おっぱいメインの甘々、またはヒロインの胸を付け狙うヴィラン(変態)とのセックスバトルを展開していきます。
天原希(あまはらのぞみ)
大原東高校二年。
T164 B73〜∞ W58 H92
少々天然なところはあるが正義感が強くて明るい女の子。
その乳房は自分の意志で膨張、縮小することができ、あらゆるダメージを無効化する。
普段のバストは103cmのJカップくらい。
「……ハァ……まったく………あの、バカ…」
晴吾の部屋から戻った希は、自宅の浴室で温湯に浸かっていた。
晴吾の手により巨大化した乳房は、まるでそれが幻であったかのように小さく萎み、ほぼ真っ平らとなっている。小さい方が体も洗いやすく何かと楽なため、自宅では胸を小さくしていることが多い。
……昔は可愛いかったのに。あんなエロガキになっちゃって…
希はバスタブの縁に頭を乗せて目を閉じ、しばし追想に耽った。
晴吾の両親が離婚したのは、晴吾が小二の時だった。原因は母親の不倫。その時、母親は不倫相手の子供を身籠っていた。
その話を晴吾の父と希の父がしているのを、希は偶然聞いていたが、晴吾には知らされていなかった。そのため、晴吾は母親が自分を置いて出ていったのは自分が嫌われたからだと思い込み、やや精神的に不安定となっていった。
晴吾は学校が終わったあと学童に通い始めた。そこで父親が迎えに来るのを待つのだが、どうしても迎えが遅くなる時は希の家に行っていた。
寝る時間になると、晴吾は誰もいない真っ暗な自宅へと帰っていく。しかし、ひとりでいるのが耐えられなくなった時は希に電話をした。
希は駆けつけると、そのふくらみかけた胸に怯えた顔の晴吾を抱いて一緒に寝てやった。その温もりは晴吾は安堵させ、しばらくして静かな寝息が聞こえ始める。
そうして、晴吾は希を含めた周囲のサポートのもと精神的に落ち着いていき、元の明るい性格を取り戻していった。
特異な事件が起きたのはその二年後だった。
いつもの通りふたりで遊んでいる時、些細な嘘をついた晴吾を希がくすぐったのだ。
「やめて、お姉ちゃんっ!ハハハハッ!」
「どうだ。参ったか!」
「わかった……ハハッ!わかったからっ!はぁ、はぁ…」
「それなら許してあげる。じゃあ、ジュース持ってくるね」
背中を見せた途端、晴吾がお返しとばかりに背後から希に抱きつき、脇をくすぐり始めた。
「………!あははははははははっ!ちょっと、晴吾っ……はははははははっ!」
「お返しだよ、お姉ちゃん」
「こらっ……ダメ……あははははははははははははははははっ!」
希はくすぐりに弱かった。
これまでも同級生にくすぐられることはあったが、その時の晴吾はいささかしつこかった。幼い故に加減を知らなかったのだ。小さな手がウエストを上下に這い回る。
「お姉ちゃん、くすぐられるの弱いんだね」
「はははっ、もう…だめだって……アハハハハハハ、ハヒッ……」
くすぐられすぎて小水が漏れ出すような感覚を覚えた頃、胸に熱を感じた。少年の執拗な弱点への責めが、少女を覚醒へと導いていく。
脇腹への刺激が眠っていた炉に火を入れるように、乳房を熱くさせた。
「だっ……め……ハハっ……せ……いごっ、ひっ……もう、離し────んぐっ…!」
希が苦しげに呻いた直後、脇から乳房にかけて野太い通電が起きる。同時に芽生える乳房への新たな感覚……
そして、異変は起きた。
服の中の乳房が爆ぜるように膨張したのだ。小六にしてJカップもあった乳房は数倍の体積へと膨んでシャツのボタンを弾き飛ばしていた。ボタンは数メートル先の壁に当たって床に落ちた。開かれたシャツからは深い谷間が露わになっていて、肩に掛けられたブラ紐がビーンと伸びていた。
異変に気付いた晴吾が、やっと手を離した。
「なに、これ……」
変わり果てた乳房に希が驚き、震える。
「おっ、お姉ちゃん…」
振り返ると晴吾の顔が驚愕と畏怖に染まっている。それを見た途端、希は乳房を抱えて自宅に駆け出した。
部屋に着くなり希は泣き崩れた。今までだって外を歩けばジロジロと胸を見られて嫌な思いをしてきたのに、これではもうとても人前に出るのは耐えられない。
父親が帰ってくるにはまだ時間がある。ただ、帰ってきたとしてもこの胸を見せるのはすごく恥ずかしい。
……こんな時、お母さんがいてくれれば…
希は泣きながら母を呼んだ。
「……希」
気が付くと海外にいるはずの母親がすぐそばに立っていて、希は抱きついた。
母親は希を落ち着かせたあと、その能力は自分からの遺伝であることを伝えた。そして、念じれば元に戻せることも……
母親の言う通りにすると、乳房は元の大きさに戻っていった。それから希は、まるで手足を動かすように自在に乳房の大きさを変化させることができるようになった。
母親はこの能力が希に受け継がれるかどうかわからなかったため伝えていなかったこと、そして、そのことで希を不安にさせたことを侘びた。
しばらくして、希は晴吾の部屋に戻った。
「お姉ちゃん、大丈夫っ?」
「うん──」
「僕のせいだよね……僕が変なこと、したから……ごめんなさい…」
晴吾の瞳にみるみる涙が溜まっていく。
「大丈夫だよっ。ほら、元通りになったでしょ」
小さくなったとはいえ十分豊かである胸を、小さな瞳が見つめる。
「……うん」
「はは、ごめんね……驚かせちゃったよね。なんかさ、さっきお母さんに聞いたんだけど、私ちょっと変わった体質らしくてさ……キモいよね、胸大きくなるとか……」
「そんなことないよ」
無垢な目がまっすぐ希を見つめている。
「ちょっと驚いたけど、お姉ちゃんはお姉ちゃんだから」
「そっか…」
希は晴吾の頭を撫でた。
「でもさ、他の人が知ったらびっくりすると思うから内緒にしてくれる?」
「いいよ」
「よしっ、じゃあ指切りね」
細い小指と一回り小さな小指が絡み合う。
「ありがとう……でも、もし約束破ったら、またコチョコチョだからね」
くすぐる素振りを見せると晴吾にようやく笑顔が戻り、希は安堵を覚えた。
……昔は素直でいい子だったのに……甘やかしすぎたかな…
追想から戻り、希はゆっくり目を開いた。
ずっと姉弟のように過ごしてきた。しかし、いつしか晴吾の視線を乳房に感じることが多くなっていた。自分が女として見られていると気づいた時には、希も晴吾を意識し始めていた。
そして、今日……
とうとう乳房は晴吾によって愛撫され、一線を超えるに至った。
希が視線を降ろし、平らにしてある胸を見た。乳房には晴吾に触られた感触がまだ残っている。そっと胸に触れると、先程の情景が思い起こされた。
自分よりも骨ばった、大きな手のひら。それが服越しに乳房の柔肌に沈んでいく。
晴吾の興奮した吐息をすぐ近くに感じた。あの時、平静を装っていたが自分も興奮していたのだ。
年下の、まだあどけない顔つきの少年に乳房を好き勝手に揉まれることに……
小さくしていた胸が自然と膨張していき、湯船に浮かんだ。希は晴吾に愛撫された時のことを思い出すように、膨張した乳房を揉みまわしていった。
晴吾の愛撫は少々荒々しくもあったが、それだけに乳房に触れた悦びが希にも伝わってきていた。そして、その指先がふくらみの頂点に触れた時、希にも強い悦びをもたらしていた。あの時、拒絶はしていたが希は感じていたのだ。
乳房はますます膨張し、温湯の中の太ももに乗った。バスタブの内側に乳房は押さえつけられ、溢れそうに盛り上がっている。
この胸が、どうして男達の興味を引くのかはよくわからない。その視線はたいてい不快感を伴うのが常であった。しかし、晴吾だけは例外だった。
希はうんと腕を伸ばした。膨張したふくらみの先端にある薄桜の突起。それを晴吾にされたように、爪先でそっと弾いた。
「あっ…」
喜悦が芽生え、声を漏らす。
……この指が晴吾のものだったら…
「んっ……んんっ……」
細い指にこねくり回され、乳首が勃起していく。それをそれぞれの手の指でそっとつまんで、ゆっくり押し潰した。
「──────ん゛っ」
一際大きな悦楽の声が、浴室に響いた。
「希!何時間入ってんだ」
突然、脱衣所の外から声を掛けられて希は飛び上がった。長風呂の希を、父親が急かしたのだ。
「……はーいっ、もう出るよ!」
希がザバっと立ち上がると、浮力を失った乳房の重みで前によろけ、慌てて小さくした。
───とにかく…
体をタオルで拭きながら、希は改めて気持ちの整理を続ける。
希の中で初めて乳房を触らせた今日という日は、もっといい思い出となるはずだった。それなのにやめるように言っても聞かず、くすぐりで勝手に膨張させたのはやはり許せなかった。
あいつが謝ってくるまで、絶対許さない……!
怒りの収まらない希は、日に一本だけと決めているアイスを冷凍庫からもう一本出して、自室へと向かった。
翌朝───
登校のため門扉を開けると、そこにはしょぼくれた様子で佇む晴吾の姿があった。
「────朝練は…?」
「……サボった」
「あんた、部長でしょ?サボってどうすんの」
「まぁ、そうなんだけど……昨日のこと、すぐに謝りたかったから」
晴吾は腕組みをする希の前で姿勢を正すと、頭を下げた。
「ほんとゴメン。昨日みたいなことは、もうしないから」
「……謝るくらいだったら、最初からしないでよ」
「はい、すいません……興奮しちゃって、つい…」
晴吾は何度も謝った。希にはその顔が幼い時の晴吾の泣きそうな顔とダブって見えた。
結局、自分は晴吾に対して甘いのだと諦観めいたものを希は感じた。
「……あんた、お腹大丈夫?昨日、強めに肘入れたけど」
「あぁ、もう大丈夫…」
「そう」
希が門から出て扉を閉める。
「希……許してくれたの?」
「は?そんな簡単に許すわけないじゃん」
「えぇっ……じゃあどうしたら…」
「……それじゃあ、たまには晴吾が夕飯つくってよ」
「それはいいけど……パスタとかになっちゃうよ…」
「別にいいよ……それで」
歩き始めた希が振り返り、晴吾の腕を引っ張った。
「ほら、遅刻するよ」
「ん、うん…」
初めて胸を揉ませた日の最悪の思い出を、そんなこともあったと、いつかふたりで笑いあえる日が来る……
希はそれを予期しながら、それをあえて晴吾には言わず、込み上げる笑みを悟られないように歩き出した。