僕はたたんだ衣服を廊下の床の上に置いた。扉のすぐ横の位置だった。周囲は薄暗く、扉だけが浮き出ているように視えた。僕はその扉をみつめて向こう側を想った。股間の勃起の鮮度が向上し、身体そのものが引き締まった。僕はべっとりと中に進んだ。
「な。えっ、なっ――」
僕の湊友希那は自室の中に居てくれた。黒色の長いタイトスカートと白色の長袖で、控えめだがやはりゴシックロリィタの質感を嗅ぐことができた。
「へへへ、こんにちは、友希那ぁ」
僕は室内の空気を感じながら部屋の中央に立った。
「ええ、なにっ、え……?」
勉強机についている友希那は困惑しながらも勢い良く立ち上がり、颯爽と僕から距離を取った。
「怯えなくていいよ。僕は安全だからさ、とりあえず友希那も服を――」
「けいさつ……」
ぷりぷりと肥えた友希那の唇が半開きで震えていた。まるで怪物を前にしているような空気だった。肘を身体の内側にきゅっとしまっているところに強い女の子を想った。
僕の身体の二つ限りの嗜虐的な男性が、その袋の中でより濃厚なやる気を滾らせていた。
「友希那ぁ、だいじょ――」
「警察っ、呼ばないとっ」
友希那は自分自身に命令するように硬く呟いた。しかし身体はすっかり恐怖の中に在るようだった。僕はそのあどけない一瞬を狙って彼女に迫り、その肉厚を塞いでみせた。
「んぶっ――」
僕は友希那の肩を抱きしめて、助けてあげながら口を押し付けた。友希那は僕から逃げるように首を振ったり、小さい体躯を必死に痙攣させていたが、ただの女性音楽家の力が僕に敵うわけもなく、歯ごたえのある反抗期として沈没するだけだった。
「んばっ」僕は友希那から離れた。口腔の内部には彼女の艶やかな唾液がたっぷりと回収されていた。僕は、貴重な食料をそうするように友希那を咀嚼し歯茎に塗り付けて固く嚥下した。
「ふう、おいち」
僕は友希那の目の前で落ち着いてみせた。互いの唇を繋ぐ透明な糸にすら確かな愛着を意識していた。対する友希那はなんだか怯えていた。自室だというのに、客人である僕のほうが空気感に順応しているらしい今の状況が可笑しかった。
次の瞬間友希那の眼光が鋭く成り、色白の右手が僕に飛んできた。
その手のひらが僕の頬肉を弾くことは無かった。
「――な、なんでっ」
僕は友希那の右手の首をがっしりと掴んでいた。友希那の双眼が丸く成った。瞳に女性的な危機感が浮かんでいた。自分の非力をじわじわと実感しているようだったが、それでも友希那はその感覚すら押し殺す必死で素手を力んでいた。
「駄目じゃん、友希那」
僕は友希那の貧弱を存分に楽しんで愉悦に至ってから、彼女をベッドに投げ放った。雌猫のような短い悲鳴が室内に劈いだ。僕はそれを追うようにベッドの上に乗り上げた。
「あ、あなた何なのっ!? どうして、どうしてこんなことっ――」
「そりゃあ好きだもん」
友希那はベッドの上でも逃げようとしていた。必死そうに四つん這いに成って僕には尻だけを向けて、どこか別の場所に発進しようと急いでいた。
「駄目だって、ほら、おとなしくしてよ」
「嫌っ。やだっ」
僕は両腕で友希那の非力を感じていた。ありとあらゆる必死そうな抵抗は僕の下側で適当に無く成っていた。慌てふためく四肢や薄紫の長い毛髪の、その全てが僕の両腕の支配下に在った。
「離してっ。お願いだから、もうどこかに行ってっ!」
「やだよ。まだなんにもしてないんだもん」
結局、友希那も乙女なのだと実感するばかりだった。どれだけ艶のある孤高を纏ったところで、その実は愛おしいほどに食べごろな生娘でしかないのだと想うばかりだった。
「ねえ、友希那は知ってる? 好きな人同士でえっちするとね、とぉっても気持ち良いんだって」
「知らないっ。そんなこと知らないわっ。だから、もうっ」
友希那は必死に首を動かして否定していた。膨れた真っ赤なその顔は、僕の鋭利な愛欲をより高度に仕立て上げるだけだった。
「僕と友希那のえっちもさ、きっと最高に気持ち良いと思うんだ」
僕は、この友希那の一生懸命を存分に味わう雄の猛獣だった。
「知らないって言ってるでしょう?! もう離れてっ! 手を離して!「……まぁ、とりあえず脱ぎ脱ぎしよっか、友希那」
僕は友希那のスカートに手をかけて一気に脱がした。足の輪郭にぴっちりと沿っているタイトスカートを剥くように下げると黒色の下着がむき出しに成った。僕はその友希那にも指を引っ掛けた。
「ま、まって、そこは――」
僕は友希那の下着を破くように下げてやった。
「いぃっ!」
友希那の四肢が一斉に停止した。下半身だけが露出したことで、友希那が持っている腰周りの分厚さがよりよく視えた。僕はにっこりとほほ笑みながらその腰と尻に素手を置いてさっさそく摩った。肌の滞りの無いなめらかな質感が触れた。
「ふふ、いいお尻……」
僕はにやけながらめいっぱいに広げた五指を絞った。友希那の尻の柔軟を掴むように愛玩していくと、女体の左右の小さな肩が飛び跳ねた。
「やめてっ……。はなれてっ。お願いだからっ」
震えた声だった。いつも見上げているあの高貴な友希那からは想像もできない態度だった。僕の優越だけが肥えていた。友希那を掴んで摩り続けた。
「うう、なんで触るのよっ」
友希那はそこから動くことも無く、反抗することも無かった。僕という圧倒的な驚異にすっかり怯え、尻を差し出しているような情緒を感じた。僕はそれをいいことに友希那を撫で廻した。友希那の下半身の肉づきは女性的にむっちりと肥えていた。上半身や容姿の幼気とは裏腹に、そこだけは徹底的に雌だった。完熟している新鮮な雌だった。男を惹きつけて雄に変貌させる特異な肉感だった。男の性を抱え込む準備をきっちり完了させている嬉しい実りの肌色だった。
「それじゃあ、シよっか」
「ま、まってっ」友希那のいつもの震えた声が僕を撫でた。「わかった。あの、このまま身体、好きなだけ触らせてあげるからっ、お尻も、お、おっぱいもっ。全部ちゃんと脱ぐからっ、下着だってあげるからっ。だから、痛いことは……」
「やり方はたくさん調べたよ」
はじめてはやっぱり後ろからがいい。この清らかな友希那をこのまま四つん這いで破壊して、野生の交尾のようにまぐわいたい。
「ねぇ、お願いっ。言うこと聞いてっ。恋人にでも、何にでも成るからあっ。あなたのこと、好きに成るからっ、だから……!」
僕は友希那の秘裂を指で触れた。他の肌色とはあきらかに異質な湿った亀裂を指で弄った。途端に友希那の筋肉の抵抗感が薄れていった。
「やめて……。そこはっ、駄目っ。本当に駄目よ、いけないわっ」
「大丈夫だよ。僕がね、ちゃあんとリードしてあげるから。ね、友希那」
僕は早口でまくしたてる友希那に暖かい声を向けてから、その薄っぺらい臀部を握って自分の腰を上げて、友希那の秘密を軽く突いてみた。
「ひいぃっ――」
全てを拒んで閉じている友希那の湿り気に僕のシモの唇を引っ掛けて、先端から垂れ出る油を割れめに塗りながら圧すように進んだ。
「まって、やめてっ、お願いっ」
「だいじょぶ。すぐ、気持ち良くなるからさっ!」
僕は問答無用で未発達をこじ開けていった。男としての実力で友希那をぶちぶちぶちと破壊していくと、友希那はまるでそれに応えてくれるように悲鳴を上げていた。呼吸に不道徳が混ざって不安定に成っていた。
「何かっ、駄目っ。痛いのっ、だめなのっ!」
背中がおそろしいほどに獰猛に脈打ち、衣服が伸びて汗で湿って貼り付いていた。細い四肢と艶やかな長髪がばたばたと慌てていた。僕はその友希那の奥まった肉感に挨拶をした。
「裂けちゃうっ。おまた裂けちゃうからっ。だから離れ――」
「友希那っ!」
反って妖しく起伏する背中を眺めながら、僕は、前かがみのまま友希那の内部に完璧に割り込んだ。破瓜の響きが完璧な純度で触れていた。部屋のどこか上の部分を仰ぐ友希那の絶叫が響いていたが、その細々とした嬌声は枯れて色を失くす花のように、すぐに力が抜けていった。
「うう、ううう……。ゆきなぁ、うう、うふう」
僕は友希那の上で腰を動かした。友希那の女性的な部分に、僕の肉の形と熱をたっぷり正確に与えていった。
「なんでっ、なに、これえ……」
割れている友希那は僕の内側でぴくりと飛び跳ねるだけだった。肩甲骨が大きくうねっているのがよく視えた。僕は腰を揺らして友希那を確かめた。友希那は何かから必死に逃れたがっていたが結局は何もできず、八つ当たりのように雑魚っぽく、僕の下側でぐねぐね動くだけだった。
「ゆきな、すき……」
僕は温かい達成感に在った。孔の壁にてびっしり栄える肉ひだが、なんとも窮屈そうに僕を包んで掴んでいた。友希那は外見こそ溌溂で、企みの無さそうな可愛さが籠っているが、その内部はまるで、彼女が造る音楽世界のように完璧に調整されていた。まさに名器であり極上の女だった。
その女神を舞台の上から引きずり下ろして、僕の獣欲のはけ口にしていた。音楽家・湊友希那を全く違う方法でとことん愉しむこの心地は、正真正銘の恋慕だった。
「どうして、こんなことっ、こんな、痛い、こと……。あがぁっ」
友希那は自分の頭部を重たそうに揺さぶっていた。右肩にかかっている長い薄紫が、だらだらと流れるように落ちてシーツを摩った。
「すきだよ。ねぇ、だいすきだよ、友希那」
僕は友希那に言い聞かせるように連呼した。愛する者同士の性行為には欠かせない愛の囁きだった。
「すき、好きっ。大好き。友希那ぁ。好き――」
実際に口にすると胸中に熱が宿った。内に秘めた欲望を解放するような心地だった。
「大好き、友希那。ふふっ」
「嫌っ」
友希那の頭部が大きく震え、毛髪の薄紫が大げさな流動をみせた。
「僕は好きだよ」
「抜いて……」
友希那の両手がぐぐっと力んだように視えた。
「ええ?」
「抜いて……!」友希那が開花のように唐突に怒鳴った。「もう、いいでしょう? こんなものっ、こんなっ、うう、ありえないわっ!」
友希那は首を落としながら絶叫した。小さい肩幅がそれでも引きつるほどに懸命に蠕動していた。懸命な骨の形が、薄い衣服の下から浮き出ていた。
「そっか、ヌいてほしいんだ……」
僕は、にやけた後にさっそく起動していった。同時に友希那の喉の奥から甲高い何かが飛び出して僕をもてなした。僕は、まるで戦利品を嗜むような心地だった。この友希那を確実に射止めて、僕だけのものにしてやろうと画策しながら体躯をぶつけ続けた。
「あ、いぃ、なんでて――」
「今すぐヌくからさ、友希那のまんこでね」
深々と突き入れた腰を一度引いてから、またすぐに奥の奥まで駆け込む単調な動きを連続で打った。
「おお、すごっ。うう、友希那まんこ、気持ち良いっ」
友希那の肉壁は清らかなほどに力が籠もっており、内部の僕を難無く舐めて搾ってくれた。その徹底的な意識は歌手としての彼女に通ずるものが在り、僕はより支配的な感覚を得ながら、友希那というか細い女神を隅々まで蹂躙した。
すると下側に虐げられている友希那の乱れが、いよいよ背徳的な、泣き叫ぶ様へと変貌していった。
「なんでっ、なんでえっ、なによ、これっ、うう」
「セックスだよ。セックス。交尾のこと。えっちなやつだよ」
友希那はあきらかに何かが決壊した様子だった。両腕を肘の位置で折り曲げたり、上半身を優柔不断のように起伏させて、甘い悲鳴だけを引きずっていた。
「僕たち、ラブラブだもんね。えっちなことぐらいするよ」
「知らないっ。こんなの知らないのっ。やめて、今すぐっ。やだっ。嫌ぁ」
友希那は首を大きく振りながら否定していた。絶望と苦悶が混ざった声が、薄紫の毛髪の中から飛沫のように小さく散った。
「もっとたくさん気持ち良くならなきゃ」
僕は、そういう友希那の無知そのものを貪る心地で腰を一気に上げた。肉孔がぐにゃりと反応して僕を舐めていた。
「ううっ、あう。いだい……。痛いのにぃ、なんでっ」
友希那は人間らしい呼吸をぎりぎりのところで保っていた。今まで感じたことのないであろう窮地に至っているその生の肌色が、僕の中の喜悦をより高ぶらせていた。
「イきそうかもっ……」
僕はたまらず叫んだ。人生の中に唐突に現れた男らしさに敗北し、それでもまだまだ十分に艶めかしく在る小さな痴態の友希那が愛おしかった。
「あー、でる。でるよ」
「なにっ、出るって――」
「友希那、でちゃうよ。友希那のナカに出すのっ」僕は友希那への絶対的な愛が、腰の位置で具現化して昇っているのを感じていた。
「孕ませるっ。妊娠させてえっ、僕の奥さんにするんだっ。ゆきなあっ、友希那っ、ううう」
「に、にんしん……?」
友希那の両肩がぴたりと止まり、僕を咥え込んでいる窒が一斉に強く成った。
「ああっ、まんこキツくなったあっ。やっぱ、友希那もっ、僕の子供孕みたいんだあっ」
「なっ、そんなわけ――」
友希那が振り返って叫んだ。僕は当然止まらなかった。もうこの雌に種を植えることを決定していたため高速化していた。肌と肌が成す乾いた音が室内にこだました。温かくて激しいものがわき上がった。
「でちゃうっ、ううっ、友希那に中出しするうっ」
「あなたちょっとっ、ああ、やめ――」
「ううううっ……!」
友希那の悲鳴を遮るように、僕は、すらりとした彼女の背中に貼り付いて停止した。友希那は僕に後ろから突き飛ばされたように背中を反り上げた。僕はその内部を圧迫して詰めていた。強烈な放出のぬるい心地だった。身体そのものが女の子みたいに縮こまっていた。
「なにっ、なにこれっ」
僕を受け止める友希那はぎこちなく声を漏らしていた。女体そのものが外側に飛散して重くなっているようだった。
「また、知らないものがっ。お腹、熱いっ……」
「ううっ、ゆきなぁ、ゆきな……」
僕はべっとりと吸い付いている衣服から汗を感じ取って、友希那の臀部をさらに粘っこく大切に酷使した。膣に刺し込んだ蠕動がさらにどくどくどくと暴れ続け、僕の独自の濁った精を吐き出していた。
「ふふ、友希那に、友希那に中出しっ……。ふへ」
僕は、僕だけの女神を汚して独占していた。彼女の人生そのものを、僕の粘粘の種子たちだけが、必死に束縛して射止めていた。生物として具体的に託しているような、不条理に介入しているような、そういう絶頂の心地がどこまでも続いた。
「あ、あなた、何をしたの……? ねぇ、これは、何……?」
友希那がようやく口を人間っぽく開いた。その無知にまみれた怯えが僕を刺激して仕方がなかった。まさしく男としての存在意義そのものがくすぐられていく心地だった。
「もっと……」
僕の欲は枯れてなどいなかった。
「まだ、やる……」
友希那の尻の位置で身体を上げた僕は、へなへなと湿っている友希那を無理やり駆動させていった。
「ゆきなっ」
僕は友希那の肉体を再び熱く穢していった。欲望の赴くままだった。僕が認めた雌の、その肉体的な実力を改めて確かめる勢いだった。
「まって――」
僕は身体を前に倒して友希那の背中に引っ付いた。白色の衣服と僕の鼻頭が接吻のように触れ合った。
「んんっ、はな、れてっ……。んんっ」
「すき、ゆきな、好きっ……」
僕は友希那の尻をぶったたく勢いだった。一度硬いものを破裂したからなのか、そのの孔の肉は比較的すんなりと僕を受け入れてしごいてくれた。むしろ僕がその膣を酷使すればするほど、孔はぴったりと僕の歪に適合しているようだった。友希那が僕の専用に生まれ変わっていくような心地だった。友希那の膣を育てあげる心地はまさに彼女の父に成ったような感覚で、故に僕は何にも構わずに後方から女体を食らった。
「絶対、孕ませるっ。ゆきな妊娠させるうっ」
噛み合っていない互いの荒い呼吸だけが室内に散っていた。シーツの上にだらだらと垂れている友希那の薄紫が、腰の動きや吐息に応えるように敏感に揺れて、重たく流れ続けていた。友希那はもう俯いて力むだけだった。背中がぐねぐねと反発していた。そうやって刺激に耐えているようだった。僕はそれを上から押さえるように、保護するように抱き着いていた。腹の辺りに両腕を通して下半身そのものを固定し、後方から突き上げて愉しんだ。
「もう、出るかもっ、うう」
友希那の耳元で呻くと、友希那の身体が内部で震えた。
「ちょっとまってっ。ねぇ、お願いっ、待って」
友希那は唐突に、生き返ったように叫び散らした。身体が危険な方向に反応しているようだった。僕はその友希那のうなじに飛び込んで吸引した。甘い臭いだった。友希那の体臭だった。活発な人間らしい香ばしさと、新鮮な乙女じみた甘さが同時に僕を誘惑した。股間から持ち上がる熱が、明確な重さとして僕の身体をまとめ上げた。
「イく。イくっ、友希那のナカにだすのっ。ううっ」
「待ってっ。嫌なのっ。その、中は、あぁっ、するのはっ、駄目っ」
股間の位置でねっとりと編み込まれていく友希那への愛によって、なんだか膝の内側が浮く心地に至った。
「もう、でちゃうから、出すからあっ。中にっ、友希那のナカあっ。うふ」
「嫌って言ってるでしょう?! あんなもの、もう嫌っ。もう嫌なの! やめてっ。お願――」
「イくうっ!」
友希那の艶やかな絶叫に口角を上げながら、僕は柔軟な肉に自分自身をめり込ませた。内部にて鼓動のように起伏し、精だけをめいっぱいに漏らした。友希那の悲壮な声がそれを祝福し、薄い肩甲骨が露骨にせり出て震えていた。白色の高尚な衣服がその身体の輪郭をまざまざと示しており、僕の情緒をさらに熱烈な方向に誘った。
「またっ、熱いものがっ、お腹にっ、たくさんっ……」
友希那は強張りながらも、その膣では僕を搾りあげていた。それが雌としての役割なのだから当然だった。僕はそういう友希那に腰を這わせたままぐいぐいと動いた。友希那のひだが下半身ごと僕を舐め廻した。
「う、また出るっ」
僕は友希那に小さな炸裂を解き放った。受精にすら届いていた。僕はたまらず友希那に這って腰を混ぜ込んだ。そうすることで僕の気持ち良いを姫の内部に身勝手に烙印していった。
「ふう、へへ、最高だよ、友希那のおまんこ。へへへ……」
僕は、自分の征服欲が温かく満ちているのを感じた。彼女の中でこれまで続いたであろう摂生を、僕の粘液が台無しにしていた。僕という汚点が女性を貫き、細く強かな血脈にすら混合されていくこの心地は、まさに友希那の夫たる僕だけの特権だった。
「……なんでっ、こんなことっ、ひう」
友希那は頭を落としながら弱く呻いた。無力感に満ちた声だった。
「私は、なにもしていないのにっ。どうして私がっ、こんな、ああぁっ」
「ねぇ友希那、次はお互いの顔を視ながらえっちしようよ」
しかし自分から敗北を認めているような、気概も何も無いようなその嬌声は、僕の冷めきらない熱烈を再び過激にさせるだけだった。
「友希那がこっちを向いて、僕を抱っこするの!」
僕は友希那の腰を握って友希那の内部から去った。ぬとんと吐き出されたような心地だったがやはり少しも萎えておらず、その浅黒い表面は、もうどちらのかもわからない粘液でてかてかと冴えわたっていた。
「本当に恋人みたいなえっちしよ、ね、友希那――」僕は顔を上げて友希那を視た。「あれ、友希那?」
友希那はベッドの上に広がっていた。両足をだらけさせて、両腕を雑に投げていた。焦げた爬虫類のような体勢だったが、僕はその友希那にどきりと打たれてしまった。
「ふふ、疲れちゃったの? 友希那」
声と共に腰の根本が際立った。友希那の垂れたその目元は、あるいは大きく開いた口の阿呆は、かつての純真な明るさから一転していた。猛毒のようにみずみずしい陰りだった。あきらかに僕の愛欲を誘っていた。
やはり友希那だって本当の部分では、自分自身が歌などではなく、僕という強者の性欲のためだけに生まれた雌であることを存分に理解しているのだ。
僕はその友希那の上に這った。体重を落とすようにうつ伏せに成って、火照った女体を潰して揉んだ。友希那はそれでも動かなかった。僕の体躯にすっぽり収まったまま、重苦しい呼吸を続けるだけだった。
「いい臭い……」汗ばんだ首筋や頬の肌色に絡まっている細かい毛髪の薄紫が、妖しく仄暗い雰囲気をムワリと助長させていた。
「ねぇ、だいじょぶ? 疲れた? ねぇ、友希那あ」
僕は友希那の耳元で囁いた。股間を擦り付けてみると熱気は再起し、より勇ましい硬度を得ながら肉厚にめり込んでいった。
ふと、友希那の耳が目に入った。小さな耳は真っ赤だった。なんだか泣いているように視えた。視えてしまった。それならたっぷり癒してあげなくちゃあいけないと思った。僕は友希那の耳介を目指して舌をねじ込んだ。
友希那の腰が僕の方向に、一度だけびくりと跳ねた。