※この作品はR-18です。

転生したらミュージアムの下っ端だった件 Adult   作:藍沢カナリヤ

1 / 11
雫H1話


雫 H1話 初めての

ーーーーーーーー

 

 

穏やかな昼下がり。

一緒に暮らし始めたアイナさんは、わたしに一言告げました。

 

 

「え? まだシてないの? ヤバくない?」

 

 

その一言はわたしにとって衝撃的で、だからこそ強く興味を惹かれるものでした。

 

 

「……ヤバい、ですか?」

 

「うん。ふつー今時の若者なら~、3ヶ月くらいでヨユーでしてるよ~?」

 

「3ヶ月……ですか」

 

「うん」

 

 

それを聞いて一安心。わたしと黒井さんはまだお付き合いして一月ほどだから、遅くはないのです。

胸を撫で下ろしたわたしでしたが、次に続くアイナさんの言葉にその安心はすぐ反転してしまうことになりました。

 

 

「んー、でも20代の性欲ってエグイからなぁ……1ヶ月付き合ってできないってなったら、浮気とかしちゃうカモ?」

 

「っ!? 浮気……っ」

 

「そそ、だってほらぁ……おじさん、すごく性欲強そうな顔してるしぃ」

 

「!!」

 

「ま、都心に出れば『そういう』お店だって沢山あるからぁ、浮気まではなくてもそういうとこは利用してるかもねぇ」

 

 

わたしも勿論、大人です。性風俗のお店があるのも知っていますし、それを嫌がる感情もそこまで強くありません。ですが、黒井さんがそういうお店で、わたし以外の女性とすることを思い浮かべたら……。

 

 

「うぅぅぅぅ……」

 

「ありゃ、落ち込んじゃった?」

 

「……吐きそうです」

 

「え、えええぇ!?」

 

「い、いえ……すみません、ダイジョブ、です」

 

 

どうにか折れそうになる心と吐きそうになる気分を持ち直し、わたしはアイナさんに向き直ります。

わたしはそういう経験は恥ずかしながらありません。だから、もし黒井さんと……そ、そういうことになった時に困ってしまいます。わたし1人だったらきっと失敗していたでしょう。ですが、今のわたしには強い味方がいます!

 

 

「アイナさんっ!」

 

「へ? な、なに?」

 

 

「えっちの作法を教えてくださいっ!!」

 

 

「……ほえ? えぇぇぇぇっ!?!?」

 

 

なぜか驚くアイナさん。なにか変なことを言いましたかと訊ねると、彼女は乾いた笑いを返すだけで。

 

 

「アイナさんは経験豊富なんですよねっ」

 

「え、えっと……そのぉ……////」

 

「…………だって、さっきまでもこ、こういうお話をしているのに照れてませんでしたしっ」

 

 

わたしなんかは駄目です。いい大人とはいえ、経験も耐性もないせいで、いつも以上に言葉に詰まってしまう。このままではお話はともかく……そ、その……黒井さんとっ、そういう雰囲気になったときにがっかりさせちゃいますし。

 

 

「だから、お願いしますっ! アイナさんっ!」

 

「うっ……あ、えっと……っ」

 

「アイナさんっ!!!」

 

「…………」

 

 

少々の沈黙。やはり駄目でしょうか。

やはり止めにします、と喉まででかかったその時、アイナさんは口を開きました。

 

 

「わ、わかった……教えてあげる」

 

「あ、ありがとうございますっ」

 

 

そうして、わたしはアイナさん直伝『男を虜にするえっちの作法』を教わったのでした。

 

 

ーーーーーーーー

 

 

その日、俺は雫ちゃんの家に招かれていた。

とはいっても、雫ちゃんはアイナちゃんと暮らしているから、実質アイナちゃん家に招待された訳ではあるが。

日中は一緒にゲームをしたり、俺が持ってきたお菓子を食べたり3人で仲良く遊んで。

軽く酒を飲みながら、豪華な夕食も食べて、その後のことだ。俺は夜食代わりのお菓子やら酒やらを買おうと思い、コンビニへ。時間にして30分くらいか、外から帰ってくると、なぜかアイナちゃんの姿がなかった。

 

 

「あれ? アイナちゃんは?」

 

「え、あっ……その……」

 

「?」

 

 

そこで何故か俯く雫ちゃん。もしかして、アイナちゃんになにかよくないことでもあったのか? それで雫ちゃんはそのことを隠しているとか?

そうだ。そうに違いない!

 

 

「雫ちゃん」

 

「ひゃっ」

 

 

それは俯く雫ちゃんと視線を合わせるために、彼女の両肩を掴んだ。そのまま視線を無理矢理彼女と合わせる。雫ちゃんはあまり言葉にすることが得意ではないのは分かっているから、そのままの体勢でじっと待つ。

 

 

「っ///」

 

 

そこでふと気づいた。

あれ? 雫ちゃん、お風呂上がりじゃね? 赤らんだ頬やまだ完璧に乾き切ってないしっとりとした髪。ふわっと香るシャンプーが鼻腔をくすぐってくる。

 

 

「……あっ、悪い……っ」

 

「い、いえっ」

 

 

気恥ずかしくなり、咄嗟に離れる。けれど、どうしても目がいってしまう。綺麗な黒髪同様に、少ししっとりした肌は……。

 

 

「っ」

 

 

気づいてしまう。彼女の潤んだ瞳に。

 

 

「黒井、さん……っ」

ーーさわっーー

 

「し、しずく……ちゃん?」

 

 

その瞳がどんどん近づいてきて、距離がゼロになった。

 

 

「んっ♡ ちゅるっ……ちゅ……♡ はぁ……ちゅ……る♡」

 

 

いつものついばむようなキスじゃない。お互いの口内を味わうかのような口づけ。舌と舌を絡ませて、ただ貪る。

 

 

「っ、はっ……♡」

 

「ど、どうしたんだよ……いきなり」

 

 

さっきまでの潤んだ瞳に、どこか妖艶さが刺す。今のキスで完全にスイッチが入っているんだと理解して、その事実に俺は興奮してしまっていた。

いつものおどおどした雫ちゃんが、今はーー

 

 

「くろい……さん♡ もう、いっかい……♡」

 

「っ///」

 

 

もういちど唇を重ねる。今度は啄むようなキスから徐々に、貪るようなキスへ。唾液と唾液が混じり合う。それを飲むたびに、自分と雫ちゃんの境界が曖昧になっていく。これは甘い媚薬だ。頭がボーッとして……。

 

 

「……はぁっ♡ えへへ、キス好きぃ」

 

「っ」

 

 

あまりの変わり様に困惑する。だが、それ以上に俺の身体は正直で。

 

 

「わ、わりぃ……///」

 

「あ……」

 

「我慢できなくなっちまう……」

 

「がまんなんてーー」モゾモゾ

 

 

「ーーしなくていいですよ♡」ブルン

 

 

そう言うと、雫ちゃんは俺のズボンを脱がして股の間に顔をした。これからやろうとしてることなんて馬鹿でもわかる。

 

 

「わぁ……♡ これが……くろいさんの、おちんちん……♡ こんなにおっきいんですね、ふふっ」

 

「ちょ、息吹きかけないでくれっ」

 

「……ふーっ」

 

「~~ッ!?」ビクン

 

「えへへぇ……びくんってしてかわいい♡ じゃあ、これ咥えちゃいますね?」

 

「な!? いきなり!?」

 

「あー……」

 

 

悪戯な笑みを浮かべた雫ちゃんはそのまま口をあけて……。

 

 

「……むっ、ちゅ、ちゅぽ……♡ ちゅる、じゅぷ♡ んちゅ、じゅぽ……っ♡」

 

「っ、すげっ」

 

「ちゅぷ、ちゅぷ……ちゅぽっ♡」

 

 

なんて淫靡な光景だろう。あのいつも大人しい雫ちゃんが、頬を染めながら必死に俺のモノを咥えている。雫ちゃんの柔らかくてあったかい唇が、グロテスクな肉棒を包んで、シゴいているんだ。精液を搾り取ろうと、顔を前後に動かしながら。それを見るだけでもクるっていうのに……。

 

 

「んちゅる……♡ んぷっ、ちゅるっ……ちゅぷぷ……♡ んちゅ、んぽ……じゅるるっ……♡」

 

「っ、それ、いいっ」

 

「! じゅるるるるっ……ちゅぷっ♡」

 

 

俺の反応を見て、それがいいことを察したんだろう。すぼめた口で、亀頭に吸い付いてきた。

 

 

「や、やべぇっ、雫ちゃんッ」

 

「…………ぷはっ」

 

「え……?」

 

 

絶頂を迎えかけた肉棒が急に外気に触れる。今までの刺激がなくなり、射精衝動が止まってしまった。

 

 

「な、なんで……っ?」

 

「……らって……このまま出しちゃったら、この後できなくなるんでふよねぇ……? アイナひゃんから聞きまひた……」

 

 

……な、なるほど。えっちな素振りなんてなかった雫ちゃんの知識はアイナちゃんから来ていたと。

いやいやいや、違う。納得している場合じゃない。

 

 

「大丈夫だっ、一回出したくらいじゃ、正直収まらねぇ自信がある」

 

「ほんと、ですかぁ……?」

 

「あぁ、約束するっ」

 

 

だから、早く続きを! 今の俺の頭の中は雫ちゃんのフェラチオのことしか考えられない。ここまで来たら雫ちゃんの口内を味わい尽くして、口に吐き出さなきゃ気が済まないんだ。

 

 

「えへへぇ♡ 約束、でふよぉ?」

 

 

笑いかけてくる雫ちゃんに全力で頷く。それを見て、雫ちゃんは再びその桜色の唇を亀頭に沿えて。

 

 

「あーむっ、じゅ、ちゅる……♡ じゅる、じゅぽじゅぽっ♡」

 

「さっき、よりっ、激しいッ」

 

 

元々口が小さいこともあって、すぼめた口でカリが刺激されて、暴発してしまいかねないくらいだ。

 

 

「んちゅ、あたり……まへ、でふ……じゅる、じゅるる……ちゅぽっ♡ だっへ……んちゅ、このまあ……くろいひゃんの……じゅぷっ……♡ おくひに、だひて……ちゅるる♡ じゅぽっじゅぷっ……もらうんでふからぁ……♡」

 

 

咥えられながら喋られて、軽く歯が当たる。今の俺にはその刺激すら快楽に変換されてしまう。

 

 

「くっ、もうっ」

 

「ちゅ……ぷっ、いいれふよ……ちゅる、ぷちゅ……♡ いっぱい、だひて♡」

 

「っ」

 

「じゅる、るっ……ちゅぷ、ちゅぽっ♡ じゅぽっ、じゅぽっ、ちゅぅぅ……じゅるるるるるるるるっ♡♡♡♡」

 

 

ラストスパートといわんばかりに吸い付き、しゃぶる雫ちゃん。鼻息も荒くなり、完全に欲情しながら、肉棒を咥えるその姿に、俺は限界に達した。

 

 

 

~~~~どぴゅっ、ビュルっ、ビュルルルルルッ~~~~

 

「んっ!? んんっ!?」

 

 

 

俺のモノを咥えたままの雫ちゃんの喉奥に、精液をぶつけていく。予想以上の勢いだったようで、雫ちゃんは驚きながらも、それを受け止めてくれて。

 

 

「しずく、ちゃ……大丈ーー」

 

「ーーっ、んくっ……ごくっ……」

 

「へ?」

 

「……はぁぁっ……♡」

 

「え、えっと……飲んで、くれたの?」

 

「えへへぇ……はい♡ ほら……んあぁ……」

 

 

笑って、口の中を見せる雫ちゃん。くっそエッチである。

それを見て、またむくむくと沸き上がる情欲。ふと視線を下に落とせば、俺の息子は既にやる気を取り戻していた。

……いけるな? イケるんだな! 俺の息子よ!!

 

 

「雫ちゃん! ベッドに移動してくれるか……な……?」

 

 

さっきまで積極的にしてもらっちまったからな。今度は俺がリードして、雫ちゃんを気持ちよくしてやる。そんな風に息巻いていた俺の気持ちを裏切るかのように、雫ちゃんはーー

 

 

「すぅぅ……すぅ……」

 

「はい?」

 

 

寝ていた。床に横たわった姿勢で、見事に寝ていた。

え? ええ?

困惑、性欲、混乱。訳の分からない現状と心中の俺は、叫んだ。

 

 

 

「これからじゃねぇのかよぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

後日談。

 

翌日、茹でダコのように顔を真っ赤にした雫ちゃんによると。

飲酒し理性の箍を外して襲えとのアイナちゃんのアドバイスを真に受けて、俺がコンビニに行っている間にとにかく酒を飲んだという。その結果、泥酔し、暴走。

まるで痴女のようだと、その後、3日ほど俺を避けてしまったのだが。

 

……俺としてはあんな雫ちゃんも悪くないなと思いました。

痴女……かぁ。

サキュバスコスプレとか着て襲ってもらうのもアリだよなぁ。

 

 

ーーーーーーーー

次回登場して欲しいのは……?

  • 雫ちゃん
  • イービル
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。