女島快楽物語-女しかいない離島に興味本位で行ったお話- 作:みやびまい
性的表現はありませんのでご了承ください
なお性的表現は2話以降からとなります
この島は本土から大きく離れた所にある。
そしてこの島には女しかいない。大体縄文時代頃に人がこの地にたどり着き、以来本土とは隔絶された環境下で独自の文化を築いてきた。
その最たるものこそが「女しか住んでいない」文化だろう。この地にある学校と言った施設にも女しか存在していない。
男の影はどこにもいないのだ。
じゃあどうやって彼女たちは子孫を残して来たのか。
それは、客人として来た男や周辺の海域で船が難破し遭難してきた男達を助けもてなし、世話をする「ついで」に交わる事で得ていたようだ。
実際、この地に愛人を作っていた男性もおり、中には日本史で習うような有名人もいるのだという。ここならバレる事もまず無いからだろうか。
更に、本土へ赴き売春の真似事をして、男たちと交わって故郷である島で子を産んだ者もいるとか。ちなみに男が生まれた場合、本土や少将島と言った近くの島へ養子に出していたという。
この島の女達は皆助け合い、仲良く暮らして来た。争いは起こった事が無い。一見すれば天国のような地だろう。
そんな島を統べるのは「女皇様」という存在だ。
女皇様とは巫女であり、十二単風の着物を着ている。ある一族出身且つある条件を満たした者しかなれない立場である。
女皇様の歴史は島に残された壁画によって、おおよそ弥生時代までさかのぼれる事が明らかになっている。
島における重要課題は女皇様による占いによって決められるのだ。
そんな女だけの楽園・女島にまたひとり、男がやって来るようだ。
占いがそう告げている。
女皇様のいる屋敷。まるで平安時代のような寝殿造となっている。普段彼女はその屋敷の奥深くで暮らしている。
そんな彼女はかしこまった雰囲気を出している。
「彼女たちを」
「わかりました」
やって来たのは3人の少女。いずれも巫女装束を羽織っている。この少女達は女皇様によって選ばれた、ある使命をおった少女達である。
「揃ったな」
十二単風の装束に身を包んだ女性の目の前に、3人の少女が並んで正座している。
1人目は今どき風の黒髪ボブヘアの少女
2人目は明るい茶髪ロングヘアの不良気取りな少女
3人目は眼鏡をかけた黒髪ストレートなロングヘアの少女
である。
「はい、ここに」
「今から客人となる男が来る。お前達には彼を丁重にもてなし子を作るという使命がある。しっかり果たせよ」
「はい」
3人は丁寧に頭を下げて、退席していく。女皇様と傍にいる黒髪の女性は彼女達の緊張でこわばった背中を静かに見つめていた。
こうして物語が、始まる。