ツンデレ妹が夜だけめっちゃデレてくる 作:荒井アライ
「……腹減ったな」
帰宅後、俺はいつものように妹の美香と一緒に野球ニュースを観ていた。それが終わって部屋に戻るべきかここに残るべきか考えていた所、ちょうど良く空腹がやってきた。
夕飯まではまだ時間もあることだし、軽く何か腹に入れとくか。
俺はキッチンに行って、お湯を沸かしてカップ麺を食べることにした。
俺がカップ麺にお湯を入れて3分間待っている間、美香はこちらにちらちらと視線を向けていた。
これは、何かしら話題を振った方がいいのか?
「えっと、美香の分もカップ麺あるぞ?」
「べつに、お腹減ってないし。急になに?」
「いや、急だったかな?」
美香は不機嫌そうにこちらを睨んだ後、その視線を再びテレビの方に向けた。
どうやら、美香はずっとテレビを観ていたということにしたらしい。まぁ、兄の方をちらちら見ているような自分は昼間の美香らしくはないからな。
俺はダイニングテーブルの方の椅子に腰かけると、美香が見続けているテレビに視線を向けながらカップ麺を食べ始めた。
「ふー、ふー……ずるるっ」
「……」
「ふー……ずるるっ」
「……」
なんだろうか。また美香から視線を感じるのだが。それも先程よりもずっとこちらに視線を向けている。
俺はさすがに気になったので、美香の方に視線を向けた。すると、こちらに視線を向けていた美香と目が合ってしまった。
なぜか、美香は微かに高揚しているように頬を赤く染めていた。その表情の真意は読めないが、無言で見つめ合うというのは兄妹として如何なものだろうか。
「えっと、美香もカップ麺食べるか?」
「っ! だから、べつにお腹減ってないし、そっち見てないし!」
美香はそんな言葉を残すと、凄い勢いでリビングから出ていってしまった。俺は強く閉められてリビングの扉を見ながら、視線を目の前に置かれているカップ麺に戻した。
……目が合った状況で、見てないはさすがに無理があるだろ。
そんなことを考えながら、俺は静かに麺を啜るのだった。
「お兄ちゃんっ」
その日の夜。美香はいつものように俺の部屋にやって来た。
俺が何も言わないでいると、美香は俺が寝ていると決めつけてベッドの中に潜り込んできた。そして、そのまま控えめな双丘を俺の背中に押し当てて、俺に抱きついてきた。
「えへへっ、今日もお兄ちゃんとお話しできて妹は嬉しいですっ! 最近、お兄ちゃんと一緒に過ごす時間が増えてきたし、すごい幸せっ」
美香は甘々な声でそんな事を言いながら、俺の背中に頬を擦りつけてきた。
増えてきたって言っても、ただ一緒に野球ニュースを数分観ているだけだろうに。まぁ、休日に二人きりでご飯食べたりしたし、そっちの事を言っているのかもしれない。
「すー、はぁー……はぁっ……お兄ちゃんの匂い。……はぁっ……。お兄ちゃん」
美香は俺の首元の匂いをかきながら、少しだけこちらに顔を近づけてきた。
一体、今日は何をされるのだろう。
そんなことを考えていると、美香は体を少し俺から離して、指の先でそっと俺の唇に触れてきた。優しくふにっと触れてきて、その手を引こうとして、また優しく触れてきた。それから少しだけ指の先で唇に触れると、そっとその指を離した。
「キスは、だめだよね。うん……起きてるときに、お兄ちゃんからして欲しいし」
美香は少しだけ湿り気のあるような声色で、そんな言葉を口にした。それから熱のある吐息を耳元で漏らして、言葉を続けた。
「お兄ちゃんにキスされるの、待ってるからね」
美香は俺の潜在意識に呼び掛けるように、耳元でそんな言葉を囁いた。
妹が兄にお願いするべきものではない。だから、美香は寝ている設定の俺の潜在意識にバレない様にお願いをしたのかもしれない。
そんな健気な妹の姿を見せられて、俺は鼓動を速くしてしまっていた。それが耳元で囁かれたからなのか、その相手が妹の美香だったからなのかは分からない。
美香に反応を求められない今の状況に甘えて、俺はその美香の言葉を聞いていないふりをすることにした。
「で、でも、お口は少しだけ、少しだけ、使わせてらうね」
ん? 何か流れが変わってきた気がする。
美香は俺にそんな言葉を告げると、俺の腕を押して俺を仰向けにした。そして、いつも通り俺のTシャツと下着を少し捲って俺の反り返った陰茎を露にした。
「ちょっと、はしたないかもしれないけど、少しだけ、少しだけ」
美香はそう言うと、衣擦れの音を出しながら服を脱ぎ始めた。少しだけ長めの衣擦れの音。
一体、どこまで脱いでいるのだろうか。
それに、はしたないという美香の言葉。今まで以上に何か凄いことをしようと思っているのだろうか?
服を脱ぎ終えたのか衣擦れの音がぴたりとやんだ。そして、美香は俺の両手を上に移動させて、俺の脇の下にぴたりと自分の膝を置いたようだった。それから膝下の足を器用に使って、俺の腕が下に降りていかないように固定した。
な、何が行われるんだ?
「よいしょっと……あ、なんか私、すごい変態っぽい」
少しだけ遠くなった美香の熱のあるような声。暗闇で目を瞑っている俺には何が起きているのか分からなかった。
それでも何かをされているのだと思うと、自然と俺の呼吸もいつもよりも荒くなっていた。そして、俺が息を吐いた瞬間、美香の足がぴくんと動いた。
「あっ……はぁっ……。け、結構いいかも。あっ……はぁっ……お、お兄ちゃんの息がくすぐったくて、焦らされてるみたい」
俺の呼吸に合わせて動く美香の体。いや、美香の言葉から察するに、俺の息を使って何かをしているような気がする。
「あっ……んっ。もっと、こっちかな……はぁっ……ここだぁ。えへへっ、お兄ちゃんに跨って、私もいけない妹だね」
美香は何か位置を調整しながら体を震わせると、熱い吐息と共にそんな言葉を漏らしていた。
跨るという美香の言葉と、息をかけられてくすぐったいという言葉。そして、少し遠くなった美香の声から、今自分が置かれている状況を察するのに時間を要さなかった。
美香はシックスナインの形で俺に跨っているのだ。そして、俺の寝息を秘部で受けて感じているのだろう。
妹よ、お前はどこまで行ってしまうんだ?
妹が俺の顔の前で女性器を置いて広げている。きっと、俺の息を少しでも受け止めやすくするために、大きく広げているのだろう。
薄ら目を開けてみても、暗闇のせいで何も観測することができなかった。それでも、すぐそこに美香の秘部があるのだと思うと、俺も興奮を隠せなくなっていた。
「おちんちんも、気持ち良くしてあげるからね。わっ、もうカチカチになっちゃってる。あれ? なんでだろ?」
以前のように俺に美香の秘部を触らせているわけではない。それでも、俺の陰茎はあの時と同等以上に膨れ上がっていた。それに触れた美香が不思議に思わないはずがなかった。美香は俺の陰茎を軽く撫でるように触れて、その理由を考えようとしていた。
「もしかして、妹のに、匂いで興奮しちゃってるのかな? え、でも、ちゃんと洗ってきたし、そんな……あっ、だめ、垂れてきちゃう」
美香は羞恥の感情で声を微かに震わせていた。それからもじりと動いたのは、垂れてきた蜜が俺にかからないように何かしらの配慮をしたのかもしれない。
匂い、か。
美香に言われて鼻をひくひくとさせて匂いを嗅いでみると、確かに少しだけ香ってくる匂いがあった。
ボディソープのような甘さに混ざっているが、確かに感じるその香り。汗とは違う微かに酸味を感じるような匂い。しかし、それは顔をしかめるような類の物ではなく、むしろ逆に男を惹きつける香りをしていた。本能をくすぐるような、女の子ではなく女性を感じさせる香り。
「あっ、んっ……はぁっ……なんか、お兄ちゃんの息が荒くなってきた気がする。あ、お兄ちゃんの息が当てって……はぁっ……」
美香の匂いに本能をくすぐられた俺は、鼻息を荒くしてしまっていた。無意識の内に近づけてしまった顔を理性で遠のけようとしたとき、美香が俺の肉棒を咥えてきた。
いきなり過ぎる展開に驚いたのと、カリの出っ張りを唇が滑っていく感触を前に、俺は声を漏らしてしまった。
「はぁっ、はっ……はぁっ……」
「んあっ……お、お兄ちゃんの息が近い気がする。えっちな格好してるから、私が敏感になってるのな? すごい近くに感じる……あぁっ……お兄ちゃんの息が当たって……はぁっ……気持ちいいよ、お兄ちゃん……んぐっ、じゅる、じゅるっ」
「はっ、あっ……っ……」
美香は俺の息で感じながら、俺の肉棒を貪るように口淫をしてきた。ゆっくりするのではなく、本能的に精液を搾り取ろうとするかのような動き。どうやら、美香のえっちな匂いにやられて、俺は我慢汁を垂れ流していたようだった。
美香はその我慢汁を一気に大量に摂取してしまったせいか、高濃度のアルコールを一気に飲んでしまったかのように、何かのタガが外れてしまったようだった。
「お兄ちゃんのお汁が……じゅるじゅるっ、止まらない。じゅるっ、飲んでも飲んでも、しょっぱい味と匂いが……ずっと出てくる……はぁっ……お兄ちゃんっ」
「はっ、はっ、……はぁっ……」
「ああっ! お兄ちゃんの息が、くすぐったい……はぁっ……私も止まらないみたい。……顔にかかっちゃたら、ごめんね、お兄ちゃん」
美香はとろんとしたような口調でそんな言葉を口にすると、水音を立て始めた。それも俺のすぐ目の前で聞こえてくる音。俺に息を当てられて震えながら、美香は自身の手でもオナニーを始めたようだった。
「お兄ちゃんに跨って、オナニーして……はぁっ……ごめんね、ごめんね、お兄ちゃん。……はぁっ……じゅるっ……はぁっ……お兄ちゃんの息、気持ちいい……じゅるじゅるっ」
「はっ……はぁっ……」
「でも、お兄ちゃんが悪いんだよ。……じゅるじゅるっ、あんなに息拭きかけてるの見たら、きゅんっって、きちゃうんだよ……はぁっ……お兄ちゃんっ」
美香は漏れ出る嬌声と共にそんな言葉を口にした。美香の蜜の香りに頭を蕩けさせながら、俺は美香の言っている言葉の意味を考えようとするが、どうも言っていることの意味が分からない。
息を吹きかける? 一体、何の事を言っているのだろうか?
まさかとは思うが、俺がカップ麺を食べる姿を見て発情してたわけじゃないよな? だめだ、頭が働ないせいか検討違いのことを考えてしまう。
「妹のえっちな所の匂い嗅いで、それで本気で勃起させて……じゅるじゅるっ……顔の近くに大事な所押し付けられそうになって……じゅるじゅるっ……お兄ちゃん、どんな気持ち?」
「あっ……はぁっ……くっ……はっ、はっ」
「あっ……また、お兄ちゃんの息が近くなった気がする。じゅるじゅるっ……無意識で、妹をイかせようとしてるの? ……いけないお兄ちゃん。……じゅるじゅるっ」
美香はそんな言葉を口にすると、口淫の速度を一気に上げた。美香の口淫は口をすぼめるように肉棒を吸い上げることで、バキュームのような効果を生んでいた。吸いつくような唇が俺のカリの部分をしごき、裏筋の部分に柔らかい舌の感触が当てられていた。上下で異なる刺激が俺の肉棒を通じて混ざり合い、俺の射精欲を一気に駆り立ててくる。
「はぁっ、はっ……はぁっ……」
「イきたいんだ? じゅるじゅるっ、妹の大事なところに息かけて、妹を無意識でイかせようとしながら……じゅるっ……はぁっ……妹のお口の中に、びゅーって出したいんだ」
「はっ……はぁっ……」
「いいよ、イッちゃおうよ、お兄ちゃん。じゅるじゅるっ……跨ってきた妹をわからせるためにも……はぁっ……精子、いっぱい出しちゃお?」
美香は俺が妹に射精することの大義名分をぶら下げて、口淫の速度をさらに上げてきた。当然、そんな理由で妹の口の中に射精することが許されはずがなく、背徳感と罪悪感が湧き出てくるのを感じた。そして、そんな感情と比例するように射精欲と快感がせり上がってきた。
それらの感情をぐちゃぐちゃにしながら、ただ射精をするために俺は肉棒を一段と膨れ上げていた。この快楽の波はどうやっても止めることができない。
そう覚悟して、俺はその快楽に身を任せることにした。
「私もイかせてね、お兄ちゃん」
そんな美香の言葉を最後に、俺は美香の口の中に射精した。溢れ出てくる美香の蜜の香りに本能を刺激されて、俺は美香を口から孕ませようとでもしたのかと思うほどの量の精液を、美香の口に送り込んでしまった。
「んんんっ! んっ! ふー、ふー、ふー……ふー、ふー……」
美香もその精子の量に驚いたような声を漏らしていた。そして、いつも以上に長い時間をかけて快楽の波をなんとか抑え込むと、美香は再び俺のすぐ近くで水音を立て始めた。
「んっ! んんっ! んっ!!」
美香の水音が激しくなり、美香の脚の筋肉が引き締まってきた気がした。もうすぐ美香も達するのだ。そう思った瞬間、ふと先程の美香の言葉が脳裏を過った。
『私もイかせてね、お兄ちゃん』
俺は何を思ったのか、美香の秘部が置かれているであろう場所に顔を近づけて、美香が達するのを待った。
「んぐっ、んぐっ……はぁっ……き、きたっ」
そして、美香が口に含んだ精液を呑み込んだ時に来る快楽と、オナニーによって生じた快感の波の一番大きい所を合わせようとした瞬間、俺は少しだけ強めに息を吹きかけた。
「ふーー」
「ふぇ?! お、お兄ちゃーーああっ、い、イクッ! あっ! また、い、イクッ!」
美香は体をビクンビクンと跳ねさせながら、数度訪れる快楽の波に完全に呑まれてしまっていた。痙攣が収まる前に大きく体を跳ねさせて、次の快楽の大きな波が迫ってきているというのに何もできず、ただ俺の下半身に強くしがみついていた。
「ふっ、ふー」
「ああっ! お、お兄ちゃんの息がつよ、い、イクッ! だめだめっ、また、また、イッちゃう、イクッ!!」
俺がいたずらのようにバレない程度に強く息を吹くと、美香はいつも以上に体を大きく跳ねさせていた。何度もイかされ続ける美香は声を上ずらせながら、俺の息でイケることを喜んでいるようでもあった。
「はっ、はっ、お、お兄ちゃんにイかされてりゅ……あ、ああ、また、きちゃっ……イクゥッ!」
美香は最後に大きく体を跳ねさせると、ぷしゅっと蜜を少しだけまき散らした。美香の秘部に顔を近づけていた俺はそれをもろに食らってしまい、顔にかかった蜜がたらりと垂れてきた。
未だに痙攣している美香がそんな俺の状態に気づくはずがなく、美香は過呼吸気味の呼吸を落ち着かせようと必死に息を整えていた。
「はっ、はぁっ、お兄ちゃんにイかされちゃった。弱い所責められて……はぁっ……何度もイかされちゃった」
美香は過呼吸気味の呼吸をそのままに、達成感と嬉しさを入り混ぜたような声色でそんな言葉を口にした。
「えへへっ、さすがに、はしたなかったかな? これじゃあ、私が変態さんみたいだね……あっ」
美香は強く抱きついた先にあった俺の陰茎の様子に気づいたのか、そっと俺の肉棒を撫でた。
「お兄ちゃんも変態さんみたいだね……ふふっ、変態兄妹だね、私たち」
美香に撫でられた俺の愚息は射精前と同じくらいにいきり立っていた。
妹の蜜の匂いにやられて、イッた妹をそれでもイかせようとして、妹に噴き出た蜜をかけられて、本気の勃起をさせている。
そんな兄は確かに変態と呼べるだろう。それを喜ぶ妹も変態である。
まさに変態兄妹。俺達にぴったりの言葉だった。
俺は妹相手に本気で性的な興奮を覚えるようになったのだ。その事実を認めさせられてしまい、俺は諦めたようにそっとため息を漏らしたのだった。