷり、搾り尽くして、やるんだから……!」
嗜虐的な笑みを浮かべるレモン。
デジーとは違い、腕力も心の余裕もあるのか、イクサも彼女を屈服させるのは難しい。
そもそもイクサのバケモノサイズを、最初から受け入れていた剛の少女だ。本当に人は見た目によらないのである。
彼女の腰を支えながら、イクサもまた、彼女が腰上で跳ねるのを見届けるしかない。
ぐちゅぐちゅ、と音を立てて、結合部からは泡が漏れ出していく。
手を恋人繋ぎして、甘く濡れた秘所が激しく彼の肉棒をしごく。
受け入れたい。
飲み干したい。彼の子種を。
「教えて頂戴? 私が寝てる間っ、デジーをどういじめたのかしら? 私が全部、貴方に同じことしてあげる」
ぷっくりと赤く膨れたクリトリスを彼の股座に擦りつけながらレモンは腰を打ち付ける。
だが、彼も負けてはいない。
腰を掴んだまま、彼女に合わせて下から突き上げる──
「あんっ……反撃? 生意気だわ……!」
「やられてばっかは、性に合わないんで……!」
「いつまで虚勢を張ってられるかしら? ──うん?」
レモンの平坦な胸に手が伸びる。
ツンと立った健気な乳頭を摘まれ、彼女は今までにないような悲鳴を上げた。
「ひゃうっ!? デ、デジー!? 貴女!?」
「でかした……!」
「にしっ。レモン先輩、此処が弱いんだよね~!」
「やめなさい、シてる途中に、そこをいじめたら……!」
びりびりっ、と甘い快感が腰へと突き抜け、レモンは甘く快楽を高まらせた。
上からはデジーが、下からはイクサに責められ、抵抗できない快楽が襲い掛かる。
つぅ、と背中を指で触られると、更に声が漏れ出してしまうのだった。
「もう、やぁっ、今はイクサ君は私の、ものなんだからぁっ!」
「まーまー、仲良くしようよう、同じ男の子に惚れた者同士、さあ」
「うぐぅ……ッ」
「レモンさん、僕……そろそろっ」
激しく貫き、突き続けるイクサ。
対するレモンも腰を振り、彼から精を搾り取ろうとする。
玉袋が競りあがり、新たな精液を作り出す準備を始めている。
とっ、とっ、とリズミカルに腰をぶつけ合い、互いに快楽を高まらせていく。
図らずともデジーの愛撫のおかげで甘く絶頂したレモンは、蕩けた顔でイクサの唇を貪り、下の口では精を貪ろうとする。
イクサもまた、喰らわれないように彼女の肢体に足をからめて喰らいつく。
蛇の交合で例えるのが相応しい情事だった。
そこに、後ろから覆い被さるデジーがレモンの肩にキスマークを付け、更に噛み痕まで残していく。
「転校生、やっちゃえ! レモンさんの中に、熱いのドバドバ注ぎ込んじゃえっ」
「イクサ君、イクサ、くぅん……」
「レモンさん……ッ」
「好き、なのぉ……」
快楽が高まり、理性がトんできたからか──レモンは希う。
「だから……遠慮なく、抱き潰して……やるからぁっ……!!」
「う、うう、レモンさん……!」
頭に電気が走り、ふたりは同時に絶頂した。
白濁が迸り──子宮へ注ぎ込まれていく。
背中から頭まで突き抜ける快感に身体を反らせ──レモンはイクサに倒れ込むのだった。
「……っは、はぁ……」
「気持ち、良かった……」
「僕も……」
「でも、これで終わりじゃないわよね……?」
絶頂の余韻は冷めない。
そのまま二人は再び唇を啄み合い──充足感に満たされていく。
そうしていると、また剛直は硬さを取り戻していき、抜かずの二戦目が始まる。
「今度はボクも一緒だからねー……?」
そして割り込むデジーは、イクサの唇をせがみ──彼の手を自分の蜜壺へ向けさせるのだった。
「たっぷり可愛がってあげるわ」
「……朝ごはんは……ボクだよね?」
「うん……おいで、二人共」
爛れた三人の交合は続く。
絡まり合った蛇と、そこに挟まる兎。
互いを貪り、そして喰らい続ける──