※この作品はR-18です。

湊友希那強襲シリーズ。   作:美肉。

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湊友希那のイラマチオ小説。


湊友希那強引。

「舐めろ」

 短い指示と共に男は湊友希那へ一歩進んだ。仁王立ちの男は下半身全裸で陰茎はすでに勃起していた。逞しく屹立するその様相はまさしく『肉棒』であり、跪くことを強制されている友希那はそれらを睨んでいた。

「舐めろ」

 男が上から同じ命令を出した。友希那は跪いたまま男を睨んでいた。それは反抗的な鋭い目つきだった。友希那は行動を開始しなかった。口を開いて男の亀頭を受け入れ、舌先で愛撫しなかった。竿を頬張り、喉でしごくことをしなかった。口を開けることさえしないと友希那は自分に誓っていた。男はそんな友希那を眺めていた。それが他人であっても簡単に拉致する程度の男にとっては、女の反抗的な顔つきもそれはそれで美味らしく口元に薄く愉悦が湧き出ていた。友希那にとってそれは理不尽のように思えた。なんだかどん詰まりだった。この場でどのような態度を示したところで男に都合よく解釈され、何がなんでも性的搾取の対象になることが許せなかった。

「仕方ない……」

 男はまた呟き、傍らに手を伸ばした。そこには簡易的なテーブルが設置されており、テーブルの上にはスマートフォンが置かれていた。男はスマートフォンを取り出すといくつか指先で操作した。友希那はその様子をじいっと睨んでいた。何か取引を持ちかけるのか、脅しをかけてくるのかわからなかった。何がきても男のものは咥えたくなかった。そんなこと嫌だった。絶対にしたくなかった。舐めたくなかった。しゃぶって啜るなどやりたくなかった。それは尊厳のためだった。見ず知らずの男に唐突に拉致され、性的応対を強制されてしまえば友希那は人として何か死滅するはずだった。

「視ろ」

 間もなく作業を終えた男はスマートフォン液晶画面を友希那に向けた。同時に友希那は「え……」と額を弾ませた。口元がぽっかり開いて瞳が小さく絶句した。

「どうだ、舐める気になったか?」

「そんな……」

 男の誘いに友希那は項垂れた。男でも、男の陰茎でもどこでもない場所に視線を投げた。男はスマートフォンを持ち直し、友希那の視界に入るよう差し向けた。それは下から友希那の顔を照らし出すような位置関係だった。視界の中に白く硬い光が差し込み、友希那は液晶画面の中に映る全裸で拘束されたリサを再び目にした。

 鼓動が過激に脈を打っていた。喉元から臓器がせり出てくるような窮屈な感覚だった。

「おれは今井リサには興味がない。お前が舐めなければ今井が死ぬ」

 スマートフォンを下げながら男は端的に説明した。友希那は額を持ち上げた。遅く、力のない動作だった。男の顔を見上げた。男の顔には愉悦が満ちていた。口角は鋭利に上向き、目元は歪曲して粘ついた光が浮かんでいた。表情の全てが汚らしかったがそこには洗練された意志があった。男は何が何でも友希那に陰茎をしゃぶってもらいたいようだった。そのためであるのなら、どんな手段を用いてもいいと本気で考えているようだった。それは邪悪な雄の意志だった。リサを殺してそれでも舐めなければ、次は別の友人か家族が犠牲になると簡単に想像できた。

 また、友希那はすでにリサを巻き込んでしまっていることに強い罪悪を得ていた。

 画面の中のリサは全裸で木製の椅子に座らされていた。両手両足をそれぞれ拘束されていた。友希那はそこが気になった。服は自主的に脱ぐこともできるが、拘束具を四つ取り付けるためには他者の『手』が必須だった。そしてその『手』とは男の仲間に違いないと友希那は思った。リサは拉致被害に遭っただけではなかった。そのうえで拉致グループから脱衣を強要されたかあるいは勝手に脱がされ、裸体を視られながら拘束されるという屈辱をすでに受けていた。そしてその全ては友希那が素直に男のものを受け入れなかったため発生した出来事だった。

「舐めるか?」

 男が囁いた。ここぞとばかりに穏やかな声色だった。友希那の心情を察しているかのように思えた。眼前に屹立する竿がびくりと大きく震えた。友希那が口を使って奉仕することを待ちかねているようだった。友希那はその男の様子に嫌悪した。音楽のために使用していた口や喉に、性的な期待を寄せる男の存在が不快だった。しかしもう拒否や抵抗は不可能のように思えた。友希那は正真正銘追い詰められていた。命令通りに動くしかなかった。

 男を睨みながら友希那は両手を持ち上げた。腰部分を左右で握り、顎先を伸ばして間もなく開口した。口腔粘膜は異質な熱をすぐに感じ取った。陰茎が放つ雄特有の熱だった。舌の上に亀頭が台頭し、やがて頬と竿表面が触れ合った。

「もっと奥まで咥えろ」

 陰茎の中間地点に唇を置き、頬張っていると男は友希那の後頭部を掴んだ。次の瞬間友希那は「んぶっ?!」と上げた。口先が男の陰毛に深々とめり込んでいた。喉の奥深い位置に陰茎が達していた。それはありえないことだった。友希那の歌手としての人生が、全く知らない男の汚物に圧し潰されていた。喉が陰茎の形に歪に拡張されていた。友希那は啜っていた。嗚咽が漏れ、大量の唾液が溢れ返っていた。しかし口は陰茎によって栓をされているため正常ではなかった。友希那は半ば溺れているかのように唾液を啜り、男の股間に埋もれていった。

「出るっ……!」

 男の呻き声と共に友希那はさらにざらついた悲鳴を上げた。しかしそれはいかにも悲鳴らしく、劈くようなものではなかった。友希那の喉や口には陰茎がみっちり入りこんでいるため、声はくぐもった質感で人のものに聞こえなかった。男は友希那の口腔内部で白く爆ぜていた。友希那の喉が許容できる量を圧倒的に超えた精液が、友希那の喉を流れ胃袋に溜まっていた。口での呼吸が完全に不可能となり、フーッ、フーッ、と猛烈に酸素を求めた。

 やがて男の射精が収まったことを友希那は喉で感知した。しかし男の陰茎は少しも縮んでいなかった。普通、一度の射精を終えると男のそれは役目を果たしたかのように縮こまるはずだった。しかし男の陰茎はまだまだやる気に満ちており、間もなく友希那は頭部を掴まれた。

 男の腰の前後運動がはじまった。それは串刺しにも似ていた。友希那の口から喉を、ただそういう形の気持ちのいい穴とだけ認識している獣の動きだった。友希那は喉を明け渡すしかなかった。

 

 友希那の喉の所有権はもはや友希那に少しもなかった。

 友希那の口腔は比較的小さく、その小さな口の最深部にめり込む陰茎が全てを支配していた。そうして友希那は使われるだけだった。そこに友希那から奉仕するという態度はなかった。つまり今の友希那とはただの便所だった。便所に気遣いを向ける人間などいなかった。友希那は男が満足するまで、勝手にその喉を酷使されるだけだった。

「出るっ……!」

 男は低まった声と共に射精した。あれから数えて四度目の射精は大量だった。また、過去三回と同様に喉奥への直接射精だった。友希那は自分の鼻の部分が何かぬるくなったことに気付いた。一瞬、鼻水か鼻血を垂らしてしまったかと驚いたがそれは精液だった。喉に向かって発射された精液が、少し違う部分に引っかかったことで鼻孔から逆流したようだった。垂れており、友希那はそれを拭いたかったが不可能だった。左右二つの鼻孔から逆流した精液はびゅるりと垂れており、友希那はそれを放置したまま男の射精を嚥下していた。

 男の射精には『波』があった。陰茎は友希那の喉にめり込んだまま大きく何度か蠕動し、その動きに合わせて精液は投げ込まれるかのように飛び出していた。友希那は精液を飲んでいた。飲み込まなければ死ぬため必死に飲んでいた。精液は大量だった。飲んでも飲んでも溢れ出てきた。どれだけ飲んでもなくならないような気がした。飲めば飲むほど追加で溢れるような気がした。精液の海の中を必死に泳いでいるような感覚だった。

「ふぅ……」

 男は弱った声を漏らした。流石に四度の射精となると体力的な消耗が激しいらしく、引き下がるように友希那から陰茎を引き抜いた。陰茎はかつての大きさではなかったが、それでも太いまま下向きに垂れていた。

 陰茎の前で友希那は項垂れていた。どこも視ていなかった。何か考えることができなかった。口の中、舌先や喉元に男の粘ついた味がいつまでもこんもり漂っているような感覚だけがあった。

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