「こっち来ないで! やめてっ!」
布団の上に仰向けで乗せられた全裸の湊友希那は、拘束されている頭上の両手を動かして嬌声を上げた。しかし帰ってくる音は手首につけられた手錠のカチャカチャという音だけであり、どう頑張っても拘束は解けなかった。
「そんなこと言わないでさ、友希那ちゃんも楽しもうよ」
開かれた友希那の両足の間に滞在する同様に全裸の男は、にやけながら自身の股間の竿をぐっと持ち出した。その陰茎は激しく獰猛に立ち上がって友希那を威嚇しており、すでに見定めた女体の膣を楽しむ準備が完全に整っていた。
「ふざけないでよ! あなたっ、こんなことをして、ただで済むと思わないで!」
友希那は力の限り叫んだ。それはほぼ怒号であり、腹の底から轟いた低い憤怒の声だった。男という明らかな驚異から逃れるために、神経の全てを使って自分の、脅かされようとしている『少女』を死守していた。
「ははは。友希那ちゃん怖いこと言うねぇ……」
しかし男は、そんな友希那の極めて女々しい素振りをむしろ歓迎しているきらいがあった。無理やり射止めたようやくの女体をじっくりと観察し、その内部の頂に舌なめずりを続けていた。
「でも、今の状況は自分の心配した方が良いんじゃない? ほら――」男は呟くと麓の竿を操作し、その様子のおかしい先端を友希那の膣口に触れさせた。友希那の亀裂は少しの湿り気も無く、すっかり縮こまって硬く閉じられていた。
「ひいっ!」陰茎からは異質な熱が放たれており、それが友希那にも流れたことで背筋を悪寒が貫いた。その寒気は彼女の中の少女性を一気に委縮させたが、しかし友希那は、その自身の中に生まれて侵食してきた畏怖に抗うように、男に対抗心を燃やした眼光を当てた。「わ、私はこんなので屈しないわ……!」友希那のその声は震えていた。内なる冷たい恐怖心が露骨に現れていた。「こんなのっ、どうってことないのよ!」
「そうかい? ならこれは耐えれるかな……?」
男は再びにやけると腰をゆっくりと突き出した。口に触れていた亀頭がそのまま内部に強引にめり込み、膜のようなものに引っかかったが男はそのまま腰を前に突き出した。すると硬い陰茎が友希那の貧弱な膜を叩き、それでも男が腰を動かすとついに膜を破って割った。
「いぎっ……。痛いっ」同時に食いしばる友希那の中に電流のような激痛が走った。「痛いっ! 痛いいたいっ……。あなたっ、なにしたのっ……」友希那は潰れた声で叫んだ。股間の位置ではプチンという潰れるような感触が弾けており、それはもう取り返しのつかない、元通りにはならない事態であることが素早く察せられた。
「ううーっ! 友希那処女貫通ーっ!」
男は友希那に腰を擦り付けながらおどけて叫んだ。まだ何も咥えたことのない、未熟で未発達な少女の膣の穴の具合をぐいぐいと拡張して奥まで進む陰茎はさらに巨大化し、友希那というご馳走を余すことなく堪能して胎内ではっきりと滞在していた。
「ぬ、抜いてよっ! はやく抜いてえっ!」
股間の痛みが癒えない友希那は涙を流しながら叫んだ。自身の胎内に異物が侵入してきたことによる不安定な感情は強烈で、そのおぞましい股間の感覚に悲鳴にも近い声を上げていた。
(なにこれっ、なにこれえっ……。やめて……。やめてよ……!)
青ざめた顔の友希那の中に、先ほどまでの威勢はすっかり無かった。その威勢はもともと虚勢ではあったが、今はその偽りの見栄すらも消失しており、男のことがどこまでも圧倒的な異形として映っていた。
「嫌っ……。こんなのおかしいっ……。やめて……」
それは心の底から出た懇願だったが、男はそんな友希那の『お願い』など完全に無視し、ただひたすらに膣を竿で味わっていた。
「無理無理っ。友希那ちゃんはこれから僕とセックスするの!」
「セ、セックス……?」
「そうだよ。愛する人たちがする気持ち良いことだよ。僕と友希那ちゃんはこれからたっぷり、お互いを感じて気持ち良くんるんだよっ」
「意味わかんないっ……。こんなの、嫌っ……」
「そのうちわかるよ! ほらっ――」
男は嬉々として叫びながら腰の蠢きをいよいよ開始した。
「ひいっ……。うぐっ、い、痛いよおっ……」ずんずんと叩かれて侵入してくる男の体躯の感触を、友希那ははっきりとした喪失感と共に得ていた。「お股っ、裂けちゃう、裂けちゃうからあっ……。お願いっ、もうやめてえっ……」
友希那は顔面に涙と鼻水を浮かべながら呻いた。頭を激しく左右に振ると、その体液たちが飛沫となって辺りに散っていった。
「ふふふ。友希那ちゃんも僕のちんこ感じてるんだね! 嬉しいよ!」
「そんなわけっ、そんなわけないい……」友希那は泣き声にも似た嫌悪を懸命に吐いた。「こんなの、痛いだけよっ! セックスなんてっ、最悪っ……」
膣の内部で竿がごりごりと前後すると、その振動によって友希那には痛みが走っていた。そこに気持ち良さなど微塵も無く、あるのは身体の細胞が弾けて死滅してしまうのではないかと危惧されるほどの激痛だけだった。男は順調に腰を遣っていた。その、どこまでも独りよがりで、友希那の女体を性欲処理のためだけの道具としてすっかり認めている幼稚な情緒は、そのまま竿に集結し、硬く起動し続けて友希那の膣を掘っていた。
「気持ち良いっ! 友希那まんこ最高っ!」
男は叫びながら友希那に這った。上から被さるように支配するとそのまま友希那のか細い体躯にしがみつき、腰を激しく打ち付けた。それはもはや人間同士の『性行為』ではなく野生的な『交尾』だった。男が強引に友希那の中に入り込み、身勝手に使用しているだけだった。さらにそんな今の二人の間に精神的な繋がりは皆無であり、まさに猿と化した男が一方的に友希那を食らっているだけだった。
「もう出るぞおっ! 友希那に中出しするぞおっ!」
男が友希那に抱き着きながら叫んだ。
「なにっ……。出るってなにっ」
痛みに呻いている友希那は低い声を出した。自分の身体で勝手に盛り上がる男が滑稽だと思っていたが、同時にそんな男に自由に蹂躙されているという歯がゆい屈辱感が脳に登り、怒りで火照るほどの熱を得ていた。
「精液だよ! これで友希那ちゃん、僕の赤ちゃん妊娠するんだよっ!」
「なにそれっ」友希那は目を見開いて男を見上げた。男の言っていることが意味不明だったが、脳裡に素早くべっとりとこびり付いた「妊娠」の二文字が不穏な雰囲気を放って友希那に焦燥感を与えていた。「い、嫌! 嫌よっ! 妊娠なんて嫌っ! あなたっ、離れて! 今すぐどいて! これ抜いてえっ!」
「ぐふふっ。ほら、精子上がってきたぞ……。もうすぐ精液、出るぞおっ!」
「嫌あっ……。やめなさいっ! 離れて!」
「ぐふふっ。友希那に中出しっ! 全部ぶっ壊すぞーっ!」
男は叫ぶと一気に友希那に腰を連結させた。
「くうっ――」
「ひいっ、やめてよ……。なんでこんなことするのっ」
肌と肌とがゼロ距離で重なり、膣の奥まで到達した陰茎の先から熱湯のような感触が迸り出た。
(な、なにこれっ……)
友希那の静止を強引に突き破るように発射されたそれは、ひねり出された男の極小の分身だった。分身は友希那の神秘の中を自由にうじゃうじゃと進み、そのさらに深淵に佇む生命の核に到達して果てしなく汚した。友希那という優秀遺伝子の集合体に、男という汚物の塊の遺伝子が不条理に支配し、そのまま我が物顔で食い潰して屈辱だけを与えていた。
「ううっ。くうーっ! 友希那に中出しっ! めっちゃ出たぞ!」
「ああっ……。あぁ……」
男の腰がゆっくりと離れていった。しかし友希那の下半身には、男のねっとりとした肌の熱がいつまでもこびり付いていた。それは脳裡まで到達して神経を揺るがし、膣に注入された悪質な粘液の不愉快な感触と相まって、人生最大の屈辱に満たされていた。
(汚れてるっ、私の身体……)
下半身に揺蕩うぬるい感触から、友希那は己の身体が、すでに己の中から剥がれて去って行ってしまったのを感じた。
「わ、私、湊友希那は、これから一生、あなた様のっ、ご主人様の性奴隷として、誠心誠意ご奉仕いたします……。ご主人様のことムラムラさせてしまったおちんぽ様を、私の極上玩具おまんこを使って、たくさんお射精させます……」
布団の上で土下座をさせられた友希那は、額を柔らかい感触に押し付けるように擦りながら、控え目な口調で貧しく呟いた。
(馬鹿じゃないのっ……。こんなふざけた口上、本当にどうかしてるわっ……)
しかしその言葉とは裏腹に、内心では男に対する怒りが蔓延しており、小さく畳まれた情けない無防備な体躯はびくびくと小刻みに震えていた。それは先ほどの屈辱的な処女喪失体験がそうさせており、わなわなと震える肉体は、男の陰茎とそこから発射される大量の精液の驚異を完全に覚えて戦々恐々としていた。
「がははっ! 本当に言うとはな! そんなにお友達が大事か!」
「……うるさいっ」
「あ? 何だって?」
「い、いえっ……」友希那は再度身体を震わせた。「なんでもありませんっ。私はご主人様の奴隷ですので、気が済むまで犯し尽くしてください……」
「はははっ。奴隷からそう言われちゃあ、しょうがないよなっ!」
男は豪快に叫ぶと腰を上げた。
「うぐっ……。入るっ……!」
友希那は必死に呟きながら腰をゆっくりと落とした。股間の位置でめり込んで突き上がってくる男の陰茎が、そのまま膣を裂いて中まで進んでいった。
「おーっ、やっぱり友希那まんこ気持ち良いよっ」布団の上で寝転ぶ男はにやけながら賛美した。「レイプして良かったぁ……」
(気色悪いっ……)
友希那の土下座性奴隷宣言を受けてから現在、友希那のことを完全に自分より格下の存在であると認知しているらしい男は、そのまま布団で仰向けで寝転んでから、友希那に自分から挿入させていた。
(痛いっ……。なんでこんなに痛いのよっ……)
男の腰の位置でしゃがむような体勢になっている友希那は、股間から痺れる痛みに耐えながら腰を下げ、下半身のもう一つの重要な口で男の忌まわしき陰茎を咥え込んでいた。今の友希那にとってこの男の竿は驚異の塊であり、自分の平穏を脅かした象徴だったが、その恐怖の権化を、今は自分から咥え込んでいた。
(最悪……。もうおちんちんなんて、嫌なのに……)
自分の膣が拡張され、そのまま違和感として滞在する雄の強烈な竿がどうしようもなく憎く、しかし同時に、自分の下半身をえぐる勢いの太ましい男根が恐ろしかった。男という存在に情緒を脅かされている友希那は、もう自分の身体が、この男によって穢されているということを、じっくりと実感して果てしない嫌気がさした。
「ほら、どうした? 自分で動いてみてよ」
「は、はいいっ……」
友希那は休憩する間もなく腰を動かした。両足に力を込め、その尻を男の上で行ったり来たりさせると、膣のひだが硬い竿を擦って激痛が走った。自分自身で自分の身体を傷付けているような感覚で、屈辱感と同時にみじめな具合を感じた。
「んぐっ……。ああっ、ひいっ、んっ……」
「どうした友希那ちゃんっ。僕の性奴隷なら、もっと激しくできるよね? ほら、僕のこと、好きなんでしょ?」
(は、好き……?)
そんなわけなかった。無理やりの性行為の果てに好意などあるわけがなかった。
しかし今の状況として、友希那は嘘をつかざるを得なかった。
「……す、好きですっ! ご主人様のこともっ、ご主人様の太いおちんぽも、大好きですっ!」
友希那はヤケクソ気味に叫んだ。今はこの男の欲情を加速させ、一刻も速くこの行為を終結させるべきだと思っていた。そのため今の友希那は脳内のありとあらゆる語彙を使って男に上辺だけの『ご奉仕』をしていた。
「気持ち、良いっ……。ご主人様専用のおまんこが、おちんぽ咥えてたくさん奉仕してますっ……」
もちろん男のことなど好いておらず、むしろ嫌悪の対象だったが、全てはこの屈辱の愚行をさっさと完結させるためだった。
「――私の身体、自由に使ってください! 私のナカで、たくさんお射精してください!」
友希那は叫びながらより深く腰を動かした。上げる時は限界まで男根を揉み、下げる時は根本までみっちりと吸着して腰に男の熱を感じた。
「ぐふふっ。そこまで言われちゃあ、もう友希那ちゃんのナカ、堪能するしかないねっ!」
男は下卑た笑いを上げた。その瞬間友希那の胎内の陰茎がより強くその存在を誇示し、触れ合う肉に存分に沈み、その柔らかさと湿った質感を貪った。
(くっ……! この男っ、覚えてなさい! これが終わったら、すぐにでも警察に行ってやるんだから!)
友希那は胸中で悪態をついた。しかしその顔には男に媚びるためだけの愛玩としての顔がめいっぱい貼り付いており、少なくとも肉体は男の奴隷だった。
「たくさん味わってちょうだいっ……」
友希那は口角を上げながら腰をさらに激しく振るった。男の肌と自分の肌とが重なり、パスン、パスン、と乾いた音が鳴っていた。膣内では肉が肉を擦り、ねっとりとした温かい穴が、休まずに陰茎をしごいていた。
「友希那ちゃんっ……、手、繋ご……」
「は、手……?」
腰を動かすだけで精一杯の友希那は、男の唐突の提案に戸惑った。男の顔はすっかり緩んでおり、すでに友希那の膣の無数のひだが効いているようだったが、そんな中でも男はじっとりとした性欲の眼光を友希那に向いており、両手を差し出していた。
「ね、手ぇ、握ってぇ」
「く、仕方ないわねっ――」
友希那は自分に差し出された男の太い手を左右で握った。その瞬間ぶよついた感触が素手いっぱいに到来し、それはそのまま、素手の中に沈むように浸透していった。男の方から五指を素早く窮屈に絡めたことで、友希那は手の全体で男の素手を感じた。しかしそれは人間の素手を握ったというよりは、蛸のような不確かな形の触手を握らされたような感覚で、到底人間とは思えないその不吉な質感に、友希那は背筋がゾッと寒くなる思いをした。
「……恋人みたいっ」
(こ、恋人っ……? 気持ち悪いっ)
男のたるんだ声に友希那は肌が粟立つのを感じた。身勝手に恋人宣言をされたことで、男に対する嫌悪感がさらに強烈に発揮された。
「ぐふふっ……」男はにやけたまま両手をぎゅっと握り潰していた。小さな素手を大きな握手でしがみつき、そこから感じれる友希那の体温を、縋るようにじっくりと感じているようだった。
「友希那ちゃんっ。僕もうイきそうだよっ」
男が友希那を見つめながら叫んだ。
「え、イく……?」
「もう出ちゃうよっ」
『イく』とは当然友希那の胎内に精液を発射するということだった。男は当然のように己の体液で友希那の深層を汚し、堂々と侵食するつもりのようだった。
(この男っ、また私の中に――)
友希那は再び嫌悪した。男に射精などされたくなかった。それは乙女である友希那にとっての生き恥であり、今後生きていく上で何よりも強烈な屈辱の勲章として君臨するはずだった。しかしここで無理やり性行為を脱退すれば、男からそれ相応の躾を喰らうはずだった。想像できる躾とはやはり暴力の類であり、それを受けた場合死ぬ可能性があった。
「た、たくさんくださいっ! ご主人様の優秀精子、私のナカにたっぷり出してくださいっ!」
友希那は死にたくなかった。このまま強制的に理不尽な暴力で人生が終了するのなら、膣を完全に男に許して一度出させるべきだと思った。
すると男は意外にも驚いた顔をした。
「良いのっ? 中出ししたら、友希那ちゃん妊娠するかもよ……?」
「妊娠しますっ! ご主人様の赤ちゃんっ、ありがたく孕ませていただきますっ!」
この男との赤子など憎悪の塊だった。生まれてくる子供に罪は無いが、生まれるに至った男という要素が心底憎かった。しかしそれでも友希那は両手の中の男の素手をぎゅっと握りながら、腰を動かし続けた。このまま射精させるのが現状一番の打開だと思っていた。思い込んでいた。
「――うっ!」
すると男がひときわ強い声で呻いた。身体の芯から出てきたような低い声と同時に、友希那の股間に刺し込まれている陰茎の先からしっとりとした感触が放たれてた。
そして下半身は、それを確かに飲み込んでいた。
(これが、精液……)
飲まれたそれは友希那の胎内を縦横無尽に駆け巡り、一番奥の地点まで到達して湿っていった。
(うう……。たっぷり出てるっ……。また、中に出出されちゃった……)
友希那には己の膣に出された男の精液の感触がはっきりとわかった。粘液の中で蠢く精子の一つ一つが不快なほどに鮮明で、自分の子宮の中を愉しく泳いでいるのが理解できた。そのおぞましい生命の動きは、男が確実に自分の胎内で射精し、本能のままに生の種を吐き出したことを物語っており、その事実は友希那の乙女としての尊厳を傷付けていた。直接死に至る要素ではなかったが、自害したくなるほどの暗澹とした現実で、何をしても拭えない不名誉は友希那の中でいつまでもいつまでも生き続けていた。