子供に戻ったと思ったら女体化させられるし女として生きるべきか男のまま生きるべきか分からない俺はスワンプマン 作:千佳のはんぺん
終わった。
そう思ったのは、目を開いたのに何も見えなかった時だ。
「……ァ……」
声が出ない。空気だけが僅かに口と思しき器官から漏れた。
目が見えない。全身が動かない。何も出来ないままに考え事を巡らしていたらいつの間にか思考だけは明瞭になり、しかしそれ以外は一向に自分の思うように上手く動かす事も感じる事も出来なかった。
頭以外の全身が酔っ払っているようだった。
ふわふわとした軽い浮遊感の向こう側に、微かに潜む鋭くて重い痛み。
これは麻酔が効いている状態なんだとすぐに理解する。
麻酔が切れると、すぐにソレは俺を襲った。
全身の余すことなく、本当に肉体の全てが鋭く重い痛みを持った。
ここで確信した。良かった、手術によって俺は命を落とさなかったらしい、と。
同時に悪寒が走った。俺は喋る事も手足を動かすことも出来なくて、この苦痛を誰かに伝える術はなくて、いつまで続くか分からない、と。
「どうだい? 耳は聞こえているかな?」
暗闇から全身の痛みが幾分か引いていった頃、不意にそう声がした。
目には相変わらず包帯をされていて、或いは眼球自体が俺の脳と同期していなくて何も見えなかったが、触覚は既に俺の脳と繋がりいくらか感覚で物事を理解できるようになった。
左腕と両足、それと両耳。胴体の3分の1は完全に癒着し、包帯で固定しなくても安定しなくても良くなったと松前さんは言っていた。
聞こえていたし、多分声も出すことは出来た。けど、声を出すのが億劫で彼の呼び掛けに答えるようなことはしなかった。
父親は、1度も俺の様子を見に来なかったらしい。
当然、幸太郎も都子も、ここに来る事は1度もなかったらしい。
「しーね、死ね死ねしーねっねー」
なんで俺がこんな目に遭わなきゃならねえんだよ。ツギハギのミイラ状態になり、延々とそんな不条理への憎しみを募らせていった結果、着実に俺の脳は憎悪の感情を焼き刻まれていた。
ぱちぱち、ふわふわと、前頭葉から爆ぜるような音が響いてくる。フツフツと沸騰するかのような感覚に身を任せ、俺は初めて声を出した。歌った。
声が高い。が、元から子供の高い声帯をしていたから、果たして女にされるって聞いた話の通り女体化しているのかは声帯からは判別出来なかった。
「今、目隠しを取るよ〜」
ここ数ヶ月身の回りの世話をしてくれていた看護師さんの声が聞こえた後、体感で約1年振りに眼球の位置にあった包帯が解かれる感覚がし、やがて瞼越しに久しぶりの灯が帰ってきた。
途中、何度も気が触れて強引に目の包帯を取ったせいで予定よりも取れるのが遅くなったという。それほどまでに渇望した光という概念に、俺は直視出来ずに顔を逸らして逃れてしまった。
「うっ、くぅ!」
光が目に飛び込んできた瞬間、痛みとも取れる筆舌に尽くし難い衝撃が眼球の表面を焼き、反射的に顔を背けてしまった。
たかが目を開けただけなのに心臓の鼓動が早い。受けたことの無い強烈な感覚に、体が拒絶反応を示していた。
「あ、ごめんなさい! 今遮光カーテンを閉めるわね」
「や、大丈夫です……」
1度自分の手を目に当て、影を作ってからゆっくり光を視界に入れていく。
長期間光に目を晒してこなかったブランクは相当なもののようで、少しの光でも目を開けていられなくなり涙が溢れてくる。
「無理しなくてもいいんだよ」
「いや、大丈夫っす。本当に」
強がって目を光に慣れさせる。一刻も早く、自分が今どんな惨状に晒されているのか確認して起きたかったのだ。
目が光に慣れ始め、視覚情報を満足に取り入れられるようになってくると、俺はまず自分の寝かされていたベッドのシーツを見た。
白っぽく見えるが黄色っぽくも見える。色自体は認識できているようで、すぐ視点を傾けて目に入った机や花瓶、活けられた花がそれぞれ違う色をしていてそれが十全に分かるのだと判断すると、直ぐに俺は病室を見渡して鏡がないか探す。
「痛む所ないかい?」
キョロキョロと辺りを見回していたら松前さんが俺に声を掛けに来た。白衣姿でバインダーを持ち、いかにも俺と会話して経過記録をするつもりなのだと様子から伝わってくる。
よかった、表情筋が動く。俺は自分の思うままに睨み顔を作り、それで松前さんを威嚇してみることにした。
「そう睨まないでくれ。ほら、バナナは好きかい?」
松前さんが手を伸ばした先に視線を動かすと、そこには果物がいくつか入った籠が置いてあった。俺が知らなかっただけで、一応誰かは見舞いに来てくれたという事なのだろうか?
「バナナは好きっすけど、切ったりせずそのまま下さい。知らん人の手が加わった飯とか気持ち悪くて食えないんで」
「そうかい。今まで食べてきた病院食も、給食も、全部人の手が加わったものだけどね」
「病院食は看護師さんに無理矢理食わされたから食ってただけだし、給食は毎日残してました。なんで、バナナは皮付きのまんまください」
普通に嘘だ。別に人の手が加わってようが飯は食べるし、そこまで俺は潔癖症じゃない。
単に松前さんにムカついているからぶっきらぼうな態度を見せただけである。
「もぐもぐぐ」
「それで、手術が終わって1年程経つけど、体の調子はどうだい? 理論上、もう全身の癒着が済んで定着しているはずだけど」
「飯食ってるんでノーコメで」
まだまだご立腹なのでそう短く言い捨て、バナナを極力小さく口の中に運んでいく。
1年、か。体感時間と凡そ大差ない経過期間だ。
目ん玉から光を奪われる前の最後の記憶は11歳の頃に戻った日の事になってるから、単純に考えて今の俺は12歳。小学校卒業と中学校入学という、人生においてそこそこデカいイベントが控えてるわけだ。
目がまだ衰えてるせいかカーテンの隙間から漏れる窓の外が真っ白にしか見えていないが、空調がガンガン効いてるという事は今は真夏の只中なのだろう。
12歳の夏。小学生最後の夏。ぼくなつの舞台となるはずだった時期を病院で過ごす羽目になるとは、とんだ病弱少年である。
松前さんはバナナを食い終えるまでこちらをずっと笑顔で観察していた。そういう趣味でもあるのだろうか。
「美味しかったかい?」
「はあ。味のうっすい病院食よりかは全然美味しかったです」
「良かった良かった、味覚はもうすっかり回復しているようだね」
「あー、まあ。あと、体なんですけど、別に今ん所特に痛みとか感じるところはないです」
「本当かい? 手足の感覚はどうかな」
言われて、俺はまず両手を胸の前まで上げてグーパーを繰り返してみる。
痛みは感じない。というか、感覚が鈍い? 指は動かせる、が突き指したみたいに途中で妙な引っ掛かりを覚えた。
「まだ指までは繊細に動かせないか。末端部位の定着は未だ不完全かな」
「そう言うの口に出します?」
「君との話し合いで、カルテに取るとしてもどう書くのか言っておいた方が君の場合は良いと思ったんだけどね。何も言わず書かれると、気になってまた非協力的になるんじゃないかい?」
「別に今協力的になってる訳じゃないんですけどね。せざるを得ないから反抗とかしないだけで」
「少しは医師として信用してほしいものだけどね……足の方はどう? 歩けるかな、少し歩いてみるかい?」
「わかりました」
松前さんの手を借りて何とかベッドから降り床に足を付けてみる。
大丈夫か? 体重がかかると急に膝がカクカクと笑い始めたぞ? その癖痛みもくすぐったさも感じないし、不思議な感覚だ。
「これは、まだ歩くのは早いみたいだね」
「え、まだ1人で立ってもいませんけど。手離してくださいよ、松前さん」
「ダメだよ! 筋肉や筋が完全に定着していないんだ、負荷がかかることに慣れない箇所に無理矢理負荷をかける形になって反射で勝手に膝が動いているんだ。この状態で立ち上がろうとすれば危険な倒れ方をしてしまうよ」
「なんじゃそりゃ。筋肉やらの定着って、じゃあまだ退院出来ずにベッドに寝たきりの生活になるんすか」
「当面はそうなるね」
「最悪……」
「各部位が定着したらリハビリも始めるよ。……八尋君には悪いけど、退院出来るのは恐らく来年以降になるね」
「は? 来年以降?」
聞いてない。そんなの。
この1年間だってほぼ精神が崩壊してたぞ? いきなり子供の姿になっていた過去にタイムスリップしたと思ったら、急に1年間真っ暗闇しか見えない入院生活を送らされて。更にここから1年間、またベッドの上から動けない生活を続行するのか?
「嫌だ。絶対嫌だ」
「嫌だと言われても、君の体として馴染むまで時間が……」
「そもそも俺が望んだ訳でもないのになんでこんな事にっ……あぁぁクソッ、ざけんなてめぇ!! てめぇら!! 退屈は人も猫も神様も殺すんだぞ!? 俺はあと何回死ねば解放されるんだよ!? ぶっ殺すぞてめぇらあああぁあっ!!」
「……」
スラスラとペンが紙を滑る音が聞こえる。大方、精神錯乱の気配アリとでも松前さんがカルテに書き込んでいるのだろう。
「あっ、危ない!」
俺は強引にベッドの柵を掴むと引き寄せ、転がるようにベッドから落ちる。
マトモに受身を取れず落下したが、体の側面が下になったから頭を強く打ったりとかはしなかった。が、やはり松前さんの言った通り足はそもそも存在しないのかと思うほどなんの感覚もなく指一つ動かす事すら叶わない。
テケテケの容量で手だけで這って逃げ出そうとするのを松前さんに捕まえられ、抵抗虚しく持ち上げられベッドの上に戻されてしまう。
「くっ、もうこんな生活飽きた! 娯楽の1つもねえ、クソだ!! 死人となんにも変わらねえよ!!」
「落ち着いてくれ、ゲームくらいならしてもいいから」
「そんなのどうでもいいわ! 外に出させてくださいよ! 1年間この固いベッドの上にいたんですよ!? 体は臭くなるしベッドも生暖かくなるし、もうメンタル的に限界なんすよ!?」
「シーツは定期的に洗っているし、君の体だって栗山さんに拭いてもらっているよ」
「拭くんじゃなくて風呂に入りたいんすよ!!」
結局、その日は視力が自分の元に帰ってきたことと人と会話するようになったこと以外それまでと変化のない1日だった。
或いは退院するその日まで、コピーアンドペーストのような毎日を繰り返す事になるのだろう。
声を出しているうちに、慣れない声帯が仕事をしたせいで咳を数分に渡り出した後に声が出なくなると、俺はその日の意識を手放し明日を迎えることとなった。
軽度の光で目が潰れるという理由から、俺から視力が再び奪われたのは、それから2日後の事だった。
眼球は露出した内臓である。
人体のうち最も働きかける信号に対し直接的アプローチを受ける眼球は非常に繊細で、肉や骨に守られる他の内蔵と違ってすぐに劣化するしすぐにダメになる。
風呂に入りたいと愚図った日以降俺の目は光に晒されることは無かった。
包帯を巻かれ、擬似的な盲目状態になったまま肉体のリハビリに入り、何も見えていない状態で補助されながら歩いたり物を並べたりといった作業をする毎日。
相変わらず娯楽に関しては視力が遮断している事と、視力に頼らなくても遊べる感覚系玩具に対して『盲目の患者と一緒にするのは失礼だ』と勝手にこちら側が思い込んだせいでロクに触れてこれず、結果としてただ虚無な毎日を過ごした。
14歳の誕生日になると、俺は松前さんや栗山さん、世話してくれた人々にプレゼントがあると早朝から言われた。
「なんなんすか? 移動しなきゃならないほど巨大なものとか?」
車椅子に座ったままどこかに移動させられ、俺は自分の座る車椅子を押してくれている栗山さんに疑問をなげかける。
「それはまだまだのお楽しみですよ〜」
「本当に楽しみなんですけど。なんてったって目が見えなくなって以来初めての誕プレなんでね」
皮肉で言ったが松前さんも栗山さんもそれが皮肉だと思わなかったのか、何も反応せずはははと笑い捨てやがった。
舌打ちをする。包帯に巻かれて温い腕が痒くなり、指を隙間に入れてボリボリと搔く。
「さて、着いたよ。八尋君」
「はあ」
「目を瞑ってごらん」
「は? 瞑ってますよ、もうずーっと。何も見えないのに開けてるわけないじゃないですか」
「そうかい、ではしばらくそのままで」
そう言われたので黙って言う通りに目を瞑っていると、後頭部の方でチョキン、とハサミの刃が噛み合う音が聞こえてきた。
散髪は定期的に看護師さんらがやっていたから髪を切られたわけではないのはわかる。何を切られたのか、それは目を覆っていた布の圧力が解けた事により自ずと理解に至った。
「おめでとう、晴れて今日から君は退院だ。目を開けてごらん」
息を飲んだ。
全く想像していなかったが、誕生日プレゼントというのは3年間という長い長い入院生活の終わりを指していたらしい。
唐突にやってきた束縛からの解放に現実感は伴わなかった。とりあえず、松前さんの言う通りに俺は目を開けてみることにした。
「っ」
相変わらず光は俺の目を焼き付ける。だけど前に目を開けた時ほど痛みに似た感覚はなくて、それは寝起きに太陽の光を受けるのと同程度の衝撃に収まっていた。
「よう。久しぶり、やな。八尋」
「……誰?」
慣れない目に飛び込んだ光が白む中、スーツを着た男が俺に声を掛けてきた。
「3年会わんかったら父親の顔も忘れるんか?」
「あー……あんたか」
男は父親だった。
3年と言うが、そもそも俺は父親が途中で家庭から居なくなった未来から来ていて、会ったのも手術を受ける直前の1回しかないから覚えてなくて当然だと思うのだが。
まあでも、この世界の鹿狩八尋はこの父親と普通に今まで一緒に生きてきたのだろうし、顔を忘れられて不思議がるのは当然か。
しかし、何だかなあ。死んだ母ちゃんの代わりのポジションとはいえ、俺自体は父親とあまり面識もないし会話の空気感も分からないから何を言うべきか。どうすべきかイマイチピンと来ない。
とりあえず手を差し出す。
「なんだ?」
「金くれ」
「なんでだよ」
「あんたがのうのうと生きてる間、こっちは何回も苦痛に顔を歪ませてきたんだ。3年間分の駄賃を一括で要求する権利くらいあるだろ」
「……先生、この子本当に八尋なんか? 全くそう思えないんですけども」
なんと父親は息子直々のおねだりを、3年間の褒美をせびる行為を無下にし松前さんと会話を始めた。俺か本当に八尋かだと?
「他の誰に見えるってんだよ。俺はどっからどう見てもあんたの息子の鹿狩八尋そのものじゃろーが。目ぇ痰壺に漬けとったんか」
入院生活で蓄積したストレスと、いきなりそんな生活を強いられたことに対する不満と、あとこことは別の世界線でうちら家族を見捨てた八つ当たりを兼ねた暴言が出る。
父親はおろか、松前さんも栗山さんも引いているようだった。気軽に他人を貶せる社会に改革してほしいものだ、弱者が割を食っている。
「あー、すまない。まず八尋君に自分の姿を見てもらうべきだったね」
「はい? ……あ」
そうか、そうじゃん。どう見ても俺だろって言ったけど、俺女体化大手術受けたんじゃん。だからアホみたいに大人数の医者と機械にタライ回しにされてたんだった。
知らん人に体を見られたり触られたり機械に繋がれたりするのが日常になり過ぎていて、そもそもの前提がすっかり頭から抜け落ちていた。
「ちょっと待ってね〜」
松前さんがそう言って部屋の隅の方へ行き姿見を持ち上げる。栗山さんも運ぶのを手伝っているおかげで2人の影が重なり、姿見に映る自分の姿を確認することは出来なかった。
「どんな姿か分からんけど、俺は八尋だよ。証拠に、あんたが今気になってる女を言い当ててやろうか?」
「はあ? 何を言い出すかと思いきや、女の話ぃ? そんな話八尋にしてないやろうが」
「してなくても分かるんだなーこれが。子は親をよく見て育つもんでな」
「八尋が言わなさそうな事ばかり言いよるし、そもそもそんな浮ついた話もないわ。証拠を出すと言って余計疑われる羽目になったな」
「3年も離れてりゃ言葉遣いも訛りも変わるし、女の話持ってないのがガチだとしたらこの世界線はおかしくなってる。バタフライエフェクトすぎ」
「結構前にやってた映画やね。ここで見たのか?」
「見てないわ。最近まで目ぇ潰れてたし」
「マジか。気の毒やなあ」
「どーの口が」
「はい、おまたせ〜!」
父親との会話が温まってきた辺りで姿見を運び終えた松前さんがやってきた。
今まで車椅子に座る俺の横に立っていた父親の方を、首を傾けて見上げる形で見ていた。正面を向けばそこに鏡があって自分が見える、そういう感じになったらしい。
「そういえば、前の俺はあんたの事どう呼んでたんだ?」
「ん? なんだそら、鏡見なくていいのか?」
「心の準備があるやろが。どう呼んでたんだよ、パパとか?」
「6歳くらいまではそう呼んでたな」
マジかよ。俺元パパっ子か、きついな。
「それからは親父って呼んでいたぞ。なにかの映画に影響されたらしいな」
「じゃあ親父、ちょいこっち来て」
父親の手を引き、それをそのまま俺の顔の方へ持ってくると、父親の両手を使って目隠しをする。
目隠しをしたまま正面を向き、こちら側の手を離し父親に指示を飛ばす。
「親父、3秒数えてから手ぇ退けてよ」
「なんや、結構こういうのを望むんやなお前。てっきり恥ずかしがってさっさと見るもんだと思ったわ」
「俺の誕生日だろ今日。少しくらい祝う気持ち持てや。俺も頑張った俺自身を祝うつもりでこうやってんだから」
「はいはい」
そして、父親が3秒からカウントダウンを始める。
喫煙者特有の、指に染み付いたタバコ臭。少し前の自分の指と同じ匂いで、少し気分が悪くなる。
「にー、いーち。ぜろ。手ぇ退けるぞ、八尋」
「おっけー」
カウントダウンが終わると、父親はゆっくり俺の顔から手を剥がして視界を開放した。
目の前には、予想通り大きな姿見があった。
姿見の両サイドには松前さん、栗山さんコンビがおり、車椅子の後ろには硬っ苦しいスーツを着た仏頂面の父親が、これでいいのかと微妙に不安げな顔をしながら鏡面越しに俺の反応を伺っていた。
そして、車椅子には。見た事のない少女が座っていた。