逃亡生活も一か月が過ぎようとしてるのに、私の翔ちゃんへ愛は深まるばかりだった。
あれだけ身体を重ねれば関係が飽きてきて、うっとおしく思えても良いはずなのに、私は未だに自ら進んで彼を求め続けていた。
愛の感じる翔ちゃんとのセックスは、所々に私を尊ぶ優しさが感じられ、大切にしたいと思う気持ちが、まざまざと伝わって傷ついた心を癒してくれる。
この不自由な逃亡生活の中で、彼に抱かれている時だけが私の唯一の生き甲斐で、翔ちゃんの居ない生活など考えられなかった。
翔ちゃんは今まで身体を重ねてきた、どんな男たちとも違って、行為の最中にも優しさが感じられる。
自分がどんなに気持ちの良い状況であったとしても、私を大切にしようと思いやる配慮や気遣いは怠らなかった。
それは今まで関係を持った男達では、感じる事の出来なかった愛が感じられて、私を幸せな気持ちにさせていく。
彼にメロメロの私は逃亡中だという現実も忘れて、2人きりの時は恋人の様にベッタリとくっ付き、幸せな時を過ごしていた。
小鳥の囀りの聴こえる爽やかな朝を迎えた私は、起きて早々まだ眠る翔ちゃんのパンツを脱がして、萎んだペニスを口に咥えていた。
『可愛い~何て可愛いんだろう…』
口に含んだ小さなペニスも可愛らしいが、スヤスヤと眠る翔ちゃんのあどけない寝顔は、天使の様に眩しくて、私は溢れ出してくる欲望を抑える事が出来なかった。
フニャフニャのペニスをジュルジュルと吸いながら、舌をゆっくりと回していくと、ムクムクと大きくなっていくその感覚が可愛く思えて堪らなかった。
私は口の中でピクピクと痙攣を繰り返し、カチカチに硬くなったそれを、唇を滑らせてゆっくりと出し入れを繰り返していく。
「うぅ~…ううぅ…?」
ゆっくりと目を覚まし大きく背を伸ばす翔ちゃんは、股間に顔を埋める私に気付くと、ニッコリとした笑顔を浮かべて私に襲い掛かってくる。
そのまま布団の上に押し倒される私を、彼は唇を重ねてチュッチュチュッチュと優しいキスを繰り返し、襟元から浴衣を開けてゆっくりと私の素肌を晒していった。
昨晩も翔ちゃんとのセックスを繰り返し、疲れ果ててそのまま眠りに就いた私は、浴衣の下に何も着けていない。
剥き出しにされた胸の膨らみの頂点では、既にピンと立った乳首が、彼を待ち望む様にジンジンと熱く火照っていた。
ニッコリ微笑む翔ちゃんが、その部分に舌先を近付けて、チロチロと擽りながら私に悩ましい声を上げさせていく。
小虫が這いずり回る様な感触に悶える私は、翔ちゃんの首に手を回し、その頭を愛おしむ様にギュッと抱き締めていた。
彼に愛されるこんな一時が、私は本当に幸せで、失ってしまうのが怖くて堪らない。
私は彼が小学生だという事も忘れて、全身全霊で翔ちゃんの事を愛していた。
妊娠しない為に服用していたピルは既に止めていて、私は彼との子供を宿す事すら、今は心の底から望んでいる。
現実的に無理な話であろうとも、翔ちゃんの子供なら私は例え一人になったとしても、愛情を注いで育てる覚悟は既にできている。
「翔ちゃん!好きッ好きッ好きッ好きーッ!」
乳首に吸い付く翔ちゃんは私の頬を撫でながら、絡ませた舌でまったりと弧を描き、私の身体がそれに反応する様に、ビクンビクンと痙攣を繰り返していく。
快感で乱れる私を抱え上げる翔ちゃんは、自分の膝の上に私を乗せると、身体をギュッと抱きしめて淡々とそれを繰り返していく。
悲鳴を上げながら上半身を仰け反らせる私は、彼に身を預けてまるで踊る様に激しく悶えている。
切なさで身を焦がす私は彼の股間に手を伸ばし、カチカチになったペニスを催促する様にゆっくりと扱いていった。
温かい口に含まれた私の乳首は、震える舌先でゆっくりと転がされて、狂おしい感情が怒涛の様に込み上げてくる。
まるで我が子が母乳を求める様な愛くるしい彼の姿に、キュンと胸が締め付けられて、もう我慢など出来なかった。
「翔ちゃん…もうしちゃおう…」
そう囁きながら、うっとりと彼を見つめる私の瞳には薄っすらと涙が滲んでいた。
悲し気なその顔を見つめる翔ちゃんは、宥める様に私の頭を何度も優しく撫で回し、突き出したペニスの上にそっと私を跨らせていった。
閉じた割れ目を抉じ開けるように、翔ちゃんの力強いペニスが、私の中にゆっくりとねじ込まれていく。
「あぁ~~~~~っ!すっ~~~ごっぉ~~~いっ!!!」
粘膜に塗れながらニュルっと貫いてくるその感触に、私は喜びのあまり歓喜の声で叫んでいた。
中を埋め尽くした温もりを伝えてくる硬い感触に、私は幸せな気持ちがいっぱいに溢れ出て、涙がボロボロと零れていく。
彼の唇に無我夢中で吸い付く私は、そのプルンとした唇を貪るように求めていった。
繋がったままの私は微かに乱れる翔ちゃんの呼吸を感じながら、吸い込んだ彼の舌を狂った様に舐めまわし、中のペニスの感触を味わっていく。
抱き合ったまま私は自ら腰を動かして、愛おしくて堪らない彼のペニスを、割れ目の中に飲み込んだり出したりを繰り返して、粘膜で擦り始めていった。
切なさが怒涛の様に込み上げてきて、翔ちゃんの髪を掻きむしる様に撫で回す私は、もう腰の動きを止められない。
翔ちゃんはクチュクチュと音を立てる割れ目の付け根に手を伸ばし、ぷっくりと膨らむクリトリスを優しい力でそっと撫で回していく。
「あぁっ!ダメっ!!!………そんな事したら私…イッちゃう…」
身体をビクビクと震わせる私を翔ちゃんは容赦なく攻め続けていく。
しかし駄目と言いながらも、クルクルと回る愛情の籠った彼の指先は、とっても優しく蠢いて私を天国に導いていく。
しゃがみ込む体勢でお尻を打ち付ける私は、気を失いそうになるものの、翔ちゃんの子種を搾り取ろうと無我夢中で腰を振り続けていた。
カーテンから零れ日の差す薄暗い部屋の中は、私の悩ましい声とお尻を打ち付けるパンパンという音が響き渡り、汗だくの私たちは抱き合いながら必死になってキスを繰り返している。
突き上げるように腰を動かす翔ちゃんの顔が、徐々に険しくなりニュルニュルと出たり入ったりを繰り返すペニスが、火照りを増して痙攣をし始めていった。
「うぅぅーっ…ううぅ…うぅーっ!!!」
奇声を上げる翔ちゃんが私の胸に飛びついて、ペニスを突き辺りまで侵入させながら、ビュルビュルと大量の精子をまき散らしていく。
子宮まで貫きそうな侵入の勢いと、精子の熱い温もりに私の身体にも衝撃が走っていった。
「あっ…ダメダメっ…イクっイクっイッちゃ~う!!!」
あれほど切なくて堪らなかったのに、それは一気に弾け飛んで、温かい日差しの中に居る様な幸せな気持ちに包まれていく。
私は翔ちゃんにしがみ付き肩で大きく息を繰り返しながら、幸せな気持ちに包まれたまま絶頂の余韻に微睡んでいた。
息を乱しながら放心する私を、翔ちゃんは顔を引き寄せて、優しいキスをチュッチュチュッチュと繰り返していく。
幸せ過ぎてボロボロと涙を流す私は、彼の慰めの抱擁に身を任せて、ほんのりと心を熱くさせていた。
繋がったままの抱擁は、いつの間にか私の胸をキュンと締め付けて、どちらからとも言えずにまたセックスが始まっていく。
私たちは出かける時間が来るまで、セックスに没頭し、お互いの愛を確かめ合っていった。
「今度は北海道に行ってみようか?」
「うぅぅーっ…」
直前までセックスを繰り返していた私たちは、何事も無かったかのように、次の逃亡先に向かおうと出発の準備を整えて宿を後にした。
枯葉の舞う秋景色の中を手を繋いで歩く私たちは、路肩に停まる場違いにしか見えない、2台の車の存在に危機感を感じていた。
のどかな風景とは不釣り合いなその車に、どうしても嫌な予感しかしないが、駅に向かうにはここを通らなければたどり着けない。
足早に車の側を通り過ぎようとした時、8つのドアが一斉に開き、そこから現れるスーツ姿の男たちに、私たちは取り囲まれていった。
覚悟はしていたが、男の1人が胸元のポケットから警察手帳を取り出して、私に突き付けていく。
「翔ちゃ~ん!!!」
私は翔ちゃんと引き離されまいと、その身体に咄嗟に縋り付くものの、私と翔ちゃんは男たちの手で強引に引き離されていった。
涙を流して必死に抵抗する私は、未練がましく翔ちゃんに駆け寄ろうとするが、それは出来ずにその姿を一心不乱に見つめ続けている。
男の一人に拘束された翔ちゃんも、手足をバタバタさせて私に駆け寄ろうと暴れ出し、その瞳には薄っすらと涙が浮かんでいた。
前の車に乗せられそうになった時、私は何もかも終わったと力を無くしていく。
もうこのまま翔ちゃんには逢えない様な予感がして、希望を失った私はこれからの事に途方に暮れていた。
そんな時、辺りを切り裂く様な叫び声が一面に響き渡り、私は信じられない出来事に目を丸くする。
「おねぇーーーーちゃーーーーん!!!」
その声は明らかに翔ちゃんの叫び声で、感動する私は溢れ出す涙で前が見えなかった。
「連れて行かないでぇーーーーー!」
「………翔ちゃん………良くなったんだね………良かった………」
独り言のように呟く私は、繰り返し響き渡る翔ちゃんの声を聴きながら、大人しく車に乗せられてドアが閉ざされていく。
初雪の舞う青空に、私の事を呼び続ける翔ちゃんの悲痛な叫び声だけが、虚しく響き渡っていた。