女島快楽物語-女しかいない離島に興味本位で行ったお話- 作:みやびまい
2話以降から始まります
すみませんがご了承ください
女島と言う島がある。本土からはかなり離れている離島だ。
観光客はまずめったに訪れず、ネットに上がっている情報も非常に少ない。そんな島だ。
ただ唯一分かっているのが、この島には女ばかり住んでいる。という話だった。
「いやー行ってみようかなあ、どうすっかなあ」
俺は田中大輔。サラリーマンをしながら観光地レポの動画を上げているユーチューバーだ。写真も趣味で、写真コンテストでは何度か賞を取った事もある。
動画の再生回数はマックスで1万とぼちぼち。もっと再生回数をのばしたいが、強豪が多い関係上中々上手く行かない。その為に殆ど動画では取り上げられていない場所に行った方が良いのかなーとは考えている。
そこで見つけたのが、女島という離島だった。
「よし、行ってみるか!」
有給を使い、早速行ってみる事にした。情報が少ないというのは少々不安だが、日本なら言葉も通じるはずだし何とかなるだろう。
俺は船でまず女島近くの大きな島・少将島に向かう。ここから女島行きの船が不定期ながら出ているらしい。少将島の港についた俺は自販機でお茶を買うと、女島行きの船が行きかうポイントを探すと、千兆らしきおじいさんがいた。
「あのーすみません、女島へ行きたいんですが」
おじいさんに声をかけた。
「女島行きたいとかあんた本気か」
おじいさんは血相を変えて俺にそう問う。
「本気か、って?」
「あんた、どんな島か知らんのか」
そう言われても、女ばかり住んでいるという点しか知らない。あとは…景色が綺麗と言うくらいか
「まあ行きたいならええ、今から電話して船出したる」
「あ、ありがとうございます」
「しかし、向こうが来るなと言ったら諦めろ」
おじいさんは港の一角にある白い電話に向かって歩き出す。その電話は例えるなら野球のベンチにあるブルペンとの連絡に使うような感じの電話だ。
受話器を取りぽちぽちとボタンを押す。
「もしもし。女島に行きたいいうとるやつが1人おるんやが。ええか?…占いの結果次第か。分かった。待っとるわ」
受話器を置いたおじいさんが俺の目を見て口を開く。
「今から卜占でお前を受け入れるかどうか決めるらしい。結果が分かったら折り返し電話する。だと」
「分かりました。…卜占って占いですか?」
「そうだ。あいつらは観光客を受け入れるかどうかは卜占で決める」
体感にして二十分くらいで電話が鳴った。
「分かった、じゃあ船出すわ」
俺の女島行きが決まった。
「船出すぞ。ついてこい」
「はい!」
船は漁船と似たものだ。俺はそれに勢いよく乗り込んだ。
「しっかり捕まってろよ!」
「はい!」
大体30分くらいたつと島が見えてきた。
「あれだ!女島!」
おじいさんの大きな声が聞こえた。近づいてくる緑色の塊。あれが女島だ。
「もうつくぞ!支度しろ!」
揺れる船内を這いつくばるように進み、船頭へ移動する。それにしてもどんな島か未だに見当がつかない。
パッと見はそこまで規模の大きい島には見えないが。
船が簡素な船着き場に到着する。コンクリートと砂浜しかない。俺はおじいさんに支えられるように上陸する。向こう岸を見ると、いつの間にか巫女服を着た女性が2人、出迎えに来ている。
「ようこそいらっしゃいました。こちらへどうぞ」
「荷物持ちますよ」
俺は歩いて近づいてきた巫女たちに荷物を預けると、おじいさんに礼を言った。
「ありがとうございました」
「ああ、じゃあ気をつけろよ」
おじいさんは船に戻り、少将島へと去っていった。そして船着き場には俺と巫女2人の計3人が残される。
「では参りましょう。女皇様がお待ちです」
「女皇様?」
女皇様とは誰だ、と思うと巫女の1人が口を開く。
「端的に言うとこの島のトップです」
「町長的な?」
「そうですね」
船着き場を歩くと神社にあるような石段が現れる。かなりの段数だ。日光東照宮を訪れた際に見かけた石段とうっすら似た見た目をしている。
どうやら巫女曰くここを上がり終えると、女皇様がいる屋敷があるらしい。俺は巫女たちに付き添われ石の階段を上る。
石の階段の横にある手すりの向こう側はどちらもうっそうとした草木で生い茂る森だ。
そして十五段くらい上り終えると、屋敷らしき屋根が見えて来た。
「あれですか」
「そうですね」
即答だ。階段を上り終える頃には息が切れかけそうになった。そして大きな寝殿造の屋敷が見えてくる。
ーこの時代にこんな平安時代のような屋敷、あるのか。そして壁の部分には平安時代のような布。壁代がある。
そして真正面の奥の座敷には、十二単風の着物を着た老いた女性が座り、下段には計六名ほど、巫女装束の女性が待ち構えている。
「では、お入りください」
巫女に先導され、真正面から屋敷に入る。階段の下で靴を脱ぎ、階段を上がって巫女の指示した床に座る。
「よく参った。お前の名は」
奥の座敷に座る十二単風の着物を着た女性が口を開く。この人物こそ女皇様だろう。
「初めまして。田中大輔です」
「田中大輔か。良い名前だ」
そして右横にいる多分3.40代くらいの女性が口を開く。
「このお方こそがこの島を統べる女皇様でございます」
俺はよろしくお願いします。と軽く会釈をした。女皇様も会釈を返す。
「ではごゆるりと楽しんでいかれよ。そしてもう一つ紹介したい事がある。…入れ」
女皇様の入れと言う号令により奥の廊下から3人の若い巫女装束の少女がやってくる。
「今日よりお前の相手を務める者たちだ」
「相手…?」
俺はなんの事か分からず聞き返す。
「お前の世話役だ。そして夜伽も努めてもらう。要はこの子達と子作りに励んでもらうという事だ」
「…へ?」
まさかのハーレム生活が幕を開けようとしていた。