※この作品はR-18です。

やはり俺は孤独だった。   作:悪夢

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8.由比ヶ浜結衣の甘い放課後

「おはようございます」

 

会社に到着した。

 

施工グループは既に工事現場に出発しており、営業所には総務部の社員と所長が先に出社しているようだ。

 

「おう」

 

所長が書類から視線を上げずに手を上げて反応した。...恐らく、近々大きな商談が控えているので忙しいのだろう。幸か不幸か俺の担当では無いので成り行きだけ確認することにしている。

 

「さて...」

 

カバンを置いて自席に腰掛けた。

 

「ん?」

 

スマートフォンにメッセージが入っている。

 

『会社着いた??』

 

結衣からだ。

 

毎朝会社に到着する頃にメッセージを送ってくれる。道路状況によって数分の誤差があるにもかかわらず、結衣のメッセージはおおよそ正確に営業所に到着したタイミングで送られてくるので凄い。

 

『到着したよ。結衣は大丈夫?道に迷わなかった?』

 

勿論冗談だ。あの距離で道に迷っているとすれば、今後は結衣に発信機を持たせる必要性が出てくる。

 

『あの距離で迷わないよっ!』

 

華麗なツッコミが返って来た。

 

『冗談だよ』

 

続きの言葉を送ろうと準備していたその時、施工グループの管理者から内線が入った。

 

『ごめん、仕事だ。また夕方に迎えに行く。愛してるよ、結衣』

 

内線を取りながらそう送ると、直ぐに返信が送られてきた。

 

『あたしも愛してる♡』

 

....今日も頑張れそうだ。

 

 

..............................

 

 

「ふぅ...」

 

公共工事の入札資料を数件作成していると、いつの間にやらお昼時になっていた。

 

今日の昼食はカップ焼きそばとサラダだ。

 

「千崎...そんなの食ってたら健診で引っかかるぞ?」

 

そんな課長は可愛らしいバッグに入れられた愛妻弁当を手に持っていた。

 

「まだ大丈夫な歳のはずです」

 

「バカヤロー。あっという間に20代なんか終わるぞ?」

 

確かにそれはそうだ。最近は驚くほど時間が過ぎるのが早い。

 

「彼女に弁当作ってもらえよ」

 

「一緒に住んでる訳じゃないから頼めないっすよ」

 

...他にも理由はあるけれど。

 

「まあそれもそうだな...とにかく少しは気を遣った方が良いぞ。所長なんて毎年健診で引っかかって二次検査行ってるからな」

 

「飲みが多いから仕方ねぇだろ」

 

どうやら聞こえていたらしい。

 

「とにかく明日から頑張りますね」

 

「ああ。親御さんや彼女の為にも健康は意識しろよ」

 

そう言い残して課長は自席へと戻って行った。

 

俺はウォーターサーバーの下へ向かい、お湯でカップを満たした後にスマホのタイマーを3分にセットした。

 

ついでに紙コップに水を注いで自席まで持ち帰る。

 

「ん?」

 

スマートフォンにメッセージが入っていた。

 

『おひる~』

 

結衣だった。特に意味は無いらしい。

 

『お昼だね。友達と一緒?』

 

『うん!ゆきのんといろはちゃんと一緒だよ~』

 

奉仕部の部員...だったか?

 

『ねえ、裕太くん』

 

『どうした?』

 

突然改まってどうしたのだろうか。

 

『まだ腰がガクガクします』

 

「っ...!」

 

水を吹き出しそうになった。

 

『筋肉痛?』

 

まあ...原因は分かっている。

 

『裕太くんのせいです』

 

『ごめんなさい』

 

『つーん』

 

どうやら言葉が足りないらしい。

 

『結衣が可愛いから我慢できなかったんだ』

 

そして、少し時間が空いた後に―――

 

『許してあげます』

 

『感謝します』

 

そして、少し時間が空いた後に―――

 

『大好き』

 

―――と、ハートの絵文字付きで送られてきた。

 

『俺も愛してるよ』

 

その後に他愛のない話を続けいると、いつの間にかお昼休みが終わる時間に近づいていたのだった。

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

「お先です。お疲れ様です」

 

定時を少し過ぎた頃、事務所を後にして営業所を出発した。

 

「この時間なら電話しても大丈夫だろうな」

 

時刻は18時に近い頃。そろそろ結衣の声が聞きたい。

 

信号停車のタイミングでBluetoothで接続するヘッドセットを装着し、スマートフォンの着信履歴から結衣に電話をかけた。

 

数回コールする内にスピーカーから可愛らしい声が聞こえて来た。

 

『はーい♪どうしたの?』

 

「いや、特に用事が有るわけじゃないんだ」

 

『あ...そうなんだ...』

 

何故か少し気落ちした声。

 

「...ただ、結衣の声が聞きたくて」

 

『ぁ...えへへ....♡あたしも...だよ...♡』

 

蕩けるような甘い声。

 

耳が幸せとはこの事か。

 

「もうすぐ着くよ。ごめんね、遅くなって」

 

『ううん。全然大丈夫だよ』

 

「それと...腰は大丈夫?」

 

『あ...う、うん。体育は見学したけど、ちょっと歩きにくいくらいだから大丈夫だよ』

 

「それならよかった...」

 

『あ、でも...』

 

どうしたのだろうか?

 

「結衣?」

 

『ヒッキーにはバレなかったけど...ゆきのんにはバレちゃったみたい』

 

「バレる?」

 

...バレたらマズいことはいくつもある。

 

『うん...き、昨日裕太くんとえっちし過ぎちゃったせいでこうなってる事が...ゆきのんはわかっちゃったみたい...』

 

「...そうか」

 

まあ...彼女は俺と結衣が交際している事を知っているらしいから大丈夫だろう。

 

「結衣がえっちだから仕方ないさ」

 

『もう、またそんなこと言って...』

 

呆れたような声を漏らした結衣。

 

「ごめんごめん。でも、本当に大丈夫?湿布買って来ようか?」

 

『あ、ううん。もう大丈夫だから』

 

「そうか...それなら良いんだけど」

 

『うん...えへへ、ありがとう...♡』

 

蕩けるような声でお礼を言われてしまった。

 

...本当に、結衣の声は元気が出る。

 

『あっ...』

 

不意に声を上げる結衣。

 

「誰か来た?」

 

『う、うん。また電話する』

 

「ああ。俺ももうすぐ着くよ」

 

『...うん、また後でね』

 

その言葉を最後に通話は終了した。

 

「そろそろだな...」

 

幹線道路にて目的の交差点が近づいて来た。

 

到着まで10分程度と言ったところだろうか。

 

交差点を左折して、住宅街の方へと進入した。

 

そして走る事数分、総武高校が見えて来た。

 

「ん?」

 

明るい髪色にスタイル抜群の彼女。

 

間違いなくその女生徒は結衣だったのだが、隣に男子生徒が居る。知り合いだろうか?

 

排気音に気が付いた結衣がこちらに振り返った。

 

ぱあっと明るくなる結衣の表情。

 

こちらも頬が緩んでしまう。俺は結衣に手を振りながら校門に車を横づけした。

 

「結衣、お待たせ...って、君は...比企谷くん、だったかな?」

 

思い出した。ショッピングセンターで会った子だ。

 

「あ、は、はい」

 

何故か言葉に詰まっている比企谷君。

 

「う、うん。部室を一緒に出たから...」

 

少し気まずい様子の結衣。...別に誤解しているワケではないんだけどな。

 

「ああ、同じ部活だったね」

 

「う、うん...だから...」

 

少し困った表情の結衣。誤魔化して欲しい、という事だろう。

 

「大丈夫、わかってるから」

 

よしよし、と結衣の頭を優しく撫でた。

 

「...うん...♡」

 

安心しきった笑顔だった。

 

ちなみに、今日は別に外食の予定は無い。この後は普通にスーパーに寄って夕飯の材料を買って結衣と一緒に夕飯を作る予定だ。

 

...しかし、こう言えば自然だろう。

 

「じゃあ、俺たちはこれで。これから結衣たちと食事に行く予定なんだ」

 

「う、うん。じゃあ...また明日。ばいばい、ヒッキー」

 

結衣にもそれが伝わったらしい。...なんだか、比企谷君を騙しているみたいで気が引けるな。

 

「お、おう」

 

特に不審がる様子は無く結衣を見送る比企谷君だった。

 

「お疲れ、また今度ね」

 

俺も軽く挨拶を交わした。

 

「は、はい」

 

何故か少し緊張している比企谷君。...別に男同士だから緊張することは無いと思うけどな。

 

そして、俺も車に乗り込んだ。

 

「シートベルトは締めた?」 

 

「うんっ」

 

満面の笑みだった。

 

「よし。それじゃあ行こうか」

 

総武高校の校門から出発した。...結衣の実家とは反対方向の、俺のアパートへ。

 

「ね、ねえ...裕太くん」

 

何か言い辛そうな様子で結衣が声をかけて来た。

 

「どうした?」

 

「あ、あのね...?」

 

「うん」

 

「ヒッキーとは...何も無いから」

 

どうやら俺が浮気を疑っていると思っているらしい。

 

「そんなことは分かって―――」

 

待てよ?

 

...ちょっとからかってみるか。

 

「―――それなら、証明してもらわないとな」

 

「え...?」

 

不安げな声を漏らした結衣。

 

目の前の信号が赤になったそのタイミングで結衣の耳元に口を寄せた。

 

「...結衣の身体にも聞いてみるよ」

 

「っ...!」

 

ビクンと身体が跳ねた結衣。

 

白い頬は紅潮し、もじもじと内股をこすり合わせ始めた。

 

「...楽しみ?」

 

「っ...」

 

小さく頷いた結衣。

 

それを確認して再び車を発進させた。

 

「えっちだね、結衣は」

 

「もう...裕太くんに言われたくないから...♡」

 

甘ったるい声で返事が返って来た。

 

「ねえ...裕太くん...」

 

囁くような声色だった。

 

「うん?」

 

結衣は少し身体を乗り出して、俺の耳元で囁いた。

 

「...シートが濡れちゃうから早く帰ろうね...♡」

 

「っ...!」

 

ゾクゾクするような甘い声。

 

チラリと結衣の顔を見ると、目にするだけで興奮しそうなほど淫靡な笑みを浮かべていた。

 

「...もうすぐ、着くよ」

 

本当はスーパーに寄る予定だが、それは後回しだ。

 

信号を右折して住宅街の方に入り、数軒先の駐車場に入る。そして、奥から3番目の車室に駐車した。

 

「スーパーは...後で行こうか」

 

「うん...♡」

 

後部座席から荷物を取りだして、結衣が降車した事を確認して施錠。

 

そして、肩を並べてエレベーターホールに向かった。

 

その時、俺の腕が柔らかい感触に包まれた。

 

「えへへ...♡」

 

腕に結衣が抱き着いていた。

 

「...」

 

愛らしい笑顔に思わず頬が緩む。

 

そして、腕を組んだままエレベーターに乗り込んで、目的階を目指した。

 

キン...というチャイムと共に開かれる扉。そのまま一番奥の部屋へと向かう。

 

カバンから鍵を取り出し、何度か失敗しながら開錠した。

 

「ふふふっ...興奮してる?」

 

「結衣のせいでね」

 

「ふふふっ...♡」

 

帰って来たのは妖艶な笑みだった。

 

「さあどうぞ」

 

「はーい。お邪魔します...♡」

 

先に結衣を入らせて、後から俺も部屋に入った。

 

後ろ手で鍵を掛けて、そのままチェーンもかける。

 

「裕太くん...♡」

 

結衣に呼ばれて振り返ると、その瞬間に唇が柔らかい感触に覆われた。

 

「んっ...ぅ...♡」

 

「ん...」

 

くちゅくちゅと水音を立てながら絡め合う舌と舌。

 

結衣の柔らかい身体を抱きしめながら激しいキスを交わす。

 

「ちゅ...はぁ...はぁ...えへへ...♡...やっとキスできた...♡」

 

「ああ。俺も我慢の限界だったよ」

 

額と額をくっつけたまま語り合う。

 

「ねえ...裕太くん...」

 

「うん?」

 

興奮で潤んだ結衣の瞳が向けられている。

 

「あたしが浮気してないってこと....ここに聞くんでしょ...?」

 

結衣の柔らかい手に導かれ、俺の右手が結衣の股の間の熱い部分に触れた。

 

「そうだな...泣き虫さんのココに聞かないとな」

 

くちゅくちゅとを音を立てる結衣の膣口。

 

「あっ...♡♡」

 

甘い嬌声が漏れる。

 

 

 

 

「結衣...ベッドに行くぞ」

 

「...はい...♡」

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