クラスメートに弱みを握られ恥ずかしいことを要求されちゃう件 作:チャンドラ=グプタ
「出してぇ! 宏君、中に……中に出してぇ……!」
「優香……んぁ……い、イく……!!」
本日五回目の射精を優香の膣内で行った。
亀頭から精液が出る刹那、金玉から鈍い痛みを感じた。
精液を出し終わった後、肉棒を優香の膣内から引き抜いた。
「はぁ……き、気持ち良かった……」
早希のパイズリによる射精を皮切りに新年早々、俺達はたくさんエッチをした。
二人には正常位と後背位による中出しをしたため、かなりヘトヘトである。
俺に膣内射精された優香は秘所に手を当て、恍惚とした表情を浮かべていた。
息を切らしながら、壁にもたれ掛かっていると、早希が俺の肩にそっと手を置いてきた。
早希がニコニコと微笑んでいる。
何だか嫌な予感がするな……
「宏君、お疲れ様。次……良い?」
休憩しようとしていた俺に対して、早希は恐ろしいことを告げてきた。
これ以上の射精はさすがに生命の危機に関わる。
どうにかして断らねば。
「も、もうダメだ……今日は終わりにしよう」
「え~!? まだ全然足りないよ」
こ、こいつ……一体、どんな性欲してやがる。
俺は必死に脳をフル活動させた。
「さすがに疲れたよ。それに……ほら! そろそろお昼も食べないとだろ?」
優香が用意してくれるというおせち料理を俺達はまだ食べていなかった。
部屋に置いてある時計を確認すると、時刻は既に十四時を過ぎていた。
どうやら二時間以上もエッチをしていたらしい。
「まぁ……そうだね。続きはご飯を食べた後にしよっか!」
俺達は一階におりて、昼食の準備をした。
三人で食卓を食べる頃には午後三時近くになってしまった。
「いやー、随分と食べるの遅くなっちゃね」
「ちょっと誰のせいだと思ってるの? 早希のせいじゃーん」
優香が早希にジト目を向ける。
確かにエッチをしなければ、もっと早い時間に昼食を摂れていたことだろう。
「そ、それは……そうだけど、優香だってノリノリだったじゃん!」
「い、いや……別にそんなことは」
先ほどのエッチを思い出したのか、優香は脚をモジモジとさせた。
この二人……やはり性欲が凄まじいな。
二人が先刻の性行為に思いを馳せている中、俺は明里のことを考えていた。
明里のやつ……急に来れなくなるなんて、一体どうしたんだろう。
大丈夫なんだろうか。
「ま、まぁ……とにかく食べようか」
「うん! それじゃ、いただきまーす!」
真っ先におせち料理に手を付けたのは早希であった。
お重箱に入っていたかずのこを箸で取り、モグモグと美味しそうに食した。
「いや~、やっぱり優香の料理は絶品だね!」
「でしょ? 頑張って作ったからね」
褒められて気を良くしたのか、優香がドヤ顔になる。
早希に続いて、俺も食べてみることにした。
「おお、美味しいな……」
お重箱には煮物や昆布巻など、定番のおせち料理がいくつも入っており、どれもかなり美味しかった。
「それにしても……明里にもこのおせち料理、食べて欲しかったな」
優香がポツリと寂しげに呟く。
俺は口の中に入れていた里芋をごくりと飲み込んだ。
「明里の奴……どうして来れなくなったんだろうな」
「も、もしかして先輩とまた付き合うことになってたりして」
早希の言葉に俺は思わず奥歯を強く喰いしばった。
明里に限って、そんなことをするはずが無い。
「いや、そんな訳無いだろ。だって、明里は……その……」
明里が恋愛的な意味で好きな人は優香ただ一人である。
一方で早希は明里のことが好きで、俺はそんな三人とエッチなことをして過ごす――この歪な関係性を未だに保っていた。
「まぁ……今は考えても仕方ないよ。とりあえず、後で明里からゆっくり話を聞こう」
「そう……だな」
おせち料理を食べ終えた後、三人で一緒にお正月番組を観て過ごし、夕方頃には解散した。
ちなみに番組の視聴中、早希がまたエッチをしようと言い出したため、俺は必死に説得して何とかエッチを諦めてもらった。
「やっぱり、このラノベ面白いな……」
夜二十二時を過ぎた頃、俺は自分の部屋で本を読んでいた。
ちなみに今、俺が読んでいるのは夏アニメに放送されていた原作のライトノベルで、アニメを見てからドはまりしてしまった。
「ん?」
突然、机の上に置いてあったスマホから『ピコン』と通知音が鳴った。
スマホを手に取り画面を確認すると、メッセージが来ており、送り主は明里だった。
――今日は優香の家に来れなくてごめんね。明日、ちょっとだけ時間貰えないかな?
「明里……」
何と返信するべきか、とても悩んだ。
というのも、明日は親戚の家に行く予定があったからである。
――ごめん、明日は親戚の家に行く予定があるんだ。1月4日なら大丈夫だけど、どうかな?
スマホを見つめながら待つこと三分後、再び明里から返事が来た。
――そっか。やっぱり大丈夫! 急にごめんね。それじゃ、おやすみなさい。
メッセージの後に、可愛らしい熊のキャラクターが布団に潜っているイラストのスタンプが送られてきた。
「明里……」
居てもたってもいられなくなった俺は明里に電話を掛けることにした。
電話に出てくれないのではないかと不安であったが、明里はすぐに電話に出てくれた。
「もしもし? どうしたの、宏君」
「どうしたのじゃないだろ。明里、何か悩み事でもあるのか?」
「う、ううん……別に、大したことないから大丈夫。心配かけてごめん。またね!」
「あ、ちょ……!」
一方的に電話を切られてしまった。
くそ、何なんだ一体……!
また掛け直そうか悩んだが、俺は結局電話しないでそのまま就寝することにした。
一月二日と三日は親戚の家で過ごしたのだが、親戚の家にはネット回線が無かったため、特にやることも無く、かなり退屈であった。
「お邪魔しまーす」
「おー、いらっしゃーい、宏君」
一月四日のお昼時、俺は優香の家にやって来た。
昨日の夜、優香からこの時間に来るようメッセージが来たのである。
「さ、上がって上がって。今日もうちの親、いないから」
「おお。それじゃ、失礼します……」
優香の家にはこれまで何度も通っているが、まだ両親には一度も会ったことが無い。
俺としては会ったらとても緊張するため、助かるのだが、こうまで会わないと本当に両親がいるのか不安になってくる。
「優香のご両親、今日も仕事か?」
「うん! 絶賛、デスマーチ中だって」
「そ、そうか……大変だな」
デスマーチとは業務が過酷な状況を表すIT用語であり、つまりは超絶忙しいらしい。
リビングに入り、優香と向かい合うようにテーブルの椅子に座った。
「それで……わざわざ家に呼び出した理由って、何なんだ?」
昨日、メッセージで用件を聞いても、優香からの返事は『会ってから話す』とだけであった。
まぁ、大方の予想は付いているが……
「明里のことなんだけどね……明里がどんな状況に陥っているのか、突き止めたよ」
「え、本当か!?」
「うん。この二日間、ずっと調べてたからね」
どういう方法で調べたのか、少し気になったが末恐ろしい為、あえて聞かないことにした。
「それで……どんな状況になってるんだ?」
俺が訊くと、優香は苦虫を噛み潰したような顔になった。
「明里……やっぱり、先輩とまた付き合うことになったみたい」
ズシンと鉛のように優香の言葉が心に重くのしかかった。
明里の奴、本当に拓海先輩と復縁をしたのか。
一体どうして……
「宏君、ショックだよね。やっぱり」
「そう……だな」
きっと優香には俺の気持ちが手に取るように分かるのだろう。
明里達と四人で過ごすようになった時間は僅か半年にも満たない。
それでも、俺は四人でいる時間が何よりも楽しかった。
「私もね……怪しいと思ったんだ。だって、明里って私のことが好きな訳じゃん?」
「う、うん……」
確かにそうなのだが、物凄い自信だな……
先輩の熱意に押されて、また付き合うことになったとか思わないのだろうか。
「色んなところで調査して、ようやく理由が分かったよ。どうやら明里……脅されてるみたい」
「お、脅されてる!? どういうことなんだ?」
「拓海先輩なんだけど、かなりの女好きでさ。平たく言うとヤリチンだね」
「ヤリチン……」
どうしてわざわざ平たく言ったのかは置いておいて、優香の話に耳を傾ける。
「うん。明里に振られた時のことを相当根に持ってるみたいで、明里に復縁しないと陽花里さんや私達をボコボコにするって脅してきたみたい」
「ボコボコにって……いくらなんでも、たった一人でそんなことが出来るのか?」
俺が訊くと、優香はやれやれとばかりに肩を竦めた。
「やれやれ、分かってないね。宏君は」
前言撤回、実際に言った。
「先輩はね、優等生ぶってるけどうちの学校にいる不良グループや高校の先輩の不良グループと深い繋がりがあるんだよ」
「つまり……その気になればそいつらを呼んでリンチするってことか」
なるほど、とんでもないほどのゲス野郎である。
そんな奴に明里の貞操が奪われるのは我慢ならない……と思ったが、一方で俺も優香に唆されたとはいえ、女子バレー部の部室に忍び込んで下着を漁ったり、着替えを覗き見したりと洒落にならないことをしているため、あまり人のことは言えなかった。
「まぁ……さすがにそこまではしないと思うけどね。でも、やろうと思えば出来ると思うよ」
明里が落ち込んでいる原因を調べてくれた優香にはとても感謝しているが、冷静に話す優香に俺は違和感があった。
「なぁ、優香はどうしてそんなに冷静なんだよ……明里の事、心配じゃないのか?」
「心配だよ? だから、こうして調べて来たんじゃん。解決方法だってちゃんと考えてるし」
「え、そうなのか? それって……」
俺が解決方法について訊こうとしたところ、優香は手を突き出し、「ちょっと待った」と制止してきた。
「宏君の方こそ。明里のこと、心配じゃないの? 明里に会って欲しいって言われたのに、どうして断ったのさ」
「ゆ、優香……お前、どうしてそのことを知ってるんだ……?」
一応、訊いてみたが、おそらくは優香のハッキングによって、俺と明里のやり取りがバレたのだろう。
「質問に質問で返さないで。もう一度聞くよ……どうして、明里の誘いを断ったの?」
優香が俺のことをじっと見つめてきた。
いつもであれば何てことないのに、今は優香と眼を合わせるのがとても怖い。
「そ、それは……ほら、予定があったから……」
自分で言っていて、心が苦しくなった。
どうしてあの時、俺は家族の予定を優先してしまったのだろうか。
俺にとって明里はもう、とても大切な友人にだっていうのに。
優香はがっかりしたのか、「はぁ……」とため息を吐いた。
「呆れた……明里は私にも、早希にも会って欲しいだなんて、連絡しなかったんだよ? 悔しいけど……明里にとって、一番信頼してるのは宏君みたい」
知らなかった……
まさか優香にも早希にも、頼まなかったなんて。
信頼してくれた明里の頼みを俺は無下に断ってしまった。
「ご、ごめん……優香、俺……」
「ねぇ、宏君」
『どうした?』と訊く前に優香が俺の頭にチョップを入れてきた。
結構な痛みを感じ、思わず頭のてっぺんを両手で抑えた。
「いった……!」
「謝る相手が違うでしょーが! 宏君が謝らないといけないのは……明里だよ」
「そ、そうだよな……ごめん、優香」
「とう!」
「あったぁ!!」
先ほどよりも痛烈な痛みを頭に感じた。
本当、優香は何気に力が強いから止めて欲しい。
「私に謝るなって言ってるでしょーが! それで、宏君……明里を助けるためには宏君の力も必要なんだけど、協力してくれるかな?」
協力してくれるかなだって?
そんなこと、考えるまでもない。
優香が考え出した解決方法だ。
きっと俺の想像の斜め下を行く方法で明里を救い出してくれるだろう。
「勿論だ……どうか俺にも協力させてくれ」
「よし……明里救出作戦の開始だね!」
優香が俺の前に拳を突き出してきた為、コツンと自分の拳をぶつけた。
待っててくれ、明里。
俺が……いや、俺達が必ず救い出してやるからな。