暇つぶしにどうぞ。
月の光が辺りを照らす夜の街。
あるホテルの一室で、俺と一人の女が裸で抱き合っていた。
「んちゅ……れろっ♡」
女は金色の長い髪を伸ばし、エルフらしき耳に透き通るような青い瞳、そして男を欲情させる抜群のスタイルをしている。彼女とは俺がある依頼をこなしている最中に出会った。俺が受けた依頼の内容は盗賊団の壊滅であり、俺が盗賊たちを始末している最中に奴らの切り札として彼女が現れた。
しかしその時の彼女は何らかの改造で化け物にされており、自我がまるで感じられなかった。当然俺は彼女と戦うことになったが、俺が彼女と戦闘している隙に盗賊団のリーダーは逃げ出した。
その後、俺は化け物の額に結晶のような物があることに気づき、それを破壊した結果全裸状態の彼女が出てきた。それから俺は一度、彼女を安全な場所に運ぶためにこうしてホテルに来たというわけだ。
「んっ……ここは……?」
それから彼女が起きると同時に、俺は何があったのかを簡潔に話した。すると彼女に感謝されると同時にこんなことを言い出した。
助けてくれたお礼がしたいと。
「ぷはっ♡……どう?」
「最高だ……でもお前」
「いいのです……♡あなたは私を助けてくれた……そのお礼がしたいのです。本当ならこれだけじゃ足りないけど……」
「いやいいって。俺はこれだけで十分だ。その代わり、お前の温もりをたっぷり堪能させてもらう」
「えぇ……♡たくさん、堪能してください……♡」
てなわけで、俺は現在彼女と裸で抱き合ってるわけだけども、正直に言うと興奮しまくっている。何せ
「にしても本当にきれいだな。ついさっきまで化け物だったとは思えないぜ」
「それは言わないでください……今は思い出したくありません」
「悪い悪い。今はこっちに集中しないとな」
「ふぁ♡そこ、だめぇ……♡」
俺はふくよかに育った彼女の胸を揉みながら、彼女の首筋にキスする。
「そういえば、お前の名前はなんて言うんだ?」
「……お恥ずかしながら、覚えていないのです」
「マジかよ……なら……」
俺は部屋を見回すと、ふと、部屋の片隅にある本棚に目が行く。そこに置かれている本の一冊に書かれていた文字を、俺は咄嗟に読み上げた。
「アルファ……アルファって名前はどうだ?」
「アルファ……いい名前ですね」
「なら今からお前はアルファだ。ほらアルファ、こっちに顔向けろ」
「へっ? んぅぅぅ!?」
俺は彼女……アルファの唇に自身の唇を重ねる。いきなりのことに驚くアルファだったが、段々とアルファからもキスを返してくれるようになった。
「はぁ、はぁ……ほんとエロいな。俺のここもこんなに硬くなっちまった」
「……あっ♡」
俺は痛いほどに勃起した分身をアルファの下腹部に当てる。アルファは顔を真っ赤にして俺を見つめてくる。
「あなたのこれ……すごく大きいです……男の人ってみんなこうなのですか?」
「わからん? 俺はこの大きさだけど……多分平均ぐらいはあるんじゃね?」
前にサイズを測った時は20㎝ぐらいだった気がする。アルファの尻を揉みながら、俺はそんなことを思いだした。今測ったらどれくらいだろうか。
「それよりアルファ。お前のここも、だいぶ濡れてるぞ?」
「ふぁ!? 嘘……いつの間に……」
アルファは自分の大切な場所がびしょ濡れになっているのに驚いたような声を上げる。俺はそんなアルファをもっと感じさせたいと思い、アルファの秘所にゆっくりと指を入れた。
「あぁ、なにか……はいって♡」
「今、アルファのおマンコに指が入ってるんだ。わかるか?」
「はい……♡あなたの指が、私のあそこをかき回して……♡」
俺が膣内で指を動かす度に、アルファは荒い息を吐きながら切なげな声を出す。それを見た俺は、指を動かすスピードを段々と速めていく。
「はぁ、あぁ、あぁぁぁ♡な、なにか……クるっ♡」
「そういうときは、イクって言うんだ。ほら、言ってみろ」
「イ、イク……♡」
「もっと」
「イクっ……イクっ……♡」
「もっとだアルファ!」
「イクっ……♡イクイクイクイクぅぅぅぅぅ!」
アルファの興奮が限界まで高まったところで、俺はアルファの膣内の天井を強く押し上げる。
ぷしゃああああああああ♡
「ふあぁぁぁ♡なにこれぇ……♡」
アルファのマンコから、まるで決壊したダムのようにとめどなく潮が噴き出てくる。足をがくがくと震わせながら、アルファは目をとろんと下げながら絶頂の快楽を味わっていた。
「初めてイった感想はどうだ?」
「はぁ、はぁ……すごく、気持ちよかったです♡」
「それは何より」
俺はアルファをしゃがませると、アルファの顔の前にチンポを突き出す。アルファは突き出されたチンポの動きを、じっと目で追っている。
「今度はアルファが俺を気持ちよくしてくれ」
「ゴクッ……ど、どうすればいいのですか? ♡」
「そうだな……とりあえずチンポの匂いを覚えるところからはじめようか」
「は、はい……♡」
そう言うと俺は、アルファの顔の上にチンポを乗せる。アルファの荒い鼻息がチンポの付け根にかかり、俺はさらにチンポを硬く勃起させていく。
「どうだアルファ? チンポの匂いは?」
「ふーっ♡ふーっ♡……すごい匂いです♡」
「そうだろう。それがチンポの匂いだ。そのまま根元から先まで舐めてみろ」
「んっ……れろっ♡じゅるるる♡」
アルファの舌が、俺のチンポの根元からゆっくりと先に向けて舐めてくる。
「そのまま先っぽを口に咥えるんだ」
「んぶっ……ぐぷっ♡じゅるるる♡」
亀頭の先っぽがアルファの口の中にゆっくりと入っていき、温かい感触に包まれる。アルファの舌の感触に声が出そうになるも、何とか我慢してアルファを見下ろす。
「いいぞ……そのままゆっくり口を動かすんだ……歯を立てないよう気をつけろよ」
「ふぁい……♡じゅぶ♡れろぉ♡じゅるるる♡」
「……まださすがに全部は入りきらないか」
「ごめんなさい……あなたのおチンポが、すっごく立派で……未熟な私じゃまだ……」
「大丈夫。じきに慣れて全部咥えられるようになるさ」
アルファは拙い舌使いながらも、懸命に気持ちよくしようとしてくる。それをチンポ越しに感じた俺は、気が付けばアルファの頭を撫でていた。
「その調子だ。少しづつスピードも速めていけ」
「じゅる♡じゅる♡じゅぼじゅぼ♡」
「おぉっ……それやばいっ……」
「んふふふ♡きもひいいれふか? ♡」
「あぁ……いいぞアルファ」
俺の方を見て笑顔になりながら、アルファは口をすぼめて亀頭を吸うように咥えてくる。時々舌の上で転がしながら、チンポをしゃぶりつくそうと口を動かす。
「ぐぽっ♡ぐぽっ♡じゅる♡じゅるるる♡」
「アルファ……俺、そろそろイキそうだ!」
「ぐぷっ♡……いいれふよ♡私の口の中にいっぱいらしてください♡」
急速に射精感が強まってきた俺は、アルファに口内射精すべく、アルファの頭を掴んで一気にスパートをかける。
「んぐぅぅぅ! んぅ♡んぶっ! んごっ♡れろれろぉ♡」
「出るぞアルファ! しっかり飲み干せ!」
ぶびゅるるるる! びゅくびゅく! びゅるるるるるっ♡♡♡
直後、俺はアルファの口の中に思いっきりチンポを突き立てる。それと同時に、俺は限界を迎えて一気に精を解き放った。
「んぶぅぅぅぅぅ♡ごきゅ♡ごきゅ♡じゅるるる♡」
口の中になだれ込むように射精された精液を飲みこもうと、アルファは必死に喉を動かす。苦しそうな表情をしながらも、彼女は時間をかけてゆっくりと飲み干していく。
「アルファ、口開けろ」
「んぅ? ……あぁ~♡」
アルファの口の中は、俺が射精したザーメンでいっぱいになっていた。それを見た俺は、どこか征服感のようなものを感じた。この美しい女を汚したのは自分なのだと。
「じっくり味わうように飲め」
「くちゅ♡くちゅ♡……ごくっ♡……ぷはっ♡」
アルファは精液を飲み干すと、口の中を開けてすべて飲み干したことを知らせてくる。
「精液を飲んだ感想はどうだ?」
「はぁ♡はぁ♡……変な味でしたけど、何故か癖になりそうな味でした♡」
「そうか……それじゃそろそろ」
「あっ……」
俺はアルファを抱きかかえると、そのままベッドに移動して横たわらせる。アルファの息遣いはさっきよりも荒くなっており、もはや性欲が限界まで膨れ上がっているみたいだった。
俺はチンポの先を、アルファのマンコの入り口に宛がう。しばらく擦って十分に濡らした後、俺はアルファの方を見た。彼女の顔は、『早く来て♡』と言わんばかりに期待に満ちた顔をしている。
「……入れるぞ?」
「はい……♡私の純潔を……どうぞお受け取りください♡」
その言葉を聞くと同時に、俺はゆっくりと亀頭を埋め込んでいく。チンポが柔らかい膣肉の感触に包まれ、導くように奥へと進めていく。
やがて処女膜がある場所までたどり着くと、俺はそのまま一気に膣奥までチンポを突っ込んだ。
「ひぎっ! ふぁぁぁぁぁぁぁ!」
ブチッ! と膜が破れる感触がした。その直後に結合部からは、純潔を失った証である破瓜の血が流れてくる。
「大丈夫か?」
「……はいっ。痛みはありますが、それ以上に嬉しいという気持ちの方が強くて……♡」
アルファは目に涙を浮かべながら、俺に笑顔でそう答えた。
「すぐに気持ちよくなってくるから、少しだけ我慢してくれ」
「……はい」
「いくぞ……」
チンポをきつく締め付けてくる膣肉の感触に耐えながら、俺はゆっくりと腰を動かし始める。
「んっ……はぁ……あぁ……」
「どうだアルファ?」
「あぅ……すこし、慣れてきました」
「そうか、なら……!」
俺は徐々に腰を動かす速度を速めていく。それに続いて、アルファが段々と甘い声を発するようになってきた。
「ふぁぁ♡な、なにこれぇ……♡き、気持ちいい♡」
「どこが気持ちいいんだ?」
「あぁ♡……あそこが……♡」
「あそこじゃわからねぇ……よ!」
「ひぃぃぃん♡お、おマンコがっ……おマンコが気持ちいいです♡」
もはや分かりやすいほどに感じているアルファの声を聞きながら、俺はさらに興奮を強めていく。
「ほらっ……チンポのカリがマンコを抉って……感じるだろ?」
「あはぁ! んぁぁ♡……す、すごい♡おチンポが……あなたのおチンポが、私のおマンコをかき回してぇ……♡」
「まだまだこんなもんじゃないぞ! おらっ!」
ズプッ♡ズブブブブ♡ぼちゅ♡ぼちゅ♡
「んひぃぃぃ♡も、もうらめ♡またキちゃう! 私……またイっちゃうぅぅぅ♡」
「いいぞ♡おらっ……イけアルファ!」
「んぁぁぁぁぁぁ♡」
アルファは体を大きくのけぞらせ、腰を上に突き上げる。体がビクビクしているのを見るに、おそらくイったのだろう。
「エロ過ぎるだろお前……本当に初めてかよっ……」
「だ、だってぇ♡あなたのぶっといおチンポが……気持ちよすぎるからぁぁぁ♡」
「だったらもっと気持ちよくしてやるよ!」
「嘘っ!? まだこれより気持ちよくなるのっ!?」
俺は高まる興奮と沸き立つ生殖本能に従って、チンポでさらに激しく膣奥を突いていく。先ほどまで処女だったアルファの膣内は、いつの間にかもうすっかり俺のチンポの形になってきた。
「ふぁぁ! んあぁぁぁぁ! ひぁぁぁぁ♡すごいっ! なにごれぇぇぇ♡」
「すごい声出てるぞアルファ! マンコ突かれてそんな声出すなんて……お前さてはスケベだな?」
「ふぇっ? ち、ちが……わたし、スケベなんかじゃ……」
「だったらなんでチンポで激しく突かれてこんなによがってんだよ! ほんとはこういうの好きなんだろドスケベエルフが!」
「あはぁぁぁぁぁぁ! そ、そうです! 私……さっきからチンポで突かれてすごく感じてますっ♡あなたにおマンコいじめられて喜ぶ、ドスケベエルフなんですっ♡」
もはや隠すことなく蕩けた表情で大きな喘ぎ声を上げるアルファ。俺はアルファの顔を引き寄せると、そのままアルファにキスをする。
「んちゅ♡れろぉ♡……キスしながらおマンコ突かれるの、いいです♡」
「俺も気持ちいいぞっ……あぁ、これヤバいっ!」
チンポを動かす度にしつこく絡みついてくる膣肉の感触が、俺の射精欲を高めていく。俺はそれを必死に我慢しながら、子宮口をこじ開けるようにチンポをねじ込んでいく。
「アルファ……俺も、そろそろ……」
「あひぃ! ……わ、わたしも……また」
「アルファ、このまま中に出すぞ?」
「はい♡あなたの濃厚な精液を……私のおマンコの中にたくさん注いでください♡」
俺はアルファの腰をガッチリと掴み、ラストスパートをかけていく。
「んあぁ! ひぃぃん! 駄目ぇ♡そんなに激しくされたら、赤ちゃんのお部屋こじ開けられちゃうぅぅぅ♡」
「もう限界だっ……出すぞアルファ!」
「あぁ! きてぇ! あなたのザーメンで、私のおマンコいっぱいにしてぇぇぇ♡」
「くっ……出るっ!」
俺はとどめと言わんばかりに思いっきり子宮口にチンポを突き立てる。そして次の瞬間、溢れる射精感を膣内に勢いよく解き放った。
ぼびゅるるるるるるる♡ぶびゅるるるる♡びゅううううう♡♡♡
「んぁぁぁぁぁぁ♡あはあ゛あ゛あ゛あ゛♡♡♡」
甲高い絶頂の悲鳴と共に、アルファは思いっきり腰を仰け反らせる。
「出てるぅぅ♡おマンコのなか、精液でいっぱいぃぃぃぃ♡」
快楽の波に包まれたアルファは、喜びの涙を流しながら、俺の体に抱き着いてくる。射精がいまだ収まらない俺もまた、アルファを抱きしめ返す。
「はぁ、はぁ……気持ちよかったか?」
「はい……♡すごくよかったです♡交わることがこんなに幸せだなんて、思いませんでした♡」
「それはよかった。俺もすごくよかったぞ……」
「……あの」
「……ん?」
「そういえばまだ、あなたの名前を聞いていなかったって……」
そういえば忘れていた。あの時はアルファをあそこから連れ出すのに必死で頭から抜け落ちていたけど、まだ俺の名前を教えていなかったな。
「……俺の名前はシド。シド・ヴァイキルトだ」
「シド……シド……」
俺が自分の名前を教えると、アルファは自分に言い聞かせるように何度か俺の名前を連呼する。するとアルファは俺の顔にキスすると、
「ありがとう……」
という言葉と共に、意識を飛ばした。寝顔はとても幸せそうな顔をしている。
「……おやすみアルファ。いい夢を」
俺はアルファに布団をかけて同じようにアルファにキスすると、ベッドから離れてシャワーを浴びにいく。
(さて、盗賊団の残党はまだ遠くには行ってないはずだ。今のうちに始末しないと)
俺はそう言って支度を整えると、ホテルを出て夜の町を駆けだした。
(ふぅ~!なんとか俺が童貞なのは誤魔化せたな!にしてもセックスってあんなに気持ちよかったんだな……。こりゃはまってしまいそうだぜ)
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「くそっ! あの野郎……よくも俺の盗賊団を!」
盗賊団のリーダーの男は、逃げる際に負った怪我に応急処置を施しながら、つい先ほどまでの出来事を思い出していた。
(なんなんだよあいつっ! いきなり俺らの前に出てきたと思ったら、剣振り回してあっという間に下っ端どもを始末しやがった! それもまったくといっていいほど傷を負わずに! どんな化け物だよ!)
男の盗賊団は100人規模の盗賊たちで構成されていたが、それを一人の男にあっという間に壊滅させられたのだ。男は何とか命からがら逃げだしたが、生き残りは今や自分しかいない。
「あの化け物で時間は稼げたが、それもいつまでもつか……」
日が昇るまでに少しで奴から離れないと。そう考えた男は、少しでも距離を稼ごうと移動しようとする。
「やっと見つけたぜ」
「……ひぃ!」
しかしいざ男が移動しようとした瞬間、男の耳に聞きたくなかった声が聞こえてきた。恐る恐る声のした方へ顔を向けると、そこには盗賊団を一人で壊滅させた張本人、シド・ヴァイキルトがそこにいた。
「て、てめぇ……いつからそこに!」
「今さっきだ。道に血痕があったからそれを追ってきた」
「……くそが」
男は心の中でしくじったと舌打ちした。普段なら絶対に犯さないミスを犯してしまうほどに、男は追い詰められていた。
(こうなったらやるしかねぇ!)
男は覚悟を決めて、懐からある物を取り出した。それはアルファを異形の怪物に変えたのと同じ、謎の結晶だった。
「ただで死んでやるわけにはいかねぇなぁぁぁ!」
男は額に結晶を宛がうと、直後に男の体に異常が生じる。結晶が輝くと同時に、男の体は人間とはかけ離れた異形の怪物に変わっていく。四肢は大木のような巨大なものに代わり、顔はオークのような醜い物になっていく。シドはそれを見て顔をしかめながらも、その怪物から少したりとも目を離さなかった。
「さてと……部屋で女を待たせてるんだ。とっとと片付ける」
シドはそう言うと、懐からベルトのような道具を取り出して腰に装着する。
【戦極ドライバー!】
「ナンダソレハ……?」
戦極ドライバーと呼ばれる道具を装着すると、シドは続いて懐から錠前のような道具を取り出し、起動スイッチを押す。
【チェリー!】
起動すると同時に、シドの頭上にクラックが現れ、そこから巨大なサクランボが出てきた。それを確認したシドは、錠前……ロックシードをドライバーに装填する。
【ロックオン!】
ドライバーに装填すると、激しいギターの音声が流れ始める。そしてシドはおもむろにドライバーのカッティングブレードを倒す。
「変身」
【チェリーアームズ! ミスター! ヴァイキング!】
シドの頭に巨大なサクランボが被さり、同時にシドの体にスーツが形成され、最後にサクランボが鎧となって展開された。そうしてシドは鎧の戦士、アーマードライダーシグルドに変身した。
「ソノ姿……マサカ、テメェガアノウワサノ……!?」
「なんの噂か知らねぇが、それは多分勘違いだぜ?」
「ナニ……?」
「俺は只の傭兵で童貞……いや、童貞はついさっき卒業したばっかだな」
仮面の下で、シドは苦笑いをこぼす。あれほどアルファに性の喜びを植え付けた元凶たるシドは、ついさっきまでろくに女性経験がない童貞だった。それを棚に上げてさも経験者のようにふるまっていたシドの様子は、傍から見たらただ滑稽にすぎない。
「って今はそんな話はいい。とっととかかってこい」
「ナメルナガキガァァァァァ!」
シドの言葉に激昂した男は、怒りのままにシドに飛び掛かる。しかしシドは冷静に男の動きを見切ると、すれ違いざまにチェリーアームズのアームズウェポンである『チェリーアックス』で男の腕を切り落とした。
「ギャアアア!」
「うるせぇぞ。近所迷惑だから静かにしろって」
「テメェェ!」
男はなおもシドを殴り殺さんと残った片方の腕でシドに殴りにかかる。
「おっと」
シドは後ろに下がって回避すると、ドライバーのカッティングブレードを一回押し倒す。
【チェリースカッシュ!】
シドはチェリーアックスを怪物に投げつける。男はそれを腕で振り払うがそれは前座であり、その直後、本命の飛び蹴りが怪物の胴体に直撃した。
「ガァァァァァ!」
直撃を受けた男は肉体が崩壊し、やがて爆発して死に絶えた。それを確認したシドは、変身を解除するとホテルへの帰路につく。
「これで依頼は達成だな」
さっさとアルファの元へ帰ろう。そう考えたシドは少し早歩きで帰っていった。
「……やっと見つけた。鎧の戦士」
しかしそれを見ていた人物がいたことに、浮ついていたシドは気が付いていなかった。そして後に、シドがこの人物によって大きな騒動に巻き込まれていくことになるのを、この時のシドは知る由もなかった。
次回もアルファ回の予定です。
戦闘シーンは徐々に増やしていこうと思っています。