麗しの姫君と従者 作:従者8
「ごきげんよう、麗しの姫様」
「まあ、ごきげんよう。相変わらずお上手ね」
「本心からの言葉ですよ。本日はどのようなご用件で?」
「今日はね、貴方にお願いがあって来たのよ」
「私に、ですか。何なりとお申し付けください」
「あらあら、そんなに畏まらないでちょうだいな。もっと気楽に接して頂戴?あなたとは友達になりたいと思っているのだから」
「光栄の極みです。ただ、姫様の前ではどうしても緊張してしまい、こういった口調になることをお許しください」
「ふふっ、仕方がないわね。それじゃあお願いだけど……私の相談に乗って欲しいの」
「ほう、何かお悩みごとですか?」
「えぇ。私、最近困っていることがあるの。聞いてくださる?」
「どうぞ、私でよければ遠慮無くおはなしください」
「実は私……好きな人がいるの!」
「それは……私としても興味深い話ですね。どのような方なのですか?」
「その人は、とても優しくて強くて格好いいの!いつも笑顔で私を見守ってくれる人よ!」
「それはそれは。素敵な方なのですね」
「そうなの!それでね、この前その人とお祭りに行ったんだけど……」
「(以下延々と惚気が続く)」
「……なるほど姫様が良く懸想していらっしゃるのはよく分かりました。して、そんな彼への悩みとはどういったものなのでしょうか。」
「うん、あのね……彼が浮気性なのよ!!」
「……ほう」
「もう、酷いと思わない!?デートしても他の女の子にも声をかけるし、仕事も真面目にしてくれないのよ!?」
「……英雄、色を好むとはいいますが、姫様を相手にそのような態度は許されませんね」
「でしょう!?だからね、私決めたの。今度彼の家に乗り込んで、二度とそんなことしないようにしっかり言って聞かせないとって!」
「……しかし、お相手も多数の女性に慣れているのであれば、無策で向かっても効果が薄いのでは無いでしょうか」
「そうなのよね……。一体どうすれば良いのかしら?」
「そうですね……姫様の魅力で骨抜きにする、というのはいかがでしょう」
「え?私が魅力的に見えるかしら?」
「ええ、もちろん。私はいつも姫様に魅了されております」
「まぁ!嬉しい事を言うわね!でも残念ながら、彼にはあまり効かなかったみたいなのよねぇ……」
「……では、私を練習台に意中を虜にさせる訓練をするのはいかがでしょうか」
「まあ!それは名案だわ!!早速やってみましょう!」
「ではそうですね、彼は女性に慣れているようですから、生半可な方法では意味がありません」
「えぇ、確かに。私もそう思うわ」
「ですので、物理的に姫様の魅力を知らせる必要があります」
「具体的にはどうするの?」
「性技を磨いて、姫様無しでは生きられないようにするのです」
「せ、せいぎぃ!?」
「彼も男です。ましては女性に興味津々の若人。それを姫様以外に向けないようにするにはそれしかないでしょう」
「そ、そうかもしれないけどぉ……」
「こうしている間にも同じような考えを持った女性が彼を籠絡しているかもしれません。一刻の猶予もないのですよ」
「……分かったわ。覚悟を決めます!」
「ではそちらのベッドに横になっていただけますか」
「えっ、こ、ここで?」
「もちろん、わざわざ私室にお招きになっては魂胆がばれてしまいます。警戒させる前に勝負を決めるのです」
「わ、わかったわ。これでいい?」
「ええ、そしてドレスの胸元、そして裾を太ももが見えるようにはだけさせてください」
「ええええええ!!!」
「どうかなさいましたか?」
「うぅ……恥ずかしいわ。こんな大胆な格好したことないもの」
「もちろん、そう易々としていただいては困ります。しかし彼のためなのでしょう?」
「……えぇ、そうだわ。彼のためならこれくらいやって見せるわ!!」
「そうすると、彼の視線は釘づけになるはずです。そしておっしゃってください。体が熱いの、と」
「ううっ……わ、わかりました。『体が、あついの……』」
「そこで彼であれば手を出すはずです。お体に触りますね」
「ひゃあ!?」
「姫様、ここで驚いては彼が冷静になってしまいます。逆に誘惑するのです。さあ、私の手を取って」
「えっ、あっ……はい」
「……姫様だというのにはしたなく誘って、そんなに期待していたのかい?」
「えっと……はい。貴方の手でいっぱい可愛がってほしいんです。だめですか?」
「……っ!いいですね。素晴らしいです。……ご自身で慰めたことはありますか?」
「えーと、あまりないですね。興味はあるんですけど、そういうことできる場所ってなかなかないし……」
「では僭越ながら私が教えて差し上げますね、触れますよ」
「や、優しくしてくださいね」
「流石に経験が少なくキツイですが、十分濡れてますね。彼との行為を想像して興奮してしまいましたか?」
「だ、だって貴方の触り方が上手なんだもの。……えと、もう我慢できないわ。お願いします、私の中に入ってきて?」
「っ!積極的になられましたね。男を誘うのが上手な淫乱な姫様だ!」
「ああ、そんなに激しくしないでください!壊れちゃいます!」
「こうして欲しかったのではないですか?意中の相手が居るにもかかわらずこんなに濡らして、男なら誰でも良いんですか!」
「ち、違います!貴方だからです!あなただから、私はここまで乱れてしまうの!」
「ふふ、男を悦ばせる言葉をよく知っていますね。まったくそこらの娼婦よりよっぽど淫靡な姫様だ!」
「あぁ!いっちゃいます!いってしまいます!あなたのものでいかせてください!」
「
「あぁ、出てる……!お腹の中にいっぱいすごい量……!これが男の人の……」
「ふう……素晴らしかったですよ姫様。誘い方は完璧ですね。……では後は回数を重ねて性技自体の向上ですね」
「はい、ありがとうございます。……この事は内緒にしておいてもらえますか?」
「もちろん、姫様の不利益になるようなことはいたしません。二人の内緒です」
「まぁ、嬉しいわ!貴方も何かあったら言ってね!絶対よ!」
「はい。ありがとうございます」
「では、また今度ね。お休みなさい」
「お休みなさいませ、姫様」
「……はあ、あの人に相談できてよかったわ。さあ、彼を落としてみせるわよ!」