銀蓮IF√ 作:銀蓮信者
ので、書きました。
IFなので独自設定です。
誰もいない、廃れた夜の都市。
「……」
一人の少女がそこにいた。
鼠色のフードのついたオーバーコートを着用する小さな背中。
フードの隙間から見える赤い瞳が、まるでこちらを睨んでいるかのように鋭い。
だが実際、睨んでいる、というのも間違いではない。
彼女……ウィッチ名、シルバーロータスこと東蓮花は緊張から目に鋭さが出てきてしまっていた。
だがいつまで経っても慣れる気配はない。
一生、この緊張と向き合うことになるのだろうと彼女は予感していた。
「すぅ……ふぅ」
息を吸い込み、静かに吐く。
このくらいの動作は必要で、こうでもしないと落ち着かない。
彼女の周囲には羽音と蠢き回る蟲の……ファミリアの音と、風の吹く音しか聞こえてこない。
今はシルバーロータスのパートナーである蜘蛛はここにはいない。
というより見せられるものではなく、見せたいものでもなく、だから遠ざけていた。
今は視覚的には見えない場所で待機していることだろう。
例えファミリアを通じて認知されるとしても、見られながら
「ああ、もういいぞ」
彼女に近づいてきたファミリアの頭を手で撫でる。
完全に落ち着けたわけではない。
しかし、長々と待たせるわけにもいかない。
シルバーロータスは寝そべるのに適した壊れたコンクリートに寝転がる。
そこに先程、頭を撫でたファミリア……蜂のファミリアが乗っかった。
正面から、交接器を勃たせて。
いつ見ても彼女は慣れない。
これからされること、自分がすること。
それを後悔したことは一度もないが、この行為がインクブスを彷彿とさせ、他者からすれば忌避するべきことだということはちゃんと理解している。
それでもやる。
この身体は自分の身体。使えるものなら使うべきだ。
そして何より、必要なことだから。
ファミリアは器用に脚を動かしロングスカートを捲り、下着が見える状態にする。
ぬるりと粘液を帯びて濡れた交接器が秘唇に近づき、下着越しながらも擦り付けられる。
「……んっ」
ひんやりとした粘液が擦れ、擽ったさと甘い刺激に思わず声が漏れる。
シルバーロータス本人としては痛みがあろうとさっさと入れて
しかしファミリアはそれを拒絶し、言うことを聞かない。
入念に準備して、彼女に痛みを与えないようにするのだ。
創造主、あるいは母。
そういった存在であるシルバーロータスを傷つけることは、ファミリアの本能的に忌避されることなのか。
面倒ではある。
しかし、生み出される存在を考えれば行う価値のほうが高い。
例え面倒な工程であろうと、シルバーロータスは積極的に
「ん……ふ、ぅ」
ずちゅ、ずちゅ
粘液が下着を濡らし、ぴっちりと秘唇に張り付く。
漏れ出る声は、普段の自身の甘ったるい声よりもさらに甘く聞こえてくる。
そろそろ準備も終わるはずだと、シルバーロータスは内心で考える。
交接器は、ファミリアの大きさ相応に太く、長い。
ファミリア本体の大きさは、同年代の身長にすれば特に小さめなシルバーロータスよりも一回り二回りは大きい。
当然、交接器もまたそれほど巨大と言える大きさ。
生物的で、しかし人間とも異なる。
幾度も貫かれ、学習され、果て、そして産み落とす。
この行為は何度もしてきた。
それでも、慣れない。
今でも自分があのような醜態を晒すのは不本意で、本当に自分なのかと思ってしまうほどには、慣れない。
だがそれが事実で現実。
受け止めるしかない。
─────などと現実逃避気味に思考を逸らしているシルバーロータス。
最初はいつもこうだ。
そして、最終的には思考するだけの余裕はなくなる。
「っ」
交接器の先端が、上手いことシルバーロータスの下着をずらし秘唇をあらわにした。
退かされた白い下着は、今ではぐっしょりと濡れている。
粘液に汚れた下着。
しかしそれは、本当に粘液
それを知るのは、きっと本人にもわからない以上、誰もいない。
だが分かることもある。
秘部は紛れもなく濡れていて、挿入するのに支障はない、ということだ。
「ぁ」
ついに交接器の先端が秘唇に当たる。
そして、ゆっくりと。
本当にゆっくりと、内部の膣内へと侵入し挿入していく。
ぐちゅぶぷぷ─────
ずぷんっ♡
何度も挿入されて慣らされた膣内。
卑猥な音を響かせ、その先端は子宮口にまで到達している。
しかしファミリアの交接器の大きさからすれば、それはまだ完全に入りきったわけではない。
さらに押し込むように、ゆっくりと力が込められていく。
「はっ、ぁ、く、ぅぅ♡」
あまりに甘ったるい声が彼女の口から漏れる。
交尾。
それに適した形になるよう、母たるシルバーロータスに苦痛を与えないような形になるよう、日々交接器は改良されている。
いわば、シルバーロータス専用マジカルチンポである。
シルバーロータスなら絶対に口にしないような単語なので今後出てくることはないが、実際、事実である。
シルバーロータス専用交接器であるファミリアのソレは、シルバーロータスに痛みを与えることが一切ない。
故に抵抗無く奥まで進み、同時にファミリアによって開発されていたこともあり柔らかく押し広げられた膣内は入ってきた異物にも抵抗することなく受け入れる。
彼女の足はファミリアにしがみつき、
ビクンビクン♡
と身体を震わせ、快楽を感じていることを如実に理解させられる。
「ふっー♡ふっー♡」
なんとか快楽を逃そうと荒く息を吐く彼女だが、そんなこと無意味だと言わんばかりにファミリアの交接器が抜かれる。
ズゾゾゾ───パチュン♡
抜かれて、押し込まれる交接器。
一気に最奥まで貫いた交接器は、子宮口を強く叩く。
「ん゛♡」
ビクンと、一際強く震えたシルバーロータスは、腕もファミリアにしがみついてオーガズムに震えた。
本日最初の絶頂。
だが、これは始まりに過ぎない。
ズルズルと引き抜かれる交接器。
来る。
それを本能と経験で理解していたシルバーロータスは、それを堪らえようとファミリアにしがみつく力を強くする。
しかしその耐える行為が、一体どれほどの役に立つのか。
「っ゛♡お゛っ♡」
結論から述べれば、何の役にも立たなかった。
濁音のつくような喘ぎ声を響かせ、シルバーロータスはファミリアの激しい抽挿を受ける。
「う゛♡ぅ゛♡ぅう゛♡」
細かく打ち込まれたり、一気に引き抜かれて一気に押し込まれる。
「ぐ゛♡ぞれ゛っ、やめ゛っ♡」
グリグリと子宮口に先端を押し付け、体内疑似ディープキスをしたり。
「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛♡♡♡」
シルバーロータスのGスポットを、重点的に攻め立てたり。
このように、ファミリアというものは一度射精するまでに長い時間を必要とした。
勿論ファミリアはシルバーロータスで遊んだりなどしていない。
ファミリアは皆が皆、真剣で真面目だ。
真剣になって、真面目にシルバーロータスをイかせ、気持ち良くしているだけである。
その性質上、彼女が直接産み落とす存在は大量生産が困難だった。
それを補って余りある性能を有してはいるが、やはりシルバーロータスはこの行為に慣れることはなく、
「ぐ゛ぅ゛♡ ぉぉぉ♡♡♡」
何度目かの絶頂。
その中でも特に深い絶頂が、シルバーロータスを襲った。
甘ったるい声で、性を感じさせるような下品な声を響かせる。
これを覚えている場合のシルバーロータスは後に顔が赤くなるほど羞恥心に震えることになる。
─────覚えていない場合は、「一体私は何をしたんだ……?」とそれはそれで悩むことになるが。
「ぅ゛ん゛ん゛♡ は、やく゛っ、出せ゛……!」
ファミリアの行為は、シルバーロータスが激しい絶頂を繰り返すために体力が限界ギリギリになることが多い。
誤って気絶するまで……どころか気絶しても交尾するくらい
しかし長々とするのは無理だと経験測で知っているシルバーロータスは、ファミリアを叩いて放精を促す。
名残惜しげに身体を擦り付けたファミリアは、しかし体力が尽きかけている母のためにも、早く放精するべくより激しく抽挿していった。
「だ゛れがっ♡はやく゛し♡ろと゛、ぉ……お゛ぉ゛♡」
バチュ゛バチュ゛バチュ゛バチュ゛♡♡♡
交接器を激しく出し入れされる度、シルバーロータスの秘部からは潮が吹かれ、台となっているコンクリートを濡らす。
ファミリアに覆われ見えないシルバーロータスの顔は、涙と涎と脳内で弾ける快楽物質のせいで『トロ顔』と言える状態になっていた。
まだアへ顔になってないだけマシかもしれないが、当の本人であるシルバーロータスからすればどちらも人に見せられない顔であるという意味では変わらない。
そして、その時が訪れた。
「……♡」
どびゅるるるびゅくびゅるるるる……♡
最奥まで深く突き入れられた交接器から、たっぷりとエナの豊富な精液と、一つの卵を注がれていく。
卵が先に子宮に埋まり、続いて大量の精液が卵の入った子宮を埋め尽くすように満たしていく。
その時のシルバーロータスも絶頂していたが、もはや出てくる声も言葉もなく、ただ静かに絶頂に身体を跳ねさせていた。
長い、長い、放精の時間。
交接器が引き抜かれたのは、精液放出から5分後のこと。
ファミリアはシルバーロータスの上から退き、体力尽きて動けない彼女に触覚を向ける。
ズルリと抜かれた秘唇からは溢れた精液がどぱっと流れ出し、子宮に収まった精液と卵によりシルバーロータスのお腹は服越しに小さくも膨れているのが見える。
待機していた他のファミリアも彼女の周囲に集まり、特にミツバチのファミリアが汗と涙と涎で汚れた顔を自身らの身体を押し付けて拭き取っていく。
「……もう、いい」
疲労困憊。
そんな様子を見せながら群がるミツバチを退かす。
あまりに長い交尾を行ったが、しかしこれで終わりではない。
すぐに次の大仕事が来る。
「……ぐっ」
途端、腹部に走る痛み。
腹を抑え、急速に大きく成長している卵を実感する。
シルバーロータスの胎から生まれ落ちるファミリアは、他のファミリアとは多くの点で異なる。
大量生産が難しい点。
人型の雌……少女型しか生まれてこない点。
他のファミリアの指揮官として活動可能な点。
シルバーロータスと同じく、ファミリアの召喚や生産が可能な点。
そして何より、生まれてくる少女型のエナは、人間やインクブスと同じく自給自足が可能な点。
これがシルバーロータスがこの行為を、交尾と出産をやめない理由。
強力な個体たちだからだ。
仮に自身が倒れても、残った少女型がインクブスへの攻撃を続ける。
その身体能力を加味すれば、自身が生き残るよりも強力な戦力と言える。
ならば続けることに何の躊躇いも浮かぶことはない。
それがどれだけ痛く、自身の尊厳を削るようなものであったとしても。
「ふぅ、ふぅ」
息を吐き、額から脂汗を垂らす。
周囲のファミリアたちは落ち着かない様子でシルバーロータスを見守っている。
これで軽く十は超えている幾回目の出産だが、この痛みには多少は慣れているためシルバーロータスに動揺はない。
あの暴力的な快楽を与えられるよりはずっとマシだと堪える事が出来る。
陣痛が走る中、卵はシルバーロータスの腹部を大きく盛り上がらせる程に大きくなっていた。
間もなく生まれ落ちると認識した彼女は、股を開いてその時を待つ。
「……ん゛ぐ、ぅ」
咄嗟に噛んだコートの布。
くぐもった音が鈍くも響かせ、卵が動き出した。
少しずつ、シルバーロータスの中を拡張しながら産道を通っていく。
ギリギリと力強くコートを噛むことで痛みを堪え、お腹にも力を入れて卵を押し出していく。
既に何度も経験した出産。
産み落とすのに、そう時間は掛からなかった。
「ぐ……はぁ、はぁ……ふぅ」
そして、シルバーロータスの中から出てきたのは大きな卵。
まるで鳥のような硬質さを持つ、黄と黒の入り混じった殻。
出産を終えて呼吸を整えるシルバーロータス。
彼女の状態に関係なく、卵の変化はすぐに起こった。
ピキ、と。
卵がひび割れる。
中からどんどんと衝撃を与え、壊していく。
シルバーロータスはその様子をじっと見つめ、生まれてくる娘を見守る。
「がんばれ。もうすぐだ」
励ましの言葉を投げかける彼女に反応したわけではないだろうが、その直後に欠けた殻から、小さな手が飛び出してくる。
そこからの変化は早かった。
幼子のような手はパキパキと卵の殻を壊していき、ついにはその身体が卵の中から飛び出した。
「……」
「あー、うー」
出てきたのは、一見すれば幼い少女。
顔立ちはシルバーロータスと瓜二つで、違うのは髪の色や瞳の色、あとは肌の色だろう。
シルバーロータスを2年か3年ほど幼くしたような容姿をしていた。
しかしそれだけではない。
蜂の羽、脚、複眼に触覚など、ファミリアが持ち合わせていた特徴が、この少女……少女型ファミリア『メイデン』に備わっている。
こんななりだが、主食はインクブスの肉。
食べて順調に育てばシルバーロータスの身長など軽く超えてくる。
勿論、実体験である。
母を求めるように手を伸ばすメイデンの手を取り、頭を撫でる。
ファミリアだと理解しているが、こんな少女を戦わせる自分自身を自嘲しながら。
「すくすくと育て」
「……あい!」
ファミリアの理解力か。
生まれ落ちてすぐでありながら、何を言われたのか理解したように元気良く声と手を上げたメイデン。
彼女は近くで待機していたファミリアによってその上に乗せられながら、メイデンを乗せたファミリアが空へと飛行する。
シルバーロータスは飛び立つファミリアを見上げ、メイデンも母である彼女を最後まで見下ろす。
メイデンは巣へと連れて行かれ、そこでインクブスの肉を食べて育つ。
テレパシーを交わすことができるため、不安を覚えることはない。
ただ、育ったメイデンは頻繁に彼女にテレパシーを送ってくるため、そこは不安要素だった。
連れて行ったファミリアを見送りながら、シルバーロータスはそろそろ自身の家へと帰宅するため足を動かす。
途中でファミリアに乗って待機していた自身のパートナーも回収し、帰路につく。
「待たせた」
『こちらは大丈夫です。メイデンの方は?』
「ああ、問題ない」
『それは良かったです。シルバーロータス、体調の方は?』
「そちらも問題ない。寝れば回復する」
ファミリアとパートナー、そして彼女以外は誰もいない夜の廃都市。
そこには今日も、インクブスの断末魔が響き渡ることだろう。
……それだけでなく、少女の甘ったるい嬌声も聞こえてくるかもしれないが。
もしかしたら、それを聴いてる少女たちもいるかもしれない。
IF∶もしもシルバーロータスが自分の身体を使ってファミリアを産み落としていたら√
快楽に堕ちないけど快楽に負けて絶頂はするシルバーロータスは良い……
『メイデン』
概要∶人型、少女、孕ませたファミリアの一部要素、シルバーロータスと同じマジックを使用、高い身体能力と豊富なエナなど。
シルバーロータス本人はこれらを顧みて自身の上位互換と思ってる節がある。
でもメイデンはシルバーロータスしか産み落とせないので完全な上位互換ではない。
恐らく原作だとそもそも出産どころか妊娠すら出来ないと思われる。