※この作品はR-18です。

クラスメートに弱みを握られ恥ずかしいことを要求されちゃう件   作:チャンドラ=グプタ

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ス◯ラ3で負けるとどうしてあんなにイライラするのか、誰か研究して欲しい

 優香達とお泊まり会をしてから数週間が経過した。

 定期テストも無事に終わり、一学期中に登校するのも残り僅かとなる。

 

 テストが返却された日、俺は優香からの誘いで彼女の家で遊んでいた。

 

「あー、このやろ……敵まじウザいなぁ。おい味方。なに死んでんだ、ボケェ!」

 

 優香は口悪く罵りながらゲームをプレイしていた。

 

 俺達が今プレイしているのは、某大手ゲーム会社が発売した『ヒトデドーン3』というFPSゲームである。

 このゲームは発売してから一週間にして350万本もの売上を達成した、言わずと知れた大人気作である。

 

 俺はこれを2の頃からプレイしており、腕前にはそれなりに自信があった。

 

「おいおい、無闇に突っ込みすぎだろ。もう少し冷静に立ち回れよ」

「ぐぬぬ……分かってるよ」

 

 完全に頭に血が上っている。

 こりゃ、絶対に分かってないな。

 

 俺は周りにいる敵を冷静に処理した。

 残り時間は一分ほどか。

 スコアはリードされているが、逆転のチャンスは十分にある。

 

 戦況を変えるべく、俺は建物の陰に隠れることにした。

 敵が近づいた瞬間、キルしてやる。

 

 しかし、ここで思いも寄らない事態が起きた。

 

「ふっかーつ! よーし、猪突猛進、猪突猛進!」

 おいよせ、このアホ之助。

 

 優香は復活するとすぐに敵の陣地へと向かっていった。

 真正面から突っ込んだ優香は敵に囲まれてしまい、あっさりとキルされた。

 

 これが自爆の呼吸か……

 

「あー! もう、また殺されたぁ……本当、意味分からない」

 意味が分からないのは優香の行動である。

 これで1の頃からプレイしているというのだから驚きである。

 

 結局、逆転することができず俺達のチームの負けとなった。

 

 優香はコントローラを床に置くと、勢いよくベッドにダイブした。

 

「もうやーめた! このゲーム、難しすぎ」

 バタバタと脚を動かし、不満を露わにしていた。

 優香は短いスカートを履いているため、パンツが見えそうである。

 しかし、中々見えない。

 

 まぁ、優香の気持ちも分からんでもない。

 

 俺もゲームで負けるとコントローラを投げつけたい衝撃に駆られたりする……実際に投げたことはないのだが。

 

 優香は仰向けになると、パンパンとマットレスを叩いた。

 

「宏君、ちょっと隣に来て」

「う、うん……」

 

 俺は優香の隣に寝転がった。優香の息遣いを感じるほどに距離が近い。

 急に股間から心地良い快楽が流れた。優香がズボン越しに股間を刺激していた。

 

「ちょ、おい優香。やめろよ」

「えー、なんで?」

「なんでって……」

「ここに来る時点でそういう期待、してたんじゃないの?」

 

 優香の言う通り、そういう展開を期待していたことは否定できない。

 そういう期待というのはつまり、優香とエッチするということ。

 

 優香は慣れた手つきでベルトを外し、ズボンとパンツを脱がしてきた。

 ガチガチに勃起している愚息が優香の前に露見する。

 

「すっごく硬いね……」

 

 直で優香の手による刺激を受け、俺は完全に理性を失った。

 されるがまま優香に手コキされ、そのまま流れでエッチへと至った。

 

 

「アン! 宏君……気持ち良いよ。アぁん! もっと……もっと激しくおちんちん突いてぇ!」

 

 優香の膣内(なか)はエッチするたびに気持ち良くなっている気がする。

 もしかすると俺を気持ち良くするために日々進化してくれているのかもしれない。

 

 何度かエッチした後、俺達はベッドで休憩した。

 

「宏君、すっごい気持ち良かった。えへへへ……」

 

 優香は甘々モードになっている。

 俺にベタベタとくっついてくる優香はものすごく可愛らしく、気づけば彼女の髪を撫でていた。

 優香の髪はシルクのようにサラサラとしていた。

 

「俺もめっちゃ気持ち良かったよ」

「やっぱりイライラした時はエッチするに限るね!」

「そんな軽いノリでするもんなのか?」

 ストレス解消にエッチするってどうなんだろうか。

 世のカップルにぜひ聞いてみたいものである。

 

「いーじゃん、別に。宏君はエッチを深く考えすぎだと思うんだよね」

「じゃあさ……俺以外の男ともエッチするつもりなのか?」

 俺と優香は付き合っているわけではない。

 しかし、優香が俺以外の男とエッチするのは正直嫌であった。

 

「宏君以外の男子となんてするわけないじゃん! 私の理想はね……明里と早希、それに宏君と仲良く四人でエッチすることかな」

「よ、四人で!?」

 

 三人でもかなり疲れたのに四人でエッチ……どうなるのか想像もできない。

 やってみたさはかなりあるが。

 

 美少女三人とエッチとか、クラスの男子なら誰もが夢見る光景だろう。

 

「うん! エッチした後は今みたいにみんなでイチャイチャするの。良いと思わない?」

「そう……だな」

 

 明里ともエッチするんだよな……

 

 やばい。水着を着替える時に見た明里の裸を思い出したら、また興奮してきた。

 

 色白でシミひとつない綺麗な身体なのに、アンバランスさを感じさせる濃いめの陰毛が生えているのが最高である。

 

「あ。今、明里のこと考えたでしょ?」

 なんで分かるんだ。エスパーなのだろうか。

 エスパー魔◯なのだろうか。

 

「いや、そんなことは……」 

「明里、美人だからねー。宏君が好きになっちゃうのも無理ないよ……あ、そういえばさ」

 優香はベッドから立ち上がると、本棚からアルバムを取り出した。

 再びベッドに戻り、アルバムを捲った。

 

 それには小学校時代に撮ったと思われる写真が入っていた。

「小学校の時の写真だよ。これ、明里ね」

 

 背景を見る限り、どうやら遊園地で撮った写真のようである。

 

 優香が指差す写真には明里、その隣には優香が写っていた。

 写真に写る優香は今と比べてだいぶ髪が短い。

 

 この頃から二人ともかなり可愛らしいが、今と違ってどこかあどけなさを感じる。

 

「これ……何年生の時なんだ?」

「五年生の時だよ。明里と早希の三人で遊びに行く予定だったんだけど、急に早希が熱出しちゃってさ。明里と二人で行くことになったんだよね」

 さらに優香はページを捲った。

 

 左側のページには優香がサーブを打ったりしている様子など、プレイ中の写真が数枚入っていた。

 写真越しからでもかなり迫力が伝わってくる。

 

 今の優香からは想像し難いが、この頃は真剣にバレーに打ち込んでいたのだろう。

 

 右側のページには大きなサイズの集合写真が入っている。

 写真の真ん中にいるのは優香で、トロフィーを掲げていた。

 優香の右隣には賞状を持つ明里、左隣には早希が写っていた。

 

 写真越しからでも伝わってくる大きな二つの果実――やはり早希はこの頃から胸が大きかったんだな。

 

「これ、県大会優勝した時の写真だ。懐かしいなぁ……」

「この人が監督か?」

 俺は写真の左端を指差した。

 そこに映っていたのは背の高い二十代前半くらいの男性で、かなり男前であった。

 端正な顔立ちとは裏腹に厳しそうな雰囲気が伝わってくる。

「そうだよ。めっちゃ厳しい人でさー、よく部活サボって怒られてたよ」

 

 明里の話だと、監督が優香に責任感を持たせるためキャプテンに任命したとのことだった。

 もしもキャプテンをやらなかったら、優香は今もバレーを続けていたのだろうか。

「監督ね、お母さん達から人気だったよ。うちのお母さんもカッコいいって言ってた」

「まぁ……そうだろうな」

 

 男の俺から見てもかっこいいと感じる容貌である。

 大して身長が高くない俺はどう頑張ってもこんな大人にはなれないだろう。

 成長期が来て一気に背が高くなれば別かもしれないが……牛乳飲んでみようかな。

 

 そんなことを考えてると、何やら優香がニヤけていた。

 

「な、何だよ?」

「もしかして宏君……嫉妬してる?」

 優香がツンツンと指で俺の頬を突いてきた。

 

「別に……してないよ」

 揶揄うような優香の態度にほんの少しだけイラっときたことは言うまでもない。

 

「あははは! 宏君、可愛い……」

「あ、ちょ……」

 優香がまた手で愚息を摩ってきた。

 

 これはあくまで俺の持論だが、男子のことを可愛いという女子は大概その男子を恋愛対象には入れてない。

 

 可愛いと言われた男子が舞い上がってその女子に告白し、ものの見事に玉砕するのを俺は何度か見たことがある。

 

 優香の場合は俺のことを恋愛対象として見てはいないだろうが、ある意味では特別な相手として見てくれている。

 

「宏君……」

 優香が俺に濃厚なキスをしてきた。

 ブレーキを踏んでいた理性はアクセルに切り替え本能を呼び覚ます。

「優香……!」

 

 キスから前戯の流れを汲んで、再びエッチをする。

 早希ほどではないが、優香もなかなか性欲が強い。

 何回かエッチをして、最後は俺も優香もヘトヘトになった。

 

 

「はぁ……気持ち良かったぁ。今日は宏君を独り占めできて最高だったよ」

 

 優香は完全に甘えモードになっているため、お尻や髪をいくら触っても怒る素振りを見せない。

 

 ずっとこんな風に優香とイチャイチャしていたいと思った。

 

「あ、そういえばさ。海に行く日が決まったよ」

「え、本当か?」

「うん。来週の木曜日の予定なんだけど大丈夫?」

 

 一学期は今週で終わり、来週から夏休みに入る。

 夏休みの予定はお盆に両親の実家に行くくらいであり、他の日に予定は特にない。

 

「来週の木曜日か。大丈夫だよ」

「良かった。それじゃ、今日からオナ禁してね!」

「えぇ……マジか」

 来週の木曜日まで十日ほど期間がある。

 その間、ずっとオナニーしないというのはかなりキツイ。

 

「私だって、宏君とエッチ出来なくてすごく辛いんだからね! 我慢できるよね?」

 

 優香は俺とエッチ出来ないことが辛いと思っているのか。

 やばい……めっちゃ嬉しい。

「はい。我慢します……」

「それじゃ、明日からまたおちんちんチェックするから。言っておくけど、オナニーしたらお仕置きだからね!」

「分かった、分かった」

 

 

 優香の言う通り、次の日からおちんちんチェックを受けることになった。

 俺は優香の言いつけを守り、オナ禁を続けた。

 例のアプリも封印し、勉強や筋トレをして煩悩を打ち消していく。

 

 全てはそう――海で明里とエッチなことをするためである。

 

 

「あー。彼女欲しいな……」

 一学期最終日の掃除中、雅理がポツリと呟いた。

 雅理は明里に告白してフラれた後、何やかんやで灯政と付き合うことになった。

 

 しかし、正気に戻ったのか次の日には二人は別れていた。

 

「俺もー。空から美少女が降ってこないかな……」

 降るわけないだろ。ラ◯ュタじゃあるまいし。

 心の中で灯政にツッコミながらも俺は雑巾でテーブルを拭いていた。

 

「ねぇ、宏君は彼女欲しくないの?」

「え、俺?」

 

 雅理が急に話題を俺に振ってきた。

 彼女は欲しいと言えば欲しいが、そこまで欲しくないというのが今の思いである。

 

「うん。最近、優香さん達と随分仲が良いみたいだけど、どうなのかなーって思ってさ」

 

 雅理の声にはどこか怨嗟が含まれていた。

 

 確かに最近、休み時間中に優香や早希と話すことが多い。

 それを見て俺達の仲が気になったというわけか。

「別に……なんでもないよ」

「本当〜? なんか怪しいな〜」

「本当だって……」

 

 思わず雅理から顔を背けた。

 実際のところはなんでもないどころかエッチまでしているのだが、そんなこと馬鹿正直に話せば彼らにぶん殴られそうである。

 

「あーあ。どうやったら彼女出来るんだろ……」

 灯政が大きなため息を吐いた。

 そんなに彼女が欲しかったのか、ウル……灯政よ。

 

「それな。彼女がいれば人生、めっちゃ楽しそうだよな」

 

 雅理の言うことも一理ある。

 彼女と浴衣でデートなど考えただけでワクワクしてくる。

 

 だが、今の俺には彼女がいなくても楽しいイベントが待っている。

 

「明里さんにも振られたし、そろそろ俺も新しい恋に移ろうかな」

「なんだよ雅理。気になる人でも出来たのか?」

「ふふ、まぁね……」

 雅理が不敵に微笑んだ。なんだか癪に障る笑い方である。

 

「おいおいおい。誰なんだよ?」

「えっと、一年生で鈴原秋野って子なんだけど……」

 なん……だと……

 

 確か秋野って女子バレー部のマネージャーの子だよな。

 秋野との出会いはかなり衝撃的であった。

 

 前に優香と女子バレー部の部室へ忍び込み、早希の下着を嗅ぎながらオナニーしていたところを彼女に目撃された。

 

 うん。

 

 改めて考えると俺はとんでもないことをしたものである。

 

「一年生って……どうやって知り合ったんだ?」

「通ってる塾が一緒でさ、最近よく話すようになったんだ。秋野ちゃん、女バレーのマネージャーやってるんだって」

「へぇ、良いなぁ。俺は部活も塾もやってないし、どうやって出会いを作れば良いのか分かんないよ」

「そりゃあ、お前。行動するしかないだろうさ。ナンパでもいいし、方法はいくらでもあるって」

「ナンパか……今度やってみようかな」

 さすがにナンパはよした方が良いと思うのだが……

 

 

 掃除が終わると、今学期最後となるホームルームを行なった。

 

 担任の先生が夏休みの過ごし方についての注意点を話し始めた。

 外泊したり、深夜まで遊んではいけないと注意を促す。

 

 部活をしてない俺にとって、自由な時間が増える夏休みは楽しみではあるのだが、宿題だけが憂鬱であった。

 

 読書感想文、料理作成レポート、デッサンなど、本当に休ませる気があるのかとブチギレたくなるような宿題の数々が俺を待ち受けている。

 

 溜め込まないように毎日少しづつやるしかないな……

 

 ホームルームも終わり、教科書を鞄に詰めていると、優香の席に明里と早希がやってきて彼女達は夏休みの予定について話し始めた。

 

「明日から夏休みだねー。私達は基本部活だけど、優香は何するの?」

「ゲームかなぁ。ヒトデドーン3のストーリーモードやらないといけないんだよね」

「あ! それ、お姉ちゃんもやってるよー。なんかめっちゃ面白いらしいね」

 

 そういえば、明里にはお姉さんがいるんだったな。

 優香が言うには明里に似て美人らしいが、どんな人なんだろうか。

 

「そっか。めっちゃ面白いよ。明里もやってみたら?」

「んー、気が向いたらやろうかな。それより、来週海に行くんでしょ? 楽しみだよねー! 海で泳ぐのなんて久々だよ」

「そのことなんだけどさ。ちょっと準備したいことがあるんだけど、二人とも明日って時間ある?」

「部活終わってからで良ければ大丈夫だよ。早希も良いよね?」

「良いよー!」

「それじゃ、部活が終わったら連絡して。二人は今日も部活なんだよね?」

「そうだよ。夏休みが終わったらすぐに新人戦が始まるからね。今日も張り切っていくよ、早希!」

「あー、部活行きたくなーい。練習きつーい……」

「文句言わないの! 宏君、来週一緒に海行けるの楽しみにしてるね!」

 

 明里が俺に話しかけてきた。

 やっぱり明里はめっちゃ可愛いし、今も見ているだけでドキドキする。

 

「うん……よろしくね」

 

 明里は早希を強引に部活に連れて行った。

 一方、俺は例の部屋へ向かい、優香からおちんちんチェックを受ける。

 

 

「それじゃ、宏君。脱いで」

「はいよ」

 

 俺は躊躇うことなく優香の前でズボンと下着を脱いだ。

 最初の頃は恥ずかしかったものの、こう何日も連続でとなると既に慣れてしまった。

 

 優香は人差し指で裏筋の部分を刺激してきた。

「ぅあ……!」

 

 あまりに気持ち良くて、思わず変な声が出てしまった。

 通常状態だった俺の愚息は瞬く間にムクムクと大きくなり、臨戦状態になる。

 

 いつもであれば完全に勃起するまでもう少し時間が掛かるのだが、オナ禁のせいで大分敏感になっていた。

「うふふ。もう大きくなった……ちゃんとオナ禁してるみたいで安心したよ」

 優香はよしよしとあやすように優しく愚息を撫でてきた。

 凄まじい快楽が愚息を起点に全身へと駆け巡る。

 

 ずっとこの気持ち良さを味わっていたかったが、優香は刺激するのをやめてしまった。

 

「宏君、もう履いて良いよ」

「え、あ、うん……」

 

 まだ物足りないと思いつつも、俺はパンツとズボンを履いた。

 あぁ、クソ……めっちゃムラムラする。

 今すぐここでオナニーしたい。射精するところを優香に見て欲しい。

 

 どうやら俺の性癖は完全に歪んでしまったようだ。もう元に戻せる気がしない。

 

「なぁ、優香。明日から学校休みだけど、その……チェックの方はここでやるのか?」

 

 今までおちんちんチェックはこの部屋で行ってきた。

 一応、夏休み中でも学校に入ることはできるが、わざわざここに来る必要はないだろう。

 

「んー、そうだねぇ……私の部屋とか別の場所でしようかな。明里達と会うから、とりあえず明日はお休みね。明後日、私の家に来てもらって良い?」

「分かった。何時頃行けば良い?」

「十二時くらいかな。お昼ご飯作るから、良かったら一緒に食べない?」

「いただこうかな。悪いな、いつも作ってもらって」

「好きで作ってるんだから気にしないで。それより、絶対にオナニーは我慢してね。約束だから……はい!」

 

 優香は俺の顔の前に小指を突き出した。

 指切りげんまんをしようということか。

 

 互いの小指を絡ませると、優香は手を軽く上下に動かしてきた。

 

「ゆーびーきーりーげーんまーん。うーそつーいたーら、明里の陰毛、せーんぼーん、のーます!」

 おい、なんだ陰毛飲ますって。しかも千本?

 本当にありがとうございま……じゃない。

 千本も飲めるわけないだろ。

 いや、そもそも飲まないけども。

 

「宏君からしたらご褒美かもね……はい、指切った!」

 指切りげんまんが終わると、優香は鞄を持った。

「それじゃ、私は帰るから」

「うん。また」

「宏君。楽しい夏休みにしようね……ばい、ばーい!」

 

 優香は軽く手を振り部屋から出て行った。

 

「さてと……俺も帰るかな」

 

 一人、部屋に取り残された俺は家に帰ろうと思った。

 

 中学生になってから二回目となる夏休み。

 思い返せば去年の夏休みはかなり退屈であった。

 

 しかし、今年の夏休みは俺にとって生涯忘れることのできないものとなるのであった。

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