というわけで前回に引き続き、今回はアルファ回です。
盗賊団のリーダーを始末した後、俺がホテルの部屋のドアを開けると、中からアルファが飛び出してきた。
「うぉっ……どうしたアルファ!?」
「……どこにいってたのですか? 急にいなくなったから心配したんですよ?」
「悪いな。ちょっと野暮用があって」
俺はアルファの頭に手を置いて、机に装備一式を置く。それを見たアルファは興味深そうな目で俺に質問してきた。
「それはなんですか?」
「これか? これは俺の仕事道具だ。結構便利だぞこれ」
戦極ドライバーをアルファに見せながら、俺は得意げに笑う。
「……不思議な道具ですね」
「まぁそうだろうな。俺もほぼほぼ拾ったようなもんだし」
「え?」
(思えばあれから色々あったな……)
俺は物思いにふけりながら、この世界に生まれる前……前世のことを思い出していた。
~~~~~~~
俺は前世では
毎日仕事に追われたこともあり、当然ながら彼女いない歴=年齢でバキバキの童貞というひどい有様だったが、仕事には熱心に取り組んでいた方もあって周囲から信頼はされていた。営業で好成績を残したり、趣味のツーリングやランニングに精を出したりと、それなりに幸せな日々を過ごせていたと思う。
そんな日々を過ごしていた俺だったが、ある日一つの転機が訪れた。
その日はものすごく土砂降りの雨が降っていて、俺は走りながら会社に向かっていた。
「くそっ! 予報じゃ夜まで大丈夫のはずだったのに! とんだ災難だよ……」
俺は思わず悪態を吐きながら、会社までの通勤路を走っていた。すると俺の耳にある声が聞こえてきた。
「あ、あのっ……もう放してください!」
「うるせぇ! いいから来いっつってんだよ!」
「いやっ……誰かっ、誰かぁ!」
思わず立ち止まって路地裏の方を見ると、銀髪の長い髪の女がいかにもガラの悪い男に絡まれているのが見えた。しかし見ず知らずの赤の他人に構っていたら遅刻してしまう。可哀想だと思いつつも、警察に通報だけして俺はその場を立ち去ろうとした。
「来なかったら……どうなるかわかるよな?」
「ひっ……!」
しかし男が女の首筋にナイフをあてて脅しているのを見て、俺は慌ててその場に駆けつける。このままでは俺の目の前で殺人が起こってしまうかもしれない。そう考えたら動かずにはいられなかった。
「おいあんたっ! とりあえず一回落ち着けって!」
「あぁ!? 誰だテメェ!」
男は興奮している様子でこちらの話を聞く気もなさそうだった。ひとまず落ち着かせないと話も出来そうにない。
「なぁあんた、ひとまず刃物はしまわないか? あんたは見た感じその女の人に用があるみたいだし、そんな人をわざわざ殺すのは不本意だろ?」
「うるせぇ! この女が大人しく俺の言うことを聞いていればこうはなってないんだよ! すべてはこいつの自業自得だ!」
「自業自得って……そもそもはあなたが私のストーカーをしていたのがはじまりでしょう! 前からあなたのストーカーにはすごく怖い思いをさせられたんです! そんな人に大人しくついていくわけないでしょう!」
「へっ……? あんたストーカーしてんのか?」
「てめぇ……これ以上変な口をきいたらただじゃ置かねぇぞ」
「……っ!?」
話の途中で男はナイフで女の首に少し切れ込みを入れた。女は痛みと恐怖で固まってしまっている。これ以上興奮させたらまずい。
「あ、警察の人! こっちです!」
「なにっ……!?」
男が後ろを振り向いた隙に、俺は近くに落ちていた石を拾って、男の手に向けてぶん投げる。石は見事に命中して、男は女を放した。
「今だ! 早く逃げろ!」
「で、ですが……!」
「もうすぐ警察が来る! とにかくここから離れて人を呼んでくれ!」
「……分かりました!」
女が路地裏を出たタイミングで、男は体勢を立て直して俺を睨みつけてきた。
「クソが! ふざけやがって!」
「大人しくしろ!」
俺は男の後ろに回って腕を固め、男を拘束する。しかし男の力は強く、何とか動きを止めるので精一杯だった。
「すいません! ここに刃物をもった人が!」
「おい! 何をしている!」
声が聞こえた方に顔を向けると、先ほどの女が駆け付けた警察を連れて戻ってきた。これでこの男は終わり……そう思っていた。
「このクソアマがぁぁぁぁぁ!」
「しまっ……!」
警察が来て自棄になったのか、男は俺の拘束を振り払って女の方へ駆けていく。俺は急いで男に向かって走る。
「死ねやぁぁぁ!」
そして男のナイフが女の胸を貫こうとした寸前で、俺は女と男の間に割り込む。その直後……
ドスッ!
という嫌な音と共に、俺のみぞおちにナイフが突き刺さった。
「がはっ……」
「……あ」
俺はその場に倒れ込む。男は俺を刺した直後、警官に取り押さえられた。
「いや……いやぁぁぁぁ! しっかりしてください!」
「…………」
女が俺の顔を覗き込み、涙を流しながら必死に声をかけてくる。しかし俺はとめどなく溢れ出る血と共に急速に意識が遠のいていき、女の声を聞き取ることができなかった。
(……あぁ。俺、このまま死ぬのか。せめて死ぬ前に童貞は卒業したかったな)
薄れゆく意識の中で、俺は30年という短い人生を振り返る。そして完全に意識が途切れる直前、俺が最後に見たのは……
(……それにしてもこの女の人、すげぇ綺麗だな。まるでアニメや映画に出てくるみたいな……)
俺に声を掛け続ける、とても美しい女の顔だった。
~~~~~~~
(……そして、気が付けば俺はこの世界で目覚めたというわけだ)
俺は前世での出来事を思い出しながら、これまでの出来事を振り返る。
この世界に転生した直後は前世の時と違う環境に何かと苦労したが、なんとか今日まで生きている。世話になった人には、いずれ何かしら恩返ししなければいけない。
そして転生した時にいつの間にか手にしていたこのベルトと錠前……『戦極ドライバー』と『ロックシード』のことについても調べないといけない。今のところはこの二つの道具を使うことで途轍もない力を発揮するということ以外は知らない。こいつのおかげで助かったことは何度もあるが、命を預けているに等しい道具のことを何も知らないままでいるのはまずい気がする。
どちらにしても、これからどうするかを考えないとな。
「アルファ、お前これからどうすんだ?」
「……それなんですが……できればあなたについていってもいいですか?」
「へっ?」
突然のアルファの提案に、俺は思わず変な声を出してしまう。
「私は奴らに化け物に変えられる前、盗賊団のリーダーから聞いたんです。私の生まれ故郷が悲惨な目に合っていると」
「……それで?」
「……私は故郷にあまりいい思い出がありません。私にはある事情があって、そのせいで幼いころから故郷で地位の高いエルフの貴族からの嫌がらせで迫害を受けていました。外に出歩けばいつも石を投げられたり悪口を言われ続ける毎日……」
「……」
「でも、そんな私にもよく接してくれたエルフたちもいました。その仲間達のおかげで、私は今までどんな嫌がらせを受けても耐え続けることができました。支えてくれた仲間達に何か恩返しがしたい。でも今の私じゃ故郷を救えない……!」
「……」
「シド様……勝手を承知のうえでお願いします。どうか……私の故郷を救ってはくださらないでしょうか? もちろんタダでとは言いません。私はこれから、あなたに身も心も捧げ、一生をあなたのために尽くすことを誓います。だから……」
途中から涙を流しながら話すアルファを見て、俺は考える。正直言って、アルファの故郷を救う義理など俺にはない。今回だってたまたまアルファを救っただけにすぎないのだ。善意なんてかけらもない、ただ運よく助かっただけ。なんなら童貞卒業出来てラッキーとすらも思っている。
それでも悲痛な顔で俺に頭を下げて頼んでいるアルファを見て、俺は彼女に言葉をかける。
「一つ言っとくぞ? お前は今回たまたま助かっただけだ。俺は助けたいと思って助けたわけじゃない。むしろお前のような美女を抱けて運がいいなとすらも思っている」
「……」
「もう薄々感じてるかもしれないけど、俺は善人じゃない。もしかしたらその故郷を救った後、俺はとんでもない対価を要求するかもしれない。例えば、一生使いきれないほどの大金やお前の女友達の体を差し出せとか」
「……」
「そんな俺にお前は身も心もすべてを捧げると言っているんだ。お前自身、俺に何をされるか……それ以前に俺がどんな人間かもよく知らないで。それでもお前は俺にすべてを捧げられるのか?」
俺の問いかけに、アルファは顔を俯かせる。しかしそれは一瞬のことで、再び顔を上げた瞬間、
「できます。もとより私は化け物になった時に……すでに死んでいたも同然の身。それ救ってくださったあなたに、私は……このすべてを捧げましょう」
とはっきり言い切った。それを聞いたからには、俺ももう腹をくくってアルファに応えなければならない。
「わかった。なら俺ももう何も言わない。これからよろしく頼むぜアルファ」
「はい! よろしくお願いします、シド様」
俺が差し出した手を、アルファはその場に跪いて取る。
「よし……それじゃアルファ、お前の最初の仕事を言い渡すぞ」
「は、はい……何なりと」
「俺の体を洗い流してくれ。お前の体を使って」
「わかりました。精一杯務めさせていただきます」
そうして俺とアルファは共に部屋に備え付けられたシャワー室に向かった。
シャワー室に入ると同時に、アルファはボディソープを手で泡立たせる。
「それでは……始めますね」
「おう、頼むぜ」
アルファの手が、ゆっくりと俺の背中に触れる。そのままアルファは俺の背中を洗い始めた。アルファの指が背中をなぞる度に、俺は言葉にできない感覚に襲われる。
(なんせ女に体を洗われるどころか、一緒に入ることすらなかったからな……)
前世では味わえなかった感覚。それを金髪の美女……しかもエルフによって味わえているという事実に、俺は内心で歓喜しまくっていた。
俺の手の指先から、足のつま先まで。余すことなくアルファの手が行き渡り、俺の体を泡で包んでいく。その度にアルファは
自身の豊満な胸を俺に押し付けてくる。傍から見れば前世のソープ嬢そのものにしか見えないだろう。
「シド様……力加減の方はどうですか?」
「いいぞ……その調子で頼む」
「はい。それにしても……改めて見るとすごく逞しい体をされてますね……」
「……まぁ、それなりに鍛えてはきたからな」
「こうしてあなたの体に触れていると、なんだかよくわからない気持ちになります」
「それってどんな気持ちだ?」
「……笑いませんか?」
「内容による」
「……抱かれたいって気持ちになるんです。この逞しい体をした人に……私のすべてを受け止めてほしいと」
俺の体をシャワーで洗い流しながら、アルファはやや小さな声でそう言った。それを聞いた俺は思わず吹き出してしまう。
「……っふ、はははっ! 体を洗いながらそれ言うか?」
「わ、笑わないって言ったじゃないですか!」
「内容によるって言ったろ? なんなら笑わないとは一言も言ってねぇし」
「……むぅ」
笑いながら話す俺にアルファは拗ねたような声を出す。するとアルファは突然俺の股間部分に手を伸ばすと、チンポの先をぎゅっと握ってきた。
「うぉ!? いきなりなにすんだっ!?」
「……笑ったお返しです。まだこちらの方は洗ってませんでしたよね?」
「うっ……! ちょ、待てアルファ!」
「ふふっ……おちんちん……どんどん硬くなってきてますよ?」
「わ、わかったアルファ! 俺が悪かった!」
「耳も舐めてあげますね……あむっ♡」
「んぉ!?」
チンポを指でなぞりながら、アルファは俺の耳を舐めてくる。いきなり襲いかかってきた快楽に、俺は変な声を出してしまう。
「くちゅ♡……あむぅ♡おちんちん……すごく硬い……♡」
「ア、アルファ……」
「どうしました? ……もうイっちゃいそうですか?♡」
「ま、マジでヤバい……」
「いいですよ……熱い精液、遠慮なく出してください♡」
「おいっ……そんなに手動かされたら……っ!」
ドピュドピュ♡ドピュルルルルル♡
アルファの絶妙な力加減の責めに耐え切れず、俺は勢いよく精液を出してしまう。一気に脱力感が体を襲い、俺は体を震わせる。
「すごい♡あなたのおチンポから、精液いっぱい出てます♡」
「……アルファ」
「あっ……」
俺は立ち上がると、手にボディーソープを泡立たせてアルファの後ろに回る。こいつには少しばかりお仕置きをしてやらねば。
「今度は俺が洗ってやるよ」
「え……いや私は……」
「遠慮すんなって……ほら」
俺は後ろからアルファの胸を鷲掴みにすると、そのまま入念に揉みしだく。
「あぁん♡……し、シド様♡私は自分で洗えますので……♡」
「うるせぇ。いいから黙って大人しくしてろ」
「そ、そんな……♡あ、そこだめぇ♡」
においがつきやすいと言われる下乳も余すことなくボディーソープで洗い、乳首を指で抓る。段々硬くなってきた乳首をコリコリと弄っていると、アルファの声も段々いやらしい声になってくる。
「んっ……あぁ♡はぁん♡」
「ずいぶん声がいやらしくなってきたな」
「だ、だって……シド様がいじめるからぁ♡」
「ならもっといじめてやるよ」
「ひぃん!? く、くすぐったいです♡」
アルファの体を一通り洗い終えると、シャワーで泡を流す。
「アルファ、今度は立って後ろを向け」
「は、はい」
立ち上がったアルファは、俺に背を向けて顔をこちらに向けてくる。
「心配するな。ちょっと気持ちよくしてやるだけだって」
「ふぁぁぁぁ!? ま、またおマンコの中に指がぁ♡」
俺はアルファのマンコに指を突っ込むと、そのまま膣内をほぐすように指を動かす。途中からさらに指の本数を増やし、アルファの膣内を蹂躙する。
「ひぐぅ♡んぁぁ♡し、シド様っ……そんなに激しくされたら……」
「激しくされたらなんだ?」
「イ、イっちゃいます♡」
「そうか」
俺はおもむろに膣内から指を引き抜く。アルファは突然抜かれた指を見て、驚いたような顔をする。
「えっ? な、なにを……」
「何をって……アルファがイキそうになってたからやめただけだが?」
「ど、どうして……」
「続きはこっちでしてやるよ」
俺は勃起したチンポをアルファのマンコにあてがい、そのまま奥まで突っ込んだ。
「んぁぁぁぁぁぁ♡おチンポきたぁぁぁぁぁ♡」
アルファは大きく喘ぎながら体を震わせる。俺はアルファの腰を掴んで、思いっきり腰を動かす。
「んひっ♡あうっ♡んぁ♡おチンポ……わたしのおマンコの中で暴れてるっ♡」
「情けない声で感じやがって……そんなに嬉しいのか?」
「嬉しい♡おマンコっ……あなたの立派なおチンポで愛してもらえて嬉しいのぉ♡」
「それはよかったな! もっと喜んでくれよ!」
「あぁぁぁぁぁ♡」
亀頭がポルチオを責め立てる度に、アルファは体をびくつかせて情けない声をあげる。それを聞いた俺は興奮を強め、腰の動きもさらに速くなる。どちゅ♡どちゅ♡と肉と肉がぶつかり合ういやらしい音を響かせながら、俺とアルファは共に快楽の渦に飲み込まれていく。
「んひっ、ひぃぃん! シド様……私もう!」
「あぁ……俺もイクっ……いっしょにイクぞ!」
「はいぃぃ! 一緒にっ、一緒にぃぃぃぃ!」
「くっ……出る!」
ぼびゅるるるるるるる♡ドクッ♡ドクッ♡びゅるるるるる♡
「あはぁぁぁぁぁぁ♡いっぱい、れてるぅぅぅぅ♡」
「ぐぅぅ……ほんとっ、お前エロ過ぎだって……射精止まらねぇよ!」
「あ、だめぇ! またイク……んひぃぃぃぃぃ♡」
アルファの嬌声と共に、俺とアルファは同時に果てる。とめどなく出てくる精液を受け入れたアルファは、文字通り雌の顔になっていた。
(だめだ……もうセックスを知る前の俺には戻れそうにない……)
射精の快楽に身を委ねながら、俺はもうこの快楽から逃れられないことを悟るのだった。
その後、俺とアルファは小一時間ほどシャワー室内でセックスを続け、ベッドに戻ると同時に揃って眠りについた。翌朝になって、俺たちは支度を終えてホテルを出る際、ロビーのスタッフに声を掛けられる。
「次からはラブホテルでお願いします」
それを聞いた俺とアルファは揃って顔を真っ赤にして逃げるように外に出た。何故そんなことを言われたのかはわからないが、もう二度とこのホテルに来ることはないだろう。
アイテム紹介
・チェリーロックシード
本作オリジナルのロックシード。装填すると巨大なサクランボが鎧となって装着される。武器は威力に優れたチェリーアックス。チェリーアックスを使った激しい攻撃で敵を殲滅することを得意とする。
次回は新キャラ登場予定です。